<Coup d'archet(クー・ダルシェ)>
当店では初めてのご案内となりますが、5月に発売されて好評品切れとなって
おりましたBOXが再プレスされることになりました。今回も限定プレスと
なりますので、予定数に達した場合は入手できない場合もございますので、
お早めにご検討下さい(Goodies)
CDALP016-23 アナログLP 10枚組 \51000
『ヨハンナ・マルツィ-EMIレコーディングス』
ブラームス: ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op77
ポール・クレツキ指揮/フィルハーモニア管弦楽団
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1002
J.S.バッハ: 同曲 BWV1003-1004
J.S.バッハ: 同曲 BWV1005-1006
シューベルト:
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 D384、第2番イ短調 D385
ジャン・アントニエッティ(Pf)
シューベルト: 華麗なるロンド ロ短調 D895、幻想曲 ハ長調 D934
伴奏同上
シューベルト:
ヴァイオリン・ソナタ第3番ト短調 D408、
ヴァイオリン・ソナタ第4番イ長調 D574
伴奏同上
メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲ホ長調 Op64
ベートーヴェン: ロマンス第1番ト長調 Op40、第2番ヘ長調 Op50
内容は上記8組のセットで、盤が計10枚となります。
カッティング:Abey Roadスタジオ
プレス:ドイツ-Optimal社
(Pallas社より変更で、全体の質にさらなる磨きをかけています)
【内 容】33rpm 180g 10LPs
ホイル・ブロック&クロスバウンド仕上げ、質感の良い外装BOXケース
セッション中のアーティスト写真をあしらったジャケット。ジャケット内に
もレアな当時の写真、アートワークが封入。その他にもいろいろ工夫が凝ら
されており、センスの良さと相当なこだわりが感じられます。
クー・ダルシェ制作のLPは全てハイ・クオリティ180g重量盤LP
オーディオファイル仕様。音質はこれまでも非常に高い評価を受けています。
<VIRGIN CLASSICS>
VCS-0708752 5枚組 \2080
フォーレ:室内楽全集(限定盤)
CD1
1.ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調作品13
2.子守歌 作品16
3.ロマンス作品28
4.アンダンテ作品75
5.初見視奏曲
6.ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調作品108
ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)
ミシェル・ダルベルト(ピアノ)(1-5)、ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)(6)
CD2
1.ソナタ(チェロとピアノのための)第1番ニ短調作品109
2.エレジー作品24
3.チェロのための小品(蝶々)作品77
4.ロマンス作品69
5.セレナード作品98
6.シシリエンヌ作品78
7.ソナタ(チェロとピアノのための)第2番ト短調作品117
ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
ミシェル・ダルベルト(ピアノ)(1-6)、ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)(7)
CD3
1.ピアノ三重奏曲ニ短調作品120
ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)
ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
2.弦楽四重奏曲ホ短調作品121
エベーヌ四重奏団
(ピエール・コロンブ‐ヴァイオリン、
ガブリエル・ル・マガドゥア‐ヴァイオリン、
マチュー・エルツォグ‐ヴィオラ、ラファエル・メルラン‐チェロ)
CD4
1.ピアノ四重奏曲第1番ハ短調作品15
2.ピアノ四重奏曲第2番ト短調作品45
ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)
ジェラール・コーセ(ヴィオラ)
ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
ミシェル・ダルベルト(1)、ニコラ・アンゲリッシュ(2)(ピアノ)
CD5
1.ピアノ五重奏曲第1番ニ短調作品89
2.ピアノ五重奏曲第2番ハ短調作品115
3.初見視奏曲(2つのチェロのための)
エベーヌ四重奏団
(ピエール・コロンブ‐ヴァイオリン、
ガブリエル・ル・マガドゥア‐ヴァイオリン、
マチュー・エルツォグ‐ヴィオラ、ラファエル・メルラン‐チェロ)
ミシェル・ダルベルト(1)、ニコラ・アンゲリッシュ(2)(ピアノ)
ゴーティエ・カピュソン(チェロ)、ラファエル・メルラン(チェロ)(3)
ゴーティエ兄弟、アンゲリッシュ、エベーヌ四重奏団他、フランスの現代を
代表するアーティスト達によるフランス室内楽作品の中核をなすフォーレ作
品全集。
新世代による記念碑的アルバム
VCW-0709222 \1600
モーツァルト:
1.弦楽四重奏曲ニ短調K421
2.ディヴェルティメント ヘ長調K138
3.弦楽四重奏曲ハ長調K465「不協和音」
エベーヌ四重奏団
(ピエール・コロンブ‐ヴァイオリン、
ガブリエル・ル・マガドゥア‐ヴァイオリン、
マチュー・エルツォグ‐ヴィオラ、ラファエル・メルラン‐チェロ)
ジュエル・ボックス 16Pブックレット
エベーヌQのヴァージン・レーベルへの第4作、ポップス/ジャズを志向した
前作から一転弦楽四重奏曲の原点、モーツァルトのハイドン・セット作品に
取り組みました。第1ヴァイオリンのコロンブは「『Fictions』の後に、四重
奏のルーツの戻った、真に古典的で、核となる音楽を選択するのはとても良
い考えだと私たちは感じました。少し以前に他のレーベルにハイドンを録音
をしましたが、今、モーツァルトに取り組まなければと感じたのです。確か
に、長きにわたってモーツァルトを演奏してきていますが、ここ1、2年でそ
の音楽をやる必要を更に更に感じていたのです。その音楽はとても豊かで微
妙な難しさに満ち、完全に無駄な装飾をもたずにしかも天才的な驚くべき音
楽です。」とかたり彼らのモーツァルト作品への傾注を語っています。
DVBW-6286689(DVD-Video) \1880
フォリー・ベルジェールでのフィクション-ライヴ・イン・パリ
01.Footprints
02.ネイチャー・ボーイ
03.ミザルー(「パルプ・フィクション」より)
04.Unrequited
05.コーリング・ユー(「バグダッド・カフェ」より)
06.コルコヴァド w/ステイシー・ケント
07.All blues/so what
08.虹の彼方に(「オズの魔法使い」より) w/ナタリー・デセイ
09.リベルタンゴ
10.Nothing personal
11.7-29-4 the day of (「オーシャンズ12」より)
12.いつか王子様が
13.Streets of philadelphia (「フィラデルフィア」より)
Bonus:
01.What are you doing the rest of your life w/ナタリー・デセイ
02.Les eaux de mars(Aguas de marco) w/ステイシー・ケント
エベーヌ四重奏団
(ピエール・コロンブ‐ヴァイオリン、
ガブリエル・ル・マガドゥア‐ヴァイオリン、
マチュー・エルツォグ‐ヴィオラ、ラファエル・メルラン‐チェロ)
リシャール・エリイ(ドラムス/パーカッション)
ゲスト参加:ナタリー・デセイ、ステイシー・ケント、ジム・トムリンソン
ライヴ録音:2010年11月15日 ル・フォリー・ベルジェール、パリ
監督:オリヴィエ・シモネ
収録時間:約82分
字幕:フランス語、英語
世界が注目したエベーヌのジャズ、ポップ音楽作品アルバムをステージ・ラ
イヴで再現。多彩なゲスト参加のライヴを収録。
VCW-0709072 \1600
レオ、スカルラッティ/LAMENTAZIONE
2.アントニオ・ロッティ:クルシフィクス(10声部のための)
3.レグレンツィ:Quam amarum est Maria
4.カルダーラ:クルシフィクス(16声部のための)
5.レオ:ミゼレーレ・メイ・デウス(2つのcori obligatiのための)
6.アントニオ・ロッティ:
クルシフィクス・エティアム・プロ・ノービス(8声部のための)
レザール・フロリサン合唱団
レザール・フロリサン
ポール・アグニュー指揮
ジュエル・ボックス 36Pブックレット
今やクリスティと共にレザール・フロリサンを指揮するアグニューのデビュ
ー録音。2010年9月、フランス東部、スイスとの国境近くの町、アンブロネイ
でのフェスティヴァルの一環として、900年もの歴史を持つベネディクト修道
院で、アグニューの指揮のもと、アンサンブルはイタリア・バロック作品の
コンサートを開催。それに先立ってこのアルバムが収録されました。歌手と
して名声を持つアグニューの新たな指揮活動にご注目下さい。
●PREMIUM シリーズ
ヴァージン・クラシックスの定評ある名盤をお求め易い価格でご案内するシ
リーズ。ジュエル・ボックス 12Pブックレット
VMW-0293152 \1050
ベートーヴェン:
1.弦楽四重奏曲第11番ヘ短調作品95「セリオーソ」
2.弦楽四重奏曲第15番イ短調作品132
ボロディン弦楽四重奏団
(ミハイル・コぺルマン‐ヴァイオリン、
アンドレイ・アブラメンコフ‐ヴァイオリン、
ドミトリ・シェバリン‐ヴィオラ、
ヴァレンティン・ベルリンスキー‐チェロ)
VMW-0293162 \1050
ショパン:ポロネーズ集
1.第7番変イ長調作品61「幻想ポロネーズ」
2.第1番嬰ハ短調作品26の1
3.第2番変ホ短調作品26の2
4.第3番イ長調作品40の1「軍隊」
5.第4番ハ短調作品40の2
6.第5番嬰ヘ短調作品44「悲劇的」
7.第6番変イ長調作品53「英雄ポロネーズ」
8.第8番ニ短調作品71の1(遺作)
9.第9番変ロ長調作品71の2(遺作)
10.第10番ヘ短調作品71の3(遺作)
11.アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調作品22
フランソワ=ルネ・デュシャーブル(ピアノ)
VMW-0293232 \1050
ベル・カント・アリア集-ロッシーニ&ドニゼッティ
ロッシーニ:
1.悲しみと涙のうちに生まれて(「チェレネントラ」)
2.ひどい運命よ!愛の暴君よ!(「アルジェのイタリア女」)
3.皆さん、いかがなさいました...祖国を思い(「アルジェのイタリア女」)
ドニゼッティ:
4.あのリミニの戦いで(「ルクレツィア・ボルジア」)
5.幸せでいるための秘密(「ルクレツィア・ボルジア」)
6.Popolo, amici, sanguinosi allori…Ah! Si, da tanti affanni
(「グラナダのアラホール」)
7.キスを、もう一度キスを(「アンナ・ボレーナ」)
ロッシーニ:
8.Mura felici(「湖上の美人」)
9.おお、この日をいつも覚え(「セミラーミデ」)
10.今の歌声は(「セビーリャの理髪師」)
ヴィヴィカ・ジノー(メゾ・ソプラノ)
アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ
ジョン・ネルソン指揮
VMW-0293192 \1050
ロシア・バレエ音楽集
1.チャイコフスキー:ポロネーズ(「エフゲニー・オネーギン」)
2.ハチャトゥリアン:ワルツ(「仮面舞踏会」)
3.ショスタコーヴィチ:ポルカ(「黄金時代」)
4.プロコフィエフ:行進曲(「3つのオレンジへの恋」)
5.チャイコフスキー:花のワルツ(「くるみ割り人形」)
6.ハチャトゥリアン:剣の舞(「ガヤネー(ガイーヌ)」)
7.グラズノフ:間奏曲(「ライモンダ」)
8.リャードフ:アマゾンの踊り
9.ショスタコーヴィチ:ワルツ第2番(ジャズ組曲第2番)
10.プロコフィエフ:騎士たちの踊り(「ロミオとジュリエット」)
11.チャイコフスキー:ワルツ(「エフゲニー・オネーギン」)
12.ショスタコーヴィチ:タヒチ・トロット
13.グリンカ:幻想ワルツ
14.ボロディン:だったん人の踊り(「イーゴリ公」)
マリインスキー合唱団
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
VMW-0294292 \1050
ビクトリア:聖週間の聖務日課
[聖木曜日のための]
第2夜課
1.わが友は口づけの印を
2.恥知らずの商人ユダは
3.わが弟子のうちのひとり
第3夜課
4.われは汚れなき子羊のごとく
5.ひとときも警戒なしでいられようか
6.人びとの長老
[聖金曜日のための]
第2夜課
7.汝ら盗賊を捕えるごとく
8.あまねく暗くなりて
9.わが愛する魂をば
第3夜課
10.われは不正な者の手にわたされ
11.不正の者はイエスを裏切り
12.わが眼は涙にくもりて
[聖土曜日のための]
第2夜課
13.われらが羊飼は隠れたまいぬ
14.おお、この道を行ったすべての人よ
15.見よ、正しき者の最後を
第3夜課
16.地上の王たちは同盟を結び
17.われは墓に降りる人びととともに敬う
18.主は埋葬された
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファー指揮
<MEMORIES>
MR2175/2179 5枚組 \2080
ベートーヴェン:交響曲全集(カプリング順
全てフェリックス・ワインガルトナー指揮、モノラル録音
CD1
交響曲第1番、交響曲第3番「英雄」
ウィーンフィル 1937年10月、1936年5月スタジオ録音
CD2
交響曲第4番、交響曲第6番「田園」
ロンドンフィル、1933年11月スタジオ録音
ロイヤルフィル、1927年1月スタジオ録音
CD3
交響曲第8番、 交響曲第5番「運命」
ウィーンフィル、1936年スタジオ録音
ロンドンフィル、1933年スタジオ録音
CD4
交響曲第2番、交響曲第7番
ロンドン響、1938年3月スタジオ録音
ウィーンフィル、1936年スタジオ録音
CD5
交響曲第9番、ウィーンフィル
ウィーン国立歌劇場合唱団
ゲオルグ・マイクル(T)、ロゼット・アンダイ(CA)
リヒャルト・マイル(Bs)、ルイゼ・ヘレツグリューバー(S)
ベートーヴェンの交響曲全曲を史上初めて録音したのは、フルトヴェングラ
ーでもトスカニーニでもワルターでもメンゲルベルクでもなく、巨匠ワイン
ガルトナーです。その熱意は、複数の曲を複数回スタジオ録音していること
でも容易に窺い知れます。それだけワインガルトナーは人気があり、市場の
要求も高かった表れとも言えます。ワインガルトナーの演奏スタイルは、力
まず、張らずのスマートで洗練されたもので、その高貴な芸風とウィーン
フィルの美音の相性は抜群で、第8番は今もって、この曲のベストとされて
います。「英雄」の流線型の名演、第4番の神秘的な響きなど、いずれも傾
聴に値する好企画です。MR2028の音源を見直しマスタリング・エンジニアを
変更し聴きやすく作為のないMEMORIES入魂のリマスタリングです。
<Orchid Classics>
ORC100016 \1750
ウィーン-トーマス・キャロルチェロ・リサイタル
1-4.ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99
5-7.シューベルト(1797-1828):
アルペッジョーネ・ソナタイ短調D821(チェロとピアノ編)
8-10.ベートーヴェン(1770-1827):チェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69
トーマス・キャロル(チェロ)/リル・ウィリアムズ(ピアノ)
トーマス・キャロルはハインリヒ・シフに学んだチェリストで近年指揮者と
しても活躍しています。彼が演奏するこのアルバムはウィーン古典派を代表
する三人の作曲家のチェロ作品集(厳密にいえばシューベルトは違いますが)
です。ブラームスから時代を遡り、シューベルト、ベートーヴェンへと時代
背景を浮かび上がらせながら、的確な表現とメランコリックな感覚を程良く
ブレンド、香り高きウィーンを味わわせてくれます。ブラームスでの華麗な
パッセージ、シューベルトの感傷的なアダージョ、そしてベートーヴェンの
ドラマティックな展開はとてもスリリングです。また、ピアノを演奏する
ウィリアムズの美しいタッチと表現がチェロの美音と溶けあう様は、背筋が
ぞくぞくするほどに感動的です。
ORC100017 \1750
献呈-ニーノ・グヴェタッゼ、リストを弾く
1.ハンガリー狂詩曲第10番ホ長調「前奏曲」S244/R106
2.バラード第2番ロ短調S171/R16
3.シューマン=リスト編曲:ミルテの花より「献呈」
4.シューベルト=リスト編曲:糸を紡ぐグレートヒェン
5-8.ピアノ・ソナタロ短調S178/R21
ニーノ・グヴェタッゼ(ピアノ)
最近何かと話題のグルジア共和国から、また新たなピアニストの登場です。
彼女の名前はニーノ・グヴェタッゼ。6歳からオーケストラと共演するなど、
その才能は早くから知られていましたが、2008年にユトレヒトで開催された
フランツ・リスト国際コンクールで第2位を獲得、同時に聴衆賞と記者賞も
得て、その名前は一気に国際的なものとなりました。世界中のコンサート・
ホールで演奏を重ね、そのどれもが絶賛される彼女、来年には日本へも来日
が予定されています。そんなグヴェタッゼのリスト・アルバムは、何とも言
えないマニアックな選曲がツボです。まずは、技巧的なハンガリー狂詩曲で
聴き手の心を惹きつけ、内省的なバラードで表現力を問い、歌曲の編曲で口
直し、そしてメインのソナタで無口にさせる・・・と万全です。
●Orchid Classics旧譜未案内分
ORC100009 \1750
サンクトペテルブルク
1.ショスタコーヴィチ(1906-1975):ピアノ三重奏曲第1番ハ短調Op.8
2-5.グリンカ(1804-1857):悲愴三重奏曲ニ短調
6-9.グラズノフ(1865-1936):弦楽五重奏曲イ長調Op.39
10.バラキレフ(1837-1910):八重奏曲Op.3
ロンドン・コンコード・アンサンブル
帝政ロシアのかつての首都サンクトペテルスブルク。この地がロシア音楽の
中心であった時代に活躍した、4人の作曲家の作品を集めたアルバムです。
これらの曲はどれも、彼らの初期の作品であり、若々しく瑞々しい感性に満
ちたものばかりです。17歳の時に書かれた美しいショスタコーヴィチのピア
ノ三重奏曲、留学の地、イタリアで構想されたグリンカの「悲愴トリオ」、
作曲家26歳-27歳の頃に書かれた柔らかい響きを持つグラズノフの弦楽五重奏
曲、バラキレフ18歳-19歳の頃に書かれ、未完で終わってしまった八重奏曲。
どれもスラブ的な色彩と爆発的なエネルギーに溢れています。偉大なる作曲
家たちの原点を辿る1枚とも言えるでしょう。
ORC100010 \1750
MILO
1-5.ブリテン(1913-1976):チェロ・ソナタハ長調Op.65
6.ブリッジ(1879-1941):4つの小品より第2番春の歌(チェロとピアノ編)
7.ブリッジ:メロディー(チェロとピアノ編)
8-10.タネジ(1960-):スリープ・オン
11-12:ブリッジ:チェロ・ソナタOp.125
13.タネジ:MILO
ガイ・ジョンストン(チェロ)/キャサリン・ストット(ピアノ)
このアルバムには、作曲家、演奏家たちによる「豊かな交友関係」が見てと
れます。まずはブリッジとブリテン。10歳の時にブリッジの交響組曲「海」
を聴き衝撃を受けたブリテンは、その3年後にブリッジから作曲のレッスンを
受けることになります。ブリッジの音楽はしばしば「サロン風」と評されま
すが、ここで聴けるチェロ・ソナタの晦渋な作風は、確かにブリテンが影響
を受けるであろう先進的な音楽です。そんなブリテンのチェロ・ソナタは稀
代の名チェリスト、ロストロポーヴィチとの出会いから生まれたもの。ブリ
テンは、無伴奏チェロ組曲を始め、いくつかの作品をロストロポーヴィチに
捧げています。そして、タネージと親交を結んだのは、このアルバムでチェ
ロを演奏するジョンストンです。アルバムの最後に置かれた「MILO」は、タ
ネジの息子MILOのために書かれた子守歌ですが、ジョンストンは初演者であ
り、またMILOのゴッドファーザー(!)だということです。渋い曲で独特の名
演を聴かせるキャサリン・ストットのピアノも雄弁です。
ORC100011 \1750
シューマン:交響曲第3番 変ホ長調「ライン」Op.97
デュッセルドルフ交響楽団
マリオ・ヴェンツァーゴ(指揮)
各方面で豪放、かつ独自の解釈を聴かせ、通の間で話題の指揮者ヴェンツァ
ーゴ。ここでは彼が最も得意とするシューマンの「ライン」のライヴ録音で
す。この演奏もひたすら濃いです。第1楽章の冒頭から「流麗さ」がありませ
ん。滔々と流れるはずのライン川は、色々なところで停滞します。しかし、
これが面白いんです。これを歌謡性というのかわかりませんが、とにかく聞
いてて「おっ!」と叫びたくなることばかり。至るところ意味ありげで、常
に「私を見よ」とばかりの強い自己主張がたまりません。1楽章を聴いただけ
でお腹一杯になる事必至。2楽章も冒頭から快感の波に揉まれます。そのまま
最後までぜひどうぞ。満場の拍手で我に帰るのもいいものです。
<Canary Classics>
CC-09 \2480
1-4.ロス・エドワーズ(1943-):ヴァイオリン協奏曲「マニニャス」
5-7.シベリウス(1865-1975):ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
アデレ・アンソニー(ヴァイオリン)
アデレード交響楽団/アルヴォ・ヴォルマー(指揮)
録音 2009年7月10-12日オーストラリア アデレード・タウン・ホール
幼い頃から天才少女の名を欲しいままにし、10歳でチャールズ皇太子の御前
演奏を行い、相前後してアデレード交響楽団と共演。瞬く間にその名を知ら
しめたヴァイオリニスト、アデレ・アンソニー。才能あるヴァイオリニスト
として、またギル・シャハムの妻として知られる彼女が奏でる2つの協奏曲を
お届けします。最初はオーストラリアの作曲家、エドワーズです。彼は1980
年代から、オーストラリアの民族音楽や、自然の音、アフリカ音楽、東洋音
楽から自然の音など、全てを融合した世界を構築し、いくつかの作品を生み
出しています。この協奏曲も、彼が追い求めて続けている「マニニャ」の世
界を具現化した作品の一つです。執拗にパターン化された情熱的なリズム、
ほどよいロマンティックさ、超絶技巧を駆使した光輝くパッセージ。変幻自
在な世界が広がります。もう1曲はシベリウス。アンソニーは13歳の時にオー
ストラリア放送が主催するコンクールで最年少優勝を果たしましたが、その
時の曲目がこのシベリウスのヴァイオリン協奏曲でした。それからほぼ20年。
彼女の才能にほれ込んだヴォルマー(彼はシベリウス指揮者として名高い)が、
この曲の演奏を持ちかけ、今回の録音が実現しました。繊細さと豪壮さを兼
ね備えた彼女のシベリウスは、とてもチャーミングなものです。
<LPO>
LPO-0056 \2080
フェルッチョ・ブゾーニ:歌劇「ファウスト博士」(演奏会用短縮版)
1-3.序幕1/4-5.序幕2/6-9.第1の情景 /10.交響的間奏曲/11.第2の情景
/12-16.終りの情景
ファウスト博士…D.フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
メフィストフェレス…リチャード・ルイス(テノール)
ワーグナー…イアン・ウォーレス(バス・バリトン)
パルマ公妃…ヘザー・ハーパー(ソプラノ)
パルマ公…ジョン・キャメロン(バス)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
アンブロジアン・シンガーズ
ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック合唱団
エイドリアン・ボールト(指揮)
録音 1959年11月13日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
ブゾーニの(1866-1924)畢生のオペラ「ファウスト博士」は、20世紀の歌劇の
中でも、極めて特異な作品の一つとして知られています。この作品は、良く
知られたゲーテの戯曲ではなく、彼自身がほぼ20年に渡って、様々な素材か
ら歌詞を求め、台本から作り上げたもの。しかし1924年に作曲家が死去した
ことで未完成のまま残され、弟子のヤルナッハによって、その翌年に補筆完
了されました。この1959年の録音は、フィッシャー=ディースカウとエイド
リアン・ボールト卿による短縮版で、この曲の世界初演記録となるものです。
この曲をBBCで最初に放送したジョン・エイミスによるブックレットには、
彼ならではの演奏者たちへの賛辞、考察が述べられており、録音当時の放送
メモには、作品への深い洞察も伺い知ることができます。アーカイヴとして
も貴重なものです(英語のみ)。
当店では初めてのご案内となりますが、5月に発売されて好評品切れとなって
おりましたBOXが再プレスされることになりました。今回も限定プレスと
なりますので、予定数に達した場合は入手できない場合もございますので、
お早めにご検討下さい(Goodies)
CDALP016-23 アナログLP 10枚組 \51000
『ヨハンナ・マルツィ-EMIレコーディングス』
ブラームス: ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op77
ポール・クレツキ指揮/フィルハーモニア管弦楽団
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1002
J.S.バッハ: 同曲 BWV1003-1004
J.S.バッハ: 同曲 BWV1005-1006
シューベルト:
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 D384、第2番イ短調 D385
ジャン・アントニエッティ(Pf)
シューベルト: 華麗なるロンド ロ短調 D895、幻想曲 ハ長調 D934
伴奏同上
シューベルト:
ヴァイオリン・ソナタ第3番ト短調 D408、
ヴァイオリン・ソナタ第4番イ長調 D574
伴奏同上
メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲ホ長調 Op64
ベートーヴェン: ロマンス第1番ト長調 Op40、第2番ヘ長調 Op50
内容は上記8組のセットで、盤が計10枚となります。
カッティング:Abey Roadスタジオ
プレス:ドイツ-Optimal社
(Pallas社より変更で、全体の質にさらなる磨きをかけています)
【内 容】33rpm 180g 10LPs
ホイル・ブロック&クロスバウンド仕上げ、質感の良い外装BOXケース
セッション中のアーティスト写真をあしらったジャケット。ジャケット内に
もレアな当時の写真、アートワークが封入。その他にもいろいろ工夫が凝ら
されており、センスの良さと相当なこだわりが感じられます。
クー・ダルシェ制作のLPは全てハイ・クオリティ180g重量盤LP
オーディオファイル仕様。音質はこれまでも非常に高い評価を受けています。
<VIRGIN CLASSICS>
VCS-0708752 5枚組 \2080
フォーレ:室内楽全集(限定盤)
CD1
1.ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調作品13
2.子守歌 作品16
3.ロマンス作品28
4.アンダンテ作品75
5.初見視奏曲
6.ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調作品108
ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)
ミシェル・ダルベルト(ピアノ)(1-5)、ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)(6)
CD2
1.ソナタ(チェロとピアノのための)第1番ニ短調作品109
2.エレジー作品24
3.チェロのための小品(蝶々)作品77
4.ロマンス作品69
5.セレナード作品98
6.シシリエンヌ作品78
7.ソナタ(チェロとピアノのための)第2番ト短調作品117
ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
ミシェル・ダルベルト(ピアノ)(1-6)、ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)(7)
CD3
1.ピアノ三重奏曲ニ短調作品120
ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)
ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
2.弦楽四重奏曲ホ短調作品121
エベーヌ四重奏団
(ピエール・コロンブ‐ヴァイオリン、
ガブリエル・ル・マガドゥア‐ヴァイオリン、
マチュー・エルツォグ‐ヴィオラ、ラファエル・メルラン‐チェロ)
CD4
1.ピアノ四重奏曲第1番ハ短調作品15
2.ピアノ四重奏曲第2番ト短調作品45
ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)
ジェラール・コーセ(ヴィオラ)
ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
ミシェル・ダルベルト(1)、ニコラ・アンゲリッシュ(2)(ピアノ)
CD5
1.ピアノ五重奏曲第1番ニ短調作品89
2.ピアノ五重奏曲第2番ハ短調作品115
3.初見視奏曲(2つのチェロのための)
エベーヌ四重奏団
(ピエール・コロンブ‐ヴァイオリン、
ガブリエル・ル・マガドゥア‐ヴァイオリン、
マチュー・エルツォグ‐ヴィオラ、ラファエル・メルラン‐チェロ)
ミシェル・ダルベルト(1)、ニコラ・アンゲリッシュ(2)(ピアノ)
ゴーティエ・カピュソン(チェロ)、ラファエル・メルラン(チェロ)(3)
ゴーティエ兄弟、アンゲリッシュ、エベーヌ四重奏団他、フランスの現代を
代表するアーティスト達によるフランス室内楽作品の中核をなすフォーレ作
品全集。
新世代による記念碑的アルバム
VCW-0709222 \1600
モーツァルト:
1.弦楽四重奏曲ニ短調K421
2.ディヴェルティメント ヘ長調K138
3.弦楽四重奏曲ハ長調K465「不協和音」
エベーヌ四重奏団
(ピエール・コロンブ‐ヴァイオリン、
ガブリエル・ル・マガドゥア‐ヴァイオリン、
マチュー・エルツォグ‐ヴィオラ、ラファエル・メルラン‐チェロ)
ジュエル・ボックス 16Pブックレット
エベーヌQのヴァージン・レーベルへの第4作、ポップス/ジャズを志向した
前作から一転弦楽四重奏曲の原点、モーツァルトのハイドン・セット作品に
取り組みました。第1ヴァイオリンのコロンブは「『Fictions』の後に、四重
奏のルーツの戻った、真に古典的で、核となる音楽を選択するのはとても良
い考えだと私たちは感じました。少し以前に他のレーベルにハイドンを録音
をしましたが、今、モーツァルトに取り組まなければと感じたのです。確か
に、長きにわたってモーツァルトを演奏してきていますが、ここ1、2年でそ
の音楽をやる必要を更に更に感じていたのです。その音楽はとても豊かで微
妙な難しさに満ち、完全に無駄な装飾をもたずにしかも天才的な驚くべき音
楽です。」とかたり彼らのモーツァルト作品への傾注を語っています。
DVBW-6286689(DVD-Video) \1880
フォリー・ベルジェールでのフィクション-ライヴ・イン・パリ
01.Footprints
02.ネイチャー・ボーイ
03.ミザルー(「パルプ・フィクション」より)
04.Unrequited
05.コーリング・ユー(「バグダッド・カフェ」より)
06.コルコヴァド w/ステイシー・ケント
07.All blues/so what
08.虹の彼方に(「オズの魔法使い」より) w/ナタリー・デセイ
09.リベルタンゴ
10.Nothing personal
11.7-29-4 the day of (「オーシャンズ12」より)
12.いつか王子様が
13.Streets of philadelphia (「フィラデルフィア」より)
Bonus:
01.What are you doing the rest of your life w/ナタリー・デセイ
02.Les eaux de mars(Aguas de marco) w/ステイシー・ケント
エベーヌ四重奏団
(ピエール・コロンブ‐ヴァイオリン、
ガブリエル・ル・マガドゥア‐ヴァイオリン、
マチュー・エルツォグ‐ヴィオラ、ラファエル・メルラン‐チェロ)
リシャール・エリイ(ドラムス/パーカッション)
ゲスト参加:ナタリー・デセイ、ステイシー・ケント、ジム・トムリンソン
ライヴ録音:2010年11月15日 ル・フォリー・ベルジェール、パリ
監督:オリヴィエ・シモネ
収録時間:約82分
字幕:フランス語、英語
世界が注目したエベーヌのジャズ、ポップ音楽作品アルバムをステージ・ラ
イヴで再現。多彩なゲスト参加のライヴを収録。
VCW-0709072 \1600
レオ、スカルラッティ/LAMENTAZIONE
2.アントニオ・ロッティ:クルシフィクス(10声部のための)
3.レグレンツィ:Quam amarum est Maria
4.カルダーラ:クルシフィクス(16声部のための)
5.レオ:ミゼレーレ・メイ・デウス(2つのcori obligatiのための)
6.アントニオ・ロッティ:
クルシフィクス・エティアム・プロ・ノービス(8声部のための)
レザール・フロリサン合唱団
レザール・フロリサン
ポール・アグニュー指揮
ジュエル・ボックス 36Pブックレット
今やクリスティと共にレザール・フロリサンを指揮するアグニューのデビュ
ー録音。2010年9月、フランス東部、スイスとの国境近くの町、アンブロネイ
でのフェスティヴァルの一環として、900年もの歴史を持つベネディクト修道
院で、アグニューの指揮のもと、アンサンブルはイタリア・バロック作品の
コンサートを開催。それに先立ってこのアルバムが収録されました。歌手と
して名声を持つアグニューの新たな指揮活動にご注目下さい。
●PREMIUM シリーズ
ヴァージン・クラシックスの定評ある名盤をお求め易い価格でご案内するシ
リーズ。ジュエル・ボックス 12Pブックレット
VMW-0293152 \1050
ベートーヴェン:
1.弦楽四重奏曲第11番ヘ短調作品95「セリオーソ」
2.弦楽四重奏曲第15番イ短調作品132
ボロディン弦楽四重奏団
(ミハイル・コぺルマン‐ヴァイオリン、
アンドレイ・アブラメンコフ‐ヴァイオリン、
ドミトリ・シェバリン‐ヴィオラ、
ヴァレンティン・ベルリンスキー‐チェロ)
VMW-0293162 \1050
ショパン:ポロネーズ集
1.第7番変イ長調作品61「幻想ポロネーズ」
2.第1番嬰ハ短調作品26の1
3.第2番変ホ短調作品26の2
4.第3番イ長調作品40の1「軍隊」
5.第4番ハ短調作品40の2
6.第5番嬰ヘ短調作品44「悲劇的」
7.第6番変イ長調作品53「英雄ポロネーズ」
8.第8番ニ短調作品71の1(遺作)
9.第9番変ロ長調作品71の2(遺作)
10.第10番ヘ短調作品71の3(遺作)
11.アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調作品22
フランソワ=ルネ・デュシャーブル(ピアノ)
VMW-0293232 \1050
ベル・カント・アリア集-ロッシーニ&ドニゼッティ
ロッシーニ:
1.悲しみと涙のうちに生まれて(「チェレネントラ」)
2.ひどい運命よ!愛の暴君よ!(「アルジェのイタリア女」)
3.皆さん、いかがなさいました...祖国を思い(「アルジェのイタリア女」)
ドニゼッティ:
4.あのリミニの戦いで(「ルクレツィア・ボルジア」)
5.幸せでいるための秘密(「ルクレツィア・ボルジア」)
6.Popolo, amici, sanguinosi allori…Ah! Si, da tanti affanni
(「グラナダのアラホール」)
7.キスを、もう一度キスを(「アンナ・ボレーナ」)
ロッシーニ:
8.Mura felici(「湖上の美人」)
9.おお、この日をいつも覚え(「セミラーミデ」)
10.今の歌声は(「セビーリャの理髪師」)
ヴィヴィカ・ジノー(メゾ・ソプラノ)
アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ
ジョン・ネルソン指揮
VMW-0293192 \1050
ロシア・バレエ音楽集
1.チャイコフスキー:ポロネーズ(「エフゲニー・オネーギン」)
2.ハチャトゥリアン:ワルツ(「仮面舞踏会」)
3.ショスタコーヴィチ:ポルカ(「黄金時代」)
4.プロコフィエフ:行進曲(「3つのオレンジへの恋」)
5.チャイコフスキー:花のワルツ(「くるみ割り人形」)
6.ハチャトゥリアン:剣の舞(「ガヤネー(ガイーヌ)」)
7.グラズノフ:間奏曲(「ライモンダ」)
8.リャードフ:アマゾンの踊り
9.ショスタコーヴィチ:ワルツ第2番(ジャズ組曲第2番)
10.プロコフィエフ:騎士たちの踊り(「ロミオとジュリエット」)
11.チャイコフスキー:ワルツ(「エフゲニー・オネーギン」)
12.ショスタコーヴィチ:タヒチ・トロット
13.グリンカ:幻想ワルツ
14.ボロディン:だったん人の踊り(「イーゴリ公」)
マリインスキー合唱団
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
VMW-0294292 \1050
ビクトリア:聖週間の聖務日課
[聖木曜日のための]
第2夜課
1.わが友は口づけの印を
2.恥知らずの商人ユダは
3.わが弟子のうちのひとり
第3夜課
4.われは汚れなき子羊のごとく
5.ひとときも警戒なしでいられようか
6.人びとの長老
[聖金曜日のための]
第2夜課
7.汝ら盗賊を捕えるごとく
8.あまねく暗くなりて
9.わが愛する魂をば
第3夜課
10.われは不正な者の手にわたされ
11.不正の者はイエスを裏切り
12.わが眼は涙にくもりて
[聖土曜日のための]
第2夜課
13.われらが羊飼は隠れたまいぬ
14.おお、この道を行ったすべての人よ
15.見よ、正しき者の最後を
第3夜課
16.地上の王たちは同盟を結び
17.われは墓に降りる人びととともに敬う
18.主は埋葬された
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファー指揮
<MEMORIES>
MR2175/2179 5枚組 \2080
ベートーヴェン:交響曲全集(カプリング順
全てフェリックス・ワインガルトナー指揮、モノラル録音
CD1
交響曲第1番、交響曲第3番「英雄」
ウィーンフィル 1937年10月、1936年5月スタジオ録音
CD2
交響曲第4番、交響曲第6番「田園」
ロンドンフィル、1933年11月スタジオ録音
ロイヤルフィル、1927年1月スタジオ録音
CD3
交響曲第8番、 交響曲第5番「運命」
ウィーンフィル、1936年スタジオ録音
ロンドンフィル、1933年スタジオ録音
CD4
交響曲第2番、交響曲第7番
ロンドン響、1938年3月スタジオ録音
ウィーンフィル、1936年スタジオ録音
CD5
交響曲第9番、ウィーンフィル
ウィーン国立歌劇場合唱団
ゲオルグ・マイクル(T)、ロゼット・アンダイ(CA)
リヒャルト・マイル(Bs)、ルイゼ・ヘレツグリューバー(S)
ベートーヴェンの交響曲全曲を史上初めて録音したのは、フルトヴェングラ
ーでもトスカニーニでもワルターでもメンゲルベルクでもなく、巨匠ワイン
ガルトナーです。その熱意は、複数の曲を複数回スタジオ録音していること
でも容易に窺い知れます。それだけワインガルトナーは人気があり、市場の
要求も高かった表れとも言えます。ワインガルトナーの演奏スタイルは、力
まず、張らずのスマートで洗練されたもので、その高貴な芸風とウィーン
フィルの美音の相性は抜群で、第8番は今もって、この曲のベストとされて
います。「英雄」の流線型の名演、第4番の神秘的な響きなど、いずれも傾
聴に値する好企画です。MR2028の音源を見直しマスタリング・エンジニアを
変更し聴きやすく作為のないMEMORIES入魂のリマスタリングです。
<Orchid Classics>
ORC100016 \1750
ウィーン-トーマス・キャロルチェロ・リサイタル
1-4.ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99
5-7.シューベルト(1797-1828):
アルペッジョーネ・ソナタイ短調D821(チェロとピアノ編)
8-10.ベートーヴェン(1770-1827):チェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69
トーマス・キャロル(チェロ)/リル・ウィリアムズ(ピアノ)
トーマス・キャロルはハインリヒ・シフに学んだチェリストで近年指揮者と
しても活躍しています。彼が演奏するこのアルバムはウィーン古典派を代表
する三人の作曲家のチェロ作品集(厳密にいえばシューベルトは違いますが)
です。ブラームスから時代を遡り、シューベルト、ベートーヴェンへと時代
背景を浮かび上がらせながら、的確な表現とメランコリックな感覚を程良く
ブレンド、香り高きウィーンを味わわせてくれます。ブラームスでの華麗な
パッセージ、シューベルトの感傷的なアダージョ、そしてベートーヴェンの
ドラマティックな展開はとてもスリリングです。また、ピアノを演奏する
ウィリアムズの美しいタッチと表現がチェロの美音と溶けあう様は、背筋が
ぞくぞくするほどに感動的です。
ORC100017 \1750
献呈-ニーノ・グヴェタッゼ、リストを弾く
1.ハンガリー狂詩曲第10番ホ長調「前奏曲」S244/R106
2.バラード第2番ロ短調S171/R16
3.シューマン=リスト編曲:ミルテの花より「献呈」
4.シューベルト=リスト編曲:糸を紡ぐグレートヒェン
5-8.ピアノ・ソナタロ短調S178/R21
ニーノ・グヴェタッゼ(ピアノ)
最近何かと話題のグルジア共和国から、また新たなピアニストの登場です。
彼女の名前はニーノ・グヴェタッゼ。6歳からオーケストラと共演するなど、
その才能は早くから知られていましたが、2008年にユトレヒトで開催された
フランツ・リスト国際コンクールで第2位を獲得、同時に聴衆賞と記者賞も
得て、その名前は一気に国際的なものとなりました。世界中のコンサート・
ホールで演奏を重ね、そのどれもが絶賛される彼女、来年には日本へも来日
が予定されています。そんなグヴェタッゼのリスト・アルバムは、何とも言
えないマニアックな選曲がツボです。まずは、技巧的なハンガリー狂詩曲で
聴き手の心を惹きつけ、内省的なバラードで表現力を問い、歌曲の編曲で口
直し、そしてメインのソナタで無口にさせる・・・と万全です。
●Orchid Classics旧譜未案内分
ORC100009 \1750
サンクトペテルブルク
1.ショスタコーヴィチ(1906-1975):ピアノ三重奏曲第1番ハ短調Op.8
2-5.グリンカ(1804-1857):悲愴三重奏曲ニ短調
6-9.グラズノフ(1865-1936):弦楽五重奏曲イ長調Op.39
10.バラキレフ(1837-1910):八重奏曲Op.3
ロンドン・コンコード・アンサンブル
帝政ロシアのかつての首都サンクトペテルスブルク。この地がロシア音楽の
中心であった時代に活躍した、4人の作曲家の作品を集めたアルバムです。
これらの曲はどれも、彼らの初期の作品であり、若々しく瑞々しい感性に満
ちたものばかりです。17歳の時に書かれた美しいショスタコーヴィチのピア
ノ三重奏曲、留学の地、イタリアで構想されたグリンカの「悲愴トリオ」、
作曲家26歳-27歳の頃に書かれた柔らかい響きを持つグラズノフの弦楽五重奏
曲、バラキレフ18歳-19歳の頃に書かれ、未完で終わってしまった八重奏曲。
どれもスラブ的な色彩と爆発的なエネルギーに溢れています。偉大なる作曲
家たちの原点を辿る1枚とも言えるでしょう。
ORC100010 \1750
MILO
1-5.ブリテン(1913-1976):チェロ・ソナタハ長調Op.65
6.ブリッジ(1879-1941):4つの小品より第2番春の歌(チェロとピアノ編)
7.ブリッジ:メロディー(チェロとピアノ編)
8-10.タネジ(1960-):スリープ・オン
11-12:ブリッジ:チェロ・ソナタOp.125
13.タネジ:MILO
ガイ・ジョンストン(チェロ)/キャサリン・ストット(ピアノ)
このアルバムには、作曲家、演奏家たちによる「豊かな交友関係」が見てと
れます。まずはブリッジとブリテン。10歳の時にブリッジの交響組曲「海」
を聴き衝撃を受けたブリテンは、その3年後にブリッジから作曲のレッスンを
受けることになります。ブリッジの音楽はしばしば「サロン風」と評されま
すが、ここで聴けるチェロ・ソナタの晦渋な作風は、確かにブリテンが影響
を受けるであろう先進的な音楽です。そんなブリテンのチェロ・ソナタは稀
代の名チェリスト、ロストロポーヴィチとの出会いから生まれたもの。ブリ
テンは、無伴奏チェロ組曲を始め、いくつかの作品をロストロポーヴィチに
捧げています。そして、タネージと親交を結んだのは、このアルバムでチェ
ロを演奏するジョンストンです。アルバムの最後に置かれた「MILO」は、タ
ネジの息子MILOのために書かれた子守歌ですが、ジョンストンは初演者であ
り、またMILOのゴッドファーザー(!)だということです。渋い曲で独特の名
演を聴かせるキャサリン・ストットのピアノも雄弁です。
ORC100011 \1750
シューマン:交響曲第3番 変ホ長調「ライン」Op.97
デュッセルドルフ交響楽団
マリオ・ヴェンツァーゴ(指揮)
各方面で豪放、かつ独自の解釈を聴かせ、通の間で話題の指揮者ヴェンツァ
ーゴ。ここでは彼が最も得意とするシューマンの「ライン」のライヴ録音で
す。この演奏もひたすら濃いです。第1楽章の冒頭から「流麗さ」がありませ
ん。滔々と流れるはずのライン川は、色々なところで停滞します。しかし、
これが面白いんです。これを歌謡性というのかわかりませんが、とにかく聞
いてて「おっ!」と叫びたくなることばかり。至るところ意味ありげで、常
に「私を見よ」とばかりの強い自己主張がたまりません。1楽章を聴いただけ
でお腹一杯になる事必至。2楽章も冒頭から快感の波に揉まれます。そのまま
最後までぜひどうぞ。満場の拍手で我に帰るのもいいものです。
<Canary Classics>
CC-09 \2480
1-4.ロス・エドワーズ(1943-):ヴァイオリン協奏曲「マニニャス」
5-7.シベリウス(1865-1975):ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
アデレ・アンソニー(ヴァイオリン)
アデレード交響楽団/アルヴォ・ヴォルマー(指揮)
録音 2009年7月10-12日オーストラリア アデレード・タウン・ホール
幼い頃から天才少女の名を欲しいままにし、10歳でチャールズ皇太子の御前
演奏を行い、相前後してアデレード交響楽団と共演。瞬く間にその名を知ら
しめたヴァイオリニスト、アデレ・アンソニー。才能あるヴァイオリニスト
として、またギル・シャハムの妻として知られる彼女が奏でる2つの協奏曲を
お届けします。最初はオーストラリアの作曲家、エドワーズです。彼は1980
年代から、オーストラリアの民族音楽や、自然の音、アフリカ音楽、東洋音
楽から自然の音など、全てを融合した世界を構築し、いくつかの作品を生み
出しています。この協奏曲も、彼が追い求めて続けている「マニニャ」の世
界を具現化した作品の一つです。執拗にパターン化された情熱的なリズム、
ほどよいロマンティックさ、超絶技巧を駆使した光輝くパッセージ。変幻自
在な世界が広がります。もう1曲はシベリウス。アンソニーは13歳の時にオー
ストラリア放送が主催するコンクールで最年少優勝を果たしましたが、その
時の曲目がこのシベリウスのヴァイオリン協奏曲でした。それからほぼ20年。
彼女の才能にほれ込んだヴォルマー(彼はシベリウス指揮者として名高い)が、
この曲の演奏を持ちかけ、今回の録音が実現しました。繊細さと豪壮さを兼
ね備えた彼女のシベリウスは、とてもチャーミングなものです。
<LPO>
LPO-0056 \2080
フェルッチョ・ブゾーニ:歌劇「ファウスト博士」(演奏会用短縮版)
1-3.序幕1/4-5.序幕2/6-9.第1の情景 /10.交響的間奏曲/11.第2の情景
/12-16.終りの情景
ファウスト博士…D.フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
メフィストフェレス…リチャード・ルイス(テノール)
ワーグナー…イアン・ウォーレス(バス・バリトン)
パルマ公妃…ヘザー・ハーパー(ソプラノ)
パルマ公…ジョン・キャメロン(バス)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
アンブロジアン・シンガーズ
ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック合唱団
エイドリアン・ボールト(指揮)
録音 1959年11月13日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
ブゾーニの(1866-1924)畢生のオペラ「ファウスト博士」は、20世紀の歌劇の
中でも、極めて特異な作品の一つとして知られています。この作品は、良く
知られたゲーテの戯曲ではなく、彼自身がほぼ20年に渡って、様々な素材か
ら歌詞を求め、台本から作り上げたもの。しかし1924年に作曲家が死去した
ことで未完成のまま残され、弟子のヤルナッハによって、その翌年に補筆完
了されました。この1959年の録音は、フィッシャー=ディースカウとエイド
リアン・ボールト卿による短縮版で、この曲の世界初演記録となるものです。
この曲をBBCで最初に放送したジョン・エイミスによるブックレットには、
彼ならではの演奏者たちへの賛辞、考察が述べられており、録音当時の放送
メモには、作品への深い洞察も伺い知ることができます。アーカイヴとして
も貴重なものです(英語のみ)。