クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

10-10 No.26-1

2010年10月25日 15時03分47秒 | Weblog
<Signum Classics>
SIGCD 213 \2180
J・S・バッハ:モテット集 ――
モテット第1番《主に向かいて新しき歌を歌え》BWV.225/モテット第4番
《恐るるなかれ、われ汝とあり》BWV.228/モテット第6番《すべての国よ、
主を讃美せよ》BWV.230/モテット第3番《わが喜びなるイエスよ》BWV.227
/モテット第5番《来たれ、イエス、来たれ》BWV.229/モテット第2番《御霊
はわれらが弱きを助け給う》BWV.226
ヴォーチェス8、セネジーノ・プレーヤーズ、バーナビー・スミス(指揮)
"ポップス&ジャズ"から"バッハ"となると意外な選曲と思ってしまうところだ
が、2003年に結成されたヴォーチェス8のメンバーたちがかつて所属していた
のは、あのウェストミンスター寺院の少年少女聖歌隊。教会音楽や合唱曲など
"クラシック音楽"こそ、ヴォーチェス8が最も得意とするレパートリーなので
ある!
録音:2010年4月13日-16日、セント・サイラス教会(ロンドン)

SIGCD 209 2枚組 \3500
J・S・バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245
チャールズ・ダニエルズ(テノール/エヴァンゲリスト)、
スティーヴン・ヴァーコー(バリトン/イエス)、
シュテファン・ローゲス(バス/ピラト)、
ピーター・シーモア(指揮)、
ヨークシャー・バロック・ソロイスツ
1973年に創設されたヨークシャー・バロック・ソロイスツ(YBS)は、ハイペリ
オンからリリースされているアーベルやヒュームのヴィオラ・ダ・ガンバ作品
集の演奏が印象深いガンバ奏者スザンヌ・ハインリッヒもメンバーに名を連ね
るなど、欧州で確実に存在感を高めているピリオド演奏団体。
定期的に出演しているヨーク古楽音楽祭での活躍、またライプツィヒ・バッハ
音楽祭への招聘、そしてこの「ヨハネ受難曲」のために駆けつけた強力なソリ
スト陣の顔ぶれが、YBSへの注目度、評価の高さを示している。
2010年1月の録音。

SIGCD 210 \2180
悲しみの対話 ――
ラムゼイ:ダビデが聞きしとき、涙は王子のため?
フォード:ディス・ナウ・デッド・ナイト
クランフォード:ウィープ、ウィープ・ブリトンズ
ウォード:ノー・オブジェクト・ディアラー
コプラリオ:朝の歌より
ウィールクス:おお, ヨナタン、ダビデが聞きしとき
デリング:王は動き、Contristatus est David
ヴォーター:Melpomene, Bewail
ラムゼイ:力強き者は倒れたるかな、眠れ, 肉体の誕生
トムキンズ:その時ダヴィデは悲嘆に暮れた、ダビデが聞きしとき
ウォード:ウィープ・フォース・ユアー・ティアーズ
ガリカントゥス、エリザベス・ケニー(リュート)、
ガブリエル・クラウチ(ディレクター)
次代の名君として大きな期待を背負いながらもチフスに倒れ1612年にこの世を
去ったスチュアート朝の"プリンス・オブ・ウェールズ"、ヘンリー・フレデリ
ック・スチュアート王子の死をテーマとしたイギリス後期ルネサンスの合唱作
品集。
イギリス有数の合唱団テネブレのメンバーで結成されたルネサンス音楽専門の
ヴォーカル・アンサンブル、ガリカントゥスのハーモニーは世界トップレベル。
英国合唱界、古楽界の重要グループとして世界の舞台に浮上する日も近い。
ちなみにディレクターのガブリエル・クラウチは、キングズ・シンガーズでも
活躍した名バリトン。2010年1月の録音。

SIGCD 226 \2180
ムソルグスキー:展覧会の絵
ドビュッシー:版画
リスト:婚礼、エステ荘の噴水、アヴェ・マリアS.182
リル・ウィリアムズ(ピアノ)
英タイムズ紙で「現代の本当に偉大な音楽家の1人」と激賞されたリル・ウィリ
アムズは、ボルトン&モーツァルテウム管とのシューマンの「ピアノ協奏曲」
で、ザルツブルク・デビューを大成功させたウェールズの若手ピアニスト。
徹底してコントロールされた感情表現が独特な空間を広げている「展覧会の絵」
など、リル・ウィリアムズの演奏には他の誰にも真似が出来ないカラーが存在
している。2009年11月の録音。

SIGCD 202 \2180
ファミリー・クリスマス ――
アンダーソン:クリスマス・フェスティヴァル
ケイ&ローマン:クリスマス・アルファベット
伝承曲:きらきら星
サイムワン:リトル・ドラマー・ボーイ
アンダーソン:そりすべり
チルコット:ヘイ!ナウ
伝承曲:この日、ひととなりし
ハーバート&マクドナ:おもちゃの行進
ラッター:クリスマスの12日
フンパーディンク:ヘンゼルとグレーテルより
ウィリアムズ:サムウェア・イン・マイ・ドリーム
ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ
ミーキンス:ステイブル・キャロル
レーン:スレイベル・セレナーデ
フランク:天使の糧
ブリテン:このみどり児は
ハリソン:クリスマス・ホープ
スタナード:ペンギンの歌
ピアポント:ジングル・ベル
コシャット:雪のワルツ
クリストファー・ベル(指揮)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、
RSNOジュニア・コーラス
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管、RSNOジュニア・コーラスのスコッ
トランド勢と、1996年からナショナル・ユース・クワイア・オヴ・スコットラ
ンド(NYCoS)の音楽監督を務める北アイルランドの指揮者クリストファー・ベ
ルが贈るゴキゲンなクリスマス・アルバム!
クリスマス・シーズンの定番から、英国合唱界の人気作曲家チルコットの「ヘ
イ!ナウ」、ホーム・アローンの「サムウェア・イン・マイ・ドリーム」など、
バラエティ豊かなプログラムがクリスマスを彩ります。2009年9月の録音。

SIGCD 228 \2180
ブリテン:キャロルの祭典Op.28
ポストン:イングリッシュ・デイ=ブック
サール:夏の夜に
ディズリ:The Ears of Mr Tuer
クリストファー・ベル(指揮)、
NYCos女声合唱団、クレア・ジョーンズ(ハープ)
ナショナル・ユース・クワイア・オヴ・スコットランドの女声合唱団と英国王
室のオフィシャル・ハーピスト、クレア・ジョーンズが共演した"女声合唱+
ハープ"によるブリテンの「キャロルの祭典」。
20世紀イギリスの女流作曲家エリザベス・ポストン(1905-1987)と、スコット
ランドのオリヴァー・アイルデール・サール(1977-)、アイルランドのスティ
ーヴン・ディズリの珍しい合唱作品も収録。2010年5月の録音。

SIGCD 212 \2180
レヴィーン:人類のための祈り
テネブレ、ナイジェル・ショート(指揮)
ロシアの作曲家アレクサンドル・レヴィーン(1955-)の「人類のための祈り」
は、1990年に暗殺されたロシア正教の司祭で指導者、アレクサンドル・メン
(Father Alexander Vladimirovich Men/1935-1990)の生誕85周年を祝するた
めに作曲されたロシアの新しい宗教合唱曲。2010年2月の録音。

SIGCD 203 \2180
メトカーフ(メットカルフェ):
ハープ、フルート、クラリネットと弦楽のための《七重奏曲》/パス・オヴ
・ソング/ドルバダーン城/地図に見るウェールズ
エレノア・ターナー(ハープ)
ニコラ・トーマス(チェロ)
デイヴィッド・キャンベル(クラリネット)
フィリッパ・デイヴィス(フルート)
ソルスティス・クヮルテット、サッコーニ弦楽四重奏団
現代ウェールズのリーディング・コンポーザー、ジョン・メトカーフ(1946-)
の室内楽作品集は"ハープ"が主役。
メトカーフの音楽は難解な現代手法を用いるのではなく"旋律"を大切にしてお
り、「七重奏曲」はハープと木管楽器、弦楽器の橋渡しとなる美しい作品。
2008年&2009年の録音。

SIGCD 208 2枚組 \3500
M・バークリー:歌劇《フォー・ユー》
アラン・オピー(バリトン)、リストファー・レミングス(テノール)、
レイチェル・ニコルズ(ソプラノ)、ヘレン・ウィリアムズ(ソプラノ)、
ジェレミー・ヒュー・ウィリアムズ(バリトン)、
アリソン・クック(メゾ・ソプラノ)、
マイケル・ラファティ(指揮)、ミュージック・シアター・ウェールズ
レノックス・バークリーの息子で作曲家、BBCラジオ3のプレゼンターとして活
躍するマイケル・バークリーの音楽と、イギリスの小説家イアン・マキューア
ンの台本がタッグを組んだ新作オペラの全曲録音。2008年10月-11月に行われ
た世界初演のライヴ録音。




<Champs Hill Records>
CHRCD 009 \2180
霧の中で ――
ヤナーチェク:4つの小品《霧の中で》
シューベルト:ピアノ・ソナタ第14番イ短調D.784
リスト:
ペトラルカのソネット第47番、ペトラルカのソネット第104番、
ペトラルカのソネット第123番
ラフマニノフ:
前奏曲ニ長調Op.23-4、前奏曲ト長調Op.32-5、楽興の時第3番ロ短調Op.16-3、
楽興の時第4番ホ短調Op.16-4
イヴァナ・ガヴリッチ(ピアノ)
イヴァナ・ガヴリッチは、2010年にウィグモア・ホールとレコーディングのダ
ブル・デビューを果たしたボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボ生まれの
女流ピアニスト。
ボスニア紛争の戦火から逃れるためにイギリスへと渡ったガヴリッチは同地で
ピアニストとして急成長。祖国の悲劇を耐え忍んだガヴリッチが弾くピアノに
は強い信念が存在する。2009年7月&12月の録音。

CHRCD 010 \2180
ピエルネ:フルート、チェロとピアノのための《室内ソナタ》Op.48
レフラー:
オーボエ、ヴィオラとピアノのための《2つの狂詩曲》、声楽、
ヴィオラとピアノのための《5つの歌》
デュリュフレ:
フルート、ヴィオラとピアノのための《前奏曲、レチタティーフと変奏曲》
Op.3
ロンドン・コンコルド・アンサンブル、ウィリアム・デイズリー(バリトン)
ロンドン・コンコルド・アンサンブルは、BBC響、コヴェント・ガーデン王立
歌劇場管、フィルハーモニア管、ヨーロッパ室内管の首席奏者などの一流奏者
たちによって結成された室内楽団。
"ピエルネ、レフラー、デュリュフレ"が並ぶ20世紀フランスの室内楽作品集は
編成がなかなか個性的。近代フランスの室内楽に光をあてる意欲的なプログラ
ミングである。2001年&2002年の録音。

CHRCD 011 \2180
ブラームス:
ピアノ五重奏曲ヘ短調Op.34/3つの間奏曲Op.117/間奏曲イ長調Op.118-2
シューベルト・アンサンブル、ウィリアム・ハワード(ピアノ)
シューベルト・アンサンブルは、オーケストラ・アンサンブル金沢のコンサー
トマスター、サイモン・ブレンディスが第1ヴァイオリンを務め、結成26年と
いう長き歴史を持つイギリスのアンサンブル。
「ピアノ五重奏曲」と創設メンバー、ウィリアム・ハワードが2007年に収録し
た「間奏曲」をカップリング。2002年&2007年の録音。





<Christophorus>
CHR 77322 \2300
ロシア正教会の受難曲(16世紀頃) - 聖金曜日のためのアンティフォン
モスクワ・ダニーロフ修道院聖歌隊、ゲオルギー・サフォノフ(指揮)
1598年のイルモロギ写本から現代に蘇ったロシア正教会のための聖歌集。
13世紀に建設され現在はモスクワ総主教直属の修道院となっているダニーロフ
修道院の聖歌隊の歌声は、ロシア正教会の歴史を具現化したものと思えるほど
深く厳粛。2000年の録音。

CHR 77323 \2300
カイザー:マルコ受難曲
ベルンハルト・ヒルトライター(テノール)、
ハルトムート・エルベルト(バス)、ヨッヘン・エルベルト(テノール)、
ターニャ・ダルタン(ソプラノ)、ペトラ・ガイトナー(ソプラノ)、
メリンダ・パウルセン(アルト)
クリスティアン・ブレンベック(指揮)
パーセニア・ヴォーカル、パーセニア・バロック
17世紀-18世紀のハンブルクでドイツ・バロック・オペラの中心として活躍し
たラインハルト・カイザー(1674-1739)。
バッハの「受難曲」の先駆け的存在となった「マルコ受難曲」は、カイザーの
宗教音楽家としての優れた作曲手腕が発揮されたドイツ音楽史における重要な
作品。1993年の録音。

CHE 0151-2 \1250
モーツァルト:フルート・ソナタ集 ――
フルート・ソナタ第1番変ロ長調K.10/第2番ト長調K.11/第3番イ長調K.12
/第4番ヘ長調K.13/第5番ハ長調K.14/第6番変ロ長調K.15
ジャン=クロード・ジェラール(フルート)、ウーヴェ・ウェグナー(ピアノ)
ジャン=クロード・ジェラールは、モイーズから教えを受け、ラムルー管、
パリ・オペラ座管、ハンブルク州立歌劇場管、そしてバイロイト祝祭管で活躍
したフランスの名フルート奏者。演奏、教育活動での来日も多く、日本のフル
ート界に与えた影響も大きい。1982年の録音。

CHE 0150-2 2枚組 \2500
テレマン:マタイ受難曲(1730)
マルティン・クライトマン(テノール)、アンドレアス・レベダ(バス)、
ゲルトラウト・ウルジンガー(ソプラノ)、
クリスティーネ・フュッセル(ソプラノ)、
ベルトルト・ブランドステッター(バリトン)、
ハルミチ・フジワラ(テノール)、フリードリヒ・オフナー(バス)、
リュペルト・ゴットフリート・フライベルガー(指揮)
ミュンヘン・バロックオーケストラ、コレギウム・ヴォカーレ・シュレーグル
その生涯で46曲という膨大な数の「受難曲」を作曲したテレマン。1730年に完
成したテレマンの「マタイ受難曲」と、1727年に初演された大バッハの「マタ
イ受難曲」を聴き比べてみるのも面白い。1985年の録音。

CHE 0149-2 \1250
デマンティウス:ヨハネ受難曲/6つのモテット
ゲオルク・グリュン(指揮)、ザールブリュッケン室内合唱団
モンテヴェルディと同じ生没年のクリストフ・デマンティウス(1567-1643)の
「ヨハネ受難曲」は、ラッススから影響を受けたドイツ最後のモテット風受難
曲。ちなみにデマンティウスは、ドイツで初のアルファベット順の音楽辞典を
完成させた人物でもある。1997年の録音。




<ARTESMON>
AS 732-2 \2080
ラデク・バボラーク率いるチェコ・ホルン・コーラス登場!
4つの時代 ホルン合奏のための音楽
ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1557-1612):
カンツォン・ペル・ソナール第1旋法
ザムエル・シャイト(1587-1654):古い年は過ぎ去った
ジョヴァンニ・ガブリエーリ:ソ・ソ・ラ・ソ・ファ・ミ(8声)
ロッシーニ(1792-1868):狩での出会い
レオポルト・ムニェフラ(1804-1870):四重奏曲ロ短調
フリードリヒ・ディオニソス・ヴェーバー(1766-1842):
ラ・カッチャ第1番/ラ・カッチャ第2番/マルチア・コン・フオコ
アダージョ・ソステヌート/ラ・カッチャ第3番
ドヴォルジャーク(1841-1904):
私にかまわないで Op.82 No.1/歌が私の心に入ってくる Op.63 No.1
毒を盛る恋人
ブラームス(1833-1897):
ああ、哀れなこの世よ Op.110 No.2/おお、快い五月Op.93a No.3
秋に Op.104 No.5
ドビュッシー(1862-1918):シャルル・ドルレアンの3つの歌
ロナルド・ロ・プレスティ(1933-1985):8つのホルンのための組曲
ジャン・フランセ(1912-1997):夜想曲/ディヴェルティメント
ケリー・ターナー(1960-):赤い城との別れ
チェコ・ホルン・コーラス
ラデク・バボラーク、ペトラ・チェルマーコヴァー、ペトル・ドゥダ、
ヤクプ・ホジェイシー、ヤン・ムシル、ルカーシュ・コレツ、
ズデニェク・ヴァシナ、ヤン・ヴォボジル、パウル・ムニョス=トレド
ラデク・バボラーク(アーティスティック・リーダー)
ラデク・バボラークがチェコで活躍するホルン奏者からメンバーを厳選して結
成したチェコ・ホルン・コーラス。すでに国内盤でブルックナーのアルバムが
発売されていますが、当盤ではまさにホルン好きのための選曲がなされており、
大いに話題を呼ぶものと思われます。
録音時期・場所等については未詳のため、当レーベルの次回新譜案内時に再掲
載いたします。

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10-10 No.26-2

2010年10月25日 15時03分18秒 | Weblog
<RADIOSERVIS>
CR 0500-2 \1650
グレート・アーティスツ・イン・プラハ ラザール・ベルマン
リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
リスト:ウィリアム・テルの聖堂(「巡礼の年第1年スイス」から)
ヤナーチェク(1854-1928):ピアノ・ソナタ変ホ長調「1905年10月1日」
ショスタコーヴィチ(1906-1975):24の前奏曲 Op.34(抜粋)
ファリャ(1876-1946):火祭りの踊り(バレエ「恋は魔術師」から)
ラザール・ベルマン(ピアノ)
おそらく「プラハの春音楽祭」でのリサイタルのライヴ録音。
録音時期・場所等については未詳のため、当レーベルの次回新譜案内時に
再掲載いたします。




<ARSIS>
ARSIS 4234 \1850
アコーディオンによるカベソン作品集
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566)/アンネ・ランダ編曲:
「鍵盤楽器、ハープ、ビウエラのための曲集」より
聖母のキリエ[Kyrie Rex virginum] 第1-3番
4つのベルソ[ヴァース]第3旋法
グレゴリオ聖歌をソプラノ声部に,グレゴリオ聖歌をアルト声部に,
グレゴリオ聖歌をテノール声部に(左手側のみで),
グレゴリオ聖歌をバス声部に(左手側のみで),
ファボルドネス[ファルソボルドーネ]第2旋法
グレゴリオ聖歌,ソプラノ声部におけるグロサ,
バス声部におけるグロサ,中声部におけるグロサ
賛歌第18番、パンジェ・リングァ第3番
賛歌第19番、パンジェ・リングァ第4番
7つのベルソ[ヴァース]第8旋法
ティエント第1番第2旋法/ティエント第7番第4旋法
ティエント第8番第8旋法/ティエント第11番第6旋法とその第2部
処女マリアの子宮は幸いである(グレゴリオ聖歌)
イタリアのパバナ[パヴァーヌ]によるディスカンテ
ミラノのガリャルダ[ガイヤルド]によるディフェレンシアス
イタリアのパバナ[パヴァーヌ]によるディフェレンシアス
どうしてそうなるのか(シャンソン)
アンネ・ランダ(アコーディオン)
録音:2010年5月3日、カストリリョ・デ・マタフディオス
(スペイン、ブルゴス県)
「抱えて弾くオルガン」とも言えるアコーディオンはカベソンの作品を演奏
するのに最適な楽器のひとつでしょう。アンネ・ランダは1971年スペインのサ
ンセバスティアンに生まれ、フランスのグルノーブル音楽院で勉強を終えま
した。彼女はアコーディオン音楽の知名度を上げるためには現代作曲家への
作品の委嘱ばかりでなく、他の楽器のために書かれた既存の作品に取り組むこ
とも必要と考えており、当レーベルで既にモーツァルトを取り上げています
(ARSIS 4214)。今回はカベソンの生誕500年を記念して作曲者生誕の地で録音
を行いました。

ARSIS 4214 \1850
【旧譜】
モーツァルトをアコーディオンで
モーツァルト(1756-1791)/アンネ・ランダ編曲:
オルガンのためのアンダンテ ヘ長調 K.616
ピアノのための幻想曲ハ短調 K.475
ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調 K.333
オルガンのための幻想曲ヘ短調 K.594
グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調 K.356
アンネ・ランダ(アコーディオン)
録音:2007年3月27-29日、スペイン、ウエスカ県アレレ、サンティアゴ教会

ARSIS 4238 \1850
ヨハン・フィリップ・クリーガー(1649-1725):
ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための12のソナタ Op.2
(1693、ニュルンベルク)から [Vol.2]
第11番/第9番/トッカータとフーガ(チェンバロ独奏)/第12番
第10番/パッサカリア(チェンバロ独奏)/第7番/第8番
ヒッポカンプス
カースティン・リンダー=デーヴァン(ヴァイオリン)
ジョルディ・コメリャス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アルベルト・マルティネス・モリナ(チェンバロ)
録音:2008年9月26-29日、マドリード、ビリャ・デ・バリェカス、
鎖に繋がれた聖ペドロ教会
ヨハン・フィリップ・クリーガーはニュルンベルクの音楽一家に生まれ、コ
ペンハーゲンで学び、バイロイトの宮廷音楽家を務めた後、1673年バイロイト
伯の許可と援助を得てイタリアに渡り、ヴェネツィアでローゼンミュラーに、
ローマでベルバルド・パスクィーニに師事。帰国後はハレ等の宮廷で活躍した
後、1680年にヴァイセンフェルス宮廷の楽長に就任、当地の宮廷音楽の水準を
最高水準にまで引き上げ、没するまでその地位を守り活躍しました。彼は何と
いっても2,000曲以上の教会カンタータを書いたことで知られています(その大
半は消失)が、優れた器楽作品も多く残しています。Op.2はコレッリ流の3つの
楽器によるトリオ・ソナタですが、第2ヴァイオリンの代わりにヴィオラ・ダ
・ガンバを採用することによって、音色と表現の幅を拡大することに成功して
います。
ヒッポカンプスはドイツ出身のリンダー=デーヴァンと、スペイン出身のコメ
リャス、マルティネス・モリナによるトリオ。なかでもリンダー=デーヴァン
はヨーロッパのバロック・ヴァイオリニストとして注目に値する存在。ヴュル
ツブルクに生まれ、ロンドンでミカエラ・コンバーティにバロック・ヴァイオ
リンを師事、アムステルダム・ロカテッリ国際コンクールに入賞、7年にわた
ってイギリスのバロック・アンサンブル「フィオリ・ムジカーリ」のリーダー
を務め、2003年よりベルリンのピリオド楽器オーケストラ「コンチェルト・
ブランデンブルク」のリーダーとして活躍しています。

ARSIS 4193 \1850
【旧譜】
ヨハン・フィリップ・クリーガー(1649-1725):
ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための12のソナタ Op.2
(1693、ニュルンベルク)から [Vol.1]
第5番/第3番/第4番/アリアと24の変奏曲(チェンバロ独奏)
第6番/第1番/第2番
ヒッポカンプス
カースティン・リンダー=デーヴァン(ヴァイオリン)
ジョルディ・コメリャス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アルベルト・マルティネス・モリナ(チェンバロ)
録音:スペイン、ウエスカ県ボレア、聖トマス教会




<ENCHIRIADIS>
EN 2026 \2080
ブラス・デ・ラセルナ:逆さまの世界 トナディリャ集
ブラス・デ・ラセルナ(1751-1816):
トナディリャ「もしもあなたが沈黙を守らないなら」(*)
ビセンテ・マルティン・イ・ソレル(1754-1806):
オペラ「ディアナの木」から シンフォニア
ブラス・デ・ラセルナ:トナディリャ「ゴシップ記事」(*)
ビセンテ・マルティン・イ・ソレル:
オペラ「ぶっきらぼうな善人」から 序曲,第2番,第1幕フィナーレ
ブラス・デ・ラセルナ:トナディリャ「逆さまの世界」(*)
エリカ・エスクリバ=アスタブルアガ(ソプラノ)
ラ・ディスペルシオーネ
ジュアン・B・ボイルス(指揮)
録音:2008年3月、バレンシア(スペイン)、
アルフォンソ・エル・マグナニム・ホール
ブラス・デ・ラセルナはトナディリャ(ここではスペイン語による世俗カンタ
ータ的楽曲)で人気を得たスペインの作曲家。ラ・ディスペルシオーネは1999
年に創設されたピリオド楽器オーケストラで、本拠地はバレンシア近郊のグア
ダスアル。

EN 2028 \2080
チェトラの再発見 ヴィヴァルディ(1678-1741):協奏曲集
ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ト短調 RV322
(「ラ・チェトラ」手稿譜 第8番;パブロ・ケイポ・デ・リャノ補筆完成)(*)
フラウト・トラヴェルソ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ト長調 RV438(+)
チェロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲イ短調 RV419(#)
リュート、2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲ニ長調 RV93(**)
2つのヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲イ短調 RV523(++)
4つのヴァイオリン、チェロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ロ短調
Op.3 No.10 RV580(##)
フェデリコ・グリエルモ(ヴァイオリン(*/**/++/##))
ジョルジョ・ファーヴァ(ヴァイオリン)(++)
ミケーレ・ファヴァーロ(フラウト・トラヴェルソ(+))
ダニエーレ・ボーヴォ(チェロ(#/##))
イヴァーノ・ツァネンギ(アーチリュート(**))
ジャンピエロ・ツァノッコ、マッシミリアーノ・ティエッポ、
ジョルジョ・バルダン(ヴァイオリン(##))
ロペラ・ストラヴァガンテ・ディ・ヴェネツィア
イヴァーノ・ツァネンギ(アーチリュート、指揮)
録音:2008年5月、アランフエス王宮劇場(スペイン)
1999年、トレヴィーゾ(イタリア)、カンポクローチェ、聖テオニスト教会
ヴィヴァルディは1727年にヴァイオリン協奏曲集「ラ・チェトラ」がアムス
テルダムで出版された翌年、神聖ローマ皇帝カール6世にこの曲集の手稿譜を
贈りました。実は手稿譜と出版譜の間にはかなりの差異が見られ、別の楽曲
になっているものもあります。それらの残念なことに現在ウィーン国立図書
館に所蔵されている手稿譜がヴァイオリン独奏パートを欠いているため、手
稿譜のみに収められた楽曲のうち、類似の作品から再構成できなかった3曲
(RV203、RV322、RV360)は「不完全」な作品としてヴィヴァルディの目録に
載ることになってしまいました。そこでスペインの音楽学者パブロ・ケイポ
・デ・リャノは入念な研究の末RV322を補筆完成、世界初録音(*)に至りまし
た。ピリオド楽器アンサンブル、ロペラ・ストラヴァガンテ・ディ・ヴェネ
ツィアはイタリアのヴェネツィアに本拠を置く団体と思われますが詳細は不
明。各曲のソリストもすべてメンバーが務めています。

EN 2030 \2080
J・S・バッハ(1685-1750):リュート作品集
組曲ハ短調 BWV997/前奏曲 BWV999/フーガ BWV1000
前奏曲、フーガとアレグロ BWV998
シャコンヌ BWV1004(No.5)(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 より)
前奏曲 BWV1006a
アリア BWV1068(No.2)(管弦楽組曲第3番 より)[ボーナス・トラック]
ラファエル・ボナビタ(バロックリュート)
録音:2010年2月、リェイダ(スペイン)
ウルグアイ出身、日本でもおなじみのリュート&ギター奏者ラファエル・ボ
ナビタ(ボナヴィータ、ボナビータとも表記されてきましたが、弊社は今回か
ら公式ウェブサイトでの表記に従います)による待望のバッハ。BWV1000は原曲
である「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 BWV1001 No.2」を基にボナビータ
自らリアライゼーション。また彼はバッハが「無伴奏ヴァイオリン・パルティ
ータ第3番 BWV1006 No.1」を BWV1006aに編曲した際の手法を参考に「シャコ
ンヌ」を編曲し絶品に仕上げています。明記されてはいませんがおそらくボナ
ビータ自身の編曲と思われるボーナス・トラックの「アリア」もこれまた絶品。




<LINDORO>
MPC 0120 \2080
甘美さと風変わり アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):オルガン作品集
「新記譜法による曲集」(1557)から
おお、輝かしき光、三位一体(第89曲)/パンジェ・リングァ(第80曲)
ティエント第6旋法(第33曲)/アヴェ・マリス・ステラ(第86曲)
ティエント第2旋法(第31曲)/アヴェ・マリス・ステラ(第83曲)
私たちに告げてください、マリアよ(第28曲)/ティエント第4旋法(第94曲)
「コインブラの写本」第242号 から
無題、カントゥス・フィルムス(fol 110)/パンジェ・リングァ(fol 108r)
サルヴェの第2部、do cego(fol 9v)
私たちに告げてください、マリアよ(fol 106)
「鍵盤楽器、ハープ、ビウエラのための曲集」(1578)から
聖母のキリエ(第10曲)/ティエント第1旋法(第60曲)
陽気な羊飼い(クレキヨンによる)/ティエント第4旋法(第64曲)
別れの時に(デ・ローレによる)ティエント第4旋法(第59曲)
喜びのために(クレキヨンによる)/パンジェ・リングァ(第40曲)
ティエント第2旋法(第62番)/処女マリアの子宮は幸いである(第72曲)
甘美な記憶(サンドランによる、エルナンド・デ・カベソン作曲のグロサ)
アンドレス・セア(オルガン)
録音:2009年11月4-5日、カスタニョ・デル・ロブレド(スペイン、ウエルバ県)、
サンティアゴ教会
使用楽器:1750年、フランシスコ・オルティゲス




<VERSO>
VRS 2085 \2080
カンタービレとソナービレの間に
マウリシオ・カーゲル(1931-2008):8つのチェロのためのモテット(2004)
ガブリエル・エルコレカ(1969-):
静かな夜(メゾソプラノとチェロ八重奏のための;2005)(*)
マリア・エウヘニア・ルク(1958-):
私の父の家(メゾソプラノとチェロ八重奏のための;2008)(*)
ラモン・ラスカノ(1968-):ルイス・セルヌダの5つの詩
(メゾソプラノとチェロ八重奏のための;2001-2002)(*)
エレナ・グラヘラ(メゾソプラノ(*))
アムステルダム・チェロ八重奏団
バス・ウィーヘルス(指揮)
録音:2009年9月、サンセバスティアン(スペイン)、バスク交響楽団本部
カンタービレ(人間の歌)とソナービレ(楽器の響き)、詩と音楽の関係をテーマ
としたアルバム。カーゲルとルクはアルゼンチン、エルコレカとラスカノはス
ペイン・バスク出身の作曲家。

VRS 2086 \2080
夜の庭 ホセ・ルイス・グレコ(1953-):
Mudas(グスタボ・アドルフォ・ベッケル、アントニオ・マシャドとフェデリコ
・ガルシア・ロルカの詩による、メゾソプラノと弦楽四重奏のための;2001)(*)
Trouble(弦楽四重奏のための;1991)
Celosías(フェデリコ・ガルシア・ロルカが採譜・和声付けした
スペイン民謡に基づく、メゾソプラノと弦楽四重奏のための;2008)(+)
エレナ・グラヘラ(メゾソプラノ(*))
マグダレナ・リャマス(メゾソプラノ(+))
モンドリアーン弦楽四重奏曲
ヤン・エリク・ファン・レヒテレン・アルテナ、
エドウィン・ブランケンステイン(ヴァイオリン)
アンネッテ・ベルクマン(ヴィオラ) 
エドゥアルト・ファン・レヒテレン・アルテナ(チェロ)
録音:2009年6月22-26日、ナバセラダ(スペイン)、

VRS 2087 \2080
エドゥアルド・モラレス=カソ(1969-):神の影
銅山の皇妃(ピアノ三重奏曲;2003)(*)
リンダラハの庭園(ギターのための前奏曲;2000)(+)
ウルカヌスの炉(ギターのための前奏曲;2008)(#)
展開する天体(バスクラリネットとピアノのための幻想曲;2008)(**/++)
病んだ薔薇[ばら](ソプラノとピアノのための5つの連作歌曲;2009)(##/***)
飛蝗[ばった]
(ピッコロクラリネットとピアノのための4つの連作小品;2003)(+++/***)
試みの翼(ピッコロクラリネットのための幻想曲;2006)(+++)
神の影(ピアノのための幻想曲;2001)(++)
ブローウェル三重奏団(*)
イリアナ・マトス(ギター(+))
アダム・レヴィン(ギター(#))
ロレンツォ・イオスコ(バスクラリネット(**))
ダンカン・ギフォード(ピアノ(++))
クラウディア・イエペス(ソプラノ(##))
エドゥアルド・モラレス=カソ(ピアノ(***))
ダヴィデ・バンディエリ(ピッコロクラリネット(+++))
録音:2004年6月-2009年11月、バレンシアおよびマドリード

VRS 2090 \2080
ヘスス・トレス(1965-):
アンデルセン童話集
(朗読、アコーディオン、ヴァイオリン、チェロとピアノのための;2006)(*)
おばあさん/天使/マッチ売りの少女/裸の王様
ダブル(アコーディオン独奏、フルート、バスクラリネット、打楽器、
ヴァイオリン、チェロとピアノのための;2004)(+)
ペドロ・マリア・サンチェス(朗読(*))
イニャキ・アルベルディ(アコーディオン)
アルボス三重奏団
フアン・カルロス・ガルバヨ(ピアノ)
ミゲル・ボレゴ(ヴァイオリン) ホセ・ミゲル・ゴメス(チェロ)
アンサンブル・レシデンシアス(+)
イケル・サンチェス(指揮(+))
録音:2009年12月16-18日、ヘタフェ専門音楽院(マドリード)

VRS 2092 \2080
トマス・ガリド(1955-):道
言葉の道(弦楽合奏のための;1991-1992)
ヴァイオリンと弦楽合奏のための協奏曲(1993-1994)(*)
最後の差異(フルートと弦楽のための「古い様式による」協奏曲、
ヴィトルト・ルトスワフスキの記念に;1999)(+)
短い手紙(弦楽合奏のための;2005)
ルイス・デ・パブロの「Il Pensieroso」について
F・ゲレロの「Zayin」の最後の和音について/ミについて
ミシェル・ピアソンとカレン・マルティロシアンについて
ダビド・マルティネス(ヴァイオリン(*))
フリアン・エルビラ(フルート(+))
カメラータ・デル・ブラド
トマス・ガリド(指揮)
録音:2010年2月5-6、12-13日、マドリード、
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス専門音楽院

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