クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-02 No.3

2011年02月04日 14時28分02秒 | Weblog
<helicon>
HEL 029625 12枚組 \8800
「ズービン・メータ&イスラエル・フィル / ライヴ・レコーディングス
1963-2006」
【収録内容】
[CD 1]
・モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲
 収録時期:1986年12月
・モーツァルト:
セレナード ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
 収録時期:2006年4月
・ロッシーニ:「絹のはしご」序曲
 収録時期:1977年1月
・ヴェルディ:「運命の力」序曲
 収録時期:1986年12月
・ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番
 収録時期:1975年10月
・シューベルト:交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」
 収録時期:1996年12月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・ステレオ)
[CD 2] 
・モーツァルト:3台のピアノのための協奏曲ヘ長調K.242「ロドロン」
 アリエ・ヴァルディ、イエフィム・ブロンフマン、ラドゥ・ルプー(P)
 収録時期:1987年1月
・リスト:ピアノ協奏曲第2番イ長調
 イエフィム・ブロンフマン(P)
 収録時期:1996年12月
・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
 アリシア・デ・ラローチャ(P)
 収録時期:1987年1月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・ステレオ)
[CD 3] 
・ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調RV 522
 イツァーク・パールマン、ピンカス・ズッカーマン(Vn)
 収録時期:1996年12月
・モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調K.364
 ハイイーム・タウブ(Vn)、ダニエル・ベンヤミニ(Va)
 収録時期:1968年7月
・ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53
 イツァーク・パールマン(Vn)
 収録時期:1971年10月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム
(ライヴ・ステレオ / ドヴォルザークのみモノラル)
[CD 4] 
・ブラームス:アルト・ラプソディOp.53
 マルヤーナ・リポヴシェク(Ms) プラハ・フィルハーモニー合唱団
 収録時期:2000年7月
・ブラームス:運命の歌Op.54
 ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団合唱団
 収録時期:1972年7月
・交響曲第2番ニ長調Op.73
 収録時期:1977年10月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ)
[CD 5] 
・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
 ピンカス・ズッカーマン(Vn)
 収録時期:1971年8月
 収録場所:オーストリア、ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
・ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲イ短調Op.102
 アイザック・スターン(Vn)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
 収録時期:1986年12月
 収録場所:テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ)
[CD 6] 
・R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28
 収録時期:1996年7月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・ステレオ)
・ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
 収録時期:1963年5月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・モノラル)
[CD 7] 
・エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.61
 イェフディ・メニューイン(Vn)
 収録時期:1982年10月
・プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調Op.63
 アイザック・スターン(Vn)
 収録時期:1975年10月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・ステレオ)
[CD 8] 
・サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33
 リン・ハレル(Vc)
 収録時期:1986年12月
・マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌曲
 マルヤーナ・リポヴシェク(Ms)
 収録時期:1995年10月
・ベルク:「ヴォツェック」よりの3つの断章
 ステッラ・リッチモンド(S)
 収録時期:1972年3月
・エリック(エーリヒ)・ツァイスル(1905-1959):
ヘブライのレクィエム(詩篇第92番) 
-バリトン、ソプラノ、アルト、混声合唱と管弦楽のための
 シャロン・ロストルフ=ザミール(S)、ブラハ・コル(Ms)、
デイヴィッド・ビジック(Br)
 ザ・フィルハーモニア・シンガーズ
 収録時期:2006年4月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・ステレオ)
[CD9]
・ホルスト:組曲「惑星」Op.32
 テルアビブ・フィルハーモニー合唱団の女性メンバー
 収録時期:1986年7月
・ブロッホ:シェロモ(チェロと管弦楽のためのヘブライ狂詩曲)
 ミッシャ・マイスキー(Vc)
 収録時期:1990年11月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・ステレオ)
[CD10]
・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集Op.72よりロ長調、ホ短調、ハ長調
 収録時期:1996年7月
・ストラヴィンスキー:バレエ「春の祭典」
 収録時期:1997年7月
・シェーンベルク:浄められた夜Op.4(弦楽合奏版)
 収録時期:2006年4月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・ステレオ)
[CD11]
・ヴェルディ:レクィエム
 マーティナ・アーロヨ(S)、シャーリー・ヴァーレット(Ms)、
 リチャード・タッカー(T)、ボナルド・ジャイオッティ(Bs)
 テルアビブ・フィルハーモニー合唱団
 ヨゼフ・フリートラント(合唱指揮)
 収録時期:1968年7月
 収録場所:ベツレヘム(ライヴ)
[CD12]
・ノアム・シェリフ(b.1935):祝典前奏曲
 収録時期:1996年12月
・ヨセフ・タール(1910-2008):交響曲第2番
 収録時期:1983年9月
・ツヴィ・アヴニ(b.1927):プログラム・ミュージック
 収録時期:1983年6-7月
・ヨーゼフ・カミンスキ(1903-1972):交響的序曲
 収録時期:1982年10月
・アヴナー・ドルマン(b.1975):スパイス、香水、毒素!
 PercaDu(マリンバ&パーカッション・デュオ)
 収録時期:2006年4月
 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・ステレオ)
 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 
 ズービン・メータ(指揮)
巨匠メータと長年ゆかりの深いイスラエル・フィルが、1963年から2006年に
かけて40年以上に亘り、おもに地元テルアビブでおこなったライヴ演奏の数々
を収めた注目のセットがリリースされます。
メータがイスラエル・フィルと初共演を果たして間もない時期の1963年から、
終身音楽監督就任25周年記念を迎えた2006年に至る演奏はごく一部をのぞき、
ほとんどすべてステレオで収録されており、収録時期も比較的あたらしいも
のが多く、古いものもマスターの保存状態が良かったのか、遜色の無いすぐ
れた音質で残されていたのは朗報といえるでしょう。
なお、セットの最後を飾る12枚目に、イスラエルゆかりの作曲家たちを網羅
しているのも興味深いところです。ユダヤ人を理由にナチに退廃音楽家の烙
印を押され、亡命先のアメリカに渡ったのちにハリウッドで映画音楽を手が
けて名を上げたツァイスルの代表作(CD8)のほか、バーンスタインによるマ
ン・オーディトリアム落成公演の際に選ばれたシェリフの出世作、さらには
エキゾチックな雰囲気を漂わせた“パーカッション協奏曲”風のドルマンの
作品など、じつに多彩。イスラエル・フィルならではの比類なき共感に満ち
た音楽作りもあって価値ある内容となっています。

HEL 029614 12枚組 \8800
ステレオ
「イスラエル・フィル創立70周年記念ボックス」
[CD 1]
(1)メンデルスゾーン:序曲「静かな海と楽しい航海」
/ クレツキ(指)1954 年[EMI]
(2)モーツァルト:交響曲第41 番「ジュピター」
/ クリップス(指)1957 年[DECCA]
(3)シューベルト:交響曲第5 番 / ショルティ(指)1958 年[DECCA]
(4)マスネ:バレエ「ル・シッド」より4 曲
/ マルティノン(指)1958 年[DECCA]*
(5)スメタナ:「売られた花嫁」序曲 / ケルテス(指)1962 年[DECCA]
[CD 2]
(1)ヴェルディ:「椿姫」第1 幕への前奏曲 / メータ(指)1978 年[DECCA]
(2)ドヴォルザーク:交響曲第7 番ニ短調 / メータ(指)1972 年[DECCA]*
(3)バルトーク:管弦楽のための協奏曲 / メータ(指)1976 年[DECCA]*
[CD 3]
(1)ベートーヴェン:交響曲第4 番変ロ長調
/ クーベリック(指)1975 年[DG]
(2)メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
/ バーンスタイン(指)1979 年[DG]
(3)同:交響曲第4 番「イタリア」/ バーンスタイン(指)1978 年[DG]
[CD 4]
(1)チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」組曲
/ メータ(指)1979 年[DECCA]
(2)シューベルト:交響曲第9 番「ザ・グレイト」
/ メータ(指)1977 年[DECCA]*
[CD 5]
(1)マーラー:交響曲第4 番ト長調
/ ヘンドリックス(S)メータ(指)1979 年[DECCA]
(2)バーンスタイン:チチェスター詩篇 / バーンスタイン(指)1977 年[DG]
[CD 6]
(1)ウェーバー:「オベロン」序曲 / メータ(指)1978 年[DECCA]
(2)サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
/ ミンツ(Vn)メータ(指)1988 年[DG]
(3) R =コルサコフ:スペイン奇想曲 / メータ(指)1980 年[DECCA]*
(4)ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」組曲・1919 年版
/ バーンスタイン(指)1984 年[DG]
(5)ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
/ バーンスタイン(指)1989 年[DG]
[CD 7]
(1)グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調
/ カッチェン(P)ケルテス(指)1962 年[DECCA]
(2)ブラームス:ピアノ協奏曲第1 番ニ短調
/ ルービンシュタイン(P)メータ(指)[DECCA]
[CD 8]
(1)モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲 / メータ(指)1986 年[★]
(2)同:ピアノ協奏曲第27 番 / バレンボイム(P & 指)1972 年[※]
(3)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5 番「皇帝」
/ ルプー(P)メータ(指)1979 年[DECCA]
[CD 9]
(1)ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」
/ ベンヤミニ(Va)メータ(指)1975 年[DECCA]*
(2)ブロッホ:シェロモ
/ シュタルケル(Vc)メータ(指)1968 年[DECCA]*
(3)ベン=ハイム:ピアノと管弦楽のためのイスラエル奇想曲
/ザルツマン(P)ジュリーニ(指)1960 年[★]
[CD 10]
(1)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
/ スターン、ズッカーマン、ミンツ、パールマン(Vn)
メータ(指)1982 年[DG]
(2)モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調KV.364
/ パールマン(Vn)ズッカーマン(Va)メータ(指)1982 年[DG]
[CD 11]
(1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
/ パールマン(Vn)メータ(指)1990 年[EMI]
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
/ ズッカーマン(Vn)メータ(指)1989 年[★]
[CD 12]
(1)ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲
/ マゼール(指)1962 年[DECCA]
(2)シューマン:交響曲第3 番変ホ長調「ライン」/ マズア(指)2003 年[★]
(3)同:交響曲第4 番ニ短調 / マズア(指)2003 年[★]
(4)スメタナ:交響詩「モルダウ」/ ケルテス(指)1962 年[DECCA]
(5)ハティクヴァ(イスラエル国歌)
/ フィルハーモニア・シンガーズ、メータ(指)2004 年11 月15 日[★]
★ イスラエル・フィル・アーカイヴ収蔵のライヴ音源
※ イスラエル放送アーカイヴのライヴ音源
* インターナショナルCD 初リリース
強力な弦楽セクションの魅力で今日世界有数のオケとして知られるイスラエル
・フィル。この3月にメータとともに行なった来日公演でも、血を感じさせる
濃く熱いマーラーを聴かせていました。その歴史は1948 年イスラエル共和国
建国を機に現在の名前に改称する以前、名ヴァイオリニスト、フーベルマン
によりパレスチナ交響楽団としてスタートした1936 年にまで遡ります。
当セットは2006年に創立70周年を迎えた当オケを記念して制作されたもの。
1954年録音クレツキのメンデルスゾーンにはじまり、2004年メータ指揮のイ
スラエル国歌で締め括られる、過去50年の記録。その内容は名実ともに世界
的オケに引き上げたメータを中心に、バーンスタインら巨匠たちと、デッカ、
ドイツ・グラモフォン、EMI に残した代表的な録音で構成されています。ご
自慢の弦の威力が活かされたメータのドヴォ7 など、このなかには世界発売
としては初めてとなる音源も数多く含まれています。
なかでもやはり注目は、ほとんどすべてが初出となるオケのアーカイヴから
のライヴ演奏の数々。バレンボイム弾き振りのモーツァルト、ズッカーマン
独奏のベートーヴェン、マズアのシューマンなど、ここに初めて聴く内容は
興味の尽きないものばかり。
さらに付属のブックレットには、95ページにわたり貴重なカラー写真と新聞
記事などの資料が満載。旗揚げ公演を指揮したトスカニーニをはじめ、楽壇
に登場した巨匠たちの写真を眺めるだけでも当セットを手にする喜びはひと
しお。また、アルバム一枚一枚には可能な限り初出時のオリジナル・ジャケ
ットのデザインをあしらって、このあたりもたいへん丁寧な作りとなってい
ます。オーケストラ自主制作のコレクターズ・アイテムにまたひとつ見逃せ
ない内容が加わりました。




<AUDITE>
AU 95619 \1850
ストラヴィンスキー:「ペルセフォネ」(ドイツ語)
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
ドリス・シャーデ(語り)
ディーン・ディクソン(指)ヘッセン放送交響楽団
ヘッセン放送合唱団
南ドイツ放送合唱団
シュヴァンハイム少年合唱団
録音:1960年11月11日、フランクフルト・アム・マイン(ライヴ・モノラル)
名テノールフリッツ・ヴンダーリヒがストラヴィンスキー作品で歌っている
珍しい録音が発掘されました。「ペルセフォネ」は、1933年にパリで初演さ
れた3部のメロドラマ。テノール・ソロ、合唱、語りをともなった作品で、
初演時にはバレエが用いられて舞台上演されている。音楽そのものはカンタ
ータ風で、題材ともども、新古典主義時代のストラヴィンスキーらしい作品。
ヴンダーリヒの美声が生えています。なおここではフリッツ・シュレーダー
によるドイツ語訳で上演されています。
この録音のもう一つの価値は、ディーン・ディクソン(1915-1976)の指揮。
卓越した指揮者であったにもかかわらず、アフリカ系ということで米国での
活動がままならなかったディクソンは、1950年代からヨーロッパやオースト
ラリアに活路を見出し、エーテボリ交響楽団の首席指揮者を務めるなどかな
りの活躍をしましたが、録音はあまり多く残すことはありませんでした。こ
の幻の名指揮者の力量を知る上でも貴重な録音です。




<IDIS>
IDIS 6607 \1650
シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D.759 「未完成」
シューマン:交響曲第2番 ハ長調 Op.61
セルジュ・チェリビダッケ(指)RAIローマ交響楽団
録音:1958年3月11日(シューベルト),1960年3月18日
イタリア時代のチェリビダッケが、ローマで指揮したシューベルトとシュー
マンのライヴ録音。

IDIS 6606 \1650
チャイコフスキー:
ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23
ピアノ協奏曲第2番 ト長調 Op.44
エミール・ギレリス(P)
フェルナンド・プレヴィターリ(指)RAIミラノ交響楽団(第1番)
キリル・コンドラシン(指)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(第2番)
録音:1959年2月3日(第1番),1959年12月23日(第2番)
エミール・ギレリスお得意のチャイコフスキー。第2番は、この日付が正しい
ならば、比較的珍しい音源。

IDIS 6609 \1650
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
モーツァルト:
ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332
ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330
ロンド イ短調 K.511
ヴィルヘルム・バックハウス(P)
カール・ベーム(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(ベートーヴェン)
録音:1950年(ベートーヴェン),1961年(モーツァルト)
DECCA録音。

IDIS 6608 \1650
バッハ:シャコンヌ
フレスコバルディ:アリア「ラ・フレスコバルダ」
アルベニス:ソナタ
D.スカルラッティ:ソナタ ホ短調
チマローザ:ソナタ 嬰ハ短調,ソナタ イ長調
バークリー:ソナティナ
ロドリーゴ:小麦畑で
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ルーセル:セゴヴィア Op.29
ジュリアン・ブリーム(G)
録音:1956-1960年
ロンドン出身のギターの名手、ジュリアン・ブリーム(1933-)の20代の録
音をあつめたもの。バッハのシャコンヌは1956年の録音で、ブリームの最初
期の録音。




<Dynamic>
DYNDVD 33616(DVD-Video) \3780
字幕:伊英仏独西
ベッリーニ:「夢遊病の女」
エグリゼ・グティエレス(S アミーナ)
アントニーノ・シラグーザ(T エルヴィーノ)
シモーネ・アライモ(Bs ロドルフォ伯爵)
サンドラ・パストラーナ(S リーザ)
ガブリエッラ・コレッキア(S テレーザ)
ガブリエーレ・ナーニ(Br アレッシオ)
マックス・ルネ・コゾッティ(T 公証人)
マウリツィオ・ベニーニ(指)カリアリ歌劇場管弦楽団,合唱団
演出:ウーゴ・デ・アナ
収録:2008年10月、カリアリ
ベッリーニの「夢遊病の女」のDVDです。なんと言っても日本でも大人気のア
ントニーノ・シラグーザのエルヴィーノが聞きもの。ベッリーニと同じくシ
チリア出身のシラグーザの抜けるような美声は、まさにベッリーニにぴった
り。ベテラン・バスのシモーネ・アライモの存在感も見事。そして注目は、
キューバ出身のソプラノ、エグリゼ・グティエレス。2004年にフィラデル
フィアの声楽アカデミーを修了したばかりのまだ若いソプラノですが、ここ
数年メキメキと頭角を現しています。ドニゼッティ、ベッリーニのオペラや、
ヴェルディのジルダ、ヴィオレッタなどで高い評価を得ており、2010年春に
はマドリッドで、フアン・ディエゴ・フローレスを相手に「清教徒」のエル
ヴィーラを歌っています。まだCDもありませんので、これが初お目見え。名
匠マウリツィオ・ベニーニの様式感ピタリの指揮が歌手を支えます。ウーゴ
・デ・アナ演出の舞台は、ヴェローナのフィラルモニコ劇場との共同制作。
緑を多用して自然を強調した舞台作りで、近年の「夢遊病の女」で最も美し
い演出と絶賛されました。ヴェローナ、カリアリの他、スペインのサンタン
デールでも上演されています。

CDS 659 \1980
バッハ:
ゴルトベルク変奏曲 BWV988
コラール「ただ愛する神の力に委ねる者は」 BWV.691
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.846
ゴルトベルク変奏曲のアリア ト長調
ペツォールト(伝バッハ):メヌエット ト長調
C.P.E.バッハ:行進曲 ト長調
アンドレア・バッケッティ(P)
録音:2010年1月11日
鍵盤用小品集(CDS 629)、鍵盤楽器のためのトッカータ全集(CDS 658)に
続く、アンドレア・バッケッティのDynamic社へのバッハ・シリーズ新刊は、
ゴルトベルク変奏曲です。既にイタリアを代表するバッハ・ピアニストとい
っても過言ではないバッケッティ、各社にまたがってバッハの主要鍵盤作品
を続々と録音していますが、このゴルトベルク変奏曲も知性の冴えたもので
す。余白に、アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳から5曲を収録。

●デリーツィエ・ムジカーリ・シリーズ
DM 8011 \880
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 RV 189
ヴァイオリン協奏曲 ハ短調 RV 202
ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 RV 286
ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 RV 391
ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 RV 271 「恋人」
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 RV 277 「お気に入り」
ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn) フェデリコ・グリエルモ(Vn)
ラルテ・デラルコ
録音:1995年6月,ヴィチェンツァ
2枚組で発売されていたヴァイオリン協奏曲集(CDS 147 廃盤)からの選りす
ぐり。ヴィヴァルディは(神聖ローマ皇帝カール6世に「ラ・チェトラ」と題
されたヴァイオリン協奏曲集の手稿譜を二つ贈り、そのうちの一冊は1727年
にOp.9として出版され、これが一般的に「ラ・チェトラ」として知られてい
ます。もう一冊はウィーンで手稿譜のまま保管されていました。ラルテ・デ
ラルコによるイタリア勢のピリオド楽器演奏でお楽しみいただけます。

DM 8010 \880
ヤナーチェク:
「草かげの小径にて」第1巻
 私たちの晩
 散り行く木の葉
 一緒においで
 フリーデクの聖母
 彼らはツバメのように喋りたて
 言葉を失い
 おやすみ
 言いようのない恐怖
 涙ながらに
 ミミズクは飛び去らず
「草かげの小径にて」第2巻より
 アンダンテ
 アレグレット
「草かげの小径にて」補遺
 ピウ・モッソ
 アレグロ
 ヴィーヴォ
「霧の中で」より(3曲)
ピアノ・ソナタ 変ホ長調 「1905年10月1日街頭にて」
アンドレア・ペスタロッツァ(P)
録音:1990年5月、ジェノヴァ
旧CDS 070。Dynamic社の初期の名盤が復活です。アンドレア・ペスタロッツァ
はミラノ出身のピアニスト。ベリオなど近現代ものを得意としています。

DM 8012 \880
ボッテジーニ:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.2-1
弦楽四重奏曲 嬰へ単調 Op.3-2
弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.4-3
エリーザ四重奏団
ドゥッチョ・ベルッフィ(Vn)
ガブリエーレ・ベッル(Vn)
レオナルド・バルターリ(Va)
ジョヴァンニ・リッピ(Vc)
録音:1996年9月、ピストイア
旧S 2006。19世紀のヴィルトゥオーソ・コントラバス奏者として知られるジョ
ヴァンニ・ボッテジーニ(1821-1889)は、作曲家、指揮者としても活躍した
人です。しかしその作品の録音は、圧倒的にコントラバス曲ばかり。このCD
は、作曲家としてのボッテジーニを知るには貴重なものです。




<C major>
70 4304(Blu-ray) \5180
70 4208(DVD-Video) \3500
ドニゼッティ:「マリア・ストゥアルダ」
フィオレンツァ・チェドリンス(S マリア・ストゥアルダ)
ソーニャ・ガナッシ(Ms エリザベッタ)
ホセ・ブロス(T ロベルト)
ミルコ・パラッツィ(Bs ジョルジョ・タルボ)
マルコ・カリア(Br グリエルモ・チェチル)
ペルヴィン・チャカール(S アンナ・ケネディ)
ファブリツィオ・マリア・カルミナーティ(指)
フェニーチェ劇場管弦楽団,合唱団
演出、装置、衣装、証明:デニス・クリーフ
収録:2009年4月,ヴェネツィア
ドニゼッティのオペラの中でも近年非常に人気の高い「マリア・ストゥアル
ダ」に新たな映像が登場。悲運のスコットランド女王マリア・ストゥアルダ
(=メアリー・チューダー)には、ヴェルディを得意としてきたフィオレン
ツァ・チェドリンスが初挑戦、貫禄を見せつけています。英国女王エリザベ
ッタには、この役を得意とするソーニャ・ガナッシ。両女王の激突は見もの
です。レスター伯ロベルトには、ドニゼッティ・テノールとして高い評価を
得ているホセ・ブロス。そして脇役ながら存在感の求められるタルボには、
イタリアの若きバス、ミルコ・パラッツィと、非常に充実したキャストが
揃っています。指揮は、ベルガモ・ドニゼッティ歌劇場で数々のドニゼッ
ティを指揮し、来日公演でも評判の良かったファブリツィオ・マリア・カル
ミナーティ。デニス・クリーフは、庭園風のラビリンスを舞台に張り巡らせ
ることで、両女王の絡まった運命を暗示しています。HD収録の鮮明な画像は、
ことにBly-Rayディスクでは威力絶大です。

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