<NAXOS>
NYCC-27267 ¥1260
classiCOOL クラシック*クール
1. 巡礼の年第3年-エステ荘の噴水(リスト)
2.バレエ音楽「くるみ割り人形」 - こんぺいとうの踊り(チャイコフスキー)
3.水の戯れ(ラヴェル)
4.映像 第2集 - 金色の魚(ドビュッシー)
5.歌劇「カルメン」 - 第3幕の前奏曲(ビゼー)
6.ハイドンの名によるメヌエット(ラヴェル)
7.動物の謝肉祭 - 白鳥(サン=サーンス)
8.ジュリア・フロリダ(バリオス)
9.フルート協奏曲 ニ長調 「ごしきひわ」 - 第2楽章(ヴィヴァルディ)
10.クープランの墓 - メヌエット(ラヴェル)
11.チャイナ・ゲート(J. アダムズ)
12.イアイアの夢(I. サビオ)
13.バレエ音楽「四季」より「冬」 - 氷(グラズノフ)
14.雨だれの前奏曲(ゴーベールによるフルート編)(ショパン)
15.即興曲 Op.86(フォーレ)
16.グラン・ワルツ(タルレガ)
17.月の光による幻想曲(モンポウ)
18.ソナチネ - 第2楽章(ラヴェル)
クラシック、冷えてます。
この夏を涼しくしたいすべての人に!
朝の心地よい目覚めに/通勤電車を爽やかに乗り切るために/
仕事中のストレス解消に/緊張する打ち合わせの後のほっと一息に/
化粧を落としたリラックスタイムに/美味しい食事と一緒に/
寝苦しい熱帯夜に/花火を眺めながら/扇風機といっしょに
灼熱のビーチでの日光浴のおともに/
部屋をガンガンに冷やして「涼し-い!」なんてはしゃいでいたのは、もう昔
のこと。時代は変わる。人も変わる。通勤時間も、仕事中も、オフタイムも、
本当はもっとスマートに過ごしたい。氷のようにひんやりと美しいクラシック
の音色が、これからの時代のライフスタイルに、新しい涼をはこんでくれる。
ひんやりクラシックで、ライフスタイルのお悩みを解消!
「クールケア・ガイド」つき
(小田島久恵:監修・エッセイ)
音楽ライター・小田島久恵氏による、水と涼をテーマとしたスピリチュアル
・エッセイや、「朝、すっきりと目覚めたい」「通勤時間を快適に過ごした
い」など、夏の5つの生活シーンの悩みを音楽で解決する、コスメのガイド
ブックのような解説を収録しています。
NYCC-27266 ¥2100
日本の歌
01. 浜辺の歌(成田為三)
02. 椰子の実(大中寅二)
03. 初恋(越谷達之助)
04. 早春賦(中田 章)
05. 芭蕉布(普久原恒男)
06. 荒城の月(滝 廉太郎)
07. 宵待草(多 忠亮)
08. 故郷(岡野貞一)
09. 浜千鳥(弘田龍太郎)
10. ペチカ(山田耕筰)
11. 叱られて(弘田龍太郎)
12. 中国地方の子守歌(山田耕筰)
13. かなりや(成田為三)
14. さくら貝の歌(八洲秀章)
15. からたちの花(山田耕筰)
16. 赤とんぼ(山田耕筰)
ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン)
グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ)
小野崎孝輔(編曲)
録音日:2003年4月
録音場所:ウィーン・ショッテン修道院礼拝堂
日本の心を歌い上げた名盤、24bitリマスタリング、HQCDで再リリース!
2003年10月、ウィーンで録音されたこのアルバムは、同年10月にGakken/Plat
zからリリースされ、高い評価を得ました。ウィーン・フィルハーモニーの
第一コンサートマスターであるライナー・キュッヒル、録音当時、同楽団の
ソロ・ハープ奏者だったグザヴィエ・ドゥ・メストレのデュオが描き出す日
本の原風景は、私たちの心に深く沁み入ります。再リリースにあたり、音の
名匠、藤田厚生氏がリマスタリングを担当、さらに高音質では定評のある
HQCDの採用により、ショッテン修道院礼拝堂の豊かな残響が鮮明に再現され
ます。
<NORTHERN FLOWERS>
NF/PMA9988 ¥1980
「戦時の音楽1941-1945 Vol.12」
オレスト・イェヴラホフ(1912-1973):
(1)交響曲第1番Op.14(1944-1946)
(2)《夜警》-劇的バラードOp.12(1942-1944)
(3)交響楽のための協奏組曲Op.8(1941-1942)
アレクサンドル・ティトフ指揮
サンクト・ペテルブルグ交響楽団、
(2)オレシア・ペトロワ(M.Sop)
録音:2009年
オレスト・アレクサンドロヴィチ・イェヴラホフ(1912-1973)はワルシャワ出
身でレニングラード音楽院でリャザノフに師事した。この時の同級生にはス
ヴィリドフがいた。ショスタコーヴィチには師事こそしなかったが親しく付き
合い、その親交はイェブラコフの音楽に大きく影響を与えている。聴き応え充
分の交響曲第1番、メゾ・ソプラノ独唱のための《夜警》の悠然とした威厳、
プロコフィエフを思わせるユーモラスな交響楽のための演奏会用組曲と聴き所
満載。
NF/PMA9989 ¥1980
「戦時の音楽1941-1945 Vol.13」
レインゴリト・グリエール(1875-1956):
(1)チェロ協奏曲ニ短調Op.87(1945-1946)
(2)コロラトゥーラ・ソプラノと管弦楽のための協奏曲へ短調Op.82(1943)
アレクサンドル・ティトフ指揮
サンクト・ペテルブルグ交響楽団、
(1)ディミトリ・フリチョフ(Vc)、
(2)オルガ・トリフォノワ(S)
録音:2009年
スクリャービンとラフマニノフと同世代でありながら、19世紀型のロマンティ
シズムを貫いたグリエールの大作チェロ協奏曲と、もうひとつ変り種のコロ
ラトゥーラ協奏曲(要はコロラトゥーラの為のアリアとカデンツァなのですが)
の組み合わせ。チェロ協奏曲はロシア民謡に基づく悠々としたチェロの旋律の
うねり、華麗な管弦楽に思わずうっとりさせられてしまいます。
NF/PMA9990-92 3枚組 ¥5940
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):弦楽四重奏曲全集
CD1(66:18)
(1)弦楽四重奏曲第1番Op.8(1957)
(2)弦楽四重奏曲第2番Op.13(1959)
(3)弦楽四重奏曲第6番Op.148(2008)
CD2(58:10)
(4)弦楽四重奏曲第3番Op.47(1970)
(5)弦楽四重奏曲第5番OP.90(1984)
CD3(40:20)
(6)弦楽四重奏曲第4番Op.77(1980)
(1)(4)タネーエフ四重奏団、
(2)(3)(5)イリヤ・イオフ(Vn)、エレナ・ラスコワ(Vn)、
リディア・コヴァレンコ(Va)、アレクセイ・マサルスキ(Vc)、
(6)トヴェリ・フィルハーモニー弦楽四重奏団
録音:(1)(4)1976年、(2)(3)(5)2010年、(6)1982年
昨年亡くなったボリス・イヴァノーヴィチ・ティシチェンコはレニングラード
音楽院でショスタコーヴィチとウストヴォルスカヤに学び重厚な作品を数多く
生み出した。当Northern Flowersではティシチェンコの作品を交響曲、協奏曲、
管弦楽曲、器楽曲と次々にリリースしてきたが、今回は最晩年の第6番を含む
弦楽四重奏曲全集。やはり作曲家にとって弦楽四重奏曲は作曲のアイデアを
試す実験室であると同時に最後に到達すべきパルナッソスなのであろう。国
民学派を思わせる民謡的な要素から後期ロマン派、無調までを縦横無尽と言
おうか、自由自在に折衷する手法はシュニトケのポリスタイリズムを先取り
しているとも言える。ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲が好きな人にお勧め。
NF/PMA9987 ¥1980
ミカロユス・チュルリョーニス(1875-1911):
弦楽四重奏のための作品全集
弦楽四重奏曲ハ短調(1902)
主題と変奏ロ短調(1896)
2つのカノン(1902)/2つのフーガ(1902)
ヴィリニュス弦楽四重奏団
録音:2008年ヴィリニュス
ミカロユス・チュルリョーニス(1875-1911)はリトアニアの国民的英雄と目さ
れる画家・作曲家で、特に絵画では他に類を見ないほど独創的な作品を数多く
残しカンディンスキーにも影響を与えている。作曲ではリトアニア民謡に材を
採りながら、ほの暗く幻想的な作品を残している。これまで主にピアノ作品が
よく知られていたが、ここに数少ない弦楽四重奏曲がリリースされた。どの作
品も祈りのような憂いを帯びた旋律にあふれている。
NF/PMA9993 ¥1980
ミハイルクズミン(1872-1936):歌曲集(世界初録音)
アレクサンドリアの歌II(1905)/
アレクサンドリアの歌I(1905)/
神聖な詩(1901-1903)
ミラ・シュキルティル(MS)、ユーリ・セロフ(Pf)
録音:2010-2011年
ミハイル・アレクセーヴィチ・クズミンは20世紀のロシア文化を代表する詩
人でロシア・ソビエト文学に多大な足跡を残したと言われるが作曲にも並々
ならぬ意欲を燃やし、多くの交響楽、室内楽、歌曲を作曲した。ここに収め
られた歌曲は自ら手がけた詩に作曲したもので19世紀ロマン派の様式による
美しい旋律が印象的。
<RCD>
RCD16362 ¥1850
「ロシアン・ピアノ・スクール・シリーズ」
-アブラム・ディヤコフ
(1)ルイ=クロード・ダカン:かっこう
(2)フリッツ・クライスラー:貴婦人
(3)ジャン=アントワーヌ・デプラーヌ:イントラーダ
(4)ショパン:マズルカOp.33-No.2
(5)ショパン:マズルカOp.68-No.4
(6)チャイコフスキー:無言歌Op.2-No.3
(7)モシュコフスキー:ギターレOp.45-No.2
(8)スクリャービン:夜想曲嬰へ短調Op.5-No.1
(9)リムスキー=コルサコフ:熊ん蜂の飛行
(10)ゲディケ:クラリネットとピアノのための練習曲
(11)ゲディケ:トランペットとピアノのための協奏的練習曲
(12)シューベルト:ピアノ五重奏曲《鱒》
(1)-(12)アブラム・ディヤコフ(Pf)、
(3)(4)ミハイル・フィヒテンホルツ(Vn)、
(2)エリザヴェータ・ギレリス(Vn)、
(1)(5)-(8)ダヴィッド・オイストラフ(Vn)、
(9)(10)アレクサンドル・ヴォロディン(Cl)、
(11)セルゲイ・イェレミン(Trp)、
(12)-(16)アヴェト・ガブリエリアン(Vn)、
(12)-(16)ミハイル・テリアン(Va)、
(12)-(16)セルゲイ・アスマラジアン(Vc)、
(12)-(16)ヨシフ・ゲルトヴィチ(Cb)
録音:1930年代(モノラル)
厳密には再プレスですが、弊社では初の案内になるタイトルです。
アブラム・ディヤコフ(1904-41)はウクライナ出身。第2次大戦では、志願兵
となり若くして戦死してしまいました。モスクワ音楽院に学び、1932年には
ポーランドの国際ショパン・ピアノ・コンクールに出場しHonorary Diploma
(名誉称号)を授与されています。オイストラフを始めとして多くの著名な演
奏家と共演。マリア・ユーディナ、ナタン・ミルシテインには特に愛され絶
賛されました。この1枚は1930年代の貴重な録音を集めたもので、ソリストと
の共演、室内楽を集めたアルバムです。
<MEGADISC>
MDC7794 ¥2250
「ムジカ・ファルサ」
-リーティス・マジュリス(b.1961):フルート作品集
プジャ(2004)/ムジカ・ファルサ(2006)
エクス・ウナ・ヴォーチェ・トレス(2002)/シスマ(2007)/見晴台(2010)
静けさ(1992)
マニュエル・ズリア(Fl)
録音:2010年
リトアニアの新世代のマイクロ・トーナルの作曲家リーティス・マジュリス
(b.1961)のこれが4枚目となる最新作品集でフルートのための独奏曲ばかりが
収められている。どれもエレクトロニクスによる加工が施されており、ある
時は多重録音、またある時はディレイ、と変幻自在の音色、テクスチュアの
変化が楽しめる。マジュリスは反復を基調とした作曲作法を取っているが、
いわゆるミニマルとは一線を画した独自のスタイルを確立した作曲家である。
フルート奏者のマニュエル・ズリアはケージ、フェラーリ、シャリーノ、ペ
ルトら現代音楽のスペシャリストで細川俊夫の作品を得意とし来日したこと
もある。自らも作曲家としてアルバムを数種出している。
NYCC-27267 ¥1260
classiCOOL クラシック*クール
1. 巡礼の年第3年-エステ荘の噴水(リスト)
2.バレエ音楽「くるみ割り人形」 - こんぺいとうの踊り(チャイコフスキー)
3.水の戯れ(ラヴェル)
4.映像 第2集 - 金色の魚(ドビュッシー)
5.歌劇「カルメン」 - 第3幕の前奏曲(ビゼー)
6.ハイドンの名によるメヌエット(ラヴェル)
7.動物の謝肉祭 - 白鳥(サン=サーンス)
8.ジュリア・フロリダ(バリオス)
9.フルート協奏曲 ニ長調 「ごしきひわ」 - 第2楽章(ヴィヴァルディ)
10.クープランの墓 - メヌエット(ラヴェル)
11.チャイナ・ゲート(J. アダムズ)
12.イアイアの夢(I. サビオ)
13.バレエ音楽「四季」より「冬」 - 氷(グラズノフ)
14.雨だれの前奏曲(ゴーベールによるフルート編)(ショパン)
15.即興曲 Op.86(フォーレ)
16.グラン・ワルツ(タルレガ)
17.月の光による幻想曲(モンポウ)
18.ソナチネ - 第2楽章(ラヴェル)
クラシック、冷えてます。
この夏を涼しくしたいすべての人に!
朝の心地よい目覚めに/通勤電車を爽やかに乗り切るために/
仕事中のストレス解消に/緊張する打ち合わせの後のほっと一息に/
化粧を落としたリラックスタイムに/美味しい食事と一緒に/
寝苦しい熱帯夜に/花火を眺めながら/扇風機といっしょに
灼熱のビーチでの日光浴のおともに/
部屋をガンガンに冷やして「涼し-い!」なんてはしゃいでいたのは、もう昔
のこと。時代は変わる。人も変わる。通勤時間も、仕事中も、オフタイムも、
本当はもっとスマートに過ごしたい。氷のようにひんやりと美しいクラシック
の音色が、これからの時代のライフスタイルに、新しい涼をはこんでくれる。
ひんやりクラシックで、ライフスタイルのお悩みを解消!
「クールケア・ガイド」つき
(小田島久恵:監修・エッセイ)
音楽ライター・小田島久恵氏による、水と涼をテーマとしたスピリチュアル
・エッセイや、「朝、すっきりと目覚めたい」「通勤時間を快適に過ごした
い」など、夏の5つの生活シーンの悩みを音楽で解決する、コスメのガイド
ブックのような解説を収録しています。
NYCC-27266 ¥2100
日本の歌
01. 浜辺の歌(成田為三)
02. 椰子の実(大中寅二)
03. 初恋(越谷達之助)
04. 早春賦(中田 章)
05. 芭蕉布(普久原恒男)
06. 荒城の月(滝 廉太郎)
07. 宵待草(多 忠亮)
08. 故郷(岡野貞一)
09. 浜千鳥(弘田龍太郎)
10. ペチカ(山田耕筰)
11. 叱られて(弘田龍太郎)
12. 中国地方の子守歌(山田耕筰)
13. かなりや(成田為三)
14. さくら貝の歌(八洲秀章)
15. からたちの花(山田耕筰)
16. 赤とんぼ(山田耕筰)
ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン)
グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ)
小野崎孝輔(編曲)
録音日:2003年4月
録音場所:ウィーン・ショッテン修道院礼拝堂
日本の心を歌い上げた名盤、24bitリマスタリング、HQCDで再リリース!
2003年10月、ウィーンで録音されたこのアルバムは、同年10月にGakken/Plat
zからリリースされ、高い評価を得ました。ウィーン・フィルハーモニーの
第一コンサートマスターであるライナー・キュッヒル、録音当時、同楽団の
ソロ・ハープ奏者だったグザヴィエ・ドゥ・メストレのデュオが描き出す日
本の原風景は、私たちの心に深く沁み入ります。再リリースにあたり、音の
名匠、藤田厚生氏がリマスタリングを担当、さらに高音質では定評のある
HQCDの採用により、ショッテン修道院礼拝堂の豊かな残響が鮮明に再現され
ます。
<NORTHERN FLOWERS>
NF/PMA9988 ¥1980
「戦時の音楽1941-1945 Vol.12」
オレスト・イェヴラホフ(1912-1973):
(1)交響曲第1番Op.14(1944-1946)
(2)《夜警》-劇的バラードOp.12(1942-1944)
(3)交響楽のための協奏組曲Op.8(1941-1942)
アレクサンドル・ティトフ指揮
サンクト・ペテルブルグ交響楽団、
(2)オレシア・ペトロワ(M.Sop)
録音:2009年
オレスト・アレクサンドロヴィチ・イェヴラホフ(1912-1973)はワルシャワ出
身でレニングラード音楽院でリャザノフに師事した。この時の同級生にはス
ヴィリドフがいた。ショスタコーヴィチには師事こそしなかったが親しく付き
合い、その親交はイェブラコフの音楽に大きく影響を与えている。聴き応え充
分の交響曲第1番、メゾ・ソプラノ独唱のための《夜警》の悠然とした威厳、
プロコフィエフを思わせるユーモラスな交響楽のための演奏会用組曲と聴き所
満載。
NF/PMA9989 ¥1980
「戦時の音楽1941-1945 Vol.13」
レインゴリト・グリエール(1875-1956):
(1)チェロ協奏曲ニ短調Op.87(1945-1946)
(2)コロラトゥーラ・ソプラノと管弦楽のための協奏曲へ短調Op.82(1943)
アレクサンドル・ティトフ指揮
サンクト・ペテルブルグ交響楽団、
(1)ディミトリ・フリチョフ(Vc)、
(2)オルガ・トリフォノワ(S)
録音:2009年
スクリャービンとラフマニノフと同世代でありながら、19世紀型のロマンティ
シズムを貫いたグリエールの大作チェロ協奏曲と、もうひとつ変り種のコロ
ラトゥーラ協奏曲(要はコロラトゥーラの為のアリアとカデンツァなのですが)
の組み合わせ。チェロ協奏曲はロシア民謡に基づく悠々としたチェロの旋律の
うねり、華麗な管弦楽に思わずうっとりさせられてしまいます。
NF/PMA9990-92 3枚組 ¥5940
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):弦楽四重奏曲全集
CD1(66:18)
(1)弦楽四重奏曲第1番Op.8(1957)
(2)弦楽四重奏曲第2番Op.13(1959)
(3)弦楽四重奏曲第6番Op.148(2008)
CD2(58:10)
(4)弦楽四重奏曲第3番Op.47(1970)
(5)弦楽四重奏曲第5番OP.90(1984)
CD3(40:20)
(6)弦楽四重奏曲第4番Op.77(1980)
(1)(4)タネーエフ四重奏団、
(2)(3)(5)イリヤ・イオフ(Vn)、エレナ・ラスコワ(Vn)、
リディア・コヴァレンコ(Va)、アレクセイ・マサルスキ(Vc)、
(6)トヴェリ・フィルハーモニー弦楽四重奏団
録音:(1)(4)1976年、(2)(3)(5)2010年、(6)1982年
昨年亡くなったボリス・イヴァノーヴィチ・ティシチェンコはレニングラード
音楽院でショスタコーヴィチとウストヴォルスカヤに学び重厚な作品を数多く
生み出した。当Northern Flowersではティシチェンコの作品を交響曲、協奏曲、
管弦楽曲、器楽曲と次々にリリースしてきたが、今回は最晩年の第6番を含む
弦楽四重奏曲全集。やはり作曲家にとって弦楽四重奏曲は作曲のアイデアを
試す実験室であると同時に最後に到達すべきパルナッソスなのであろう。国
民学派を思わせる民謡的な要素から後期ロマン派、無調までを縦横無尽と言
おうか、自由自在に折衷する手法はシュニトケのポリスタイリズムを先取り
しているとも言える。ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲が好きな人にお勧め。
NF/PMA9987 ¥1980
ミカロユス・チュルリョーニス(1875-1911):
弦楽四重奏のための作品全集
弦楽四重奏曲ハ短調(1902)
主題と変奏ロ短調(1896)
2つのカノン(1902)/2つのフーガ(1902)
ヴィリニュス弦楽四重奏団
録音:2008年ヴィリニュス
ミカロユス・チュルリョーニス(1875-1911)はリトアニアの国民的英雄と目さ
れる画家・作曲家で、特に絵画では他に類を見ないほど独創的な作品を数多く
残しカンディンスキーにも影響を与えている。作曲ではリトアニア民謡に材を
採りながら、ほの暗く幻想的な作品を残している。これまで主にピアノ作品が
よく知られていたが、ここに数少ない弦楽四重奏曲がリリースされた。どの作
品も祈りのような憂いを帯びた旋律にあふれている。
NF/PMA9993 ¥1980
ミハイルクズミン(1872-1936):歌曲集(世界初録音)
アレクサンドリアの歌II(1905)/
アレクサンドリアの歌I(1905)/
神聖な詩(1901-1903)
ミラ・シュキルティル(MS)、ユーリ・セロフ(Pf)
録音:2010-2011年
ミハイル・アレクセーヴィチ・クズミンは20世紀のロシア文化を代表する詩
人でロシア・ソビエト文学に多大な足跡を残したと言われるが作曲にも並々
ならぬ意欲を燃やし、多くの交響楽、室内楽、歌曲を作曲した。ここに収め
られた歌曲は自ら手がけた詩に作曲したもので19世紀ロマン派の様式による
美しい旋律が印象的。
<RCD>
RCD16362 ¥1850
「ロシアン・ピアノ・スクール・シリーズ」
-アブラム・ディヤコフ
(1)ルイ=クロード・ダカン:かっこう
(2)フリッツ・クライスラー:貴婦人
(3)ジャン=アントワーヌ・デプラーヌ:イントラーダ
(4)ショパン:マズルカOp.33-No.2
(5)ショパン:マズルカOp.68-No.4
(6)チャイコフスキー:無言歌Op.2-No.3
(7)モシュコフスキー:ギターレOp.45-No.2
(8)スクリャービン:夜想曲嬰へ短調Op.5-No.1
(9)リムスキー=コルサコフ:熊ん蜂の飛行
(10)ゲディケ:クラリネットとピアノのための練習曲
(11)ゲディケ:トランペットとピアノのための協奏的練習曲
(12)シューベルト:ピアノ五重奏曲《鱒》
(1)-(12)アブラム・ディヤコフ(Pf)、
(3)(4)ミハイル・フィヒテンホルツ(Vn)、
(2)エリザヴェータ・ギレリス(Vn)、
(1)(5)-(8)ダヴィッド・オイストラフ(Vn)、
(9)(10)アレクサンドル・ヴォロディン(Cl)、
(11)セルゲイ・イェレミン(Trp)、
(12)-(16)アヴェト・ガブリエリアン(Vn)、
(12)-(16)ミハイル・テリアン(Va)、
(12)-(16)セルゲイ・アスマラジアン(Vc)、
(12)-(16)ヨシフ・ゲルトヴィチ(Cb)
録音:1930年代(モノラル)
厳密には再プレスですが、弊社では初の案内になるタイトルです。
アブラム・ディヤコフ(1904-41)はウクライナ出身。第2次大戦では、志願兵
となり若くして戦死してしまいました。モスクワ音楽院に学び、1932年には
ポーランドの国際ショパン・ピアノ・コンクールに出場しHonorary Diploma
(名誉称号)を授与されています。オイストラフを始めとして多くの著名な演
奏家と共演。マリア・ユーディナ、ナタン・ミルシテインには特に愛され絶
賛されました。この1枚は1930年代の貴重な録音を集めたもので、ソリストと
の共演、室内楽を集めたアルバムです。
<MEGADISC>
MDC7794 ¥2250
「ムジカ・ファルサ」
-リーティス・マジュリス(b.1961):フルート作品集
プジャ(2004)/ムジカ・ファルサ(2006)
エクス・ウナ・ヴォーチェ・トレス(2002)/シスマ(2007)/見晴台(2010)
静けさ(1992)
マニュエル・ズリア(Fl)
録音:2010年
リトアニアの新世代のマイクロ・トーナルの作曲家リーティス・マジュリス
(b.1961)のこれが4枚目となる最新作品集でフルートのための独奏曲ばかりが
収められている。どれもエレクトロニクスによる加工が施されており、ある
時は多重録音、またある時はディレイ、と変幻自在の音色、テクスチュアの
変化が楽しめる。マジュリスは反復を基調とした作曲作法を取っているが、
いわゆるミニマルとは一線を画した独自のスタイルを確立した作曲家である。
フルート奏者のマニュエル・ズリアはケージ、フェラーリ、シャリーノ、ペ
ルトら現代音楽のスペシャリストで細川俊夫の作品を得意とし来日したこと
もある。自らも作曲家としてアルバムを数種出している。