<Cala>
CACD 0119 \2180
ロンドン・ハープ・サウンド ――
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
エディット・ピアフのシャンソン集 ― I. グリェーミ:ばら色の人生、II.
モノー:愛の賛歌、III.
デュモン:水に流して
伝承曲:茉莉花
J・S・バッハ:前奏曲へ短調
カーン/ドナルドソン:マイ・ベイビー・ジャスト・ケアズ・フォー・ミー
ルグラン:風のささやき
ブラームス:子守歌
ベルリオーズ:《幻想交響曲》より 第2楽章「舞踏会」
レクオーナ:アンダルシア
シムコック:湖上の美人
ロイド・ウェッバー:
《オペラ座の怪人》より ミュージック・オブ・ザ・ナイト
アンドレ:ラ・ラガッツァ
ロンドンの16人のハープ奏者たち、ジェフリー・サイモン(指揮)
"ロンドン・ハープ・サウンド"のためにロンドンのセント・ジュード・オン・
ザ・ヒル教会に集まった16人のハーピストたちは、首席奏者を務めるフランス
国立管のイザベル・ぺリンを筆頭に、LSO、ルクセンブルク・フィル、ベルリ
ン・ドイツ・オペラ、ASMFなどで活躍する世界トップクラスの名手ばかり。
ドビュッシーやブラームス、ベルリオーズからエディット・ピアフのシャンソ
ン、オペラ座の怪人など、多彩かつ魅力的なプログラミング、優れたアレンジ
と16人のハーピストたちの相性もピッタリ。
録音:2008年8月27日-30日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)
<Guild Historical>
GHCD 2362 \1350
シューマン:
マンフレッド序曲Op.115
交響曲第2番ハ長調Op.61
交響曲第4番ニ短調Op.120*
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
ブルーノ・ワルター(指揮)*、
NBC交響楽団
トスカニーニとワルターが同じオーケストラ、NBC交響楽団を振ったシューマン
の偶数番号の交響曲集。
奇しくもトスカニーニは「第4番」を、ワルターは「第2番」を自らのディスコ
グラフィーに取り入れておらず、2人の巨匠が互いの演奏で補い合うというプ
ログラミングはギルド・ヒストリカルがプッシュするポイントの1つ。
そしてギルド・ヒストリカルの大きなポイント、名エンジニア、ピーター・レ
イノルズのリマスタリングによる音質改善にも期待が高まるところ。
録音:1946年10月10日(マンフレッド序曲)、1946年3月17日(交響曲第2番)、
1940年5月2日(交響曲第4番)/リマスター:ピーター・レイノルズ
GHCD 2366 \1350
フリッツ・ブッシュ・レコーディングス1946&1949 ――
メンデルスゾーン:
序曲《美しいメルジーネの物語》Op.32*、
八重奏曲変ホ長調Op.20より スケルツォ(管弦楽版)*
ベートーヴェン:エグモント序曲Op.84**
シューベルト(ブッシュ編):
管弦楽のための舞踏組曲(ポロネーズ ヘ長調D.599-4
エコセーズD.145,No.1-6/トリオ ホ長調D.610/高雅なワルツD.969,Op.77)**
ワーグナー:
楽劇《トリスタンとイゾルデ》より 前奏曲とイゾルデの愛の死**、
楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より 第3幕への前奏曲と間奏曲**
アルヴェーン:スウェーデン狂詩曲第1番《夏至祭の夜明かし》#
フリッツ・ブッシュ(指揮)
ヴィンタートゥール交響楽団*、ロサンゼルス・フィルハーモニック**、
マルメ・コンサートホール管弦楽団#
フルトヴェングラーと同じ時代を生きながらも、レコーディングが少なくその
至芸を知る機会に恵まれてこなかったドイツの伝説的指揮者フリッツ・ブッ
シュ。カールスルーエのマックス・レーガー・インスティテュートの協力を得
て新たに復刻される1946年&1949年の演奏は、ナチスの支配から逃れるために
ドイツを離れ北欧や南米を渡り歩いたブッシュの生涯を反映したかのような組
み合わせ。
ブッシュ自身のアレンジによるシューベルトの「舞踏組曲」やスウェーデン、
マルメのオーケストラを振ってのアルヴェーンの「夏至祭の夜明かし」など
は、ブッシュが備えていた多彩なレパートリーと柔軟なスタイルを証明して
くれる貴重な記録である。
録音:1949年*、1946年3月10日**、1949年10月30日#
リマスター:ピーター・レイノルズ
<Guild>
GMCD 7347 \2180
ギターのための作品集 ――
ロドリーゴ:3つのスペイン歌曲、わが心のアランフェス
トゥリーナ:セビリャーナOp.29
ボッケリーニ:前奏曲とファンダンゴ
アサド:秋のワルツ/ニャタリ:ギターとチェロのためのソナタ
レゴンディ:前奏曲と奇想曲Op.23/デルングス:エレジーOp.59
ベットスタイン:スケッチ
ゼンフル:カルメン、哀歌、我不幸にさからうを望まず、ああエルスライン,
愛するエルゼライン
アドミール・ドチ(ギター)、レイラ・フィスター(メゾ・ソプラノ)、
マルティン・デルングス(チェンバロ)、マッティア・ザッパ(チェロ)、
マティアス・ヴァイレンマン(リコーダー)
ロドリーゴでの歌、ボッケリーニでのチェンバロ、ニャタリでのチェロ、ゼン
フルでのリコーダー。どんな楽器や歌声とも素晴らしい関係を築くことができ
る"ギター"の持ち味が光る。
アドミール・ドチは、1982年アルバニアの首都ティラナで生まれたギター界の
若き逸材。13弦ギターも弾きこなす東欧の天才には、欧州各国から熱い視線が
注がれている。
GMCD 7342 \2180
フェアウェル -
ハイドン:交響曲第45番嬰ヘ短調《告別》Hob.I-45
マルタン:時の彩りのパヴァーヌ/フォーゲル:別れ/ハラー:別れ
ショイブレ:弦楽とティンパニのための交響曲Op.27《追憶》
マルク・キソッツィ(指揮)
カメラータ・チューリッヒ、バルバラ・ベーヒ(ソプラノ)
ハイドンの「告別」と、マルタンをはじめとした20世紀スイスの作曲家たちの
作品を組み合わせた弦楽オーケストラのための作品集。
カメラータ・チューリッヒの洗練された演奏が、ハイドンからマルタンへと移
り変わる場面で、時代を超越した音楽と音楽の美しき繋がりを聴かせてくれる。
GMCD 7349 \2180
マインラート・シュッターの追憶に ――
シュッター:我らが父/グレゴリオ聖歌:私は復活した/シュッター:大ミサ曲
ヘンキング:Ich bin ein schwebendes Luftblatt
ヤナーチェク:天にいますわれらの父よ
ラファエル・インモース(指揮)、
カペラ・ノヴァ、スザンヌ・ドール(オルガン)、
ヴェラ・シュナイダー(ハープ)
ブルクハルト、ヒンデミットから作曲法を授けられた20世紀スイスの作曲家、
マインラート・シュッター(1910-2006)の生誕100周年を記念した合唱作品集。
20-21世紀の作品を専門とするプロの合唱団カペラ・ノヴァと、新ウィーン楽
派の響きをたたえるシュッターの合唱曲との相性は良好。
GMCD 7340 \2180
ウェストミンスターの鐘 ――
コレット:前奏曲/J・S・バッハ:いざ来たれ、異教徒の救い主よBWV.659
ラインベルガー:ヴィジョン、オルガン・ソナタ第4番イ短調Op.98
リヒター:暁の星のいと美しきかなOp.20/ルソー:幻想曲Op.73
デュボワ:行列の詩篇/ヴィエルヌ:ウェストミンスターの鐘
タルッケ:悲嘆の幻想曲ニ短調
ウルシナ・カフリッシュ(オルガン)
チューリッヒ・ノイミュンスター教会のオルガンで聴くフランスと18世紀-20
世紀スイスのオルガン作品集。
"学校のチャイム"としても有名な「ウェストミンスターの鐘」などを弾くウル
シナ・ファリッシュは、スイスのクール出身の女流オルガニスト。オランダの
名匠ピート・ケーの門弟である。
<Guild Light Music>
GLCD 5172 \1650
軽音楽の黄金時代 - ライトリー・クラシカル ――
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行/ドビュッシー:月の光
ホルスト:ダーガソン/ウォルトン:ポピュラー・ソング
ラヴェル(パリッシュ編):ザ・ランプ・イズ・ロウ
レハール:ジプシーの恋のワルツ/ブラック:コスチューム・コメディへの序曲
シューマン(ラプリー編):クララの肖像
ルイジーニ:エジプト人のバレエ(終曲)/チャイコフスキー:舟歌
ハチャトゥリアン:組曲《仮面舞踏会》より ワルツ
チャイコフスキー(コニフ編):《白鳥の湖》より テーマ
マスネ:タイスの瞑想曲
ストラヴィンスキー(ローズ編):バレエ音楽《火の鳥》より/他
ピエール・シャレ&ヒズ・オーケストラ、ウィリアム・ウォルトン(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団、ロニー・マンロー&ヒズ・オーケストラ、
ピエリーノ・ガンバ(指揮)、ロンドン交響楽団、
デイヴィッド・ローズ&ヒズ・オーケストラ、他
「ギルド・ライト・ミュージック」のシリーズ72枚目は、"ちょっと軽め"の
クラシック音楽!
合唱も加わり、リズムもポップなスタイルに生まれ変わった「白鳥の湖」、
カスチェイが何故か(?)楽しげに踊る「火の鳥」の「魔王カスチェイの踊り」
など、現在のクロスオーヴァーを先取りしたプログラムは先人たちの偉大なる
遺産。リマスターはBBCの元エンジニア、アラン・バンティングが担当。
GLCD 5171 \1650
軽音楽の黄金時代 - 戦争と平和-1940年代のライトミュージック ――
ベルトン:ダウン・ザ・モール/カーマイケル:スターダスト
コーツ:フットライツ/ウォルトン:スピットファイアとフーガ
ドヴォルザーク:ユーモレスク/ハンマー:オリンピック・ゲーム・マーチ
アルター:アメリカン・セレナード/ルーカス:幻想行進曲
ケレルビー:王室の騎馬行進/他
ウィリアム・ウォルトン(指揮)、
ハレ管弦楽団、チャールズ・シャドウェル&ヒズ・オーケストラ、
パーシー・フェイス&ヒズ・オーケストラ、エリック・コーツ(指揮)、
ライト・シンフォニー・オーケストラ、他
第2次世界大戦中と大戦後。後に訪れるライトミュージックの黄金時代の礎と
なった「1940年代」がシリーズの第71集。
1940年にアメリカで本格始動したパーシー・フェイス、ジョージ・メラクリー
ノやシドニー・トーチ、ロバート・ファーノンたちのパフォーマンスが名エ
ンジニア、アラン・バンティングのリマスターで蘇る。
<Passacaille>
Passacaille 968 \2300
ショパン:チェロとピアノのための作品全集 ――
序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調Op.3*/華麗なる変奏曲変ロ長調Op.12*
マイアベーアの歌劇《悪魔のロベール》の主題による協奏的大二重奏曲ホ長調**
ポロネーズ第1番嬰ハ短調Op.26-1**/チェロ・ソナタ ト短調Op.65**
ヴィヴィアナ・ソフロニツキー(フォルテピアノ)、
セルゲイ・イストミン(チェロ/レオポルト・ヴィドハルム)
ウラディーミル・ソフロニツキーの愛娘、ヴィヴィアナ・ソフロニツキーが弾
くフォルテピアノは、ショパンが愛用していたと伝わるプレイエル(Op.1555/
1830製作)とグラーフ(Op.318/1819頃製作)のオリジナルを元に忠実に再現し
た復刻レプリカ・モデル。
楽器考証の世界的権威で現代の名工ポール・マクナルティは、チェコ音楽博物
館に所蔵されているグラーフと、パリ音楽博物館に所蔵されているプレイエル
のオリジナルを徹底的に調査、研究。
その成果として2007年と2009年に誕生した2台のフォルテピアノは、ショパン
の音楽を存命当時の響きを再現しながら、現代の奏者たちの要求にも応える
ことのできる貴重な楽器なのである。
使用楽器(フォルテピアノ):コンラート・グラーフOp.318(1819年頃製作)のレ
プリカ・モデル(ポール・マクナルティ2007年製)*&プレイエルOp.1555
(1830年製)のレプリカ・モデル(ポール・マクナルティ2009年製)**
録音:2010年3月24日-27日、フラデツ・クラーロベー(チェコ)
Passacaille 967 \2300
J・S・バッハ:トリオ・ソナタ集BWV.525-530 ――
トリオ・ソナタ第1番変ホ長調BWV.525/トリオ・ソナタ第2番ハ短調BWV.526
トリオ・ソナタ第3番ニ短調BWV.527/トリオ・ソナタ第4番ホ短調BWV.528
トリオ・ソナタ第5番ハ長調BWV.529/トリオ・ソナタ第6番ト長調BWV.530
ロレンツォ・ギエルミ(オルガン)
ミラノのサン・シプリチャーノ教会のオルガニスト、ミラノ国際音楽アカデミ
ー古楽研究所、バーゼル・スコラカントルムで指導者として活躍するイタリア
の名匠ロレンツォ・ギエルミ。
ロレンツォ・ギエルミは、自身が結成したラ・ディヴィナ・アルモニアと共に
フランチェスコ・フェオの「ヨハネ受難曲」(Passacaille 964)を蘇演させる
など、演奏家としてはもちろんのこと、音楽学者としての実績も世界トップク
ラスである。
ギエルミが「ライプツィヒ・コラール集」(Passacaille 954)以来となるJ・S
・バッハのレコーディングに選んだのは「トリオ・ソナタ集」。
サン・シプリチャーノ教会のエアーレント・オルガン(1991年製)から優しく響
く3声のソナタとギエルミの妙技が、大バッハのオルガン作品の奥深さを教え
てくれます。
録音:2010年4月25日&5月10日&6月3日、サン・シプリチャーノ教会(ミラノ)
CACD 0119 \2180
ロンドン・ハープ・サウンド ――
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
エディット・ピアフのシャンソン集 ― I. グリェーミ:ばら色の人生、II.
モノー:愛の賛歌、III.
デュモン:水に流して
伝承曲:茉莉花
J・S・バッハ:前奏曲へ短調
カーン/ドナルドソン:マイ・ベイビー・ジャスト・ケアズ・フォー・ミー
ルグラン:風のささやき
ブラームス:子守歌
ベルリオーズ:《幻想交響曲》より 第2楽章「舞踏会」
レクオーナ:アンダルシア
シムコック:湖上の美人
ロイド・ウェッバー:
《オペラ座の怪人》より ミュージック・オブ・ザ・ナイト
アンドレ:ラ・ラガッツァ
ロンドンの16人のハープ奏者たち、ジェフリー・サイモン(指揮)
"ロンドン・ハープ・サウンド"のためにロンドンのセント・ジュード・オン・
ザ・ヒル教会に集まった16人のハーピストたちは、首席奏者を務めるフランス
国立管のイザベル・ぺリンを筆頭に、LSO、ルクセンブルク・フィル、ベルリ
ン・ドイツ・オペラ、ASMFなどで活躍する世界トップクラスの名手ばかり。
ドビュッシーやブラームス、ベルリオーズからエディット・ピアフのシャンソ
ン、オペラ座の怪人など、多彩かつ魅力的なプログラミング、優れたアレンジ
と16人のハーピストたちの相性もピッタリ。
録音:2008年8月27日-30日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)
<Guild Historical>
GHCD 2362 \1350
シューマン:
マンフレッド序曲Op.115
交響曲第2番ハ長調Op.61
交響曲第4番ニ短調Op.120*
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
ブルーノ・ワルター(指揮)*、
NBC交響楽団
トスカニーニとワルターが同じオーケストラ、NBC交響楽団を振ったシューマン
の偶数番号の交響曲集。
奇しくもトスカニーニは「第4番」を、ワルターは「第2番」を自らのディスコ
グラフィーに取り入れておらず、2人の巨匠が互いの演奏で補い合うというプ
ログラミングはギルド・ヒストリカルがプッシュするポイントの1つ。
そしてギルド・ヒストリカルの大きなポイント、名エンジニア、ピーター・レ
イノルズのリマスタリングによる音質改善にも期待が高まるところ。
録音:1946年10月10日(マンフレッド序曲)、1946年3月17日(交響曲第2番)、
1940年5月2日(交響曲第4番)/リマスター:ピーター・レイノルズ
GHCD 2366 \1350
フリッツ・ブッシュ・レコーディングス1946&1949 ――
メンデルスゾーン:
序曲《美しいメルジーネの物語》Op.32*、
八重奏曲変ホ長調Op.20より スケルツォ(管弦楽版)*
ベートーヴェン:エグモント序曲Op.84**
シューベルト(ブッシュ編):
管弦楽のための舞踏組曲(ポロネーズ ヘ長調D.599-4
エコセーズD.145,No.1-6/トリオ ホ長調D.610/高雅なワルツD.969,Op.77)**
ワーグナー:
楽劇《トリスタンとイゾルデ》より 前奏曲とイゾルデの愛の死**、
楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より 第3幕への前奏曲と間奏曲**
アルヴェーン:スウェーデン狂詩曲第1番《夏至祭の夜明かし》#
フリッツ・ブッシュ(指揮)
ヴィンタートゥール交響楽団*、ロサンゼルス・フィルハーモニック**、
マルメ・コンサートホール管弦楽団#
フルトヴェングラーと同じ時代を生きながらも、レコーディングが少なくその
至芸を知る機会に恵まれてこなかったドイツの伝説的指揮者フリッツ・ブッ
シュ。カールスルーエのマックス・レーガー・インスティテュートの協力を得
て新たに復刻される1946年&1949年の演奏は、ナチスの支配から逃れるために
ドイツを離れ北欧や南米を渡り歩いたブッシュの生涯を反映したかのような組
み合わせ。
ブッシュ自身のアレンジによるシューベルトの「舞踏組曲」やスウェーデン、
マルメのオーケストラを振ってのアルヴェーンの「夏至祭の夜明かし」など
は、ブッシュが備えていた多彩なレパートリーと柔軟なスタイルを証明して
くれる貴重な記録である。
録音:1949年*、1946年3月10日**、1949年10月30日#
リマスター:ピーター・レイノルズ
<Guild>
GMCD 7347 \2180
ギターのための作品集 ――
ロドリーゴ:3つのスペイン歌曲、わが心のアランフェス
トゥリーナ:セビリャーナOp.29
ボッケリーニ:前奏曲とファンダンゴ
アサド:秋のワルツ/ニャタリ:ギターとチェロのためのソナタ
レゴンディ:前奏曲と奇想曲Op.23/デルングス:エレジーOp.59
ベットスタイン:スケッチ
ゼンフル:カルメン、哀歌、我不幸にさからうを望まず、ああエルスライン,
愛するエルゼライン
アドミール・ドチ(ギター)、レイラ・フィスター(メゾ・ソプラノ)、
マルティン・デルングス(チェンバロ)、マッティア・ザッパ(チェロ)、
マティアス・ヴァイレンマン(リコーダー)
ロドリーゴでの歌、ボッケリーニでのチェンバロ、ニャタリでのチェロ、ゼン
フルでのリコーダー。どんな楽器や歌声とも素晴らしい関係を築くことができ
る"ギター"の持ち味が光る。
アドミール・ドチは、1982年アルバニアの首都ティラナで生まれたギター界の
若き逸材。13弦ギターも弾きこなす東欧の天才には、欧州各国から熱い視線が
注がれている。
GMCD 7342 \2180
フェアウェル -
ハイドン:交響曲第45番嬰ヘ短調《告別》Hob.I-45
マルタン:時の彩りのパヴァーヌ/フォーゲル:別れ/ハラー:別れ
ショイブレ:弦楽とティンパニのための交響曲Op.27《追憶》
マルク・キソッツィ(指揮)
カメラータ・チューリッヒ、バルバラ・ベーヒ(ソプラノ)
ハイドンの「告別」と、マルタンをはじめとした20世紀スイスの作曲家たちの
作品を組み合わせた弦楽オーケストラのための作品集。
カメラータ・チューリッヒの洗練された演奏が、ハイドンからマルタンへと移
り変わる場面で、時代を超越した音楽と音楽の美しき繋がりを聴かせてくれる。
GMCD 7349 \2180
マインラート・シュッターの追憶に ――
シュッター:我らが父/グレゴリオ聖歌:私は復活した/シュッター:大ミサ曲
ヘンキング:Ich bin ein schwebendes Luftblatt
ヤナーチェク:天にいますわれらの父よ
ラファエル・インモース(指揮)、
カペラ・ノヴァ、スザンヌ・ドール(オルガン)、
ヴェラ・シュナイダー(ハープ)
ブルクハルト、ヒンデミットから作曲法を授けられた20世紀スイスの作曲家、
マインラート・シュッター(1910-2006)の生誕100周年を記念した合唱作品集。
20-21世紀の作品を専門とするプロの合唱団カペラ・ノヴァと、新ウィーン楽
派の響きをたたえるシュッターの合唱曲との相性は良好。
GMCD 7340 \2180
ウェストミンスターの鐘 ――
コレット:前奏曲/J・S・バッハ:いざ来たれ、異教徒の救い主よBWV.659
ラインベルガー:ヴィジョン、オルガン・ソナタ第4番イ短調Op.98
リヒター:暁の星のいと美しきかなOp.20/ルソー:幻想曲Op.73
デュボワ:行列の詩篇/ヴィエルヌ:ウェストミンスターの鐘
タルッケ:悲嘆の幻想曲ニ短調
ウルシナ・カフリッシュ(オルガン)
チューリッヒ・ノイミュンスター教会のオルガンで聴くフランスと18世紀-20
世紀スイスのオルガン作品集。
"学校のチャイム"としても有名な「ウェストミンスターの鐘」などを弾くウル
シナ・ファリッシュは、スイスのクール出身の女流オルガニスト。オランダの
名匠ピート・ケーの門弟である。
<Guild Light Music>
GLCD 5172 \1650
軽音楽の黄金時代 - ライトリー・クラシカル ――
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行/ドビュッシー:月の光
ホルスト:ダーガソン/ウォルトン:ポピュラー・ソング
ラヴェル(パリッシュ編):ザ・ランプ・イズ・ロウ
レハール:ジプシーの恋のワルツ/ブラック:コスチューム・コメディへの序曲
シューマン(ラプリー編):クララの肖像
ルイジーニ:エジプト人のバレエ(終曲)/チャイコフスキー:舟歌
ハチャトゥリアン:組曲《仮面舞踏会》より ワルツ
チャイコフスキー(コニフ編):《白鳥の湖》より テーマ
マスネ:タイスの瞑想曲
ストラヴィンスキー(ローズ編):バレエ音楽《火の鳥》より/他
ピエール・シャレ&ヒズ・オーケストラ、ウィリアム・ウォルトン(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団、ロニー・マンロー&ヒズ・オーケストラ、
ピエリーノ・ガンバ(指揮)、ロンドン交響楽団、
デイヴィッド・ローズ&ヒズ・オーケストラ、他
「ギルド・ライト・ミュージック」のシリーズ72枚目は、"ちょっと軽め"の
クラシック音楽!
合唱も加わり、リズムもポップなスタイルに生まれ変わった「白鳥の湖」、
カスチェイが何故か(?)楽しげに踊る「火の鳥」の「魔王カスチェイの踊り」
など、現在のクロスオーヴァーを先取りしたプログラムは先人たちの偉大なる
遺産。リマスターはBBCの元エンジニア、アラン・バンティングが担当。
GLCD 5171 \1650
軽音楽の黄金時代 - 戦争と平和-1940年代のライトミュージック ――
ベルトン:ダウン・ザ・モール/カーマイケル:スターダスト
コーツ:フットライツ/ウォルトン:スピットファイアとフーガ
ドヴォルザーク:ユーモレスク/ハンマー:オリンピック・ゲーム・マーチ
アルター:アメリカン・セレナード/ルーカス:幻想行進曲
ケレルビー:王室の騎馬行進/他
ウィリアム・ウォルトン(指揮)、
ハレ管弦楽団、チャールズ・シャドウェル&ヒズ・オーケストラ、
パーシー・フェイス&ヒズ・オーケストラ、エリック・コーツ(指揮)、
ライト・シンフォニー・オーケストラ、他
第2次世界大戦中と大戦後。後に訪れるライトミュージックの黄金時代の礎と
なった「1940年代」がシリーズの第71集。
1940年にアメリカで本格始動したパーシー・フェイス、ジョージ・メラクリー
ノやシドニー・トーチ、ロバート・ファーノンたちのパフォーマンスが名エ
ンジニア、アラン・バンティングのリマスターで蘇る。
<Passacaille>
Passacaille 968 \2300
ショパン:チェロとピアノのための作品全集 ――
序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調Op.3*/華麗なる変奏曲変ロ長調Op.12*
マイアベーアの歌劇《悪魔のロベール》の主題による協奏的大二重奏曲ホ長調**
ポロネーズ第1番嬰ハ短調Op.26-1**/チェロ・ソナタ ト短調Op.65**
ヴィヴィアナ・ソフロニツキー(フォルテピアノ)、
セルゲイ・イストミン(チェロ/レオポルト・ヴィドハルム)
ウラディーミル・ソフロニツキーの愛娘、ヴィヴィアナ・ソフロニツキーが弾
くフォルテピアノは、ショパンが愛用していたと伝わるプレイエル(Op.1555/
1830製作)とグラーフ(Op.318/1819頃製作)のオリジナルを元に忠実に再現し
た復刻レプリカ・モデル。
楽器考証の世界的権威で現代の名工ポール・マクナルティは、チェコ音楽博物
館に所蔵されているグラーフと、パリ音楽博物館に所蔵されているプレイエル
のオリジナルを徹底的に調査、研究。
その成果として2007年と2009年に誕生した2台のフォルテピアノは、ショパン
の音楽を存命当時の響きを再現しながら、現代の奏者たちの要求にも応える
ことのできる貴重な楽器なのである。
使用楽器(フォルテピアノ):コンラート・グラーフOp.318(1819年頃製作)のレ
プリカ・モデル(ポール・マクナルティ2007年製)*&プレイエルOp.1555
(1830年製)のレプリカ・モデル(ポール・マクナルティ2009年製)**
録音:2010年3月24日-27日、フラデツ・クラーロベー(チェコ)
Passacaille 967 \2300
J・S・バッハ:トリオ・ソナタ集BWV.525-530 ――
トリオ・ソナタ第1番変ホ長調BWV.525/トリオ・ソナタ第2番ハ短調BWV.526
トリオ・ソナタ第3番ニ短調BWV.527/トリオ・ソナタ第4番ホ短調BWV.528
トリオ・ソナタ第5番ハ長調BWV.529/トリオ・ソナタ第6番ト長調BWV.530
ロレンツォ・ギエルミ(オルガン)
ミラノのサン・シプリチャーノ教会のオルガニスト、ミラノ国際音楽アカデミ
ー古楽研究所、バーゼル・スコラカントルムで指導者として活躍するイタリア
の名匠ロレンツォ・ギエルミ。
ロレンツォ・ギエルミは、自身が結成したラ・ディヴィナ・アルモニアと共に
フランチェスコ・フェオの「ヨハネ受難曲」(Passacaille 964)を蘇演させる
など、演奏家としてはもちろんのこと、音楽学者としての実績も世界トップク
ラスである。
ギエルミが「ライプツィヒ・コラール集」(Passacaille 954)以来となるJ・S
・バッハのレコーディングに選んだのは「トリオ・ソナタ集」。
サン・シプリチャーノ教会のエアーレント・オルガン(1991年製)から優しく響
く3声のソナタとギエルミの妙技が、大バッハのオルガン作品の奥深さを教え
てくれます。
録音:2010年4月25日&5月10日&6月3日、サン・シプリチャーノ教会(ミラノ)