<WARNER>
2564.62963 \1800
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」
ダニエル・バレンボイム指揮 ベルリン・シュターツカペレ
バレンボイム1998年録音の5番以来のマーラー。
バレンボイムは録音に先立ち、作品の本質に迫るべくマーラー自身が指揮の
ときに使用したスコアを研究した。
「第1楽章がスタートしたとき、あなた方は幾重もの層を掘り進めて、時には
闇を覗き見て、その闇に光があたる光景を感じるでしょう」(2001年8月31日、
ザ・ガーディアン紙)
次回作は同楽団は「大地の歌」と第9番の録音を予定している。
2564.62546 \1800
ショスタコーヴィチ:
ヴァイオリン協奏曲 第1番&第2番、ロマンス(馬あぶより)
ダニエル・ホ-プ(Vn)
マキシム・ショスタコーヴィチ指揮 BBC交響楽団
恐ろしいまでの天賦の才能”(ワシントン・ポスト)
ソリストとして、また伝統ある「ボザール・トリオ」のヴァイオリニストと
して活躍するダニエル・ホープのショスタコーヴィチの協奏曲集。
1906年9月25日に生まれたショスタコーヴィチの生誕100年を祝うCD。作曲
者の人間性と音楽性をより深く極めるため息子のマキシムと緊密に練り上げ
ていった。
ロマンスの初演以来演奏者を悩ませてきた記譜上の間違い(ホープ)を訂正、
演奏されている。
2564.62354 \1800
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番&第6番
ユーリ・テミルカーノフ指揮
サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団
ショスタコーヴィチ生誕100年を祝うに相応しい最高のコンビによる最高の演
奏!テミルカーノフの師匠はキリル・コンドラシンであり、まさにロシアの
指揮者の血統を受け継いでいる。1988年に栄えあるサンクト・ペテルブルク
・フィルの音楽監督兼常任最高指揮者に就任し、エウゲニ・ムラヴィンスキ
ーの後継者となった。
このCDはワーナー・クラシックへの初録音のムソルグスキー:「死の歌と
踊り」、ラフマニノフ:「交響的舞曲」(2005年)以来の2作目となる。
2292.44923 \1350
「こどもの不思議な角笛」にまつわる歌曲集
マーラー:
「若き日の歌」より別離、夏の交代、二度と会えない、緑の森を楽しく歩い
た、いたずらっ子をしつけるために、シュトラスブルク塁壁で
トーマス・ハンプソン(バリトン)
ジェフリー・パーソンズ(ピアノ)
1800年台初期に出版されたドイツ民族詩「こどもの不思議な角笛」への作曲
はマーラーが有名だが、このCDにはその他のドイツの作曲家による「こど
もの不思議な角笛」にまつわる作品が収録されている。1989年録音。
2564.62767 10枚組 \7000(予定)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
ジャン・ベルナール・ポミエ(ピアノ)
初出は1999年エラート・レーベルで発売。ポミエは他にベートーヴェンのピ
アノ協奏曲や指揮者として交響曲を演奏している。
2564.62768 5枚組 \7250
ブラームス:
交響曲第1番-第4番、大学祝典序曲、悲劇的序曲、運命の歌、
ドイツ・レクイエム
クルト・マズア指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック、
ウェストミンスター交響合唱団、
シルヴィア・マクネアー(S)、ホーカン・ハーゲゴード(Br)
2564.62769 5枚組 \7150
メンデルスゾーン:
交響曲第1番-第5番、ピアノ協奏曲第1番&第2番、華麗なるカプリッチョ、
真夏の夜の夢
クルト・マスア指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、
シプリアン・カツァリス(P) 、他
<QUERSTAND>
VKJK 0511 \1680
ライプジャジヒ・オーケストラ ライヴ Vol.1
(LeipJAZZig-Orkester) 全24曲収録
シュテファン・ケーニヒ(指揮)
ライプジャジヒ・オーケストラ
録音:1998年9月20日ライヴ
ライプジャジヒといわれても?だろうが、LeipJAZZigと綴りを見ればなるほ
ど、ライプツィヒとジャズをかけたわけである。しかしオーケストラ?たし
かにこの団体はオーケストラである。ピアノ&キーボード、ヴァイオリン、
チェロ、トランペット、ホルン、チューバ、フルート、クラリネット、バス
・クラリネット、各種サックス、ギター、パーカッション、ドラムス、ベー
スという編成は、往年のビッグバンドを思わせつつ、しかしサウンドは全く
異なった独特のモダンさを持っている。率いるシュテファン・ケーニヒは
1963年ベルリン生まれ、クラシック畑の人である。電子音楽時代に反旗を翻
したかのような、ビッグバンドの現代ヨーロピアン的再生、刺激がある。
VKJK 0514 \1680
「パエサッジョ・ルナーレ -現代ヴァイオリンとギターの二重奏曲集」
ベーメ:二重奏曲 Op.99、
ダンジェロ:導入とアリア、
ブラインドル:5つの素描、
ヒルデブラント:接近4、
クリッヒ:ハイドン変容、
ミレティッチ:ソナティーナ
デュオ・ドナート〔アンティエ・ドナート(ヴァイオリン),ハイナー・
ドナート(ギター)〕
録音:2003年10月,2004年2月、
ヴァイオリンとギターの二重奏曲集などというと、うっかりするとバロック
曲集のように思われるところだが、ここに収められた6つの作品はいずれも現
代の作品である。バルドゥール・ベーメは1932年、ワイマール生まれのヴァ
イオリニスト。二重奏曲はパガニーニ風の音楽をモダンにしている。ヌッチョ
・ダンジェロは1955年生まれのギタリスト。導入とアリアはジプシー風の味
わい。レジナルド・スミス・ブラインドル(1917-2003)は英国の作曲家。
「5つの素描」は1958年の作品、都会的なクールな味わいが鋭い。ヨハネス・
K・ヒルデブラント1968年生まれのドイツの作曲家。「接近4:」は、ヴァイ
オリンとギターの対話といった作品。トビアス・クリッヒは1963年、ドイツ
のイエナ生まれ。「ハイドン変容」は、ハイドンの音楽を挟み込みながら自
在に変化させている。ミロスラフ・ミレティッチは、その名の通りクロアチ
ア出身のヴァイオリニスト、作曲家、1925年生まれ。東方的な薫りが特徴的
である。デュオ・ドナートの誠実な演奏が素晴らしい。
VKJK 0518 \1680
「ザクセンのオルガン 1」
フローベルガー:
トッカータ第4番 ヘ長調,トッカータ第5番,リチェルカール第4番 ト長調,
カプリッチョ ニ短調
シャイト:
ジョン・ダウランドのガリアルダによる変奏曲,讃歌「キリストよ、汝真昼
の光」
ムファット:トッカータ第2番,トッカータ第6番
パッヘルベル:5つのフーガ
バッハ:
コラール「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ」BWV.709,
同 BWV.726,コラール「来たれ、創り主にして聖霊なる神よ」BWV.667
ディートリヒ・ヴァーグラー(オルガン)
ラングヘンネルスドルフのニコライ教会、ツァハリアス・ヒルデブラント製
作のオルガンを使用
バロック時代のドイツのオルガン作品を集めている。このCDの主役は間違い
なくオルガンである。ラングヘンネルスドルフは、統一ドイツの東端ザクセ
ン州の小村である。この村のニコライ教会には、ツァハリアス・ヒルデブラ
ント(1688-1757)が製作した立派なオルガンが取り付けられている。ヒル
デブラントは、高名なオルガン製作者、ゴットフリート・ジルバーマン
(1683年-1753年)の弟子。このニコライ教会のオルガンは1722年に製作、
彼の名声を一気に高めたもので、その出来ばえには師匠のジルバーマンも驚
嘆に脅威が混じったほどだといわれている。このオルガンがいかに素晴らし
い楽器であるかは、このCDをかければ明白で、バロック時代のドイツのオル
ガン曲には理想的である。ヴァーグラーの正攻法の音楽、優れた録音と、オ
ルガン音楽の醍醐味を満喫できる。
VKJK 0521 \1680
ブラス・アンサンブル版 R.シュトラウスのティル!007!
「ティル・オイレンシュピーゲルともっとたくさんのいたずら」
(Till Eulenspiegel und noch mehr Streiche)
R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲル愉快ないたずら
バッハ:
「わたし達は多くの苦難を経て」 BWV146-どれ程わたしは喜ぶだろう,
「イエスよ、汝わが魂を」BWV.78からアリアと二重唱
サンマルティーニ:ソナタ 変イ長調-アダージョ
ジェームズ・ボンド組曲、ノスタルジー組曲、ほか
クイントニック
録音:2005年7月7-14日
クイントニックは、ドイツのウェストファリア地方で活動する金管楽器奏者
たちが結成したブラス・アンサンブル。米国や英国のアンサンブルとは異な
り、ドイツ的な質実剛健さで、金管アンサンブルならでは華やさに加え、余
韻の残る味わいにも秀でている。バッハから、シュトラウスの「ティル・オ
イレンシュピーゲルの愉快ないたずら」、さらに007の音楽まで、実に楽しい。
VKJK 0530 \1680
3本のトランペットと打楽器・オルガンの響き
「テ・デウム・ラウダムス」
シャルパンティエ:テ・デウム-前奏曲
バッハ:カンタータ「われら汝に感謝す、神よ、われら感謝す」前奏曲,
トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565,クリスマス・オラトリオ
BWV.248-ああ、我が心から愛するイエス様
テレマン:協奏曲 ニ長調
メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ ハ短調 Op.65/2
アルビノーニ:アダージョ
ヘンデル:王宮の花火の音楽
アンサンブル・トップ・ライプツィヒ
2005年7、8月
3つのトランペットに、オルガンと打楽器が加わって、バロック音楽を演奏す
るという、ユニークな内容である。バロックのスタイルにこだわっているわけ
でもなく、金管アンサンブルでもないが、華やかさと爽快さには不足がない。
<GENUIN>
GEN001001 \1980
ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタOp.11-4、
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第2番
清水直子(Va)、
エツギュル・アイディン(P)
録音:2000年10月 24bit recording
ベルリン・フィルの首席ヴィオリスト清水直子の幻のデビュー盤。1997年
ミュンヘン国際音楽コンクール・ヴィオラ部門にて第1位を受賞、その他に
も数々のコンクール受賞暦を誇ります。桐朋学園卒業後、94年よりドイツ・
デトモルト音楽大学で今井信子氏に師事。 その後タングルウッドやマール
ボロの音楽祭に参加したり日本国内外のオーケストラと共演し高い評価を得
たりしています。2001年よりベルリン・フィルの首席ヴィオリスト。既に発
売になっているアルバム(GEN04042)も好評ですが、こちらは名曲として名
高いアルペジョーネ・ソナタやブラームスも収録。名演の期待大です。こち
らも夫君であるトルコのピアニスト、アイディンが共演です。
★さる1月29日テレビで放映されました「情熱大陸」(MBS毎日放送/TBS系列)
でベルリン・フィルの首席ヴィオラ奏者 清水直子さんが紹介されました。
清水さんのCDは弊社取扱いのGENUINレーベル(ドイツ)から「ヴィオラとピ
アノのための作品集」しか出ておりませんでしたが、実は販売終了していた
本当のデビュー盤がGENUINレーベルに存在していたのです。今回GENUINレー
ベルがアーティストから了承を得て再発売されることになりました。
<MEMORIES>
MR2004/5 2枚組 \3380
ブラームス:交響曲第4番
フルトヴェングラー指揮
ベルリンフィル
1948年10月22日スタジオ録音?
ブラームス:交響曲第1番より第4楽章
ベルリンフィル1945年1月23日ライヴ
ブラームス:ドイツ・レクイエム
ルツェルン祝祭管、同合唱団、シュヴァルツコップ、ホッター
1947年8月20日ライヴ
フルトヴェングラーとブラームス。この切っても切れない関係の中から稀少
な演奏が復活です。1948年のブラ4は当演奏の二日後のティタニア・パラス
ト・ライヴが名高く(恐らく定期演奏会)、こちらのダーレムにおける放送
録音(客なし?)はなぜか一般的でありません。演奏はすこぶる付きの快演
で、即興的と言われながらもしたたかな計算が感じられるお得意の漸化式ア
ッチェレランドが巧みです。ブラ1終楽章は、巨匠の最も古いブラ1。地鳴
りの様なティンパニが炸裂。抜粋なのがまことに残念です。空襲飛び交うベ
ルリン、ドイツにおける戦中最後のコンサートで、この4日後にウィーンフィ
ルとブラ2を演奏、直後にスイスへ脱出しました。非常時にこれだけの演奏を
成し遂げ、また聴衆も存在したというドキュメントです。これらの音質は年
代的にみても良好の部類です。ドイツ・レクイエムは、ルツェルン音楽祭ラ
イヴ。フルトヴェングラーの同曲は全てが劣悪音質ですが、こちらはその中
でも最悪と言って過言ではありません。しかし心の奥底に染み入るような切
実、深刻な超名演で、非ナチ化承認を得てベルリンフィルに復帰して三ヵ月
後のライヴです。今回初めて一枚に収まったCDとなります。
2564.62963 \1800
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」
ダニエル・バレンボイム指揮 ベルリン・シュターツカペレ
バレンボイム1998年録音の5番以来のマーラー。
バレンボイムは録音に先立ち、作品の本質に迫るべくマーラー自身が指揮の
ときに使用したスコアを研究した。
「第1楽章がスタートしたとき、あなた方は幾重もの層を掘り進めて、時には
闇を覗き見て、その闇に光があたる光景を感じるでしょう」(2001年8月31日、
ザ・ガーディアン紙)
次回作は同楽団は「大地の歌」と第9番の録音を予定している。
2564.62546 \1800
ショスタコーヴィチ:
ヴァイオリン協奏曲 第1番&第2番、ロマンス(馬あぶより)
ダニエル・ホ-プ(Vn)
マキシム・ショスタコーヴィチ指揮 BBC交響楽団
恐ろしいまでの天賦の才能”(ワシントン・ポスト)
ソリストとして、また伝統ある「ボザール・トリオ」のヴァイオリニストと
して活躍するダニエル・ホープのショスタコーヴィチの協奏曲集。
1906年9月25日に生まれたショスタコーヴィチの生誕100年を祝うCD。作曲
者の人間性と音楽性をより深く極めるため息子のマキシムと緊密に練り上げ
ていった。
ロマンスの初演以来演奏者を悩ませてきた記譜上の間違い(ホープ)を訂正、
演奏されている。
2564.62354 \1800
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番&第6番
ユーリ・テミルカーノフ指揮
サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団
ショスタコーヴィチ生誕100年を祝うに相応しい最高のコンビによる最高の演
奏!テミルカーノフの師匠はキリル・コンドラシンであり、まさにロシアの
指揮者の血統を受け継いでいる。1988年に栄えあるサンクト・ペテルブルク
・フィルの音楽監督兼常任最高指揮者に就任し、エウゲニ・ムラヴィンスキ
ーの後継者となった。
このCDはワーナー・クラシックへの初録音のムソルグスキー:「死の歌と
踊り」、ラフマニノフ:「交響的舞曲」(2005年)以来の2作目となる。
2292.44923 \1350
「こどもの不思議な角笛」にまつわる歌曲集
マーラー:
「若き日の歌」より別離、夏の交代、二度と会えない、緑の森を楽しく歩い
た、いたずらっ子をしつけるために、シュトラスブルク塁壁で
トーマス・ハンプソン(バリトン)
ジェフリー・パーソンズ(ピアノ)
1800年台初期に出版されたドイツ民族詩「こどもの不思議な角笛」への作曲
はマーラーが有名だが、このCDにはその他のドイツの作曲家による「こど
もの不思議な角笛」にまつわる作品が収録されている。1989年録音。
2564.62767 10枚組 \7000(予定)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
ジャン・ベルナール・ポミエ(ピアノ)
初出は1999年エラート・レーベルで発売。ポミエは他にベートーヴェンのピ
アノ協奏曲や指揮者として交響曲を演奏している。
2564.62768 5枚組 \7250
ブラームス:
交響曲第1番-第4番、大学祝典序曲、悲劇的序曲、運命の歌、
ドイツ・レクイエム
クルト・マズア指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック、
ウェストミンスター交響合唱団、
シルヴィア・マクネアー(S)、ホーカン・ハーゲゴード(Br)
2564.62769 5枚組 \7150
メンデルスゾーン:
交響曲第1番-第5番、ピアノ協奏曲第1番&第2番、華麗なるカプリッチョ、
真夏の夜の夢
クルト・マスア指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、
シプリアン・カツァリス(P) 、他
<QUERSTAND>
VKJK 0511 \1680
ライプジャジヒ・オーケストラ ライヴ Vol.1
(LeipJAZZig-Orkester) 全24曲収録
シュテファン・ケーニヒ(指揮)
ライプジャジヒ・オーケストラ
録音:1998年9月20日ライヴ
ライプジャジヒといわれても?だろうが、LeipJAZZigと綴りを見ればなるほ
ど、ライプツィヒとジャズをかけたわけである。しかしオーケストラ?たし
かにこの団体はオーケストラである。ピアノ&キーボード、ヴァイオリン、
チェロ、トランペット、ホルン、チューバ、フルート、クラリネット、バス
・クラリネット、各種サックス、ギター、パーカッション、ドラムス、ベー
スという編成は、往年のビッグバンドを思わせつつ、しかしサウンドは全く
異なった独特のモダンさを持っている。率いるシュテファン・ケーニヒは
1963年ベルリン生まれ、クラシック畑の人である。電子音楽時代に反旗を翻
したかのような、ビッグバンドの現代ヨーロピアン的再生、刺激がある。
VKJK 0514 \1680
「パエサッジョ・ルナーレ -現代ヴァイオリンとギターの二重奏曲集」
ベーメ:二重奏曲 Op.99、
ダンジェロ:導入とアリア、
ブラインドル:5つの素描、
ヒルデブラント:接近4、
クリッヒ:ハイドン変容、
ミレティッチ:ソナティーナ
デュオ・ドナート〔アンティエ・ドナート(ヴァイオリン),ハイナー・
ドナート(ギター)〕
録音:2003年10月,2004年2月、
ヴァイオリンとギターの二重奏曲集などというと、うっかりするとバロック
曲集のように思われるところだが、ここに収められた6つの作品はいずれも現
代の作品である。バルドゥール・ベーメは1932年、ワイマール生まれのヴァ
イオリニスト。二重奏曲はパガニーニ風の音楽をモダンにしている。ヌッチョ
・ダンジェロは1955年生まれのギタリスト。導入とアリアはジプシー風の味
わい。レジナルド・スミス・ブラインドル(1917-2003)は英国の作曲家。
「5つの素描」は1958年の作品、都会的なクールな味わいが鋭い。ヨハネス・
K・ヒルデブラント1968年生まれのドイツの作曲家。「接近4:」は、ヴァイ
オリンとギターの対話といった作品。トビアス・クリッヒは1963年、ドイツ
のイエナ生まれ。「ハイドン変容」は、ハイドンの音楽を挟み込みながら自
在に変化させている。ミロスラフ・ミレティッチは、その名の通りクロアチ
ア出身のヴァイオリニスト、作曲家、1925年生まれ。東方的な薫りが特徴的
である。デュオ・ドナートの誠実な演奏が素晴らしい。
VKJK 0518 \1680
「ザクセンのオルガン 1」
フローベルガー:
トッカータ第4番 ヘ長調,トッカータ第5番,リチェルカール第4番 ト長調,
カプリッチョ ニ短調
シャイト:
ジョン・ダウランドのガリアルダによる変奏曲,讃歌「キリストよ、汝真昼
の光」
ムファット:トッカータ第2番,トッカータ第6番
パッヘルベル:5つのフーガ
バッハ:
コラール「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ」BWV.709,
同 BWV.726,コラール「来たれ、創り主にして聖霊なる神よ」BWV.667
ディートリヒ・ヴァーグラー(オルガン)
ラングヘンネルスドルフのニコライ教会、ツァハリアス・ヒルデブラント製
作のオルガンを使用
バロック時代のドイツのオルガン作品を集めている。このCDの主役は間違い
なくオルガンである。ラングヘンネルスドルフは、統一ドイツの東端ザクセ
ン州の小村である。この村のニコライ教会には、ツァハリアス・ヒルデブラ
ント(1688-1757)が製作した立派なオルガンが取り付けられている。ヒル
デブラントは、高名なオルガン製作者、ゴットフリート・ジルバーマン
(1683年-1753年)の弟子。このニコライ教会のオルガンは1722年に製作、
彼の名声を一気に高めたもので、その出来ばえには師匠のジルバーマンも驚
嘆に脅威が混じったほどだといわれている。このオルガンがいかに素晴らし
い楽器であるかは、このCDをかければ明白で、バロック時代のドイツのオル
ガン曲には理想的である。ヴァーグラーの正攻法の音楽、優れた録音と、オ
ルガン音楽の醍醐味を満喫できる。
VKJK 0521 \1680
ブラス・アンサンブル版 R.シュトラウスのティル!007!
「ティル・オイレンシュピーゲルともっとたくさんのいたずら」
(Till Eulenspiegel und noch mehr Streiche)
R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲル愉快ないたずら
バッハ:
「わたし達は多くの苦難を経て」 BWV146-どれ程わたしは喜ぶだろう,
「イエスよ、汝わが魂を」BWV.78からアリアと二重唱
サンマルティーニ:ソナタ 変イ長調-アダージョ
ジェームズ・ボンド組曲、ノスタルジー組曲、ほか
クイントニック
録音:2005年7月7-14日
クイントニックは、ドイツのウェストファリア地方で活動する金管楽器奏者
たちが結成したブラス・アンサンブル。米国や英国のアンサンブルとは異な
り、ドイツ的な質実剛健さで、金管アンサンブルならでは華やさに加え、余
韻の残る味わいにも秀でている。バッハから、シュトラウスの「ティル・オ
イレンシュピーゲルの愉快ないたずら」、さらに007の音楽まで、実に楽しい。
VKJK 0530 \1680
3本のトランペットと打楽器・オルガンの響き
「テ・デウム・ラウダムス」
シャルパンティエ:テ・デウム-前奏曲
バッハ:カンタータ「われら汝に感謝す、神よ、われら感謝す」前奏曲,
トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565,クリスマス・オラトリオ
BWV.248-ああ、我が心から愛するイエス様
テレマン:協奏曲 ニ長調
メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ ハ短調 Op.65/2
アルビノーニ:アダージョ
ヘンデル:王宮の花火の音楽
アンサンブル・トップ・ライプツィヒ
2005年7、8月
3つのトランペットに、オルガンと打楽器が加わって、バロック音楽を演奏す
るという、ユニークな内容である。バロックのスタイルにこだわっているわけ
でもなく、金管アンサンブルでもないが、華やかさと爽快さには不足がない。
<GENUIN>
GEN001001 \1980
ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタOp.11-4、
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第2番
清水直子(Va)、
エツギュル・アイディン(P)
録音:2000年10月 24bit recording
ベルリン・フィルの首席ヴィオリスト清水直子の幻のデビュー盤。1997年
ミュンヘン国際音楽コンクール・ヴィオラ部門にて第1位を受賞、その他に
も数々のコンクール受賞暦を誇ります。桐朋学園卒業後、94年よりドイツ・
デトモルト音楽大学で今井信子氏に師事。 その後タングルウッドやマール
ボロの音楽祭に参加したり日本国内外のオーケストラと共演し高い評価を得
たりしています。2001年よりベルリン・フィルの首席ヴィオリスト。既に発
売になっているアルバム(GEN04042)も好評ですが、こちらは名曲として名
高いアルペジョーネ・ソナタやブラームスも収録。名演の期待大です。こち
らも夫君であるトルコのピアニスト、アイディンが共演です。
★さる1月29日テレビで放映されました「情熱大陸」(MBS毎日放送/TBS系列)
でベルリン・フィルの首席ヴィオラ奏者 清水直子さんが紹介されました。
清水さんのCDは弊社取扱いのGENUINレーベル(ドイツ)から「ヴィオラとピ
アノのための作品集」しか出ておりませんでしたが、実は販売終了していた
本当のデビュー盤がGENUINレーベルに存在していたのです。今回GENUINレー
ベルがアーティストから了承を得て再発売されることになりました。
<MEMORIES>
MR2004/5 2枚組 \3380
ブラームス:交響曲第4番
フルトヴェングラー指揮
ベルリンフィル
1948年10月22日スタジオ録音?
ブラームス:交響曲第1番より第4楽章
ベルリンフィル1945年1月23日ライヴ
ブラームス:ドイツ・レクイエム
ルツェルン祝祭管、同合唱団、シュヴァルツコップ、ホッター
1947年8月20日ライヴ
フルトヴェングラーとブラームス。この切っても切れない関係の中から稀少
な演奏が復活です。1948年のブラ4は当演奏の二日後のティタニア・パラス
ト・ライヴが名高く(恐らく定期演奏会)、こちらのダーレムにおける放送
録音(客なし?)はなぜか一般的でありません。演奏はすこぶる付きの快演
で、即興的と言われながらもしたたかな計算が感じられるお得意の漸化式ア
ッチェレランドが巧みです。ブラ1終楽章は、巨匠の最も古いブラ1。地鳴
りの様なティンパニが炸裂。抜粋なのがまことに残念です。空襲飛び交うベ
ルリン、ドイツにおける戦中最後のコンサートで、この4日後にウィーンフィ
ルとブラ2を演奏、直後にスイスへ脱出しました。非常時にこれだけの演奏を
成し遂げ、また聴衆も存在したというドキュメントです。これらの音質は年
代的にみても良好の部類です。ドイツ・レクイエムは、ルツェルン音楽祭ラ
イヴ。フルトヴェングラーの同曲は全てが劣悪音質ですが、こちらはその中
でも最悪と言って過言ではありません。しかし心の奥底に染み入るような切
実、深刻な超名演で、非ナチ化承認を得てベルリンフィルに復帰して三ヵ月
後のライヴです。今回初めて一枚に収まったCDとなります。