クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-07 No.17-1

2011年07月16日 14時26分12秒 | Weblog
<EMI CLASSICS>
CDSW-0843562(2CD+DVD) ¥2400
THE CALLAS EFFECT(イクスペリエンス・エディション)
(限定盤)
没後34年を経てなお、最高のソプラノと賞賛され、クラシックを超えて様々な
アーティストに大きな影響を与え続けるマリア・カラス。その存在感を実感さ
せる名曲、名唱のエッセンス。限定盤では演奏シーン、録音、インタヴューの
映像DVD付き。
CD1
01.ロッシーニ:今の歌声は心にひびく(セビーリャの理髪師)
02.ヴェルディ:友よ、ありがとう(ボレロ)(シチリア島の夕べの祈り)
03.プッチーニ:私のいとしいお父さん(ジャンニ・スキッキ)
04.プッチーニ:私の名はミミ(ラ・ボエーム)
05.ヴェルディ:慕わしい人の名は(リゴレット)
06.ヴェルディ:ああ、そはかの人か(椿姫)
07.ドリーブ:あぁ!若いインドの娘はどこへ行ったの?(鐘の歌)(ラクメ)
08.グノー:なんと美しいこの姿(宝石の歌)(ファウスト)
09.サン=サーンス:サムソンは、私の居所をたずねて (サムソンとダリラ)
10.ビゼー:恋は野の鳥(ハバネラ)(カルメン)
11.トマ:私はティターニアよ(ポロネーズ)(ミニョン)
12.グルック:ああ地獄の神々よ(アルセスト)
13.ベッリーニ:清らかな女神よ(ノルマ)
14.ヴェルディ:光は弱まり(マクベス)
15.プッチーニ:
この宮殿の中で(トゥーランドット)-歌に生き、恋に生き(トスカ)
CD2
01.プッチーニ:ある晴れた日に(蝶々夫人)
02.プッチーニ:修道女アンジェリカ(修道女アンジェリカ)
03.プッチーニ:母さんもなしに坊やは死んだのね(修道女アンジェリカ)
04.カタラーニ:遠くへ行かないで(ラ・ワリー)
05.ジョルダーノ:私の亡くなった母が(アンドレア・シェニエ)
06.ヴェルディ:恋はバラ色の翼に乗って(トロヴァトーレ)
07.ベッリーニ:けがれなき微笑みもて(海賊)
08.ヴェルディ:エルナーニよ、いっしょに逃げて(エルナーニ)
09.ヴェルディ:勝ちて帰れ(アイーダ)
10.ビゼー:カルタのシーン(カルメン)
11.モーツァルト:何というふしだらな(ドン・ジョヴァンニ)
12.ヴェルディ:世の空しさを知る神(ドン・カルロ)
13.ポンキエッリ:自殺(ジョコンダ)
14.プッチーニ:捨てられて、ひとり寂しく(マノン・レスコー)
DVD ドキュメンタリー(約75分)
01.Introduction
02.Humble Beginnings
03.The New Star at La Scala
04.Bringing Drama to the Opera Stage - Tosca
05.Vissi D'arte
06.Death at the Opera
07.High Society and Fashion
08.Losing Voice
09.A Tragic End
10.Sola, perduta, abbandonata
11.The Callas Effect Today
ハード・カヴァー・ブック仕様
60Pブックレット(英語/フランス語/ドイツ語/イタリア語)-ライフスタイル
・ジャーナリスト、
Ira Siffによる序論とノート カラス・ウェブサイト上のボーナス・コンテン
ツへのアクセス可

CDSW-0843622 2枚組 ¥1580
THE CALLAS EFFECT(スタンダード・エディション)(2CD)
限定盤からDVDを除いた2CDのみのスタンダード・エディションです。
ブリリアント・ボックス 
20Pブックレット(英語/フランス語/ドイツ語/イタリア語)-
ライフスタイル・ジャーナリスト,Ira Siffによる序論とノート



<VIRGIN CLASSICS>
VCS-0709142 3枚組 ¥2480
ヴィヴァルディ:ファルナーチェ(限定盤)
マックス・エマヌエル・チェンチッチ(カウンター・テナー)
/ファルナーチェ
アン・ハレンベリ(メゾ・ソプラノ)/セリンダ
カリナ・ゴーヴァン(ソプラノ)/ジラーデ
ダニエル・ベーレ(テナー)/ポンペオ
ルクサンドラ・ドノーゼ(メゾ・ソプラノ)/タミーリ
メアリー=エレン・ネシ(ソプラノ)/ベレニーチェ
エミリアーノ・ゴンザレス=トロ(テナー)/アクイリオ
スイス・イタリアーナ放送合唱団
イ・バロッキスティ
ディエゴ・ファソリス指揮
クラムシェル・ボックス 
200Pブックレット(英語/フランス語/ドイツ語-ノートとあらすじ)
ヴィヴァルディの権威、フレデリック・ドゥラメアが「この力強いオペラ悲
劇はヴィヴァルディ作品のハイライト」と語るこの作品を、彼は指揮者の
ファソリスとともに再構成して、ヴィヴァルディが1737-8年のシーズンで
フェラーラでの公演用に準備したものの未演奏で終わったヴァージョンを甦
らせました。この世界初録音オペラのメインには、人気のカウンターテナー、
チェンチッチがタイトル役としてその輝かしさを見事に発揮しています。




<DIVINE ART>
DDA 25095 ¥1980
「ロシアのピアノ音楽シリーズVol.6」-ラフマニノフ
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
(1)コレルリの主題による変奏曲Op.42
(2)7つの前奏曲集(Op.3-2、Op.23-2-5、Op.32-5、Op.32-12)
(3)エレジーOp.3-1/ホ長調の旋律Op.3-3/音の絵Op.33-2,6,9
(4)ピアノ・ソナタ第2番変ロ長調
セルゲイ・デュカチェフ(Pf)
録音:(1)2002年、(2)(4)2005年、(3)1999年ライヴ
好評のロシアのピアノ音楽シリーズ最新盤。次回以降はプロコフィエフ、ム
ソルグスキーが予定されている。今回からロシアのベテラン、デュカチェフ
による演奏になります。セルゲイ・デュカチェフはウラル山脈南部の町マグ
ニトゴルスク出身でソヴィエト時代末期の1985年に全ロシア・ピアノ・コン
ペティションに優勝している。レパートリーはお得意のロシア物の他、ベー
トーヴェン、シューマン、果てはガーシュインと幅広い。その圧倒的なピア
ノの量感はロシアン・ピアニズムの正統な継承者といえる。

DDA 21219 2枚組 ¥3960
ヘンデル:ハープシコードのための組曲集Vol.1
CD1)
組曲ニ短調HWV.428/組曲イ長調HWV.454
組曲ホ短調HWV.438/組曲ハ長調HWV.443
CD2)
組曲ト短調HWV.439/組曲ト長調HWV.441
組曲ホ短調HWV.429/組曲ホ長調HWV.430
ギルバート・ローランド(Cemb)
録音:2010年7月,
ギルバート・ローランドは王立音楽院でミリセント・シルバーに師事し1970
年にデビュー以来、多くの演奏会を行っている他、NAXOSレーベルよりラモー
のクラヴサン全集、ソレルのソナタ全集など録音も多数あり現代イギリスを
代表するチェンバリスト。




<DIVERSIONS>
DDV 24147 ¥1980
「クロスランド・プレイズ・モーツァルト&ベートーヴェン」
モーツァルト:ピアノ・ソナタ ヘ長調K.533/494
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番ニ短調《テンペスト》Op.31/2
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
ジル・クロスランド(Pf)
録音:2003年3月
ジル・クロスランドはイギリス・西ヨークシャー州出身で王立ノーザン・カ
レッジで学んだ後、ウィーンでパウル・バドゥラ=スコダに師事した。現在
はロンドン、ウィーンを中心に演奏活動を行っている。当レーベルからは
「フォルテピアノ・リサイタル(DDA25036)」が発売になっている他ワーナー
APEXからバッハ:ゴールドベルク変奏曲も出ている。
バッハ、スカルラッティ、モーツァルト、ベートーヴェンを得意としており、
ペダルを控えた、粒の揃った端正な音は古典派にぴったり。ペンギン・ガイ
ドでは「自然なモーツァルト、素晴らしく詩的なベートーヴェン」と評され
ている。

DDV 24153 ¥1980
「ジョン・R・ウィリアムソン(b.1929):歌曲集」
歌曲集「愛」「戦争」「悲しみと遺憾」「失われた愛」「宗教」「田園」
「競合」
マーク・ローリンソン(Br)、
デヴィド・ジョーンズ(Pf)
録音:2006年(Dunelm Recordsから出ていたもの)
バイロン、A.E.ハウスマンらの詩に作曲した歌曲集。ウィアムソンの音楽は
ブリテンよりもさらに前の世代の様式を継承しており、印象派、ヴォーン=
ウィリアムズ、フランク・ブリッジを思わせる、現代のイギリス田園楽派と
いえよう。




<ATHENE>
※再発売
ATHCD16 ¥1980
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番ト長調Op.44(原典版)
(2)ショスタコーヴィチ:交響曲第9番変ホ長調Op.70
(1)アンドレアス・ボイド(Pf)、
(1)(2)ヨハネス・フリッチュ指揮
フライブルク・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1997年2月13、14日ライヴ
廃盤だったアンドレアス・ボイド&ヨハネス・フリッチュのチャイコフスキ
ー&ショスタコーヴィチが復活いたしました。(品番は変わらず)。
アンドレアス・ボイドは1967年ドイツ出身のピアニスト。ロマン派を得意と
し、OEHMS レーベルよりブラームスのピアノ作品全集をリリースしており評
判が高い。指揮のヨハネス・フリッチュはフライブルク歌劇場、フライブル
ク・フィルの音楽監督を長年勤めているベテラン。




<METIER>
MSV28521 2枚組 ¥3700
「ジョージ・ロックバーグ(1918-2005)の音楽」
(1)ヴァイオリン・ソナタ(1988)
(2)カプリース変奏曲(1983)
(1)(2)ピーター・シェパード・スケアヴェズ(Vn)、
(1)アーロン・ショアー(Pf)
録音:(1)2004年、(2)2000年
METIERレーベルのベスト・セラーだったロックバーグのカプリース変奏曲
(旧品番:MSVCD92065)にヴァイオリン・ソナタをカップリングして待望の再発
売です。
ジョージ・ロックバーグはジョージ・セルに師事した経歴もあるアメリカの
作曲家。ヴァイオリン・ソナタは12音技法を中心とした表現主義的な音楽だ
が、ヨーロッパ前衛とは一線を画し、厳しい表現のなかにも硬質な抒情性が
漂う。カプリース変奏曲はパガニーニの無伴奏ヴァイオリンのためのカプリ
ースを意識した51曲からなる90分の大作で、19世紀ロマン派のスタイルと20
世紀のスタイルが折衷されている。

MSV28517 ¥1850
「内部へ(inward)」
(1)ドミニク・カルスキ(b.1972):ストリーム・フォーム(バスFl)(2003)
(2)ブライアン・ファーニホー(b.1943):ユニティ・カプセル(1975-6)
(3)エバン・ジョンソン(b.1980):
クラヴサンに触れる技術II-ヴァイオリンを伴うピッコロのための(2009)
(4)マリン・バング(b.1974):アルファー波(アルトFl)
(5)サルバトーレ・シャリーノ(b.1947):ヴィーナスの花とその美神(1989)
(6)ジョン・クロフト(b.1971):
「それはオーラが揺れて」(アルト・フルートとエレクトロニクスのための)
(2007)
(7)リチャード・バレット(b.1959):「内部へ」(Fl&打楽器)(1994-5)
リチャード・クレイグ(Fl)、
(3)K.ヘルクヴィスト(Vn)、
(7)P.ランゲンドルフ(Perc)
録音:2009-10年
クレイグはスコットランド出身のフルーティストで現代音楽を得意とするマ
リオ・カローリ、ピエール・イヴ・アルトーらに師事、ここに収められた作
曲家以外にラッヘンマン、エンノ・ポッペ、サーリアホ、フラーなどヨーロ
ッパ前衛の作品を積極的に初演、演奏している。本CDはとファーニホー以下、
特殊奏法のオンパレードでフルートとは思えない、電子音楽のような響きが
繰り広げられる。

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11-07 No.17-2

2011年07月16日 14時25分50秒 | Weblog
<MSR>
MS1386(2CD+ボーナスDVD) ¥3960
「ジ・アメリカン・ストリング・プロジェクト10周年記念」
(全曲バリー・リーバーマンによる弦楽合奏のための編曲)
CD1)メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第4番ホ短調Op.44-2
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番「ラズモフスキー第2番」
CD2)ヴェルディ:弦楽四重奏曲ホ短調
F.J.ハイドン:弦楽四重奏曲第66番ト長調Op.64,No.4
ブラームス:弦楽四重奏曲第2番ト長調Op.111
(ボーナス DVD)ドキュメンタリー・リハーサル&コンサート
(プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第2番より/シューマン:弦楽四重奏曲第3番
より/ファリャ:7つのスペイン民謡より)
ジ・アメリカン・ストリング・プロジェクト(弦楽オーケストラ)
録音:2010年5月ライヴ(CD1&2)、2009年5月(ボーナスDVD)
弦楽四重奏曲をメンバーを増員して弦楽オーケストラで演奏する試みはこれ
までにもありました。古くはマーラー編曲によるシューベルトの「死と乙女」
、バーンスタインが自ら編曲しウィーン・フィルを指揮したベートーヴェン
の後期弦楽四重奏曲、ベルクの「抒情組曲」は作曲者が自ら楽章を選んで弦
楽オーケストラに編曲しました。しかしこれほど組織立って弦楽四重奏をオ
ーケストラとして演奏している団体はないでしょう。ジ・アメリカン・スト
リング・プロジェクトは数ある古今の弦楽四重奏曲を自分たちで選曲し編曲
して弦楽オーケストラとして演奏している団体です。しかしただ弦楽四重奏
を増員して、同じパートを何人かで弾いているのではなく、曲想にあわせて、
部分的にソロにしたり再びテュッティにしたりと合奏協奏曲的な心憎い配慮
がされているのです。メンデルスゾーンは新しい弦楽のための交響曲が発見
されたような気分、ベートーヴェンは骨太の音楽がやはり交響曲を彷彿とさ
せ、ヴェルディ、ブラームスの、その堂々とした佇まいは全く新しい曲を聴
いているような気分になります。ジ・アメリカン・ストリング・プロジェク
トは全米オーケストラの生え抜きの弦楽奏者有志で編成され、毎年コンサー
トを行っています。

MS1356 ¥1980
「さわやかな朝に」
-フランスのピリオド楽器によるフルート作品集
フィリップ・ゴーベール(1879-1941):
(1)フルート・ソナタ第3番(1934)/(2)3つの水彩画(1915)
(3)フルート・ソナタ イ長調(1917)
(4)夜想曲とアレグロ・スケルツァンド(1906)
(5)クロード・ドビュッシー(1862-1918):シランクス(1913)
イマヌエル・デイヴィス(Fl,1865‐6年頃ルイ・ロット製No.888)、
(3)ケーテ・ヤルカ(Vc)、
(1)-(4)ティモシー・ラヴレース(Pf,1899年エラール社製)
録音:2009年12月ミネアポリス
フィリップ・ゴーベールはフランスのフルート奏者で作曲家。ドビュッシー、
ラヴェルの影響を受けたフランス的で華麗でお洒落なフルート作品を数多く
残した。フルートのイマヌエル・デイヴィスはバッファロー・フィル、ミネ
ソタ響などと共演、イエール大学では教鞭も執っている若手。

MS1337 2枚組 ¥3960
フーゴー・ヴォルフ(1860-1903):メーリケ歌曲集(全53曲)
CD1【1.療養者が希望に寄せて/2.少年と蜜蜂
3.夜明け前の心地よいひととき/4.狩人の歌/5.鼓手/6.彼は来た
7.捨てられた女中さん/8.出会い/9.恋は飽くことを知らぬもの
10.歩く旅/11.エオリアン・ハープに寄す/12.隠遁/13.明け方に
14.アグネス/15.旅路にて/16.妖精の歌/17.庭師/18.四月の山黄蝶
19.真夜中に/20.クリスマスローズに I/21.クリスマスローズに II
22.嘆息/23.一枚の古い絵に/24.春に
25.「眠るみどりごイエス」-フランチェスコ・アルバーニの絵を見て
26.聖週間】
CD2【27.新年に-聖歌/28.祈り/29.眠りに/30.新しい愛
31.私の慰めはどこに/32.恋人に/33.ペレグリーナ I
34.ペレグリーナ II/35.問いと答え/36.さよなら/37.郷愁
38.風の歌/39.それを思え、おお魂よ!/40.狩人/41.ある年寄りの助言
42.少女の初恋の歌/43.恋焦がれる男の歌/44.炎の騎士
45.ニクセのビンゼフース/46.ヴァイラの歌/47.ムンメル湖の精霊たち
48.コウノトリの知らせ/49.戒め/50.頼みごと(戯れ歌)
51.ある結婚式で/52.身の上話/53.お別れ】
スーザン・ダン(ソプラノ)、
トーマス・ポッター(バリトン)、
ジョン・ウストマン(ピアノ)
スーザン・ダンはグラミー賞受賞歴のあるソプラノでヴェルディ歌いとして
ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場などの舞台に立ち、ショルティ、
シャイー、メータとも共演する一方、マーラー、R.シュトラウス、ヴォルフ
などリートにも意欲を燃やしている。ポッターもヴェルディ歌いのバリトン
としてパヴァロッティ、キリ・テ・カナワ、クルト・モルらと共演し確かな
キャリアを築いている。二人のヴェルディ歌手が歌うヴォルフの精妙な世界。
ベテランの伴奏ピアニスト、ウストマンがバックを務めます。

MS1339 ¥1980
ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
ジーナ・シフ(Vn)、
キャメロン・グラント(Pf)
録音:2007年9月ニューヨーク
ジーナ・シフはニューヨーク・タイムズ紙に「ハイフェッツの再来」と絶賛
され、現在ヨーロッパ、アメリカを中心に演奏活動を行っているベテラン・
ヴァイオリニスト。彼女の初録音は1968年のMGM映画「フィクサー」のための
モーリス・ジャルが書き下ろした無伴奏ヴァイオリン作品だった。多くの賞
の受賞歴があり、フィラデルフィア管、ロイヤル・スコティッシュ・ナショ
ナル管と度々共演している。NAXOSよりブロッホのヴァイオリン協奏曲など
をリリースし高い評価を得ている。

MS1167 ¥1980
J.S.バッハ(1685-1750):ゴールドベルク変奏曲BWV.988
アヴネル・アラド(Pf)
録音:2010年
アヴネル・アラドはイスラエル出身のピアニストで1998年にクーセヴィッツ
キー・メモリアル・コンペティションで優勝した記念にカーネギー・ホール
でゴールドベルク変奏曲を演奏してアメリカ・デビューを果たした。セイモ
ア・リプキン、ルドルフ・フィルクスニー、エマニュエル・アックスに師事
し、確かな造形感覚と澄み切ったタッチでみずみずしいバッハを聴かせてい
る。当レーベルからは他にショパンのワルツ全集(MS1133)、シューマンのク
ライスレリアーナ(MS1001)が出ているほかHELICONレーベルからヤナーチェク
のピアノ曲全集(HE1041)が出ている。

MS1284 ¥1980
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ集Op.31
ピアノ・ソナタ第16番ト長調Op.31-1/
ピアノ・ソナタ第17番ニ短調《テンペスト》Op.31-2/
ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調Op.31-3
トーマス・サウアー(Pf)
録音:2009年ニューヨーク
トーマス・サウアーはソリストとしてカーネギー・ホール、ロックフェラー
・センターなどで演奏を行っているアメリカの中堅で派手なスタンド・プレ
ーはないものの曲の造形を最優先に考えた堅実な演奏に定評がある。室内楽
の分野でもジュリアード四重奏団などと共演。MSRからは既にハイドンのピア
ノ・ソナタ集(MS1084)がある他、Arabesqueレーベルからはブリテン、シュニ
トケなど20世紀作品もリリースしている。ちなみに姓は、エミール・フォン
・ザウアーと同じスペルですが、血縁関係があるかは不明。

MS1310 ¥1980
「ロングアイランド・ソングズ」-ソプラノ歌曲集
(1)トム・シピロ:ロングアイランド・ソングズ
(2)ジョージ・ブルンナー:3つの日本の歌
(3)アン・ディンスモア・フィリップス
:野の百合を見よ/私の記憶では/信仰の遵守とは?
高く舞い上がる鳥はなく
(4)クリスティアン・マクレアー:3つの光の小品/永遠なる至福を望む
(1)-(4)モニカ・ハート(Sop)、
(1)トム・シピロ(Pf)、(2)ノビー・イシダ(Pf)、
(3)アン・ディンスモア・フィリップス(Pf)、
(4)クリスティアン・マクレアー(Pf)
録音:2009年
モニカ・ハートはネヴァダ州リノ出身のソプラノ。アメリカ国内でオペラ、
リサイタル歌手として活動している。収められている作品はいずれも叙情的
で親しみやすいものばかり。ジョージ・ブルンナーの「3つの日本の歌」は
小野小町、和泉式部の和歌(英訳)が歌詞に使われている。

MS1318 ¥1980
「ビューティ・イン・アメリカ」-フルートのための新しい音楽
(1)ロバート・ビーザー:マウンテン・ソングズ
(2)ゲーリー・ショッカー:緑の地
(3)マーク・オコーナー:フォーレン
(4)スティーヴン・ジャンマリーノ:新しい地への旅
カーラ・アウルド(Fl)、
(1)アナ・マリア・ロサド(Grt)、
(2)(3)(4)E.ジェイコブセン指揮ザ・ビューティ・イン・アメリカ管弦楽団
録音:2009年
カーラ・アウルドはアメリカのフルーティストでアメリカ国内で室内楽、ソ
リスト、オーケストラの奏者として活動している。このアルバムは彼女初の
ソロ・アルバム。すべてアメリカの作曲家によるもので穏健で暖かな雰囲気
をもつものばかり。良質のBGMといった仕上がり。

MS1343 ¥1980
ビル・ロビンソン(b.1955):ヴァイオリン作品集
(1)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番(1979-2003)
(2)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第10番(1979-2003)
(3)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第11番(1979-2003)
(4)ゴーヴィンダ・ソナタ(2006)
(5)アーナンダ舞曲集(2008-09)
エリック・プリッチャード(Vn)、
(4)(5)ランドール・ラヴ(Pf)
録音:2009年9月,10月ノースカロライナ州ダーハム
ビル・ロビンソン(人間風車とは別人)はテキサス州出身の作曲家でイースト
マン音楽院で学んだ。ヒンドゥー教の思想に傾倒し、そうした思想を作品に
反映させているという。合唱と管弦楽のための《マントラ・カンタータ》と
いった大作も発表している。作風は新ロマン主義といった所でバルトーク、
ジャズ、バーンスタインの反響を聴き取ることが出来る。

MS1349 ¥1980
「ウーマン・スピリット」-リビー・ラーセン(b.1950):歌曲集
ポルトガルからのソネット(1988)/私のアントニア(2004)/
マーガレット歌曲集(1998)/
試してみて、良き王よ-ヘンリー8世の妻の最後の言葉(2002)
アン・テダーズ(Sop)
マーヴァ・デュアークセン(Pf)
録音:2007-2008年
リビー・ラーセンは管弦楽、室内楽、声楽曲、打楽器、テープ作品と多くの
ジャンルの作品を既に400曲以上手掛けグラミー賞も受賞している。調性に
基づく穏健で叙情的な歌曲集。

MS1356 ¥1980
「さわやかな朝に」
-フランスのピリオド楽器によるフルート作品集
フィリップ・ゴーベール(1879-1941):
(1)フルート・ソナタ第3番(1934)/(2)3つの水彩画(1915)
(3)フルート・ソナタ イ長調(1917)
(4)夜想曲とアレグロ・スケルツァンド(1906)
(5)クロード・ドビュッシー(1862-1918):シランクス(1913)
イマヌエル・デイヴィス(Fl,1865‐ 6年頃ルイ・ロット製No.888)、
(3)ケーテ・ヤルカ(Vc)、
(1)-(4)ティモシー・ラヴレース(Pf,1899年エラール社製)
録音:2009年12月ミネアポリス
フィリップ・ゴーベールはフランスのフルート奏者で作曲家。ドビュッシー、
ラヴェルの影響を受けたフランス的で華麗でお洒落なフルート作品を数多く
残した。フルートのイマヌエル・デイヴィスはバッファロー・フィル、ミネ
ソタ響などと共演、イエール大学では教鞭も執っている若手。

MS1358 ¥1980
「カンティレーナ」-フルートとオルガンのための抒情的な音楽
ジョン・ウィーヴァー(b.1937):ラプソディ
ロザリー・ボナイトン(b.1946):カンティレー
ジェハン・アラン(1911-1940):3つの楽章
ハンス・ヒラー(1873-1938):宗教的なアンダンテ
J.S.バッハ(1685-1750):フルート・ソナタBWV.1032
マルセル・デュプレ(1886-1750):前奏曲Op.12-5(C.キャラハン編)
ラースロ・キラーイ(b.1954):3つのミニアチュア
フランツ・ラハナー(1803-90):エレジー
フランク・マルタン(1890-1974):教会ソナタ
マリアニエロ=リース・デュオ:
【リンダ・マリアニエロ(Fl)、キース・リース(Org)】
録音:2009年テネシー
マリアニエロ・デュオは1994年に結成され、ニューヨークを始め、アメリカ
国内の教会で定期的にコンサートを行っている。フルートのリンダ・マリア
ニエロはバイエルン放送響ほかオーケストラとの共演も多い。当MSRレーベル
からは他に「フルートとオルガンのためのアメリカの音楽」(MS1069)がある。

MS1362 ¥1980
「もうひとつの時へ」-キム・ヨンキョン・1920年の歴史的オルガンを弾く
シリル・ジェンキンス(b.1885-1978):夜明け
マルセル・パポノー(1893-1988):トッカータ/サン=サーンス:幻想曲
グレインジャー:植民地の歌(キム・ヨンキョン編)
リスト:アルカデルトのアヴェ・マリア
ジョセフ・ボネ(1884-1944):エルフェ
ギィ・ウェイツ(1883-1959):グラン・クール
ケテルビー:修道院の庭で/ドビュッシー:アラベスク第1番(L.ローク編)
ギルマン:演奏会用小品/C.ジェンキンス:夜明け
キム・ヨンキョン(Org)
録音:2009年11月聖マリア・カトリック教会,オハイオ州デイトン
ユン・キョン・キムは韓国出身のオルガニストで16才で渡米、1993年に若手
オルガニストのためのノースウェスト・レリジョナル・コンペティションに
優勝している。使用のオルガンは1859年に設立されたオハイオ州聖マリア・
カトリック教会の歴史的オルガン。

MS1368 ¥1980
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調Op.31-3
グラナドス:
「ゴイェスカス」より「愛の言葉」「嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす」
シューマン:ユーモレスクOp.20
アンバー・イ=シャン・リャオ(Pf)
録音:2010年ニューヨーク
アンバー・イ=サン・リャオは台湾出身のピアニストで現在はアメリカ在住、
マンハッタン音楽院とピーボディ・インスティテュートで学び、ローズマリ
ー・ミルホランド賞ほか様々な賞を受賞している。

MS1376 ¥1980
「輝き、生まれよ!/聖典と聖歌の祭典」
プレトリウス:来たれ汝・地球の救い主
フェルコ:オー・ヴェルブム・パトリス
リカーズ:来たれ我らが長らく待ったイエス
ディ・ラッソ:エルサレムのブドウ園
ヘルムスリー:おお彼は雲とともに降臨された
他、全32トラック(音楽は12トラック)
ブルース・J.・バーバー(指揮)聖ジェイムズ大聖堂合唱団
録音:2010年シカゴ
シカゴの聖ジェイムズ大聖堂合唱団による新旧様々なキャロル集。曲の間に
聖書の朗読が入る。

MS1377 ¥1980
「ロマンティックなイギリス歌曲集」
ブリッジ:吹け吹け冬の風よ/憧れ/最後のお願い/愛は去ってしまった
エルガー:彼女は市場に行っていませんか?/ロンデル/詩人の生活
夜明けの風
クィルター:ゆけ愛しいバラよ/いま真紅の花びらは眠る/愛の哲学
ヴォーン=ウィリアムズ:旅の歌(全9曲)
スタンリー・ウィルソン(Ten)、
マルコム・ハリデイ(Pf)
録音:2010年
19世紀から20世紀にかけて活躍したイギリスの作曲家たちの歌曲集。スコッ
トランド、アイルランド民謡を思わせる素朴なメロディに印象派の影響を受
けた近代的で華麗なピアノ伴奏がついたノスタルジックな歌曲。テノールの
スタンリー・ウィルソンはメトロポリタン歌劇場の舞台にも立つアメリカ期
待の若手。初めて聴くのに何故か懐かしい近代イギリスの作曲家たちによる
歌曲集!

MS1379 ¥1980
「ヴィオラ・ソナタ集」
(1)ウィリアム・フラックトン(1709-98):
ソナタ ハ長調Op.2-4/ソナタ ハ短調Op.2-8/ソナタ ニ長調Op.2-5
ソナタ ト長調Op.2-6/
(2)ヘンデル(1685-1759):ソナタ ト短調Op.1-6,HWV364A
(3)C.F.アーベル(1723-1787):ソナタ ハ長調WKO.184
カスリーン・スティーリー(Va)
(1)(2)ヴィンセント・デ・ヴリース(Cemb)、
(3)アドリエンヌ・スティーリー(Vc)
録音:2010年テキサス
カスリーン・スティーリーはアメリカの中堅ヴィオラ奏者でフロリダのジャ
クソンビル響、ワチタ響の首席を勤める傍ら、室内楽の演奏にも精力的に取
り組んでいる。チェンバロのヴィンセント・デ・ヴリースはアール・ワイル
ドに師事しラフマニノフ、プーランクなどを得意とするピアニストとしても
活動。

MS1380 ¥1980
「ドイツ・バロック音楽の至宝」
クヴァンツ(1697-1773):トリオ・ソナタ ハ長調
ブクステフーデ(1637-1707):前奏曲ハ長調BuxWV137(オルガンのみ)
テレマン(1681-1767):トリオ・ソナタ イ長調TWV42:A2
パッヘルベル(1653-1706):幻想曲ニ短調(オルガンのみ)
ファッシュ(1688-1758):ソナタ ト長調
リューベック(1654-1740):プレアムブルム ハ短調第2番(オルガンのみ)
テレマン:ソナタ ホ短調TWV40:146
J.S.バッハ:バビロンの流れのほとりにBWV.653(オルガンのみ)
クヴァンツ:フルート・トラヴェルソ二重奏曲イ短調Op.2-2
パッヘルベル:変奏を伴うアリエッタ ヘ長調(オルガンのみ)
ザ・ハノーヴァリアン・アンサンブル:
【J.ソルム(Flトラヴェルソ)、R.ウィトン(Flトラヴェルソ&リコーダー)、
N.スターン(リコーダー)、A.フィアッコ(Vc)、K.トリトル(Org&Cemb)
録音:2009年
ザ・ハノーヴァリアン・アンサンブルはピリオド楽器を使ったアンサンブル
で当MSRからテレマンのソナタ、協奏曲などをリリースしている。J.S.バッハ
の前後の世代のドイツ・バロックの作品をトリオ・ソナタとオルガン独奏曲
を交互に、バラエティ豊かに選曲。

MS1385 2枚組 ¥3960
「道」-J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲(全曲)
CD1【第1番ト長調BWV1007/第2番ニ短調BWV1008/第6番ニ長調BWV1012】
CD2)【第3番ハ長調BWV1009/第4番変ホ長調BWV1010/第5番ハ短調BWV1011】
ヘクン・ウ(Vc)
録音:2008年ウィラメット大学・ロジャーズ・ミュージック・センター,
オレゴン集
ヘクン・ウは上海出身で上海音楽院で学んだ後、パリ音楽院で研鑽を積み、
渡米後にポウル・トルトゥリエ、ザラ・ネルソヴァらに師事した。ソリスト
として上海響、中国中央楽団と共演の他、指揮者としても活躍している。全
体にテンポをゆっくりめに取り、旋律を大らかに歌わせるバッハである。

MS1387 ¥1980
「カーソン・クーマン(b.1982):弦楽のための室内楽作品集」
(1)空への旅-あらゆる楽器の組み合わせのための(2009)
(2)シューマン・セレナード-弦楽三重奏のための(2007)
(3)ピアノと弦楽のための四重奏曲《海の典礼》(2009)
(4)エスタンピー-2つのヴァイオリンのための
(5)トンボー・アリア-弦楽四重奏のための(2003)
(6)カヴァティーナ-ヴィオラとピアノのための(2008)
(7)4つの警句的インヴェンション-弦楽四重奏のための(2003)
(8)プランクトゥス-ヴィオラのための(2005)
(9)ヴィオラ五重奏曲《不穏な喩え話》
-2つのヴァイオリン、2つのヴィオラとチェロのための(2009)
(2)-(5)(7)(9)スロヴァキア・チェンバー・ソロイスツ団員
(1)カーソン・クーマン(Pf)
(6)(8)サラ・ダーリング(Va)
(6)ジェフリー・グロスマン(P)
録音:2010年
多作家で知られるアメリカの若手作曲家カーソン・クーマンの弦楽を中心と
した室内楽作品集。空への旅はあらゆる楽器の組み合わせのためのとの但し
書きがあるが、ここではピアノ独奏で演奏されている。いずれもバルトーク、
キース・ジャレットを思わせる現代のロマン主義といった雰囲気を持ってい
る。

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11-07 No.16

2011年07月16日 14時25分21秒 | Weblog
<MIRARE>
MIR 137 ¥2500
「トムキンズ氏の《価値のレッスンLessons of Worthe》」
-バード、ブル、トムキンズ、タイスのチェンバロ音楽
イ調の作品
ジョン・ブル:半音階的パヴァン、半音階的ガリアード / トムキンズ:奉献唱
ト調の作品
不詳(トマス・トムキンズ?):
ロビン・フッド / バード:ウィリアム・ピーター卿のパヴァン、
ウィリアム・ピーター卿のガリアード / タリス:あなたは幸いな方
/ トムキンズ:初心者のための「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラで」
二調の作品
ブル:イン・ノミネ / トムキンズ:グラウンド MB40 /
ブル:ファンタジア MB11
ベルトラン・キュイエ(チェンバロ)
録音:2010年10月28-31日、クセイ城
ベルトラン・キュイエは1978年ナント生まれ。チェンバロ奏者の母ジョスリン
に手ほどきを受け、その後ルセとピエール・アンタイに学びました。ニケ指揮
コンセール・スピリチュエル、クリスティ指揮レザール・フロリサンとオペラ
で共演するほか、レ・バス・レウニー、ラ・レヴーズの通奏低音奏者兼ソリス
トとしても活躍するフランス古楽界の期待のサラブレッドです。期待のMIRARE
第二弾はイギリス・ルネサンスの作曲家トムキンズによる同時代の巨匠達と自
作からなるアンソロジー。この曲集にはトムキンズ自身による収録曲への評価
がコメントとして遺されており、彼と当時の音楽界の「価値観」をうかがい知
ることができる貴重な資料でもあります。キュイエは三台のチェンバロの世界
・・・まろやかで憂いのあるイングリッシュ(イ調の作品:トラック1-3)、開放
的なイタリアン(ト調の作品:トラック4-8)、オルガンとチェンバロによる音色
と対位法の絡みが楽しいクラヴィオルガン(ニ調の作品)・・・を鮮やかな技巧
で描き分け、アルバム全体をあたかも物語のように聴かせ、その手腕には才能
のきらめきが実感できます。




<PRAGA DIGITALS>
PRDDSD 250287(SACD-Hybrid) ¥2780
ハイドン:弦楽四重奏曲第77番ハ長調作品76の3「皇帝」
モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番ハ長調K.465「不協和音」
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第6番変ロ長調作品18-6
ツェムリンスキー弦楽四重奏団
フランチシェク・ソウチェク、ペトル・ストジージェク(Vn)
ペトル・ホルマン(Va)ウラジミール・フォルチン(Vc)
録音:2011年1月30-31日(ハイドン、モーツァルト)、
3月9-10日(ベートーヴェン)
プラハ、マルチネク・スタジオ(デジタル・セッション)
ターリヒ、プラハ、コチアンSQの指導を受け、その伝統を受け継ぐツェムリン
スキー弦楽四重奏団は今や自他ともに認めるチェコを代表するカルテット。作
曲家、指揮者、教育者として16年間かの地の音楽文化の発展に貢献したツェム
リンスキーをグループ名に戴いています。2010年ボルドー室内楽コンクール1位
をはじめ多くの国際賞を獲得。四人の際立ったテクニック、知的なプログラミ
ング、チェコ伝統のアンサンブルの精神により、すでに最も信頼に値するカル
テットと評価されています。今回のアルバムでは、弦楽四重奏曲というジャン
ルを確立したハイドン、言葉のないオペラの世界を創造したモーツァルト、室
内楽という枠を超える表現力のベートーヴェン・・・という今日に至るまでこ
のジャンルの規範である傑作群を、少しも気負うことなく自然体で演奏してい
るのがかえって新鮮。聴き手を瞬時に幸せにする安心印の演奏といえるでしょ
う。





<SUPRAPHON>
=チェコ・オペラ お宝シリーズ=
SU 4069 2枚組 ¥2980
スメタナ:歌劇「秘密」全曲
カレル・カラシュ(B マリナ)プジェミスル・コチー(Br カリナ)
シュチェパーンカ・シュチェパーノヴァー(A ローザ)
シュテファ・ペトロヴァー(S ブラジェンカ)イヴォ・ジーデク(Tヴィート)
ヴラディミール・イェデナーツティーク(Bs ボニファーツ)
オルドジフ・コヴァージ(T 歌手スクジヴァーネク)
ヨゼフ・クジカヴァ(B 大工の棟梁)
プラハ国立劇場合唱団、ヤルミル・ブルクハウザー(合唱指揮)
ヤロスラフ・クロムプホルツ(指揮) プラハ国立劇場管弦楽団
録音:1953年2月15-22日、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
(セッション・モノラル)
2011年オリジナル・マスターテープからのデジタルマスタリング
「秘密」は、スメタナが晩年に女流作家エリシュカ・クラースノホルスカーの
台本により作曲した三作のオペラ三作のうち「接吻」に続く二作目(1878)。舞
台は19世紀、ベズジェズ山に程近い小さな町ビエラー。誤解からかつては結婚
できなかった恋人が20年の歳月を経てお互いの掛け替えのなさ知り、ついに結
婚に至るというヒューマンな3幕のコミック・オペラ。同時期に作曲していた
交響詩《わが祖国》の「ボエミアのボヘミアの森と草原から」を思い出させる
ミステリアスな序曲から、様式化された民謡や舞曲、農作業や鶯の鳴き声の模
倣した写実的な表現、夢に現れる妖精の踊りや巡礼の行列、個性の際立った登
場人物の描写まで、まさに円熟期スメタナの熟練の技が堪能できます。録音は
モノラルながら大変聴きやすいもの。名匠クロムプホルツ率いるアンサンブル
も万全です。現在唯一の現役盤(1983年録音コシュラー盤は現在廃盤)





<EURO ARTS>
20 66728(DVD-Video) ¥2180
原語:独
ドキュメンタリー「シューマンのポートレイト」
第1部:美しき5月(1828-1840)
第2部:孤独に身を委ねる者は(1841-1854)
演奏(抜粋)
シューマン:交響曲第1-4番/バーンスタイン(指)ウィーン・フィル
蝶々 Op.2/ウラディーミル・アシュケナージ(P)
交響的練習曲Op.13、幻想曲Op.17、クライスレリアーナOp.16、
子どもの情景Op.15/アンドラーシュ・シフ(P)
謝肉祭Op.9/ゲルハルト・オピッツ(P)
リーダークライスOp.39/ヘルマン・プライ(B)、レオナルド・ホーカンソン(P)
ピアノ五重奏Op.44/タカーチ弦楽四重団、コチシュ(P)
ピアノ協奏曲/バレンボイム(P)チェリビダッケ(指)ミュンヘン・フィル 他
語り手:マイケル・トレーガー(ロベルト・シューマン)、
ゾフィ・フォン・ケッセル(クララ・シューマン)、ヨアヒム・ヘップナー
監督:ミヒャエル・フュール
制作:2004年
音楽都市ミュンヘンの貴重な映像を発売するシリーズ「メトロポリタン・ミュ
ンヘン」の第2弾は、「シューマンのポートレイト」。2011年は昨年の生誕200
年に引き続き、シューマンの没後155周年であります。
シューマンがヴィークにピアノを習い始め、クララと出会った1828年から死の
1856年までの人生記を通してシューマンの人間性、音楽性を紐解いていきます。
エルンスト・ブルガーの著書に記された、手紙、写真、画像、版画、自筆譜な
どの貴重な資料を軸に、アシュケナージ、シフ、オピッツ、コチシュ、プライ、
ルービンシュタイン、デュメイ、ブロンフマン、バレンボイム、チェリビダッ
ケ、バーンスタインによる演奏を織り交ぜた見応えのある映像となっています。
シューマンの数々の名作が生まれた背景と作品の魅力を深く掘り下げること
できる内容です。




<CAvi-music>
4260085531813 ¥2450
ブラームス:
ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1、
ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
シューマン:おとぎの絵本Op.113
レイチェル・ロバーツ(Va)ラルス・フォークト(P)
録音:2010年5月カンマームジークザール、ケルン
室内楽を中心に活動している女性ヴィオラ奏者レイチェル・ロバーツとドイツ
の中堅ピアニスト、ラルス・フォークトによるブラームスのソナタ。
ブラームス最後の室内楽作品である作品120のソナタ。クラリネット・ソナタ
として作曲され、ブラームス自身によってヴィオラ・ソナタへ編曲されていま
す。ブラームス最晩年の作品ですが、晩年の作風にみられるような重厚さより
も、軽快で無邪気な音楽で親しみやすい作品です。第1番は憂いを感じつつも、
牧歌的な明るさを持つ曲。一方第2番は、愛らしい旋律で始まり、激しく活動
的な主題を持つ第2楽章を経て、精巧で抒情漂わせる変奏曲で終わる効果的な
曲。カップリングはシューマン晩年の作品「おとぎの絵本」。4つの小品から
なり、哀愁に満ちたシューマンらしい曲です。
シュパヌンゲン音楽祭などで度々共演しているレイチェル・ロバーツとラルス
・フォークトのぴったりと合った音楽性が、ヴィオラ特有の重厚感ある渋さ際
立つ音色だけではなく、ヴィオラの表現の幅広さを引き出し、新たなヴィオラ
の魅力に気付かせてくれる内容に仕上がっています。

4260085532247 ¥2450
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第3番変ホ短調Op.30
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲ホ短調第2番 Op.6
クリスティアン・テツラフ(Vn)アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
タチアナ・マスレンコ(Va)グスタフ・リヴィニウス(Vc)
ラルス・フォーク(P)ターニャ・テツラフ(Vc)
録音:2010年6月8日ライヴ シュパヌンゲン音楽祭

4260085532254 ¥2450
J.S.バッハ:フーガの技法BWV1080-コントラプンクトゥス(弦楽四重奏版)
ベートーヴェン:
弦楽四重奏第15番イ短調Op.132、チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5/1
クリスティアン・テツラフ(Vn)アンティエ・ヴァイトハース(Vn) 
レイチェル・ロバーツ(Va)
タチアナ・マスレンコ(Va)グスタフ・リヴィニウス(Vc)
ラルス・フォーク(P)ターニャ・テツラフ(Vc)アーロン・ピルサン(P)
録音:2010年6月13日ライヴ シュパヌンゲン音楽祭
ドイツはケルン近郊の丘陵地帯の街ハイムバッハで毎夏開かれているシュパヌ
ンゲン音楽祭。
2010年の音楽祭はベートーヴェンとロシアの作曲家たちに焦点を当てたプログ
ラムでした。
1枚目(4260085532247)はチャイコフスキーの番号付きの弦楽四重奏曲3つのう
ち、最も室内楽的魅力が感じされる第3番。冒頭のチェロの悲痛な旋律が印象
的なショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第2番。友人であった作家のソレル
ティンスキー氏の死を悼んで作曲されました。音楽祭常連のメンバーたちによ
る説得力のある演奏は聴衆を惹きつけ、この音楽祭ならではの一体感と強い感
情の起伏を感じさせる演奏です。
2枚目(4260085532254)は音楽祭のメインプログラムであるベートーヴェン。シ
ンプルかつ立体的な編成である弦楽四重奏によるフーガの技法(コントラプン
クトゥス?)も収録。精緻なアンサンブルと個々のパートの絶妙なバランスに
より、理想的な対位法音楽に到達しています。
エネルギーに満ちた音楽で後期の多楽章構成の作品ベートーヴェン:弦楽四重
奏第15番。感情を抑え、気品と透明感に溢れた演奏は、作品の真髄をじっくり
とあぶり出していくよう。またチェロ・ソナタでピアノを演奏する若干16歳の
オーストリア出身のピアニスト、アーロン・ピルサンにも注目。シュパヌンゲ
ン音楽祭には2度目の出演。その音楽的才能を主宰者ラルス・フォークトが惚
れ込み再度オファーしたそうです。
ラルス・フォークトの手腕を発揮した毎年意欲的なプログラムと、確かな実力
を持った音楽家が集まり、刺激的な演奏を繰り広げるシュパヌンゲン音楽祭。
室内楽の最先端をいく彼らの今後の活動にも注目です。




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2050 ¥2250
ステレオ
(1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
(2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
フリッツ・ライナー(指揮)、シカゴ交響楽団
録音:(1)1957年4月19日、(2)1955年2月21、22日、
シカゴ、オーケストラ・ホール
使用音源:RCA(U.S.A.)(1)DCS-64, (2)ECS-4
(オープンリール・テープ、19センチ、2トラック)
■制作者より
メンデルスゾーン&ベートーヴェン(GS 2057)に続く、ハイフェッツのオープ
ンリール・テープ復刻の第2弾です。前作GS 2057ではメンデルスゾーンのみ
4トラック・テープからの復刻でしたが、今回のチャイコフスキー&ブラーム
スは2曲ともにセミ・プロ仕様の2トラック・テープを素材としています。ハイ
フェッツの音は「固い、冷たい」とよく言われますが、その印象を大きく変え
てくれるのがこの復刻盤です。
■解説書の内容
現在、多方面で活躍中のヴァイオリニスト、漆原朝子さんに「ハイフェッツの
こと」を寄稿していただきました。ヴァイオリニストならではの、たいへんに
興味深いエッセイです。(以上、平林直哉)




<ludi musici>
LM 005 3枚組 ¥4450
カヴァッリ:「ロジンダ」
エマヌエラ・ガッリ(S ネレア) 
フランチェスカ・ロンバルディ・マッズッリ(S ロジンダ)
櫻田 亮(T クリトフォンテ) 
ニコラ・エバウ(Br ティサンドロ,プルトーネ,メアンドロ)
フルヴィオ・ベッティーニ(Br ルディオーネ)
シルヴィア・ヴァイエンテ(S プロセルピーナ,アウリッラ)
ミレーナ・ストルティ(Ms チレーナ) 
ロベルト・ロマニーノ(CT ヴァフリッロ)
マイク・フェントロス(指)
アンサンブル・ラ・スフェラ・アルモニオーサ
録音:2008年8月13-16日、フィンランド、ヴァンター
17世紀のヴェネツィアでのオペラの興隆を大いに引っ張ったのがフランチェス
コ・カヴァッリ(1602―1676)でした。カヴァッリはモンテヴェルディの弟子で、
その様式を受け継ぎつつ、1637年にヴェネツィアで一般に公開された劇場がで
きるや、大衆受けする作風も得て、たいへんな人気を博しました。今日でも30
近いオペラが伝えられているにもかかわらず、上演はまだあまり多くありませ
ん。「ロジンダ」は1651年にヴェネツィアで初演され、1653年にはかなり手を
加えられて上演されました。物語は、魔法の泉の水を飲んでしまったため愛し
合ってしまったカップルに、それぞれの元の恋人、さらに彼らに関係する人々、
本筋にはほとんど関係ない人々まで混ざっての変化に富んだもの。3時間に迫
る長さですが、気楽に楽しむことができます。
2008年の蘇演の一環として行われた録音で、ネレアにはヴェネシアーナのメン
バーとして知られるエマヌエラ・ガッリ、クリトフォンテには日本が誇るバロ
ック・テノール、櫻田 亮が加わっています。タイトルロールのフランチェス
カ・ロンバルディ・マッズッリはミラノ出身のソプラノ。バロック音楽からモ
ーツァルトあたりを得意としています。フルヴィオ・ベッティーニは、2009年
の北とぴあでのグルック「思いがけないめぐり会い」に出演、今年11月にはモ
ーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」でも出演予定。
残された作品数が多い割には録音が乏しいカヴァッリ、新録音は大歓迎です!
ハードカバーのブックタイプで、200ページを越える冊子には、英仏独の解説
と伊英対訳、そして様々な絵画のカラー写真が多数収録されて、豪華です。




<CARUS>
83.365 10枚組 ¥7080
ラインベルガー(1839-1901):ピアノ作品全集
イェルク・ハイゼルマン
サンドラ・ハイゼルマン(デュオ作品のみ※)
紙ジャケット+紙ボックスによる装丁です。
ルイス・ケントナー(Louis Kentner)、イリーナ・エーデルシュタイン
(Irina Edelstein)、ミェチスワフ・ホルショススキー(Mieczyslaw
Horszowski)、ボザール・トリオにピアノや室内楽を学び、作曲も行う若き
イェルク・ハイゼルマンの演奏によるアルバムです。
ラインベルガーは一般的にオルガンや合唱作品の作曲家として知られていま
す。彼が残した多くのピアノ曲は今では学習用の教材として一部に知られて
いるのみで、今回の発売はラインベルガー再評価、再認識の一端を担う貴重
な発売となります。保守的な作風による、美しく楽しい、聴きやすい44作品
です。
Recorded between 1990 and 2004, published between 1990 and 2004 by
Prezioso Adamek Tontrager-Verlag.

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