クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-07 No.22

2011年07月21日 17時46分23秒 | Weblog
★MUSIC&ARTS、WHRAレーベル旧譜セールのご案内★
73タイトルの旧譜特価セールを行ないます。
セール期間:2011年9月30日まで
詳細は当店HPにございます。
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/ma_2011.html

★CSO RESOUND & Profilレーベル 厳選特価セール★
セール期間:2011年8月下旬まで
詳細は当店HPにございます。
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/cso2011.html

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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<harmonia mundi>
HMC 902092 ¥2450
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):作品集
(1)弦楽五重奏曲 ハ長調 G.324, op.30-6
(2)弦楽五重奏曲第6番 ホ長調 G.275, op.11-5
(3)弦楽四重奏曲 ト短調 G.205, op.32-5
(4)ギター五重奏曲第6番 ニ長調 G.448
カザルス弦楽四重奏団〔アベル・トマス・レアルプ(Vn)、
ヴェラ・マルティナス・メーナー(Vla)、
ジョナサン・ブラウン(Vc)、
アルノー・トーマス・レアルプ(Vc/ (1)1st 、(2)2nd)
エッカルト・ルンゲ(Vc/(1)2nd 、(2)1st)
カールス・トレパット(ギター)
ダニエル・トゥンマー(カスタネット)
録音:2010年4月
ボッケリーニといえば、あのメヌエット(弦楽五重奏曲第6番の第3楽章)がなん
といっても有名ですが、このディスクに収録されている他の楽曲を聴けば、彼
がいかに天才のきらめきに満ちた音楽を遺したか、ということをあらためて実
感できるでしょう。ギター五重奏終楽章ファンダンゴでのカスタネットの巧み
な使用、弦楽四重奏曲のエレガントなウィーン様式など、多様なスタイルには
圧倒されます。また、弦楽五重奏曲 ハ長調 G.324, op.30-6「マドリッドの夜
の音楽」は、描写音楽。町の教会がアヴェ・マリアを奏でる情景から始まり、
盲人の乞食のメヌエット(この描写場面では、チェロ奏者は楽器をギターのよ
うにかまえ、指で弦をかきならすことが要求されます)、さらには真摯な祈り
など、人々が行き交う通りで繰り広げられる様々なドラマが巧みに描かれてお
り、ボッケリーニの腕が冴えます。1997年にマドリッドで結成されたカザルス
弦楽四重奏団のメンバーによる、スペインの血の通ったエネルギー溢れる演奏
は見事。アルテミス弦楽四重奏団の創設者でありチェロ奏者、ゲスト奏者のル
ンゲが参加しての、弦楽五重奏は感動的です。ギターのカールス・トレパット
は、世界的なコンクールで優勝した実力者で、フラメンコ・アーティストとの
共演も多く、また、マリナーらクラシックの大御所との共演経験もるなど、
幅広く世界的に活躍しています。ボッケリーニの作品の魅力、独特のスペイ
ンの薫りが実に生き生きと引き出された秀逸の1枚。





<ALTUS>
ALT 206 ¥2450
リヒャルト・シュトラウス:
(1)交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
(2)ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
(3)楽劇《サロメ》より《7つのヴェールの踊り》
準・メルクル(指揮)、国立リヨン管弦楽団
録音:(1) 2010年9月リヨン、モーリス・ラヴェルホール(オーディトリウム)
ライヴ
(2)(3) 2007年6月リヨン、モーリス・ラヴェルホール(オーディトリウム)
ライヴ
メルクルがリヨン管に就任して以来、マーラー:交響曲第3番(ALT 145/6)、ベ
ートーヴェン:交響曲第9番(ALT 147)、ベートーヴェン:交響曲第2番&第6番
「田園」(ALT 181)、ムソルグスキー:展覧会の絵(ALT194)など、数多くの録音
をのこしてきました。期待の最新盤は相性抜群のR.シュトラウスです!この録
音についてメルクルは以下のように述べております。
『リヨン管弦楽団との演奏でR.シュトラウスの録音が最も重要なものとなりま
した。それは、フランスのオーケストラ独特のクオリティーである、透明感に
溢れ、色彩豊かな表現を我々は獲得したからです。一方でこのレパートリーに
より、オーケストラは深遠なサウンドでセクションを上手くブレンドするいわ
ゆる「ドイツ的クオリティー」も得たのです。』-準・メルクル-




<haenssler>
98 631 ¥2080
日本語解説書&帯付
日本のピアノ曲
諸井三郎:ピアノソナタ第2番(1940)
武満徹:雨の樹素描
池辺晋一郎:大地は蒼い一個のオレンジのような
藤家溪子:水辺の組曲(全12曲)
ゲルハルト・オピッツ(Pf)
[録音:2011年3月/ノイマルクト]
驚くべき企画が実現しました。ドイツ・ピアニズムの継承者として、ベートー
ヴェンやシューベルトの演奏で高い評価を得ている大物ピアニスト、ゲルハル
ト・オピッツが日本のピアノ曲に挑戦しました。昨今、さまざまな演奏家が邦
人録音に取り組んでいますが、オピッツのような王道系が録音するとは思いも
よりませんでした。
もともとオピッツは日本の文化にたいへん興味を持ち、年の4分の1は鎌倉に住
むという親日家。日本のピアノ作品に興味を持ち、アルバムを作りたいという
希望はずっと持っていました。それをドイツ・ヘンスラー社が受け入れ、弊社
(キングインターナショナル)に協力を求めてきました。
キングインターナショナルは、かねてオピッツで録音したいと夢みていた諸井
三郎の「ピアノソナタ第2番」(通称「大ソナタ」)の楽譜を見せたところ、本人
の弁によれば「ひと目で気に入り」、「こんな素晴らしい曲を日本人が顧みな
いのなら、私が弾いて広めるのが役目と思う」と収録を快諾しました。それど
ころか、以後オピッツは諸井三郎の大ファンとなり、出来る限りCDを集め、
「諸井さんと知り合いになれなかったことを本当に残念に思う」と本CDライナ
ーノーツ(オピッツ本人執筆)にも記しています。
諸井三郎の「ピアノソナタ第2番」は1940(昭和15)年に作曲され、井口基成に
より初演されました。同時期の「交響曲第3番」と姉妹作というべき内容で、
演奏時間30分の大作。作曲技法は精緻を極め、演奏には非常に高度な技巧と
堅固な、構成力が要求される難曲。ゆえに、「日本ピアノ音楽史の最高傑作」
と称されながらも、初演以来ほとんど公開演奏されることもなく、LP・CDの
ない幻の作品となっていました。
オピッツの演奏は期待以上の素晴らしさ。重厚かつ堂々とし、交響曲に匹敵す
る巨大な音楽に仕上げています。ことに繊細な哀歌を漂わせる第3楽章の観照
的、瞑想的な深みは涙なしには聴けません。
録音は東日本大震災直後にドイツで行われました。ひとりの日本人スタッフ
もなしに、ドイツ人だけで完成させました。オピッツとヘンスラー制作陣の、
日本へのエールで、心から感動させてくれます。オピッツ自身の作品観と、
作曲者自身による楽曲解説の日本語解説書&帯付です。




<PROFIL>
PH 05017 3枚組 ¥6450
フンパーディンク:「王の子供たち」
トーマス・モーザー(T 王の息子)
ダグマール・シェレンベルガー(S ガチョウ番の娘)
ディートリヒ・ヘンシェル(Br ヴァイオリン弾き)
マリリリン・シュミージュ(Ms 魔女)
アンドレアス・コーン(Bs きこり)
ほか
ファビオ・ルイージ(指)
ミュンヘン放送管弦楽団,
バイエルン放送交響合唱団,ミュンヘン少年合唱団
録音:1996年3月22、24日、ミュンヘン
かつてCALIGレーベルから発売された録音の久々の再発です。
「ヘンゼルとグレーテル」で有名なエンゲルベルト・フンパーディンクは、他
にもいくつかオペラを書き残しており、その中ではこの「王の子供たち」が比
較的知られています。やはりメルヘン調の題材ながら、こちらは悲劇。森の中
で魔女に働かされているガチョウ番の娘と、王の息子(継承権のない王の子)が
出会い、恋に落ちる。魔女の魔法で森から出られないガチョウ番の娘だったが、
彼女も王家の血筋を引いていることを知り、王の息子と結ばれるため自力で魔
力を破り町へ向かう。しかしそれぞれ町へ向かった二人は、結局市民たちから
追い出され、森の中で魔女の焼いた死のパンを食べて死んでしまう。音楽にも
ワーグナーの影響が顕著で、「ヘンゼルとグレーテル」に比べ遥かにロマン
ティックな色彩が豊かな作品になっています。
この録音は1996年にバイエルン放送が収録したもの。王の息子にトーマス・
モーザー、ガチョウ番の娘にダグマル・シェレンベルガー、ヴァイオリン弾
きにディートリヒ・ヘンシェルと、マイナーオペラとは思えないほどの豪華
キャスト。しかも指揮はファビオ・ルイージ!当時ルイージは、彼の名声を
高める礎となったウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の首席指揮者に
就任して間もないころで、評判が急上昇しているころでした。埋もれてしま
いがちな「王の子供たち」をこれだけの充実した面々の演奏で聞けるのはあ
りがたいことでしょう。




<Solo Voce>
SV 8553212 2枚組 ¥4050
プッチーニ:「西部の娘」
ダニエラ・デッシー(S ミニー) 
ファビオ・アルミリアート(T ディック・ジョンソン)
ルチオ・ガッロ(Br ジャック・ランス) 
マッシモ・ラ・グァルディア(T ニック)
アンドレア・パトゥチェッリ(Bs-Br アシュビー) 
マルツィオ・ジョッシ(Br ソノーラ)
マルコ・ヴォレーリ(T トリン) 
マッシミリアーノ・ヴァッレッジ(Br シド)
フェデリーコ・ロンギ(Br ベッロ) 
オルフェオ・ザネッティ(T ハリー)
ニコラ・パミオ(T ジョー) 
クラウディオ・オッティーノ(Br ハッピー)
ほか
アルベルト・ヴェロネージ(指)
チッタ・リリカ管弦楽団&合唱団
録音:トッレ・デル・ラーゴ、2005年
オペラ界一のおしどり夫婦として有名なダニエラ・デッシーとファビオ・アル
ミリアートの二人。有名歌手同士の夫婦で、これだけ常に一緒に活動して、か
つ仲睦まじいカップルも昨今珍しいほど。その二人が2005年夏にトッレ・デル
・ラーゴでのプッチーニ音楽祭で「西部の娘」を歌ったライヴ録音です。映像
は既に他社からDVDで発売されていますが、音楽だけに集中したいという方に
はCDが歓迎されるでしょう。デッシーとアルミリアートは、それぞれが名歌手
というだけでなく、本当に仲のいい夫婦ならではの絶妙なコンビネーションの
良さがあり、それが上演全体を引き締めているのがよく伝わってきます。
※DVD発売時にソノーラがマルツィオ・グロッシと案内されていたようですが、
マルツィオ・ジョッシ Marzio Giossiが正しい表記です。




<Scribendum>
SC 503 7枚組 ¥3380
「Mravinsky in Moscow」
CD1
・グリンカ:『ルスランとリュドミュラ』序曲
 1965年2月26日
・ムソルグスキー:モスクワ河の夜明け
 1965年2月21日
・リャードフ:バーバ・ヤガー
 1965年2月21日
・ショスタコーヴィチ:交響曲第6番
 1965年2月21日
・グラズノフ:『ライモンダ』第三幕への前奏曲
 1965年2月21日
・ムソルグスキー:モスクワ河の夜明け(別テイク)
 1965年2月21日 
・リャードフ:バーバ・ヤガー(別テイク)
 1965年2月26日
・ワーグナー:『ローエングリン』より第三幕への前奏曲
 1965年2月
・ワーグナー:『ワルキューレ』よりワルキューレの騎行
 1965年2月
CD2
・モーツァルト:『フィガロの結婚』序曲
 1965年2月23日
・モーツァルト:交響曲第39番
 1965年2月23日
・シベリウス:トゥオネラの白鳥
 1965年2月23日
・シベリウス:交響曲第7番
 1965年2月23日
・ワーグナー:『ローエングリン』より第三幕への前奏曲(別テイク)
 1965年2月23日
・ワーグナー:『ワルキューレ』よりワルキューレの騎行(別テイク)
 1965年2月23日
CD3
・ヒンデミット:交響曲『世界の調和』
 1965年2月26日
・ストラヴィンスキー:バレエ音楽『ミューズの神を率いるアポロ』
 1965年2月26日
CD4
・ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
 1965年2月28日
・バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタの為の音楽
 1965年2月28日
・オネゲル:交響曲第3番『典礼風』
 1965年2月28日
CD5
・ベートーヴェン:交響曲第4番 OP.60
 1972年1月29日
・ベートーヴェン:交響曲第5番 OP.67『運命』
 1972年1月29日
・ワーグナー:『神々のたそがれ』-「ジークフリートのラインへの旅」
 1972年1月26日
CD6
・ワーグナー:『タンホイザー』-「ヴェヌスベルクの音楽」
 1972年1月27日
・ブラームス:交響曲第3番 OP.90
 1972年1月27日
・ショスタコーヴィチ:交響曲第6番 OP.54
 1972年1月27日 
CD7
・チャイコフスキー:幻想序曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』 OP.32
 1972年1月27日
・チャイコフスキー:交響曲第5番 OP.54
 1972年1月30日
・ワーグナー:『神々のたそがれ』-「ジークフリートの葬送行進曲」
 1972年1月26日
・ワーグナー:『ワルキューレ』-「ワルキューレの騎行」
 1972年1月26日
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮) 
イアン・ジョーンズ(リマスタリング・エンジニア)
収録曲順は変更となる場合がございますので予めご了承ください。





<MEMBRAN>
●Membran 4CD Box FABFOUR Series
MEMBRAN 233332 4枚組 ¥1050
リザ・デラ・カーザ(Sop)名唱集
フィガロの結婚、コシ・ファン・トゥッテ、ドンジョバンニ、魔笛、
ばらの騎士、ナクソス島のアリアドネ、エレクトラ、アラベラより 
1947~60年録音

MEMBRAN 233333 4枚組 ¥1050
Favourite Melodies
ルネ・コロ(Ten)名唱集
曲目詳細は当店HPにございます。
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/membran2011_08.html

MEMBRAN 233334 4枚組 ¥1050
The Unforgotten Voice 
ヘルマン・プライ(Ten)名唱集
曲目詳細は当店HPにございます。
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/membran2011_08.html

MEMBRAN 233335 4枚組
Avant-gardist and FreeThinker 
パウル・ヒンデミット(Cond)自作自演集
曲目詳細は当店HPにございます。
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/membran2011_08.html

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11-07 No.21

2011年07月21日 17時46分09秒 | Weblog
<Hyperion>
CDA 67820 ¥2180
ラヴェル:ヴァイオリンとピアノのための作品全集 ――
ラヴェル:
ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調、ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調、
ツィガーヌ、ガブリエル・フォーレの名による子守歌
ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン/ピエトロ・グァルネリ1738)
セドリク・ティベルギアン(ピアノ)
ドビュッシーの印象主義的色彩、フランクのリリシズム、ジャズの要素が融
合したラヴェルのヴァイオリン作品集は、永遠のバイブル、バッハの「無伴
奏」を完成させたイブラギモヴァの新境地となることだろう。
また、ラヴェルだけでなく、24歳で他界したベルギーの天才ギョーム・ルク
ーのあまりにも美しく劇的な「ヴァイオリン・ソナタ」をイブラギモヴァの
ヴァイオリンで聴く機会を得たことを喜びたい。
録音:2010年11月26日-28日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

CDA 67837 ¥2180
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第54集 ――
コーウェン:コンチェルトシュテュック
サマヴェル:交響的変奏曲《ノルマンディー》、
ピアノ協奏曲イ短調《ハイランド》(全曲世界初録音)
マーティン・ロスコー(ピアノ)、
マーティン・ブラビンズ(指揮)、BBCスコティッシュ交響楽団
スタンフォードやパリーの同世代であり、ハレ管、ロイヤル・スコティッシュ
・ナショナル管などで常任指揮者を務めるなど指揮者としても成功を収めた
コーウェン(カウエン)。優れた歌曲を生み"イギリスのシューベルト"とも呼
ばれたコーウェンの「コンチェルトシュテュック」は、ポーランドの大ピア
ニスト、パデレフスキのために1897年に作曲され、1990年6月28日の初演
(ソリストはパデレフスキ)では大喝采を浴びている。
歌曲や小規模な管弦楽作品の秀作を遺したアーサー・サマヴェルの知られざ
る傑作「ノルマンディー」と「ハイランド」。スコットランド音楽のテーマ
をベースとした「ハイランド」の旋律は、1度聴いたら忘れられない印象強さ
があり、伝承音楽の愉快な舞曲を思い起こさせる。
第31集のフックス&キール(CDA 67354)以来の登場となるマーティン・ロス
コーの高度な技巧に支えられた堅実なスタイル、磨き抜かれた音色は、サマ
ヴェル&コーウェンの音楽と相性抜群。
録音:2010年1月13日-14日、シティ・ホール(グラスゴー)

CDA 67826 ¥2180
J.S.バッハ(シトコヴェツキー編):
ゴルトベルク変奏曲BWV.988(弦楽三重奏版)
レオポルド弦楽三重奏団〔イザベル・ファン・クーレン(ヴァイオリン)、
ローレンス・パワー(ヴィオラ)、ケイト・グールド(チェロ)〕
ライベルガー編曲の2台ピアノ版、エシュパイ編曲の木管四重奏版、ギロー
編曲のオルガン版、エトヴェシュ編曲のギター版など、様々なヴァージョン
にアレンジされてきたJ.S.バッハの「ゴルトベルク変奏曲」。
イザベル・ファン・クーレン、ローレンス・パワー、ケイト・グールドとい
う次世代を担う世界的名手たちのアンサンブル、レオポルド弦楽三重奏団の
新録音が、数ある編曲版の中でも最も親しまれ、近年ブームになりつつある
シトコヴェツキー版「ゴルトベルク変奏曲」の代表盤に名乗りを上げる!
録音:2010年1月5日&10月11日-12日、ワイアストン・エステイト・コンサー
ト・ホール(モンマス)

CDA 67850 2枚組(1枚価格) ¥2180
クレメンティ:奇想曲&変奏曲集 ――
奇想曲変ロ長調Op.17/奇想曲イ長調Op.34-3/奇想曲ヘ長調Op.34-4
奇想曲ホ短調Op.47-1/奇想曲ハ長調Op.47-2
21の変奏曲つきブラック・ジョーク ト長調WO.2/狩りOp.16
12のモンフェリーナOp.49/月の光による変奏曲Op.48
モーツァルトの歌劇《ドン・ジョヴァンニ》の「打て、打て」による変奏曲
WO.10/コリック氏によるメヌエットによる変奏曲WO.5
ロンド変ロ長調WO.8/音楽的性格描写Op.19
ハワード・シェリー(ピアノ)
ムツィオ・クレメンティ(1752-1832)の「ピアノ・ソナタ全集」を完成させた
名手ハワード・シェリー。"ソナチネの作曲家"というイメージの払拭、そし
て自らが数年の歳月を費やして完成させたクレメンティのピアノ作品集をよ
り優れたものとするために「奇想曲&変奏曲集」のレコーディングを決断!
ピアノ・ソナタを通してクレメンティの音楽への理解を深め、現代有数のク
レメンティ弾きへと進化したハワード・シェリーのこだわりが光ります。
録音:2010年10月25日-28日、殉教者聖サイラス教会(ロンドン)

CDA 67868 ¥2180
ヘンリー5世とランカスター家の音楽 ――
ヘンリー5世:グローリア/聖歌(交唱&応唱):
ブリドリントンのセント・ジョンのための日課、キリエ、グローリア、
クレド、アニュス・デイ
パワー:めでたし天の女王、栄光の聖母/ダメット:創造主の母よ
クック:アルマ・プロールス/スタージョン:めでたし女王
フライ:4声の《めでたし天の女王》
バンショワ・コンソート、アンドルー・カークマン(指揮)
イングランド王ヘンリー5世(1386-1422)自身が作曲した「グローリア」や、
同時代を生きた作曲家たちの教会音楽が、全盛期を迎えていたランカスター
朝の礼拝の姿を再現する。
録音:2010年5月11日-13日、殉教者聖サイラス教会(ロンドン)

CDA 67877 2枚組(1枚価格) ¥2180
ハイドン:弦楽四重奏曲集Op.20《太陽四重奏曲集》 ――
弦楽四重奏曲第31番変ホ長調Op.20-1/弦楽四重奏曲第32番ハ長調Op.20-2
弦楽四重奏曲第33番ト短調Op.20-3/弦楽四重奏曲第34番ニ長調Op.20-4
弦楽四重奏曲第35番ヘ短調Op.20-5/弦楽四重奏曲第36番イ長調Op.20-6
ロンドン・ハイドン四重奏団〔キャサリン・マンソン(ヴァイオリン)、
マイケル・グレヴィチ(ヴァイオリン)、ジェームズ・ボイド(ヴィオラ)、
リチャード・レスター(チェロ)〕
ロンドン・ハイドン四重奏団はガット弦&バロック弓を組み合わせて、ハイ
ドンの弦楽四重奏曲の演奏に情熱を注ぐイギリスの古楽系アンサンブル。
ホープリッチをソリストに迎えたのモーツァルト&ブラームス(Glossa/
GCD 920607)でデビューを果たし、ハイペリオンから3枚目のリリースとなる
ハイドンの弦楽四重奏曲集は、「Op.20」の太陽四重奏曲集全曲!
録音:2010年9月6日-10日、オール・セインツ教会(ロンドン)

CDA 67876 ¥2180
ブクステフーデ:オルガン作品全集Vol.4 ――
前奏曲とフーガ イ短調BuxWV.158
コラール《われ汝を呼びまつる》BuxWV.196
前奏曲とフーガ ト短調BuxWV.148/カンツォネッタ ハ長調BuxWV.167
トッカータ ヘ長調BuxWV.156
コラール《われらの主キリスト、ヨルダン川に来れり》BuxWV.180
フーガ変ロ長調BuxWV.176
コラール《今ぞわが魂よ主をたたえよ》BuxWV.214
カンツォネッタ ト短調BuxWV.173/トッカータ ト長調BuxWV.164
コラール《父なる神、我らがもとに住み給え》BuxWV.190
カンツォネッタ イ短調BuxWV.225/パッサカリア ニ短調BuxWV.161
コラール《暁の星のいと美しきかな》BuxWV.223
コラール《われ神より離れじ》BuxWV.211
コラール《かくも喜びに満てるこの日》BuxWV.182
コラール《甘き喜びのうちに》BuxWV.197/前奏曲ホ短調BuxWV.142
クリストファー・へリック(オルガン)
イギリス・オルガン界の名手にしてジェントルマン、クリストファー・へリ
ックによる北ドイツ・オルガン楽派最大の巨匠ブクステフーデのオルガン全
集第4巻!
前3作では北欧やフランスの教会のオルガンを演奏してきたへリックが第4巻
で弾くのは、ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ・チャペルのグランド・
オルガン。イギリスの教会に響くブクステフーデの音楽をじっくりと・・・。
録音:2011年1月9日-11日、トリニティ・カレッジ・チャペル(ケンブリッジ)





<Helios>
CDH 55393 ¥1280
バッハと同世代の音楽家たち -
ゼバスティアン・クニュプファー :宗教作品集 ――
高き天よりわれらは来たり/我が神の御心のままに、常に成らせたまえ
我が最後の時はいつやってくるのか
ああ、主よ、御怒りで私を責めないで下さい
鹿の谷川を慕いあえぐがごとく/バビロンの流れのほとりにて
われらの救い主、イエス・キリスト/キジバトの鳴き声が聞こえ
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)、レベッカ・アウトラム(ソプラノ)、
ジュリー・クーパー(ソプラノ)、ジェイムズ・ボウマン(カウンターテナー)、
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、チャールズ・ダニエルズ(テノール)、
ジェームズ・ギルクリスト(テノール)、ピーター・ハーヴェイ(バス)、
ロバート・キング(指揮)、キングズ・コンソート、他
ゼバスティアン・クニュプファー(1633-1676)は、ヨハン・シェレの前任、
J.S.バッハの3代前にライプツィヒ聖トーマス教会のカントールを務め、ライ
プツィヒ市の音楽監督としても手腕を振るった17世紀ドイツの作曲家。
音楽面の地位、求心力が低下していたライプツィヒを再びドイツ中部の盟主
へと引き上げ、シェレ、クーナウ、そしてバッハへと続く絶頂期の礎を築い
た大作曲家である。
録音:1999年9月12日-15日/CDA 67160からの新装移行再発売

CDH 55373 ¥1280
バッハと同世代の音楽家たち - ヨハン・シェレ:宗教音楽集 ――
主をたたえよ幸いなり/主を誉め称えり/深き淵より
主よ、我らに知ることを教えたまえ/大天使ミカエルの祝日
来たれ、イエスよ、来たれ/キリストこそ我が命/キリストの戒律の終焉
天より天使の群れ来たれり
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)、レベッカ・アウトラム(ソプラノ)、
ジュリー・クーパー(ソプラノ)、ジェイムズ・ボウマン(カウンターテナー)、
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、チャールズ・ダニエルズ(テノール)、
ジェームズ・ギルクリスト(テノール)、ピーター・ハーヴェイ(バス)、
ロバート・キング(指揮)、キングズ・コンソート、他
「コラール・カンタータ」というスタイルの確立に大きな影響を与えたヨハ
ン・シェレ(1648-1701)は、J.S.バッハの先々代のライプツィヒ聖トーマス教
会カントール。その作品の大部分はドイツ語の歌詞を持つ宗教音楽だが、現
存する作品は少なく古楽界の名手たちが集うキングズ・コンソート盤の復刻
は嬉しいところ。レコーディング・エンジニアがフィリップ・ホッブスとい
うところも見逃せない。
録音:2000年11月8日-10日/CDA 67260からの新装移行再発売

CDH 55291 ¥1280
フランチェスカに捧げる歌 - 1330-1430イタリアにおける音楽 ――
フロレンティア:恨みは死なず、本当の誠実が
作曲者不詳:鳥が歌うとき、コンスタンティア
フロレンティア:夜明けに星が
作曲者不詳:愛は私にフランス様式で歌わせる、私にはわからない,
愛する人が
ランディーニ:私の哀しげな眼が、希望を追って
作曲者不詳:世の女王 / すべてを癒すマリアよ
デュファイ:気高い額のお方が天国に
ロクヴィル:私は恋しているので、悪口を言うために嘘を言うな
ランタン:私は嘆かなくてはならない
オークール:私は恋人に聞いてみた
作曲者不詳:愛のなぐさみが
ロクヴィル:あなたの両眼が
グロサン:ため息よ、消え去れ
ゴシック・ヴォイセズ、クリストファー・ペイジ(指揮&中世ハープ)、
アンドルー=ローレンス・キング(中世ハープ)
中世音楽の権威クリストファー・ペイジとゴシック・ヴォイセズの「フラン
チェスカに捧げる歌」は、中世イタリアにおけるイタリアとフランスの音楽、
様式のコントラストが歌声で描かれた名盤中の名盤。1989年度英グラモフォ
ン賞(古楽部門年間最優秀賞)受賞盤。
録音:1987年9月26日&29日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会
(ロンドン)/CDA 66286からの新装移行再発売

CDH 55403 ¥1280
ラフマニノフ:練習曲集《音の絵》 ――
練習曲集《音の絵》Op.33/練習曲集《音の絵》Op.39
ハワード・シェリー(ピアノ)
名手ハワード・シェリーが世界屈指の"ラフマニノフ弾き"としての地位と名
声を確立させたハイペリオンのラフマニノフ・シリーズ。「音の絵」の全曲
録音は、ピアノ・ソナタ集と並ぶシリーズ屈指の名演である。
録音:1983年4月19日-20日/CDA 66091からの新装移行再発売

CDH 55379 ¥1280
アーン:室内楽作品集 ――
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ハ長調
ヴィオラとピアノのための《独白とフォルラーヌ》
ヴァイオリンとピアノのための《夜想曲》変ホ長調
ヴァイオリンとピアノのための《ロマンス》イ長調
ピアノ四重奏曲第3番ト長調/私の歌に翼があったなら(チェロ&ピアノ版)
ルーム・ミュージック〔スティーヴン・クームズ(ピアノ)、
チャールズ・セワート(ヴァイオリン)、井上祐子(ヴィオラ)、
フィリップ・ド・グロート(チェロ)〕
「私の歌に翼があったなら」は、パリ音楽院でマスネと出会い、サロンに出
入りするようになったレイナルド・アーン13歳の出世作。作曲者自身のアレ
ンジ、ロンドンで結成されたルーム・ミュージックの演奏がアーンの"室内
楽"の醍醐味を余すことなく教えてくれる。
録音:2003年5月15日-16日、18日/CDA 67391からの移行再発売

CDH 55371 ¥1280
モーツァルト:歌曲集 ――
夕べの想いK.523/鳥たちよ、毎年K.307/暗い森の中でK.308
歓喜に寄すK.53/孤独に寄すK.391/何と不幸なK.147
おいで、愛しのツィターよK.351/魔法使いK.472/クローエに寄すK.524
別れの歌K.519/すみれK.476/静けさはほほえみK.152
おお、聖なる絆K.148/安らぎK.473/小さなフリードリヒの誕生日K.529
かわいい糸紡ぎ娘K.531/希望に寄すK.390
ルイーゼがつれない恋人の手紙を焼いた時K.520/夢に見る姿K.530
自由の歌K.506/年老いた女K.517/子供の遊びK.598
春への憧れK.596/春の初めにK.597
無限なる宇宙の創造者を崇敬する汝らがK.619
ジョーン・ロジャーズ(ソプラノ)、
ジョン・マーク・エインズレー(テノール)、
ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
天才モーツァルトがその短い生涯の中で作曲した多様な性格を持った"歌曲"
の数々。モーツァルト歌曲集のフィナーレを飾るのは、秘密結社フリーメー
ソンのために作曲された「無限なる宇宙の創造者を崇敬する汝らがK.619」。
ロジャーズ、エインズレーの素晴らしき歌声に感嘆させられる。
録音:1997年6月16日-19日/CDA 66989からの新装移行再発売

CDH 55332 ¥1280
ブルックナー:ミサ曲第3番ヘ短調/詩篇第150番ハ長調
コリドン・シンガーズ&オーケストラ、マシュー・ベスト(指揮)
ブルックナーのミサ曲の中で最も大規模で最も優れた作品であり、ハイドン
やモーツァルトのミサ曲の影響を受けたとされる「ミサ曲第3番ヘ短調」を、
ブルックナーの宗教合唱曲のスペシャリストたち、コリドン・シンガーズが
歌う。
録音:1992年2月1日&3日&8日/CDA 66599からの新装移行再発売

CDH 55452 ¥1280
ビクトリア:
ミサ曲《聖霊降臨祭の日が来て》/聖霊来たりたまえ
聖霊降臨祭の日が来て/我が民よ/王の御旗/来たれ、創造主なる聖霊よ
パンジェ・リングァ/シオンよ、救い主をたたえよ
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊、ジェームズ・オドンネル(指揮)
スペイン黄金時代におけるポリフォニーの巨匠ビクトリア。6声のミサ曲
「聖霊降臨祭の日が来て」、このミサ曲のベースとなった5声のモテット
「聖霊降臨祭の日が来て」を、ウェストミンスター大聖堂聖歌隊の神聖なる
歌声で。
録音:1996年3月5日-6日/CDA 66886からの新装移行再発売

CDH 55358 ¥1280
ビクトリア:
ミサ曲《私は美しき人をみたり》/4声のアヴェ・マリア
アヴェ・マリス・ステラ/おそれるな、マリアよ
聖なるマリアは、不幸な者を助け/私は美しき人をみたり
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊、デイヴィッド・ヒル(指揮)
デイヴィッド・ヒル&ウェストミンスター大聖堂聖歌隊の卓越した音楽的才
能、美しく完璧なイントネーションによるミサ曲。ビクトリア没後400周年
記念に相応しい名盤の復刻である。オドンネル時代のビクトリアとのハーモ
ニーの違いを聴き比べてみるのも面白い。
録音:1984年3月21日-23日、ウェストミンスター大聖堂(ロンドン)
/CDA 66129からの新装移行再発売

CDH 55388 ¥1280
ランバート:夏の遺言書/リオ・グランデ/英雄的なオーバード
デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指揮)、
イングリッシュ・ノーザン・フィルハーモニア、リーズ祝祭合唱団、
オペラ・ノース合唱団、他
指揮者、バレエ音楽や管弦楽作品の作曲家として名声を得ていたコンスタン
ト・ランバート(1905-1951)のエリザベス朝時代に猛威を振るったペストを題
材とした「夏の遺言書」、代表作「リオ・グランデ」などを収録した珍しい
合唱作品集。英インディペンデント誌のレコード・オヴ・ザ・イヤー受賞盤!
録音:1991年9月1日-3日、リーズ・タウン・ホール(リーズ)
CDA 66565からの移行再発売




<OEHMS CLASSICS>
OC-948 2枚組 ¥3050
エーリッヒ・ヴォルフガンク・コルンゴルト :3幕の歌劇「死の都」全曲
G.ローデンバックの小説「死都ブリュージュ」原作 P.ショットによる台本
パウル…クラウス・フローリアン・フォークト(テノール)
パウルの妻マリーの幻影/踊り子マリエッタ…タチアナ・パヴロフスカヤ
(一人二役、ソプラノ)
パウルの親友フランク/ピエロ…ミヒャエル・ナジ(バリトン)
パウル家の家政婦ブリギッタ…ヘドウィグ・ファスベンダー(メゾソプラノ)
踊り子ユリエッテ…アンナ・ライベルク(ソプラノ)
踊り子リュシエンヌ…ジェニー・カールステッド(ソプラノ)
ガストーネ/ヴィクトロン…ユリアン・プレガルディエン(テノール)他
フランクフルト歌劇場管弦楽団&合唱団、児童合唱団
セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
録音 2009年11月18,19,22日ライブ収録
Editing, Balance & Mastering: Felix Dreher
このオペラ「死の都」は、コルンゴルト(1897-1957)23歳の時に初演されまし
た。当時、すでに 2つのオペラ「ヴィオランタ」と「ポリュクラテスの指環」
を大成功させていた天才作曲家は、1892年に発表されたベルギーの詩人、ロ
ダンバックの「死都ブリュージュ」を元に、父とともに自ら台本を書き( P.
ショットは彼らの変名) 3作目のオペラ「死の都」として完成させたのです。
無調へと移行するぎりぎりの濃厚な調性感、巨大な管弦楽を従えて朗々と響
くテノール、限界に挑戦するかのようなソプラノのパッセージ、そして、何
より「愛する者を失った喪失感を乗り越え、生きて行く男の姿」は、いつの
時代にも通じる普遍性を備えており、一度は歴史に抹殺されるも、今では絶
大なる人気を誇る作品となっています。このフランクフルト歌劇場による先
進的な演奏(演出も含めて)は、プレミエで大評判となったものです。

OC-794 ¥1750
ジョヴァンニ・ベネデッティ・プラッティ:
通奏低音とチェロのための 6つのソナタ
1-4.第1ソナタ/ 5-8.第2ソナタ/ 9-12.第3ソナタ/13-16.第4ソナタ
17-20.第5ソナタ/ 21-24.第6ソナタ
セバスチャン・ヘス(バロック・チェロ)
アクセル・ヴォルフ(リュート&テオルボ)
録音 2010年9月14-16日ニュルンベルク、マイスタージンガーホール
(小ホール)
1697年生まれの作曲家、プラッティ(1697-1763)はイタリアで歌とオーボエ、
ヴァイオリンを学びました。当時発明されたばかりのフォルテピアノも習得
し、この楽器のためにソナタを作曲しています。その後、25歳の時にビュル
ツブルクの大司教ヨハン・フィリップ・シェーンボルンに招かれ、バンベル
クとビュルツブルクを治めていたビショップ王子の宮廷楽師となります。こ
こで、8人の子どもを持つソプラノ歌手、テレジア・ラングプリュックナーと
結婚し、生涯をビュルツブルクで過ごしました。このソナタ集は1725年に作
曲されたと見られ、シェーンボルンが編纂したピアッティの60作にものぼる
リストの巻頭に置かれた「 12のソナタ」の中の6つの作品です。シンプルな
スコアから導き出された見事な通奏低音と、美しいチェロの絡みが絶妙です。
希少作品の発見に力を注ぐヘスとヴォルフによる演奏で。

OC-404 ¥1750
アントン・ブルックナー:交響曲第6番イ長調(ノーヴァク版 )
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
アイヴァー・ボルトン(指揮)
録音 2010年10月23&25日ザルツブルク祝祭劇場大ホール
アイヴァー・ボルトン&ザルツブルク・モーツァルテウム管による6枚目の
ブルックナーです。どちらかというと小編成の曲を得意とするこの楽団です
が、このブルックナー・シリーズはこれまでも高い評価を受けており、極力
ビブラートを排した無駄のない響きと、簡潔な表現が常に話題となっていま
す。1951年のノーヴァク版による演奏です。

OC-822 ¥2080
イスカンダル・ウィジャヤ:バッハ 'n'ブルース
1-3.フランソワ・プーランク(1889-1963):
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ「フェデリコ・ガルシア・ロルカの思
い出に」
4-6.モーリス・ラヴェル(1875-1937):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
7.ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1704):
ロザリオのソナタより「独奏ヴァイオリンのためのパッサカリア-天使の庭」
8.ヨハン・セバスチャン・バッハ(1685-1750):シャコンヌ
イスカンダル・ウィジャヤ(ヴァイオリン)
アナスタシア・ドランチュク(ピアノ)
録音 2011年3月ベルリンハルデンベルクシュトラーセ、
Udkコンサートホール
1986年、ベルリン生まれの若きヴァイオリニスト、イスカンダル・ウィジャ
ヤの興味深いアルバムです。「バッハ」と「ブルース」。この相反する両極
端な世界を繋ぐのは、無邪気な創造力、もしくは宗教的な強さでしょう。と
語る彼は、ベルリン、ジャカルタ、テル・アヴィブを始め、各地のコンサー
ト・ホールでコンサートを行っています。ソリストとして、またアンサンブ
ル奏者として、めきめきと力を付けている若き彼の、一つの到達点を聴いて
みてください。バッハのシャコンヌに普遍性と全ての感情を見出し、ビーバ
ーの音楽に禅の精神と瞑想性を感じ、ラヴェルの音楽に喧騒を見出したとい
う彼。今後の活躍も楽しみな逸材です。

OC-662(SACD-Hybrid) ¥2080
ベートーヴェン :ピアノ・ソナタ第9集
1-2.ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 Op.78「テレーゼ」
3-5.ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79
6-8.ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a「告別」
9-10.ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90
11-14.ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101
ミヒャエル・コルスティック(ピアノ)
録音 2008年
ドイツの中堅ピアニスト、コルスティックによるベートーヴェン(1770-1827)
のソナタ集第9集、第24番から第28番が収録されています。多くの「腕に覚え
のあるピアニスト」が挑むベートーヴェンの全ソナタ録音ですが、彼はこの
全集録音に向けて、ボンのベートーヴェン・ハウスで自筆稿を隅々まで研究
し、入念な準備をしてきました。あと1枚で全集完結となりますが、ベートー
ヴェンという孤高の山を一歩一歩踏みしめるが如く、初期の作品から晩年の
作品まで一貫性を持たせ、その上で、彼自身の理想を実現化させるために渾
身の注意を払ってきたと言うコルスティックの演奏は、強く胸に迫るもの
があります。

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