クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

10-11 No.5

2010年11月03日 20時46分44秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-Rのお知らせ★
2006年秋に発売を開始した当シリーズもおかげさまで約280タイトルを発売
する事ができましたが、2009年3月よりマスター制作にDSD録音を採用する事
にいたしました。これまでより更に生々しい音質をお届けする事が出来るよ
うになりましたのでご期待下さい。

DSD録音の商品番号は78CDR-3000番を使用します。また今後、これまで発売し
ました78CDR-1000番台のタイトルを随時DSD録音の新マスターで再発売を行な
う予定です。商品番号は下3桁は共通で使用いたします。従来の78CDR-1000番
台の商品は、当面は販売を継続いたします。

DSD録音のサンプラーも販売を開始いたしましたので、ご利用下さい。

■製作者からのメッセージ
DSD録音になったグッディーズ・ダイレクト・トランスファーCDR!
従来のCDを高音質化するさまざまな試みが盛んな中で、「グッディーズ・オリ
ジナル企画」のダイレクト・トランスファーCDRは、2009年2月発売新譜から
DSD録音を採用することになりました。DSD録音によって、これまでのSP復刻
からさらに飛躍し、SPレコードの直接再生と区別がつかないところに到達し
たと自負しています。DSD録音は従来の方式に較べて中音から低音にかけての
音の形が明瞭になり、高音は一皮剥けた感じです。LPとは比較にならない強
大な音響勢力を持つSPレコードをカスタムメイドの直熱真空管フォノイコラ
イザーを使用し、またノイズ除去と共に失われる音楽情報に最も気を配り一切
のノイズリダクションを使用していないのは従来通りです。(新 忠篤)

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●2010年11月現在での店頭取り扱い店

富士レコード社 古書センター店
101-0051
東京都千代田区神田神保町2-3 古書センター9階
TEL.03-3264-8546 FAX.03-3264-8256

イディア・クラシック
101-0051
東京都千代田区神田神保町3-11 よりたてビル 1F
TEL.03-5275-7806 FAX.03-5275-7807

コンセール 夕陽ケ丘
557-0012
大阪府大阪市西成区聖天下2-11-18
TEL&FAX. 06-6656-2768

プレミアムジーク
231-0023
神奈川県横浜市中区山下町90-1 ラコスタ横浜山下公園 1F
TEL.045-633-6305 FAX.045-633-6306

ワルティ堂島
530-0001
大阪府大阪市北区梅田1丁目3番1-B100 大阪駅前第1ビルB1F
TEL.06-6344-3940 FAX.06-6344-7967

ラ・ヴォーチェ京都
600-8092
京都府京都市下京区綾小路通東洞院東入神明町247 吉村ビル2F
TEL.075-341-3330 FAX.075-341-3287

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★ダイレクト・トランスファー CD-R 2010年11月新譜 5点発売★
発売予定:2010年11月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3284
ラヴェル:序奏とアレグロ(1906)
リリー・ラスキーヌ(ハープ)
マルセル・モイーズ(フルート)
ユリス・ドレクリューズ(クラリネット)
カルヴェ弦楽四重奏団
(1938年5月19日パリ、アルベール・スタジオ録音)
小ハープ協奏曲と目されるラヴェルの傑作。ハープのリリー・ラスキーヌ
(1893-1988)は12歳の時パリ音楽院で一等賞を得た。コンセール・ラムルーの
ハーピスト、ソリストとしても活躍し、1948年から1958年まで母校の教授を
つとめた。フルートのマルセル・モイーズ(1899-1984)は1906年にパリ音楽院
で一等賞を得て、1908にソロ・デビュー。オペラ・コミック、ストララム管
弦楽団に席を置き、1932年から1949には母校の教授もつとめた。クラリネット
のユリス・ドレクリューズ(1907-1995)は1925年にパリ音楽院で一等賞を得た
後、ギャルド・レピュブリケーヌのソリストに就任。1948年退団後母校の教
授をつとめた。カルヴェ四重奏団は1919年ジョゼフ・カルヴェによって組織
され、1950年に解散したフランスの名門四重奏団。本シリーズではモイーズ、
ラスキーヌ、ジノによるドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのための
ソナタ(78CDR-3064)が出ている。

78CDR-3285
ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調作品101 Hob. VIIb-2
エマヌエル・フォイアマン(チェロ)
サー・マルコム・サージェント指揮
管弦楽団
米 COLUMBIA 69925/8D(英COLUMBIA LX8227/30と同一録音)
(1935年11月25日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
エマヌエル・フォイアマン(1902-1942)はウクライナのコロミア生まれ。ライ
プツィヒの音楽院で名教授ユリウス・クレンゲル(1859-1933)に師事した。
1929年ベルリン高等音楽院の教授になり斎藤秀雄(1902-1974)も教えた。ナチ
スを逃れて一時スイスに居を構えたが、1938年アメリカに移住した。フィラデ
ルフィアのカーティス音楽院で教える一方、ヴァイオリンのハイフェッツ、ピ
アノのルービンシュタインと "百万ドル・トリオ" を結成して活躍した。1942
年に40歳の若さでニューヨークで死去した。指揮者のマルコム・サージェント
(1895-1967)は指揮者、オルガニスト、作曲家。特に合唱作品の指揮に秀でて
いた。SP時代に協奏曲の録音を多く残した。

78CDR-3286
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
(カデンツァ:ヨアヒム)
ヨーゼフ・ヴォルフスタール(ヴァイオリン)
マンフレート・グルリット指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
米 BRUNSWICK 90277/81 (独 GRAMMOPHON 95243/7 と同一録音)
(1929年1月ベルリン高等音楽院録音)
ヨーゼフ・ヴォルフスタール(1899-1931)はウクライナのレンブルク(現在の
リヴォフ)に生まれた。1912年13歳の時ベルリンの名教師カール・フレッシュ
(1873-1944)につき厳格な指導を受け、3年後にデビュー。オーケストラのコン
サートマスターをつとめた後、1922年に師フレッシュのアシスタントとして
ベルリンで後進の指導にあたった。1928年指揮者のオットー・クレンペラー
(1885-1973)の要請でベルリンのクロル・オペラのコンサートマスターに就任し
たが、1930年11月にインフルエンザに感染、それをこじらせたのが原因で翌
1931年2月、32歳で他界した。指揮者のマンフレート・グルリット(1890-1972)
はドイツ生まれ。ベルリン高等音楽院で教鞭をとると同時に国立歌劇場の客演
指揮者として活躍した。1939年から日本に住みわが国の音楽界の発展に寄与
した。

78CDR-3287
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番ヘ長調作品59-1「ラズモフスキー第1番」
ハイドン:
弦楽四重奏曲第83番変ロ長調作品103 よりメヌエット・マ・ノン・トロッポ
ブッシュ弦楽四重奏団
アドルフ・ブッシュ(第1ヴァイオリン)
ゲスタ・アンドレアソン(第2ヴァイオリン)
カール・ドクトル(ヴィオラ)
ヘルマン・ブッシュ(チェロ)
米 COLUMBIA 71474/9D
(1942年5月15&25日ニューヨーク録音)
ブッシュ弦楽四重奏団は1919年にアドルフ・ブッシュ(1891-1952)によって組
織され、1930年代には英 HIS MASTER'S VOICE に多くの録音をしている。ブッ
シュはまたピアニストのルドルフ・ゼルキン(1903-1991)とのデュオ録音でも
活躍した。ブッシュは1939年に実弟でチェリストのヘルマン・ブッシュと共に
アメリカに移住、その後四重奏の二人のメンバーもアメリカに渡り、1941年か
らアメリカCOLUMBIAに録音を再開した。このシリーズではヨーロッパ時代に
録音したベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番作品135(78CDR-3195)が出ている。

78CDR-3288
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
(1945年RCA VICTOR録音)
ワンダ・ランドフスカ(ハープシコード)
米 RCA VICTOR 11-8939/44
(1945年3月29-30日、4月2日、6月5-6日+12日ニューヨーク、
RCA VICTORスタジオ録音)
ワンダ・ランドフスカ(1879-1959)による2回目の「ゴルトベルク変奏曲」の
録音。ランドフスカはポーランドのワルシャワ生まれ。20世紀最高のハープシ
コード奏者。またピアニスト、音楽学者、教授で1900年から13年間パリのスコ
ラ・カントルムで教鞭をとった。二列の鍵盤と七個のペダルを有する自分のハ
ープシードをパリのプレイエル社に作らせて生涯この楽器を使用した。1940年
フランス国籍を得たが、1941年ドイツ軍のフランス侵攻によりアメリカに逃れ
た。アメリカへ移住後、1942年2月21日、14年ぶりにニューヨークのタウン・
ホールでゴルトベルク変奏曲を弾いた。作曲家ヴァージル・トムソン(1896-
1989)の感激的なリポートがこのオリジナルSPアルバムに載っている。ラン
ドフスカは1933年にゴルトベルク変奏曲をフランスDISQUE GRAMOPHONEに録音
していた(78CDR-3073)。

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