クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

10-06 No.3-1

2010年06月03日 18時54分06秒 | Weblog
<RCA RED SEAL>
8869772060-2 60枚組 \13500
Living Stereo 60CD Collection
286ページの別冊解説書付き
50年前の録音が今でもなぜこんなにも新鮮に響くのか?究極のDSDリマスタリ
ングによって、時代を超えて生き続けるステレオ黄金期の名盤54タイトルを
紙ジャケBOX化した究極のCDコレクション。初回生産限定盤。
ステレオ録音が実用化した1950年代半ばから60年代初頭にかけての時期は、各
レコード会社がこの新しく画期的な技術を用いて数多くのレコードを矢継ぎば
やに生み出したが、RCAは、ステレオ録音の開発と発展にもっとも積極的に関
わり、成果をあげたレコード会社である。1953年10月にステレオ録音(「バイ
ノーラル録音」)の実験を開始したRCAは、いくつかのセッションでの試行錯誤
を経て、1954年3月、ライナー=シカゴ響のセッションでの実用化にこぎけた
のである 当時一般家庭での再生システムはまだモノラルであったが、ステレ
オ技術にレコードの将来性を感じたRCAは積極的に2チャンネルおよび3チャン
ネル録音を推進した。1955年にはステレオ・テープデッキの市販が始まり、そ
の3年後の1958年にはステレオLPの技術が開発され、RCAはついに「リビング・
ステレオ」LPを発売、「ハイファイ・ステレオ」の黄金時代の幕開けを告げた。
「リビング・ステレオ」とは、ちょうどこの時期にRCAが発売したステレオ・
レコードに付けられていたロゴで、いわば「生き生きとした、生演奏のような
ステレオ」という意味であり、左右のスピーカー・コーンの間にLIVING STEREO
の文字が踊るデザインは、優秀録音の代名詞でもあった。試行錯誤を経て考え
抜かれたマイク・セッティングにより、3チャンネルもしくは2チャンネルで収
録されたサウンドは、半世紀近く経た現在のスタンダードにおいても、バラン
ス、透明感、空間性など、あらゆる点で超優秀録音として高く評価されている。
ライナー、ミュンシュ、ルービンシュタイン=20世紀の演奏史を彩る綺羅星の
ごとき名演奏家たちちょうどステレオ時代の到来とともに、RCAはフリッツ・
ライナー指揮のシカゴ交響楽団と専属契約を結び、伝説的となった数々の名演
奏をテープに刻み込んだ。音楽監督に就任したばかりのライナーは、低迷して
いたシカゴ交響楽団をトレーニングしなおし、高度のヴィルトゥオーゾ性を備
えた世界一のアンサンブルに磨き上げた。RCAはそれと平行して、シャルル・
ミュンシュおよびピエール・モントゥー指揮ボストン交響楽団、アーサー・
フィードラー指揮ボストン・ポップス・オーケストラ、ヤッシャ・ハイフェッ
ツ、アルトゥール・ルービンシュタイン、ヴァン・クライバーンらの録音を推
進し、20世紀を代表する名演奏がレコードとして残されることになった。
これらの録音は1993年から「リビング・ステレオ」シリーズとしてCD化され始
め、当時の録音の多くを担当した名プロデューサー、ジョン・ファイファーの
監修のもとオリジナル・マスターからデジタル化、復刻シリーズとしては大き
な支持を得た。さらに2004年からは、ボストンに本拠を置くサウンドミラー社
の創立者にして、デジタル録音・マスタリングの巨匠的存在であり、数々のレ
コード・レーベルのエンジニアリング、マスタリングを手がけているジョン・
ニュートンの監修のもと、新たなDSDマスタリングとSA-CDハイブリッドディス
ク化が続々と推進され2007年までオペラ全曲盤4タイトルを含む54タイトルが
リリースされている。オリジナル・マスターテープにさかのぼり、それを最高
のクオリティのアナログ・デッキで再生、特注のA/DコンバーターでDSD化され、
編集はすべてDSDの領域で行なわれることで、従来の復刻CDの枠を遥かに上回
る、より鮮明で透明度の高い再生音が実現。ノイズ・リダクションやフィルタ
リングなど余計な手は一切加えず(加える必要もなく)、まさにマスターテープ
・クオリティの音が家庭で手軽に再現できるようになったのである。
今回のBOXセットはそのDSDマスタリングによる全54タイトルと、今回のボック
ス・セット用に特別に編集された「リビング・ステレオ・サンプラー」のCDを
紙ジャケ・BOX化したもの。BOXは既発売のシューマンBOX、メンデルスゾーン
BOXやアーノンクールの宗教音楽BOXと同様の仕様です。
サンプラーを除いて、それぞれの紙ジャケットは、単独で発売された時のオリ
ジナルLPのアートワークをもとにしたデザイン(SA-CDハイブリッド盤としてリ
リースされた時のジャケットの外枠はなく、オリジナル・ジャケットが全面に
使われています。一部文字や絵柄の修正がある場合がございます)。
286ページの別冊解説書には、各タイトルのトラックリスティング、録音年月
日、プロデューサー、エンジニア名などのデータ、初出LP時の曲目解説(抜粋
の場合もあり)を掲載。なお歌劇・アリア・声楽曲の歌詞対訳は付いておりま
せん。
オリジナルはアナログ・マスターテープであるため、録音年代相応のノイズ等
がございます。
【仕様】
CD60枚組(うち1枚はリビング・ステレオ・サンプラー)
紙ジャケット仕様・BOXに封入
286ページの別冊解説書付き
オリジナル・アナログ・マスターからのDSDマスタリング ADD STEREO
プレス:韓国

●曲目詳細は当店HPにございます。
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/emi2010_07.html




<SONY CLASSICAL>
8869772953-2 \1680
SIPHIWOHope
‘Hope’ featuring a message of hope from Nelson Mandela / Nessun
Dorma / Sheep May Safely Graze / I Vow To Thee My Country / Nguwe /
The Drinking Song / Ave Maria / Abide With Me / Something Inside So
Strong / A Te O cara /Nkosi Sikelel' iAfrika / You'll Never Walk Alone
2010 FIFAワールドカップ・南アフリカ大会公式アルバム『Listen Up! The
Official 2010 FIFA World Cup Album』でエンディングを飾っている南アフリ
カきってのオペラ歌手、SIPHIWO(シフィオ)のニュー・アルバム。
今作では冒頭に収録されるコンピレーション収録曲「Hope featuring a
message of hope from Nelson Mandela」は、シフィオ・ンチェベをリード・
シンガーに、壮大なクワイアがコーラスで盛り上げる感動チューン。UKの重鎮
トレヴァー・ホーンが、ホーンやストリングスを含むこの大所帯を仕切ってい
る。
早くも幼少の頃から唄い始めたというシフィオが生まれたのは、今ではネルソ
ン・マンデラ・ベイとして知られるポート・エリザベス。彼は有名になってか
らも、偉大なる元大統領マンデラと謁見し、イヴェント・パフォーマンスに対
する感謝状を受け取るなど縁浅からぬ関係にある。ここでは、そのマンデラ自
身のメッセージも歌詞に含む希望に満ちた曲を、壮麗に唄いきっている。



<OEHMS CLASSICS>
OC-649(SACD-Hybrid) \2080
マーラー:『交響曲第4番ト長調』
クリスティアーネ・エルツェ(Sp)
マルクス・シュテンツ(指揮)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
【録音】2009年8月23-26日、9月28-29日、ケルン・フィルハーモニー
[デジタル:セッション]
バーンスタインらの演奏とは真逆的演奏ながら、ジンマンの新解釈とも全く異
なった演奏として、古典的新解釈を提唱するシュテンツの、マーラー録音第2
弾となります。第5番の演奏と同じように指揮者マルクス・シュテンツは、こ
の曲をできるだけ元の形のまま演奏していきます。近年のシャープなマーラー
に慣れている耳には、若干のんびりした響きとして聞こえるかもしれませんが、
初演時にワルターが感じたという「管弦楽法が声部の対位法的構造を明白に表
していなかった」不満を体感できるかもしれません。またメンゲルベルクが提
唱した自由なテンポのゆらぎが多く再現し、初演時の興奮を聴き手に届けるこ
とに成功したと言えるでしょう。
この録音では、カプリッチョ・レーベルのキタエンコのシリーズと同じく、プ
ロデューサーはイェンス・シューネマンが、エンジニアはクラウス・ヴァッハ
シュッツが担当しており、優秀で安定したサウンド・クオリティが確保されて
おり、ケルンのフィルハーモニーの美しい響きとともに収録されているのもポ
イントです。既にマーラーの5番の録音(OC650)は、演奏もそうですが録音の面
でも高い評価を得てきています。なおマルスク・シュテンツは、2010年11月に
NHK交響楽団定期演奏会に招かれ、マーラー:交響曲第2番「復活」を演奏する
予定です。(2010年11月19&20日:NHK交響楽団第1686回定期演奏会、NHKホール)

OC-760 \1680
チャイコフスキー:
『交響曲第1番ト短調Op.13「冬の日の幻想」』『イタリア奇想曲Op.45』
クリストフ・ポッペン(指揮)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー
管弦楽団
【録音】2007年12月13-16日 ザールブリュッケン・コングレスホール
(交響曲1番)
2009年12月29日-2010年1月1日 マインツ・ラインゴールドハレ
(イタリア奇想曲) [デジタル:ライヴ]
明晰でありながら過度に強調されることのないロマン性。そして、曲の素の美
しさをストレートに表現。引き締まったテンポと流れの良い運び、曲の立体感
を際立たせるフレージング。実に見通しの良い構成感とオーケストラ・コント
ロールの確かさが際立つ演奏をモットーにし、最近の過度に付け加えられたロ
シア風とは違った新解釈で聴かせてくれます。その彼の独自な解釈は独特な盛
り上がり感を持ち、チィコフスキーの描写力を引き立てることに成功し、充実
感のある色彩力あるチャイコフスキーの音楽を聴かせてくれます。
クリストフ・ポッペンは、1956年、ドイツのミュンスター生まれのヴァイオリ
ニスト、指揮者。ヴァイオリニストとして数多くの著名コンクールで入賞。
1978年、ケルビーニ弦楽四重奏団を設立。1981年にはエヴィアン国際弦楽四重
奏コンクールでグランプリを受賞。1988年、デトモルト室内オーケストラの音
楽監督。1995年、ミュンヘン室内オーケストラの音楽監督に就任。1988-95年、
デトモルト国立音楽大学の教授を務め、1996年からベルリン国立音楽大学の学
長を務めています。バロック・ヴァイオリンも演奏し、ECMから発売されたヒ
リアード・アンサンブルとの『バッハ/モリムール』は世界的に話題となりま
した。また、ザルツブルク音楽祭にも多く出演。2007年シーズンより、ドイツ
放送フィル(旧称ザールブリュッケン放送響)の音楽監督を務めています。

OC-754 2枚組 \2080
シューマン:
『あこがれのワルツの変奏曲「通俗的な主題による音楽の情景」(アンドレア
ス・ボイデ補完)』『蝶々Op.2』『6つの間奏曲 Op.4』『謝肉祭 Op.9』
カール・ツェルニー:『お気に入りの悲しいワルツによる変奏曲Op.12』
シューベルト:
『ドイツ舞曲第15番(D.783より)』『レントラー第3,11番(D.790より)』
『ワルツ第6,14,22番(D.365より)』『レントラー第14番(D.734より)』
『ワルツ第13番(D.779より)』
ウェーバー:『舞踏への勧誘(華麗なるロンド)変ニ長調Op.65,J.260』
ヘルベルト・シュフ(P)
【録音】 2009年、ドイツランド放送室内楽ザール [デジタル:セッション]
「あこがれのワルツ(Sehnsuchtswalzer)」-ヘルベルト・シュフ(P)
音楽史を語る上で、シューマンとショパンの関係についてはよく取りざたされ
ていますが、シューマンが先人シューベルトからいかに影響を受け、また、ど
れほどシューベルトを尊敬していたかということについては、ほとんど語られ
ていないようです。しかし実は当時、彼は「シューベルト研究家」としてシュ
ーベルトの死後10年にシューベルトの兄フェルディナンドと交友をもち、数多
くのシューベルトの作品を世に紹介しています。このシュフの新録音はそんな
2人の大作曲家の関連を見事に浮き彫りにした好企画です。
まず、CD1枚目を聴いてみてください。ほとんどの人は耳を疑うことでしょう。
しかし、これはシューマンが「シューベルトのワルツ」を主題に書いた変奏曲
への前口上なのです。シューマンはシューベルトの主題にいくつかの変奏を書
こうと試みたのですが、出来上がりに満足することのなかった彼は、結局未完
のまま作曲を中止、ここで聴かれるアンドレアス・ボイデが補筆した版は、原
曲のワルツは曲の最後まで明かされることがありません。この曲から派生した
「パピヨン」と「謝肉祭」は、いうまでもなくシューマンの創造力の鮮やかな
飛翔の賜物です。
シュフは同じテーマを用いたツェルニーの変奏曲と、シューベルトのいくつか
のワルツ、レントラーをこのアルバムに加えることで、シューマンの特異な才
能を更に見せつけてくれています。

OC-773 \1680
J・S・バッハ:
『カンタータ第137番「力強き栄光の王なる主を讃えよ」BWV.137』
マックス・レーガー:
『ヴァイオリンとオルガンのためのラルゴ(Op.93より)』『Ich sehe dich in
tausend Bildern Op.105-1』『ヴァイオリンとオルガンのためのロマンス
ト長調』『マリアの子守唄Op.76-52』『創作主題による変奏曲とフーガ
嬰へ短調 Op.73』
ミヒャエル・ハルトマン(Org,指揮)
カーチャ・ステューバー(Sp)
ヴェラール・バルナ=サバドゥス(C-T)
ロベルト・ゼリアー(T)
ベンヤミン・アップル(Bs)
マルクス・ヴォルフ(Vc)
ミュンヘン・ビュルガーザール教会合唱団
ミュンヘン・オデオン・アンサンブル
【録音】 2009年12月7-8日、2010年3月3日、ミュンヘン・ビュルガーザール
教会 [デジタル:ライヴ]
ミュンヘンの市民によって設立されたドイツ・マリア騎士団は、今年400年を
迎えます。この団体は、ミュンヘン・ビュルガーザール(市民のためのホール)
に設立され、教会に改修され奉献されて300年を迎えました。それを記念して、
これに関係した典礼文で書かれているバッハのカンタータ137番。そして1901-
1907年ミュンヘンで仕事をしていたマックス・レーガーが書いたとされる古典
的な作品を収録しました。

OC-115 \1580
モーツァルト:歌劇『後宮からの逃走』K.384 (全曲)
Ingrid Habermann(Sp)Piotr Beczala(T)Donna Ellen(Sp)
Oliver Ringelhahn(T)Franz Kalchmair(Bs)
Harald Pfeiffer(語り)
マルティン・ジークハルト(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団 リンツ州立劇場合唱団
【録音】1996年11月19-22日、1997年3月1日、 リンツ・ブルックナー・ハウス
[デジタル:セッション]
以前発売されていた[OC249(廃盤)]の再発売商品となります。なお、歌詞カー
ド・対訳は付いておりません。
日本ではブルックナー、マーラー指揮者として有名ですが、彼を国際的な評価
を獲得した名演の一枚としてあげられる盤の再発売となります。

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10-06 No.3-2

2010年06月03日 18時53分45秒 | Weblog
<Chandos>
CHSA 5079(SACD-Hybrid) 特価\2180
マーラー:交響曲第7番ホ短調《夜の歌》
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、ハーグ・レジデンティ管弦楽団
マーラーの交響曲の中でも最も謎で最も難解な作品とも言われる「交響曲第7
番」。ここでのネーメ・ヤルヴィとハーグ・レジデンティ管の演奏時間は、こ
れまた超特急の約70分!ちなみに各楽章の演奏時間は、第1楽章:20'40"、第2
楽章:12'53"、第3楽章:9'10"、第4楽章:9'54"、第5楽章:17'09"となっており、
クレンペラー&ニュー・フィルハーモニアの演奏(約100分)との差はなんと約
30分。快速テンポとオーケストラを豪快に鳴らすヤルヴィのスタイルがどのよ
うなマーラーの「交響曲第7番」を創り出すのか、要注目です。
2人の息子パーヴォとクリスチャンを凌ぐネーメ・ヤルヴィの圧倒的快進撃は、
もう誰にも止められません!

CHAN 10608 \2180
レイトン:管弦楽作品集Vol.3 ――
交響曲第1番Op.42
ピアノ協奏曲第3番Op.57《夏の協奏曲(コンチェルト・エスティーヴォ)》
ハワード・シェリー(ピアノ)、
マーティン・ブラビンズ(指揮)、
BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ
作曲者とレーベルの母国、イギリスの音楽誌だけでなく、ここ日本でも好レ
ビューを獲得するなど、高い評価を受けたシャンドスの「ケネス・レイトン管
弦楽作品集」。第1集(CHAN 10461)、第2集(CHAN 10495)で指揮を振ったリチャ
ード・ヒコックスからタクトを受け継いだのは、"英国音楽の達人"の後継者の
1人マーティン・ブラビンズ。
大戦後を代表するイギリスの作曲家であり、伝統的なロマン派の書法と12音技
法の共存を目指したレイトンの「交響曲第1番」と「ピアノ協奏曲第3番」は、
両作品とも貴重な音源となるだけに前2作と同じく高い注目を集めることだろ
う。

CHAN 10602 \2180
マルティヌー:チェロとピアノのためのソナタと変奏曲集 ――
チェロ・ソナタ第1番H.277/スロヴァキア民謡による変奏曲H.378/チェロ・
ソナタ第2番H.286/ロッシーニの主題による変奏曲ニ長調H.290/チェロ・
ソナタ第3番ハ長調H.340
ポール・ワトキンス(チェロ)、ヒュー・ワトキンス(ピアノ)
20世紀チェコの巨匠、ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959)のチェロ作品を
弾くのは、イギリスの超人集団ナッシュ・アンサンブルのメンバーであり、近
年は指揮活動にも情熱を注ぐ英国の名チェリスト、ポール・ワトキンス。
ナチスの侵攻から逃れるために渡ったアメリカで1952年に作曲を行った「チェ
ロ・ソナタ第3番」、胃癌を患ったマルティヌーの祖国への望郷の念が込めら
れた最晩年の「スロヴァキア民謡による変奏曲」など、チェコ、ボヘミアの旋
律やリズムが溢れ出る傑作をワトキンス兄弟が大切に、そして感情豊かに奏で
ます。

CHAN 0771 \2180
ハイドン:ピアノ三重奏曲集 ――
ピアノ三重奏曲第25番ハ長調Op.75-1,Hob.XV-27
ピアノ三重奏曲第26番ホ長調Op.75-2,Hob.XV-28
ピアノ三重奏曲第24番嬰ヘ短調Op.73-3,Hob.XV-26
ピアノ三重奏曲第22番ニ長調Op.73-1,Hob.XV-24
トリオ・ゴヤ〔カティ・デブレツェーニ(ヴァイオリン)、セバスチャン・コン
ベルティ(チェロ)、マギー・コール(フォルテピアノ)〕
ハイドンやモーツァルト、ベートーヴェンなど、スペインの画家フランシスコ
・ホセ・デ・ゴヤ(1746-1828)と同時代を生きた作曲家たちの作品をレパート
リーとしているピリオド・アンサンブル、トリオ・ゴヤのシャンドス・デビュ
ー・タイトル。
メンバーは、名工ポール・マクナルティ製作のワルター・モデルを弾くマギー
・コール、ヴァイオリンのデブレツェーニ、チェロのコンベルティとかなり強
力。ザロモン・セットと同じくロンドン滞在時代に作曲された4作品は、ハイ
ドンのピアノ三重奏の中でも傑出した完成度を見せている。アンサンブルのコ
ンビネーション、ポール・マクナルティのフォルテピアのサウンドに期待!

CHAN 10609 \2180
ダンス - ギター四重奏のための作品集 ――
ジスモンチ:やくざなバイヨン/マルティン:ハスタ・アリシア・バイラ/ス
コット:7つの踊りと"ノー・ルッキング・バック"(世界初録音)/ボッケリー
ニ:前奏曲とファンダンゴ/伝承曲:ねえ覚えてるかい?ミリツァ、パイドゥ
ースカ/ピアソラ:天使の死/マッケイ:白鳥"LK243"/伝承曲:マラゲーニャ
・サレロッサ、タランテラ/ラグレーン:メイド・イン・フランス
アクアレル・ギター四重奏団
シャンドスと専属契約を結んだ本格派ギター・クヮルテット、アクアレル・ギ
ター四重奏団のセカンド・アルバムは「ダンス」!
マンチェスターのRNCMでクレイグ・オグデン、ゴードン・クロスキーに学んだ
ギタリストたちによって結成されたアクアレル・ギター四重奏団のダンス・コ
レクションは、伝承曲、ボッケリーニから、ジスモンチ、イギリスのサクソ
フォン奏者アンディ・スコットの委嘱作品など豊富なバラエティが魅力。時
代や形式に束縛されることなく、クラシカル・ギターの新境地を開拓し続ける
ギター・クヮルテットが奏でる喜怒哀楽のダンスをお楽しみ下さい!

CHAN 10606 \2180
ドーヴ:教会オペラ《トビアスと天使》(世界初録音)
デイヴィッド・チャールズ・アベル(指揮)、
ヤング・ヴィク・コーラス&インストゥルメンタル・アンサンブル
オペラ、合唱、劇場、映画、管弦楽、室内楽など幅広いジャンルで活躍するイ
ギリスの作曲家ジョナサン・ドーヴ(1959-)のオペラ録音第3弾。
世界初録音となるこの「トビアスと天使」は、旧約聖書外典の「トビト書」を
題材として作曲され、1999年に初演、2006年に改修されたロンドンのヤング・
ヴィク劇場で上演された最初のオペラでもある。




<Guild Historical>
GHCD 2358/9 2枚組 \2700
トスカニーニ - オール・メンデルスゾーン・プログラム ――
メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調Op.56《スコットランド》
(録音:1941年4月5日)
交響曲第5番ニ長調Op.107《宗教改革》(録音:1942年11月8日)
序曲《真夏の夜の夢》Op.21(録音:1947年11月1日)
劇音楽《真夏の夜の夢》Op.61より お前たち、まだら模様のお蛇さん
(録音:1947年11月1日)
序曲《フィンガルの洞窟》Op.26(録音:1945年4月11日)
序曲《美しいメルジーネの物語》Op.32(録音:1947年1月1日)
弦楽五重奏曲第2番変ロ長調Op.87より 第3楽章:Adagio e lento
(録音:1947年1月11日)
ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64*(録音:1944年9月4日)
交響曲第4番イ長調Op.90《イタリア》(録音:1954年2月28日)
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、
NBC交響楽団、ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)*
このギルド盤にはトスカニーニがアメリカで指揮したメンデルスゾーンの演奏
のほとんどが集められており、「スコットランド」や引退直後の「イタリア」、
ハイフェッツとの快速「ヴァイオリン協奏曲」など、トスカニーニが創り上げ
たメンデルスゾーンを存分に味合わせてくれるプログラムとなっている。
名エンジニア、ピーター・レイノルズによるリマスターが施され、少し遅れて
届いたメンデルスゾーン生誕200周年盤。トスカニーニの演奏はもちろんのこ
と、音質面にもご注目下さい。

GHCD 2352 \1350
モーツァルト:セレナード第7番ニ長調K.250《ハフナー》*
シューベルト:交響曲第5番変ロ長調D.485
フリッツ・ブッシュ(指揮)、
ヴィンタートゥール交響楽団、ペーター・リバール(ヴァイオリン)*
ドレスデン国立歌劇場、シュトゥットガルト国立歌劇場、アーヘン市立歌劇場、
グラインドボーン音楽祭の音楽監督など、重要なポストを歴任してきたにもか
かわらず、商業録音に恵まれてこなかったフリッツ・ブッシュ(1890-1951)の
演奏を発掘し続けてきたギルド・ヒストリカル。
1949年8月(または9月)にスイスのヴィンタートゥール交響楽団を指揮して収録
された名手ペーター・リバールの好演が輝く「ハフナー」、晩年の名演シュー
ベルトの「交響曲第5番」は、ブッシュの至芸を良好な録音状態で聴くことの
できる重要な音源である。
ドイツ・マックス・レーガー・インスティテュートに保管されているマスター
からの復刻。リマスター担当はもちろんピーター・レイノルズ。



<Guild>
GMCD 7343 \2180
フリビンス:室内楽作品集 ――
ピアノ三重奏曲/弦楽四重奏曲第1番*
チェロ・ソナタ+/クラリネット五重奏曲**
アンゲル・トリオ、アレグリ弦楽四重奏団*/**、
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)+、ジョン・ヨーク(ピアノ)+、
ジェームズ・キャンベル(クラリネット)**
ピーター・フリビンス(1969-)は、17歳で王立音楽アカデミーの奨学生に選ば
れ、ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校とノッティンガム大学で学び、ド
イツの巨匠ハンス・ヴェルナー・ヘンツに作曲を師事した英国のエリート。
難解な作風に傾倒せず、旋律や調性を完全に放棄しなかったフリビンスの作品
の中では、ここでもアレグリ弦楽四重奏団やウォルフィッシュが取り上げるな
ど室内楽作品への評価が特に高い。

GMCD 7345 \2180
パラフレーズ・ブリランテ -
フルートとピアノのためのヴィルトゥオーゾ・オペラティック作品集 ――
ポップ:リゴレット幻想曲Op.335/クラカンプ:《椿姫》による幻想曲Op.248
/レミュザ:《椿姫》によるカプリース/レミュザ&ルデュック:ロッシーニ
の歌劇《シンデレラ》の主題による華麗な幻想曲/ラフ:2つのパラフレーズ
Op.70/ガリボルディ:ファウスト/ドゥメルスマン:アレヴィの歌劇《ユダヤ
の女》のモチーフによる華麗な幻想曲/ボルヌ:《カルメン》による華麗な幻
想曲
ミリアム・テラーニ(フルート)、カトリーヌ・サラシン(ピアノ)
フルートやクラリネットなどの木管楽器奏者のレパートリーとして欠かせぬ
ヴェルディやロッシーニなどのオペラからのアレンジ作品たちを集めたフル
ート・アルバム。
フルートのミリアム・テラーニはダグラス・ボストックが首席指揮者を務め
ているスイスのオーケストラ、アールガウ交響楽団のソロ・フルート奏者。
ペーター=ルーカス・グラーフ、フェリックス・レングリから学んだ"笛"の
音色がなんとも華麗で美しい。

GMCD 7344 \2180
プーランク&エワーズ - フルート、オーボエとピアノのための作品集 ――
プーランク:オーボエ・ソナタ、メランコリー、フルート・ソナタ/エワーズ:
フラウタンド、チンボラソ、カイト、雨の日と休日、ソリティア、フォローイ
ング・オン
フィボナッチ・シークエンス〔イレアナ・ルーエマン(フルート)、クリスト
ファー・オニール(オーボエ)、キャスロン・スタロック(ピアノ)〕
"ホルン"や"ファゴット"、"ハープ"を主役としたユニークな録音をイギリスの
レーベル、ドゥーゼル(Deux-Elles)からリリースしてきたフィボナッチ・シー
クエンス。
フルート、オーボエ、ピアノという編成で、20世紀のプーランクと組み合わせ
たのは、21世紀イギリスの作曲家ティム・エワーズ(1958-)のアンサンブル作
品。どこかプーランクの響きを意識しているかのようなエワーズの作品がスパ
イスのようにジワジワと効いてくる。





<Guild Light Music>
GLCD 5168 \1650
軽音楽の黄金時代 - イギリスの映画&劇場オーケストラVol.3 ――
イェッセル:ウェディング・オヴ・ザ・ローズ/ワルトトイフェル:軍楽風ワル
ツ《擲弾兵》/ユーマンス:《ヒット・ザ・デック》セレクション/コリンズ:
ムーンタイム/ホワイト:パーフェクション/ブロズスキー:《ホーム・アンド
・ビューティー》セレクション/カールマン:《伯爵家令嬢マリツァ》セレク
ション/他
クリフォード・グリーンウッド(指揮)、
ロンドン・パラディウム・オーケストラ、
ジョゼフ・ムスカント(指揮)、
コモドール・グランド・オーケストラ、
フランシス・コリンソン(指揮)、
アデルフィ・シアター・オーケストラ、他
"ライト・ミュージック" の黄金時代、1940年代-50年代に録音された懐かしの
音源を復刻する"ギルド・ライト・ミュージック・シリーズ"の第68集。
トーキー映画の登場により、次第に姿を消していった映画館&劇場のオーケス
トラ。取り巻く環境の急速な変化の中で、シアター・オルガンと共存を続けた
イギリスのオーケストラたちの奮闘の記録が詰まっています。

GLCD 5167 \1650
軽音楽の黄金時代 - ストリングス・イン・リズム ――
ハーバート:ハバネラ/ヒューゼン:スウィンギング・オン・ア・スター/ジョ
ンソン:グリニッチ・ヴィレッジ/ミルズ、エリントン:イン・ア・センチメン
タル・ムード/ブーランジェ:ダ・カーポ/カーン:イン・ラヴ・イン・ヴェイ
ン/J・シュトラウス(ファーノン編):ファイアーワークス・ポルカ/他
パーシー・フェイス&ヒズ・オーケストラ、フランク・チャックスフィールド
&ヒズ・オーケストラ、フィリップ・グリーン&ヒズ・オーケストラ、ロバー
ト・ファーノン&ヒズ・オーケストラ、他
パーシー・フェイスのアレンジによるヴィクター・ハーバートの「ハバネラ」
のレトロなサウンド、大人のムードを漂わせるヒットナンバー「イン・ア・セ
ンチメンタル・ムード」が印象的なシリーズ第67集は"リズム"がテーマ。
フォックストロット、クイックステップ、ポルカ・・・。ライトミュージック
の全盛期に楽しまれた様々な"リズム"のコレクション・アルバムです。

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10-06 No.2-1

2010年06月03日 18時53分10秒 | Weblog
<French Decca>
4803724 7枚組 \6450
ジャン・ギュー/ギュー・プレイズ・ギュー
CD1:オルガン作品集Vol.1
1.チェロとオルガンのための幻想協奏曲Op.49/2.トッカータOp.9/
3. オスィアンのバラード第1番《テモラ》Op.8/4.ハイぺリオンOp.45
CD2:オルガン作品集Vol.2
1.8声とオルガンのための小品Op.43/2.12声とオルガンのためのオーブOp.46
/3.深遠なチャペルOp.26/4.2人のオルガニストのための交響的秘儀Op.18/
CD3:オルガン作品集Vol.3
1.ソプラノとオルガンのためのアンドロメダOp.39/2.ラモーのための組曲
Op.36/3.賛辞Op.52/4.青い鳥Op.50
CD4:ジャン・ギュー:オルガン・プラス
1.ピアノとオルガンのためのシンポジウム第5番Op.19/2.クラリネットと
オルガンのための饗宴Op.55/3.幻想曲Op.1/4.フルートとオルガンのための
間奏曲Op.17/5.ピアノとオルガン、打楽器のためのシンポジウム第4番Op.17
CD5:オルガン作品集Vol.4
1.子供の情景Op.28/2.6つの武勇伝Op.20/3.18の変奏曲Op.3
CD6:オルガン作品集Vol.5
1.オルガンの国のアリスOp.53/2.Op.34/3.武勇伝第7番Op.38/4. オスィア
ンのバラード第2番《セルマの歌》Op.23
CD7:編曲集
1.ムソルグスキー:組曲《展覧界の絵》/2.ラフマニノフ:交響的舞曲Op.45
ジャン・ギュー(オルガン) 
アレクサンドル・クニャーゼフ(CD1‐1:チェロ)
キオコ・オカダ(CD3‐1:ソプラノ)
グループ・ヴォーカル・ド・フランス(CD2‐1、2) 
フィリップ・グエイ(CD4‐1、4:ピアノ) 
ダニエル・ギルバート(CD4‐2:クラリネット) 
アンドレア・モンテフォスキ(CD4‐4:フルート) 
リヴィア・マッツァンティ(CD4‐4:オルガン)
ヴィンセント・バウアー、ダニエル・チャンポリーニ(CD4‐5:打楽器)
録音:1990-98年
世界各地の名オルガンを精力的に紹介し続けている巨匠ジャン・ギューの80歳
の誕生日を記念した自作自演の7枚組。1990-98年にかけて残した録音集で、オ
ルガンのすべてを知り尽くした彼ならではの創意あふれる作曲技法の数々や、
様々な楽器との興味深いセッションをお楽しみいただけます。





<Australian Eloquence>
4802372 \1180
クープラン作品集
1.リュリ讃
2.諸国の人々
イギリス室内管弦楽団 指揮:レイモンド・レパード(1)
ジャコビアン・アンサンブル 指揮:サーストン・ダート(2)
フランス音楽に積極的にイタリアの様式を導入したクープランは、その精神
に則っユニークな傑作をいくつも残しています。イタリアの大ヴァイオリニ
スト、アルカンジェロ・コレッリがミューズに導かれてパルナッソス山のア
ポロの元へ行く《コレッリ讃》の続編にあたる《リュリ讃》では、今度はリュ
リがパルナッソス山に導かれる物語で、イタリア流のトリオ・ソナタが重要
な働きをしています。また、カップリングの《諸国の人々》は、「フランス
の人々」「スペインの人々」「神聖ローマ帝国の人々」「ピエモントの人々」
の4部からなる大曲で、優美な品格に溢れた宮廷音楽の傑作です。レパード&
ダート指揮の世界初CD化となる注目の演奏でどうぞ。

4801802 \1180
アントニー・ホルボーン:パヴァンとガリアード
ギルドホール・ウェイツ
トレヴァー・ジョーンズ(ヴィオル) 
コンソート・オブ・ミュージック
指揮:アンソニー・ルーリー
アントニー・ホルボーン(1545-1602)はイギリス後期ルネサンス音楽の作曲家
で、シターンやリュートのための独奏曲や、ヴァイオル・コンソートのため
の合奏曲などが代表作として知られています。また、音楽理論書の執筆活動
も手懸け、ジョン・ダウランドから「いとも気高いホルボーン」と呼ばれた
ように、エリザベス1世の宮廷音楽家では並び立つ者のない存在でした。当盤
には、16世紀に出版された舞曲集としては最大規模を誇り、彼の最高傑作の
一つとしても名高い、1599年作曲の「パヴァンとガリアード」を収録。パヴァ
ンとガリアードを対にした美しく魅力的な組曲の数々を、名門コンソート・
オブ・ミュージックの模範的な名演奏でお楽しみください。また、世界初CD
化となる当盤は、トレヴァー・ジョーンズとアンソニー・ルーリーによる興
味深いライナーノートも要注目です。

4802374 \1180
リュリ&カンプラ:管弦楽小品集
1.リュリ:交響的小品
2.カンプラ:優雅なヨーロッパ
イギリス室内管弦楽団
指揮:レイモンド・レパード
ルイ14世の宮廷内で絶大な勢力を誇ったリュリのバレエとオペラから集めた
美しい「交響的小品」と、リュリの次の世代のカンプラの名作オペラ《優雅
なヨー六班》をカップリングした世界初CD化となるファン必聴の1枚。
「すばらしい演奏。特にカンプラでは、様々な登場人物のキャラクターを正
確に描き分けて、非常に楽しく、非の打ちどころのない演奏を聞かせてくれ
る」(「ECO'Gramophone」誌)

4802373 \1180
1.ラモー:歌劇《栄光の殿堂》-組曲第1番&第2番
2.グレトリ:オペラ集-バレエ音楽
3.シャルパンティエ:歌劇《メデア》組曲
イギリス室内管弦楽団
指揮:レイモンド・レパード
ラモーがフランスの勝利とルイ15世の賛美のために書いた《栄光の殿堂》(テ
キストはボルテール)など、フランス・バロックの先駆的傑作を集めた1枚を
世界初CD化。ベルギーに生まれ、パリで活躍したグレトリは、ここに収録し
たバレエ音楽のように、劇場用に書いた作品を新しい魅力的な組曲として発
表するのを得意とした作曲家でした。シャルパンティエのオペラから採られ
た美しく甘美な組曲も、同じような成功を収めています。「スタイリッシュ
に細部まで彫琢された珠玉の演奏(シャルパンティエ)/ラモーの輝かしく強
壮な音色を見事に捉えた名演(ラモー)/非常に好感を持てる録音(ラモー&グ
レトリ)」(グラモフォン」誌)

4801816 2枚組 \1750
ジョン・ウォード:英語によるマドリガーレ集第1巻
1.英語によるマドリガーレ集第1巻-3、4、5、6声のための
2.4つの幻想曲
コンソート・オブ・ミュージック
指揮:アンソニー・ルーリー
美しい歌詞、広い旋律線、独創性を備えたジョン・ウォードの傑作マドリガ
ル。そこには、軽妙な3声から深遠な6声まで、多彩な音楽宇宙が広がってい
ます。アンソニー・ルーリー率いる名門コンソート・オブ・ミュージックが、
比類なき美しい演奏を聴かせてくれます。また、ルーリー自身の手による詳
細なライナーノートも必読です。世界初CD化。

4802145 \1180
メイナード:世界の12の不思議-キャラクター・ソング集
1.メイナード:世界の12の不思議
2.シャルパンティエ:歌曲集
3.カンピオン:ジャックとジョーン
4.ヒューム:タバコ、タバコ
5.ラヴェンスクロフト:彼方から紳士的な騎士がやってくる
6.パーソンズ:ジョーンはジョンと言った
7.作者不詳:嘆き
8. 同:暗闇は私の喜び
9. 同:オウ、レット・アス・ハウル
10. 同:結婚しようよ
11. 同:What is’t ye lack?
コンソート・オブ・ミュージック
指揮:アンソニー・ルーリー
エリザベス朝からジャコビアン時代の個性的で魅力的な歌の数々に、正当な
光をあてた名盤が待望の再プレス。世界初CD化となる注目の1枚です。
「魅力的な歌の数々を、伴奏がリズミカルに支えており、音質もクリアです
ばらしい」(「グラモフォン」誌)




<TESTAMENT>
JSBT2 8456 2枚組 \2950
マーラー:交響曲第2番《復活》
Disc 1 交響曲第2番(全曲)Mono
Disc 2 交響曲第2番(全曲)アンビウント・マスタリング
日本語解説付き
イローナ・シュタイングルーバー(ソプラノ)
ヒルデ・レッスル=マイダン(メッゾ・ソプラノ)
アカデミー室内合唱団
ウィーン交響楽団
指揮:オットー・クレンペラー
録音:1951年5月18日 ウィーン (ライヴ) (ORF録音)
モノラル録音
クレンペラーがVOXへのセッション録音をした後、彼自身の希望によりマーラ
ー没後40年記念としてムジークフェラインで行った記念碑的なコンサート・ラ
イヴ音源。鮮やかなリマスタリングがなされ、モノラルとアンビエント・サウ
ンドの2種でマーラー生誕150年を祝います。
※解説書より抜粋
デア・アーベント紙のクルト・ブラウコプフはクレンペラーの解釈によるこの
作品のパワーに圧倒されたようだ。「クレンペラーは《復活》という作品の中
に生きていた。本物の感性により完全に再生された芸術だった。第一楽章とい
う記念碑的建造物は、情熱の炎で焼かれた煉瓦で構築されており、作品全体の
複雑な設計図を示していた。民族音楽に起源をなす中間楽章での小生意気、辛
辣かつロマンティックで純真な一面は、偉大な無神論者マーラーが確かに表現
しようとしたものである。最終楽章においては、クレンペラーは見事に死から
の復活を完遂する。もはやブルーノ・ワルターの大家らしい解釈との比較など
は無意味といってよい。粗く洗練されていない単純素朴な方法で、クレンペラ
ーはワルターと並び、マーラー信者たちの使徒と称されたのである。」

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10-06 No.2-2

2010年06月03日 18時52分40秒 | Weblog
<EMI CLASSICS>
CDC-6266452 \1580
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20&27番
1.ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K466 (カデンツァ:べートーヴェン)
2.ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K595 (カデンツァ:モーツァルト)
エフゲニー・キーシン(ピアノ&指揮)
クレメラータ・バルティカ
録音:2008年6月17-19日、 ヘラクレスザール、ミュンヘン
ジュエル・ケース 12Pブックレット
EMIへの3作目の前作、プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2、3番では2度目のグ
ラミー賞獲得と世界的に各メディアでの絶賛、受賞で巨匠への王道のトップ
を進むキーシンの最新録音です。「第20番」は10歳、コンチェルト・デビュ
ーの曲目でありまさに手の内に入ったモーツァルトで、今年39歳のキーシン
の円熟の演奏です。キーシンのたっぷりとした語り口はその個性を際立たせ
る演奏、しかも録音としては初めての指揮しながらのピアノ・ソロという話
題づくめの新録音の登場です。40歳をむかえる来年2011年には大規模な日本
ツアーもうわさされ、ますます目が離せないキーシンです。

CDC-6464302 \1580
カール・ジェンキンス:
1.グローリア
2.テ・デウム
ヘイリー・ウェステンラ(ソプラノ)、
グレート・ブリテン・ナショナル・ユース合唱団
ジョディ・K.ジェンキンス(エスニック・パーカッション)
ロンドン交響楽団
カール・ジェンキンス指揮&プロデュース
2010年3月-5月、 ロンドン録音
ジュエル・ケース 12Pブックレット
世界で最も演奏される作曲家、カール・ジェンキンスの最新作「グローリア」
「作曲家として、彼はどんな境界も意識していないー音楽的、商業的、地理
的、文化的な。彼は完全に時代の精神にぴたりと合った思考と作曲方法の人
だ。」(クラシカルFM)
世界的に注目をあびるカール・ジェンキンスの最新作の登場です。この作品
の初演は7月11日(本CD発売の前日)、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホー
ルで英国最大の合唱協会であるThe Really Big Chorus他により行われる予定
で、EMIが「Abbey Road Live」という名称で取り組む、当日のライブ音源を
当夜に演奏者と聴衆に限定して販売する企画の初の試みという実験的な話題
も提供している。今回のアルバムはその「グローリア」のスタジオ収録した
音源で、2008年作曲の「テ・デウム」との組み合わせでの発売する作品。「グ
ローリア」はキリスト教のラテン文をテキストとした5楽章からなり、各楽章
間にヒンドゥー教、仏教、道教、イスラム教の言葉を読み上げるパートを持つ
興味深い作品。「テ・デウム」はアンブロジアン・ヒムとしても知られ、キリ
スト教のラテン文をテキストとして作曲され、リヴァプールでの初演で「喜ば
しく、シアトリカルな音楽作品」(リヴァプール・エコー紙)と評されている。

●20TH CENTURY CLASSICSの第5回発売5点のご案内
CZS-6278902 2枚組 \1050
アラム・ハチャトゥリアン:
CD1
1.スパルタクス(抜粋)
ロンドン交響楽団、アラム・ハチャトゥリアン指揮
2.ピアノ協奏曲
ミンドゥル・カッツ(ピアノ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
エードリアン・ボールト指揮(初CD化)
3.「子供のアルバム」からの4つの小品
(誕生パーティ; 伝説; 小さな馬; フォーク・ダンスのムードで(ギャ
ロパード))
4.バレエ「ガヤネー」からのアダージョ
クリスティナ・オルティス(ピアノ)
CD2
1.ガヤネー(抜粋)
ロンドン交響楽団、アラム・ハチャトゥリアン指揮
2.ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団、アラム・ハチャトゥリアン指揮
3.「仮面舞踏会」組曲
ハリウッド・ボウル交響楽団、アルフレッド・ニューマン指揮

CZS-6279732 2枚組 \1050
フランツ・シュレーカー:
CD1
1.室内交響曲
カメラータ・アカデミカ・ザルツブルク、
フランツ・ヴェルザー=メスト指揮
2.間奏曲 Op.8(弦楽合奏のための)
3.ある劇のための前奏曲
4.ロマン的組曲
以上 ケルン・フィルハーモニー・ギュルツェニヒ管弦楽団、
ジェイムズ・コンロン指揮
5.Die Dunkelheit sinkt schwer wie Blei
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、
アリベルト・ライマン(ピアノ)
CD2
1.ある大歌劇のための前奏曲
2.歌劇「はるかな響き」-In einem Lande ein bleicher Konig
トーマス・ハンプソン(バリトン)
ミュンヘン放送管弦楽団、ファビオ・ルイジ指揮
3.フランツ・シュミット:ハンガリー驃騎兵の歌による変奏曲
ニュー・フィルハーモニー管弦楽団、ハンス・バウアー指揮
4.フェルッチョ・ブゾーニ:「ファウスト博士」のための2つのスタディ
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ダニエル・リヴィノー指揮
20世紀初頭にオペラ作品を中心にドイツ圏を代表する作曲家として名声を博
したシュレーカーの作品集

CZS-6278982 2枚組 \1050
グスターヴ・ホルスト:
CD1
1.サマセット狂詩曲 Op.21-1/H87
2.ブルック・グリーン組曲 H190
ボーンマス・シンフォニエッタ、ノーマン・デル・マール指揮
3.どこまでも馬鹿な男 Op.39/H150
ロンドン交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮
4.組曲「惑星」 Op.32/H125
ジョフリー・ミッチェル合唱団
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮
CD2
1.組曲 第2番 ヘ長調(軍楽のための) Op.28-2/H106
王立空軍中央バンド、エリック・バンクス指揮
2.セント・ポール組曲 Op.29/H118
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、マルコム・サージェント指揮
3.エグドン・ヒース(トマス・ハーディをたたえて) Op.47/H172
ロンドン交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮
4.リグ・ヴェーダ(グループ2) Op.26-2/H98
ロンドン交響合唱団女声団員
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、チャールズ・ブローヴズ指揮
5.合唱幻想曲 Op.51/H177
ジャネット・ベイカー、イアン・パートリッジ、パーセル・シンガーズ
イギリス室内管弦楽団、イモージェン・ホルスト指揮

CZS-6279052 2枚組 \1050
ジェルジュ・リゲティ:
CD1
1.弦楽四重奏曲 第1番 「夜の変容」
2.弦楽四重奏曲 第2番
アルテミス四重奏団
3.ラミフィカシオン(12の弦楽器のための)
トゥールーズ室内管弦楽団、ルイ・オーリアコンブ指揮
4.6つのバガテル(管楽五重奏のための)
CD2
1.永遠の光(ルクス・エテルナ)
2.フリートリヒ・ヘルダーリンによる3つの幻想曲
3.孤独
4.パーパイ夫人
5.夜
6.朝
7.ハンガリー練習曲
8.3つのハンガリー民謡
9.マートラセンティムレの歌
10.Pietykazo asszonyok
11.Haj, ifjusak!
グループ・ヴォカール・ドゥ・フランス、ギー・ライベル指揮

CZS-6279102 2枚組 \1050
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ:
CD1
1.タリスの主題による幻想曲
2.「グリーンスリーヴズ」による幻想曲
シンフォニア・オブ・ロンドン、ジョン・バルビローリ指揮
3.「すずめばち」序曲
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ヴァーノン・ハンドリー指揮
4.揚げひばり
サラ・チャン(ヴァイオリン)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルナルト・ハイティンク指揮
5.組曲「フロス・カンピ」
クリストファー・バーマー(ヴィオラ)、
リヴァプール・フィルハーモニー合唱団
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、
ヴァーノン・ハンドリー指揮
6.「富める人とラザロ」の5つのヴァリアント
ジャック管弦楽団、デイヴィッド・ウィルコックス指揮
CD2
1.ノーフォーク狂詩曲 第1番
ニュー・フィルハーモニー管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮
2.ウェンロック・エッジで
イアン・パートリッジ(テナー)、ミュージック・グループ・オブ・ロンドン
3.静かな真昼
4.旅の歌
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テナー)、
デイヴィッド・ウィリソン(ピアノ)
5.音楽へのセレナード
ノーマ・バロウズ、アルフレダ・ホッジソン、イアン・パートリッジ、
リチャード・アンガス他
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、エードリアン・ボールト指揮




<EMI CLASSICS>
●ESSENTIALシリーズ
カジュアル・ユーザー向けシリーズ
今回も5点をご案内 全点ブリリアント・ボックス 8Pブックレット
各2枚組 \850
詳細は当店HPございます。
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/emi2010_07.html





<ACCORD>
4803761 \2180
アンリ・ドマルケット/オリヴィエ・グレフ:アダムの罪によりて
1.チェロ協奏曲《アダムの罪によりて》
2.ソナタ・ド・レクイエム(チェロとピアノのための)
アンリ・ドマルケット(チェロ)
ジョヴァンニ・ベルッチ(2:ピアノ) 
フランス国立管弦楽団(1) 指揮:ジャン=クロード・カサドシュ(1)
録音:2009年 フランス(1:ライヴ)、
2010年 スイス(2)
1950年にパリに生まれ、2000年に同地で急死した作曲家&ピアニスト、オリ
ヴィエ・グレフの両親はポーランド人で、医師だった父親はアウシュヴィッツ
からの生還者でもありました。早くから才能を示した彼は、パリ音楽院とジュ
リアード音楽院に学び、ベリオにも師事しましたが、その作風は機能和声や旋
法を大切にしたもので、当時の現代音楽の主流だった無調音楽に向かうことは
ありませんでした。ショスタコーヴィチやブリテンに傾倒しながら、独自の音
楽世界を守り続けた彼は、やがてメータ、ダルベルト、パスキエ、カプソンと
いった名演奏家たちから高評価を受け、現在は彼の財団やアパックス社から
様々な作品が出版されています。ここに収録されたチェロ協奏曲は、作曲者が
名手ドマルケットのために書いた作品ですが、演奏者のたっての希望により、
この度、没後10年に待望の世界初録音が行われました。また、カップリングの
「ソナタ・ド・レクイエム」は、1979年に書かれたチェロとピアノのための作
品で、1992年に現在の形への改訂が行われています。




<MD+G>
93716316(SACD-Hybrid) \2950
フランツ・シュミット:
1.交響曲第4番
2.歌劇《ノートルダム》間奏曲
ボン・ベートーヴェン管弦楽団
指揮:シュテファン・ブルーニエ
録音:2010年1月28-29日 ベートーヴェンホール、ボン
ライヴ録音
デビュー盤のシェーンベルク作品集が好評を博したブルーニエ&ボン・ベート
ーヴェン管の最新盤は、瑞々しく洗練された作風で20世紀前半のウィーン音楽
界を牽引したフランツ・シュミットのライヴ録音。彼が一人娘の追悼のために
書いた美しくも悲しい交響曲第4番と、彼の最高傑作の一つに数えられる豊麗
で輝かしい歌劇《ノートルダム》間奏曲のカップリングです。作品のロマン
ティックな魅力を余すところなく引き出したブルーニエの見事な手腕の数々
を、SACDの高音質でたっぷりお楽しみください。

61415532 \2080
パッヘルベル:鍵盤作品集 Vol.1
1.前奏曲ニ長調
2.アラブレーヴェ ニ長調
3.幻想曲ト長調
4.トッカータ ト長調(12)
5.第7旋法のマニフィカト
6.トッカータ ト長調(14)
7.リチェルカーレ ハ長調
8.パルティータ《ああ罪人なる我、何をなすべきか》
9.シャコンヌ ヘ長調
10.コラール前奏曲集
11.組曲ヘ長調
フランツ・ラムル(オルガン:1-10、チェンバロ:11)
録音:2008年5月30-31日聖ペーター教会、フライブルク(1-10)、
2008年9月21-22日ロットa.d.ロット(11)
17世紀後半のドイツで最高のオルガン奏者の一人でもあったパッヘルベルは、
南ドイツと中部イタリアの音楽様式を巧みに融合した作風が特徴です。前作が
好評を博した彼の鍵盤作品集の第2弾では、やはり鬼才コープマンの弟子ラム
ルが、オルガンとチェンバロで奏でて、トッカータ、幻想曲、コラール前奏
曲、組曲など彼の多彩な鍵盤音楽の世界に誘います。前作に続き、フライブ
ルクの聖ペーター教会が誇るジルバーマン・オルガンの名器の美しい音色に
もご注目ください。

34116282 \2080
グラウプナー:管弦楽作品集 Vol.3
1.カノンGWV.218
2.ソナタGWV.707
3.ソナタGWV.711
4.序曲GWV.447
ノヴァ・ストラヴァガンツァ
指揮:ジークベルト・ランペ
録音:2004年1月8日(4)、2004年1月18日(1)バート・アロルセン、
2009年7月6日 マリエンミュンスター修道院(2、3)
好評の裡に着々と進行しているランペ&ノヴァ・ストラヴァガンツァのグラウ
プナーの管弦楽作品集の第3弾。J.S.バッハと同時期にドイツで活躍したクリ
ストフ・グラウプナー(1683‐1760)は勤勉で多産な作曲家で、113曲のシンフォ
ニア、85曲の管弦楽組曲、44曲の協奏曲、66曲のソナタ、8つの歌劇、40曲の
チェンバロのためのパルティータ、40曲の世俗カンタータの、1418曲の宗教曲
など、現存している作品目録だけで約2000曲にのぼります。近年、再評価が著
しい彼ですが、その大きなきっかけとなったのが、ドイツの権威あるエコー・
クラシック賞にも輝いたランペたちの精力的な活動でした。彼の没後260年に
贈る、珠玉の名演の数々をどうぞ。

61316002 \2080
フィリップ・グラス:鍵盤作品集Vol.3
1.同じ動きの音楽(1969)
2.ハウ・ナウ(1968)
3.5番目の音楽(1969)
シュテッフェン・シュライエルマッハー
(エレクトリック・オルガン:1、ピアノ:2、3)
録音:2008年10月2日 マリエンミュンスター修道院
現代音楽のスペシャリスト、シュライエルマッハーによる待望のフィリップ・
グラス(1937-)の鍵盤作品集第3弾。収録されているのは、前作に続き、今回も
オルガンとピアノのための作品で、彼がまだ30代前半だった1968-69年にかけ
ての創作にあたります。初期傑作の一つである《ハウ・ナウ》を含む美しい
名曲をご堪能ください。

60616302 \2080
テオフィル・ライテンベルガー:オルガン作品集
1.オルガン前奏曲《わが心よ、喜びをもって昂揚せよ》
2.オルガン・ソナタ第1番
3.フレスコバルディの主題によるヴィオラとオルガンのための変奏曲
4.パストラーレ
5.オルガン・ソナタ第2番
6.アラベスク
7.オーボエとオルガンのための組曲
8.オルガン・ソナタ第3番
9.オルガン前奏曲《喜びたまえ、天と地よ》
アンドレアス・ジーリング(オルガン) 
ヴォルフガング・ターリツ(ヴィオラ:3) 
ルカ・マリアーニ(オーボエ:7)
録音:2009年10月22-23日(1、2、4-6、8、9)、2010年1月9日(3、7) 
ベルリン大聖堂
テオフィル・ライテンベルガー(1906-96)は、30年に渡って音楽教育と教会音
楽に身を捧げたため、ようやくオルガン作品に全力を傾注できるようになった
のは、それらの仕事から解放された後年になってからのことでした。2005年か
らベルリン大聖堂のオルガニストを務めている名手ジーリングが、そんな彼の
隠れた傑作の世界初録音に挑んだ当盤では、大聖堂の広壮空間ならではの長い
残響にもうまく対処しながら、ライテンベルガー独自野の色彩と魅力をお届け
します。

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10-06 No.1-1

2010年06月03日 18時52分15秒 | Weblog
<haenssler>=SWR MUSIC=
93 258 \2250
シューマン:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集
ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲 ハ長調Op.131
ヴァイオリン協奏曲ニ短調
ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.129
(作曲者自身によるチェロ協奏曲のヴァイオリン版)
子供のための12の連弾曲Op.85よりヴァイオリンと管弦楽用編曲
第3番「お庭のメロディ」(エルンスト・ルドルフ編曲)/ 第9番「噴水のほと
りで」(エルンスト・ルドルフ編曲)*/第12番「夕べの歌」(ヨーゼフ・ヨアヒ
ム編曲)*
レナ・ノイダウアー(Vn)
パブロ・ゴンザレス(指) 
ザールブリュッケン=カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー
管弦楽団
*世界初録音
録音:2010年1月25-29日ザールブリュッケン、ハルベルク・フンクハウス
(セッション)
1984年ミュンヘン生まれ、幼少より注目を集めてきたヴァイオリニストのノイ
ダウアーが、アニヴァーサリーの2010年1月に収録されたばかりのシューマン
で、アルバム・デビュー。小澤征爾、今井信子、五嶋みどりらとも親交があり、
助言を得ているというノイダウアー。大ヴァイオリニスト、ヨアヒムの演奏に
感銘を受けて作曲されたと云われる幻想曲、ニ短調の協奏曲をはじめ、シュー
マンによるヴァイオリンと管弦楽のための作品を網羅した内容は、ノイダウア
ーの濃厚な歌い回しで綿綿と紡がれるファンタジーに思わず引き込まれます。
レナ・ノイダウアー…1984年ミュンヘン生まれのヴァイオリニスト。3歳でヴァ
イオリンを弾き始め、10歳でオーケストラと初共演を果たす。若い学生として、
ザルツブルクのモーツァルテウムに入学し、11歳でヘルムート・ツェートマイ
ヤーが指導するクラスに入り、続けてトーマス・ツェートマイヤーのもとで手
ほどきを、のちにクリストフ・ポッペンに師事。長年にわたり、フェリックス
・アンドリエフスキー、アナ・チュマチェンコ、五嶋みどり、今井信子、小澤
征爾からもまた重要なアドヴァイスを受ける。
2006年にアウグスブルクのレオポルト・モーツァルト国際コンクールで第1位
を獲得すると同時に、モーツァルト賞、R.シュトラウスのヴァイオリン協奏曲
のベスト・パフォーマンスによりR.シュトラウス賞と聴衆賞も獲得。
以降、クリストフ・ポッペンのほか、マリス・ヤンソンス、デニス・ラッセル
・デイヴィスといった指揮者のもと、MDR響、ミュンヘン室内管、ノイス・ド
イツ・カンマーアカデミー、ベルギー国立管といったオーケストラと共演を果
たす。出演コンサートの模様はドイツ国内外で幾度も放送される。
ここ数年、ノイダウアーはまた現代作品の演奏にも専念しており、アンサンブ
ル・アンテルコンタンポランや、ピエール・ブーレーズ、新しい音楽のための
オーストリアのアンサンブル(OENM)などとも共演。
ソロ活動とともに室内楽での活動も重要な位置を占めており、ザルツブルクの
モーツァルト週間、メックレンブルク=フォアポンメルン、シュレースヴィヒ
=ホルシュタイン、ブラウンシュヴァイク・クラシックス、ホーエンシュタウ
フェン室内楽、トゥン・ガイア室内楽などの数々の音楽祭にも出演。
使用楽器は1743年製ロレンツォ・ガダニーニ。





<SUPRAPHON>
SU 4021 \1780
「イトカ・チェホヴァー / ライヴ・アット・ルドルフィヌム」
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.5
録音:2001年3月31日プラハ、
ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホール(ライヴ)
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調S 178
リスト:メフィスト・ワルツ第1番S 514
録音:2008年3月22日プラハ、
ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホール(ライヴ)
イトカ・チェホヴァー(P)
スプラフォンよりスメタナのピアノ曲全集シリーズをリリースして注目を集め
るかたわら、スメタナ・トリオでもアンサンブルのかなめとして目覚ましい活
動を展開するイトカ・チェホヴァー。最新アルバムは、ルドルフィヌムでおこ
なったリサイタルのライヴ・レコーディング。ともに1953年に完成し、難曲と
して知られるブラームスとリストのソナタを取り上げています。
チェホヴァーは、若きブラームスの情熱をストレートに打ち出し、リストでは
憑依したように複雑な様相を壮絶に弾き切っており、終焉後の割れんばかりの
拍手も納得のできばえ。スタインウェイの美しくきらびやかな音色が、音響特
性にすぐれ、数々の名録音を生み出してきたドヴォルザーク・ホールいっぱい
に拡がります。




<Lipkind Productions>
ガブリエル・リプキン新シリーズ「チェロ・ヒロイックス」
4タイトル同時発売!
イスラエル出身の個性派チェリスト、ガブリエル・リプキン。
自身のレーベルを持ち、2006年にJ.S.バッハ「無伴奏チェロ組曲」
(GLP0016132)、ミニアチュール&フォークロア(GLP 0016142)の2タイトルを
リリース。演奏、録音はもちろんのこと、ジャケット・デザイン、パッケージ
仕様にもこだわり制作しています。ソロ、デュオ、カルテット、協奏曲とジャ
ンルごとにシリーズ化してレコーディングを計画し、今回は協奏曲シリーズ。
リプキンはこの協奏曲シリーズを「チェロ・ヒロイックス(CELLO HEROICS)」
と名付け100曲ほどのチェロ協奏曲のレパートリーを録音計画中。なんともこ
の壮大な挑戦の第一弾となるのがシューマン、ショスタコーヴィチ、サン=
サーンス、ドホナーニ。
「チェロ・ヒロイックス」というタイトルからも分かるように、リプキンは
協奏曲にはソリストに英雄的な要素が含まれていると語っています。
『コンチェルタンテ様式は複数の楽器を対抗的に使用することで、そこにす
でに「英雄的」構造を含んでいます。コンチェルトの中でソリストの音楽は
オーケストラに重なり合います。音楽が重なり合うと言う事は、協調とは別
にオーケストラというグループに対して個=ソリストが対抗するということ
でもあります。ですので、協奏曲という作品にも作曲された時点で「英雄的」
要素が生まれていると言えます。』(リプキン)
様々なこだわり持つリプキン氏はこの「チェロ・ヒロイックス」シリーズに
特別なフォーマットとパッケージを選びました。シルバーとゴールドの面を
持つ特別なデュアルディスクは、シルバー面に通常のCD、ゴールド面はDVDと
なっていて、シルバー面には通常のCD音質を、ゴールド面には24bit/96khz
のハイレゾと5.1サラウンド音源、またリプキン氏自身によるチェロ・パー
ト譜とデジタルブックレットが収録されています。
パッケージは、両サイドをマグネットで留める特殊なケースで、オーダーメ
イドの透明なプレキシガラスボックスを使っています。

【形式】DVD/CD Hybrid
シルバー・サイド:CDオーディオ層
ゴルド・サイド:DVD層
・ハイレゾリューション・ステレオ24bit/96khz
・5.1ドルビー・サラウンド
・チェロ・パート譜(リプキン版)
・デジタル・ブックレト(印刷可)
*このディスクはCDとDVDの聴きたい面を上向きに挿入してください。
*このディスクはすべてのCDプレイヤー(DVDプレイヤー)及びPCで再生できます。

GLP 0300054 \2250
CD Hybrid/DVD
(デュアル・ディスク)
シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 作品129
ガブリエル・リプキン(Vc)
ミシャ・カッツ(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
録音:2009年2月21日ヴィトルト・ ルトスワフスキ・コンサートホール
(ポーランド、ワルシャワ)
2010年はシューマンの生誕200年のアニヴァーサリー。このチェロ協奏曲は
1850年の作曲。
終始チェロが徹底して歌う情感豊かな作品。第1楽章ではシューマンらしいほ
の暗いロマンを漂わせ、メロディーを情感豊かに表現。第2楽章では美しい陰
影をたたえ、第3楽章はオケと共鳴し合ってダイナミックに響かせています。
チェロが完全に主役となる協奏曲です。

GLP 0300055 \2250
CD Hybrid/DVD
(デュアル・ディスク)
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲 第1番 変ホ長調 作品107
ガブリエル・リプキン(Vc)
ヴォイチェフ・ロデク(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
録音:2009年2月17日ヴィトルト・ ルトスワフスキ・コンサートホール
(ポーランド、ワルシャワ)
ショスタコーヴィチはチェロ協奏曲を2つ作曲し、この第1番は1959年に書かれ
ました。この作品はロシアの偉大なチェリスト、ロストロポーヴィチに献呈さ
れ初演されています。天才ロストロポーヴィチ得て書かれた作品はチェロの極
限までを要する技巧と表現が必要な難曲。第1楽章の特徴的なDSCH音型、第2楽
章の印象的な旋律、続く第3楽章では高度なカンデンツァ、グルジア民謡が引
用されている第4楽章は、めまぐるしい展開で第1楽章の主題が出てきてティン
パニの1打で終了。ショスタコーヴィチ独特の慟哭を感じる熱い演奏です。

GLP 0300056 \2250
CD Hybrid/DVD
(デュアル・ディスク)
サン=サーンス:チェロ協奏曲 第1番 イ短調 作品33
ガブリエル・リプキン(Vc)
アントニー・ヘルムス(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
録音:2009年2月18日ヴィトルト・ ルトスワフスキ・コンサートホール
(ポーランド、ワルシャワ)
サン=サーンス:チェロ協奏曲はシューマンと同じくロマン派を代表する作品。
急・緩・急の3つの部分からなり、エレガントな旋律美を紡ぎ出しています。
艶やかで優美な響きと流麗なフレージングが魅力的。聴き手をグッと惹きつ
ける演奏です。

GLP 0300057 \2250
CD Hybrid/DVD
(デュアル・ディスク)
ドホナーニ:
チェロと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック ニ長調 作品12
ガブリエル・リプキン(Vc)
イヴァン・メイレマンス(指揮)
アーネム・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2009年11月25日ズットフェン市立劇場
2010年はハンガリーの英雄的作曲家ドホナーニの没後50周年。ピアニストとし
て名声を博したドホナーニですが、彼の父親はアマチュアのチェリストでも
あったので、チェロにも精通していました。このドホナーニの知られざる名曲
「チェロと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック」は、ブラームスの影響
を受けた古典的なロマンティシズムの作品。またドヴォルザークにみられるよ
うな情感豊かな旋律とドホナーニの知性を感じさせる見事なオーケストレーシ
ョン。ドホナーニの生き生きとした叙情的音楽を、リプキンは完全な形で表現
しています。




<Hungaroton>
HCD 32602 \2080
アントン(アントワーヌ)・シモン:
(1)ソナチネ形式による金管四重奏曲 Op.23の1
金管アンサンブルのための22の小品 Op.26(全曲)
(2)1-8:四重奏(行進曲/フゲッタ/小ロンド/アンダンテ/ファンファーレ
/インド人の行進/スケルツェット/ショティッシュ)
(3)9-14:五重奏(ディヴェルティスマン/悲しきワルツ/スケルツォ/
メロディ/間奏曲/即興曲)
(4)15-18:六重奏(おお救いの/夢想/小行進曲/エレジー)
(5)19-22:七重奏(バラード/ロマンツェ/メヌエット/アダージョ)
エヴァルト金管アンサンブル
フランス人ながら、成人以降の生涯をロシアで過ごした作曲家アントン・シモ
ン(1850-1916)。彼の作品は今日ほとんど聴く機会がありませんが、金管アン
サンブルのための作品に優れたものがあり、そこから復活が起き始めていま
す。22曲から成る小品集は編成の異なる4つのかたまりに分けられ、いずれも
バレエ音楽のようにオシャレで華やか、さらにロシアの香りにも欠けていませ
ん。金管演奏家・学習者にとって好個のレパートリーの発見があると申せま
しょう。エヴァルト金管アンサンブルの名人芸が光ります。

HCD 32547 \2080
シューマン:
(1)謝肉祭 Op.9
(2)ロマンス嬰ヘ長調 Op.28の2
(3)幻想曲ハ長調 Op.17
(4)子供の情景 Op.15
タマーシュ・ヴァーシャリ(Pf)
[2008年5月録音]
最近は指揮の評価も高いハンガリーのピアニスト、ヴァーシャリ。アニヴァー
サリー・イヤーのシューマンによる最新録音の登場です。彼は若いイメージが
ありますが、この録音時75歳。円熟の極みで、全く巧まずして大きな音楽を作
り出しています。

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10-06 No.1-2

2010年06月03日 18時51分40秒 | Weblog
<Profil>
PH 04068 \2080
ショパン:歌曲全集(19曲) 全曲ドイツ語歌唱
コンラッド・ジャルノット(Br)、エフゲニー・ムルスキー(Pf)
ショパンの歌曲はすべてポーランド語の歌詞により、この言語ならではのリズ
ムと抑揚を生かしていますが、ここでは珍しくドイツ語訳による歌唱。1972年
生まれのイギリスのバリトン、コンラッド・ジャルノットが甘い美声を聴かせ
てくれます。ショパンの歌曲は女声で歌われることが多いですが、〈酒宴〉や
〈舞落ちる木の葉〉などは男声向きで、その深さに驚かされます。





<IVORY CLASSICS>
IVORY 77005 \1550
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
デイヴィッド・コレヴァー(Pf)
1962年生まれ、ジュリアードで学んだ後、1988年メリーランド国際コンクー
ル、翌年カサドシュ国際コンクール優勝したコレヴァー。正統的かつ曖昧さの
全くないゴルトベルク変奏曲で、ピアノならではの効果と美しさを堪能できま
す。




<Alba>
ABCD 307 \1980
アークティック・ヒステリア
アトソ・アルミラ(1953-):木管五重奏曲第2番「アークティック・ヒステリア」(2006)
ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-2008):
善きサマリア人作品141(2007)(木管五重奏のための)
ヨーナス・コッコネン(1921-1996):
フルート、オーボエ、クラリネット、ホルンとバスーンのための五重奏曲
(1973)
ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-2008):
木管五重奏曲第2番 作品22(1975)
アルクティネン・ヒュステリア木管五重奏団
マッティ・ナルヒンサロ(Fl) アンニ・ハーパニエミ(Ob) 
クリストフェル・スンドクヴィスト(Cl)
トンミ・ヒュッティネン(Hrn) アン=ルイーズ・ヴェーガル(Fg)
北極圏のエスキモー社会にみられるという不思議な行動、"アークティック・
ヒステリア" をグループ名とするアルクティネン・ヒュステリア木管五重奏
団。シベリウス・アカデミーで室内楽を学び、フィンランドでは数少ない常
設の木管五重奏団として活動しています。フィンランドの作曲家3人、アトソ
・アルミラ、ノルドグレン、コッコネンの木管五重奏曲集。 アルミラの木管
五重奏曲第2番「アークティック・ヒステリア」は、2006年のクルーセル音楽
週間で彼らが初演した作品です。

ABCD 308(SACD-Hybrid) \1980
ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-2008):
弦楽四重奏曲第10番 作品142(2007)、弦楽四重奏曲第11番 作品144(2008)
テンペラ四重奏団  ラウラ・ヴィークマン(Vn) シルヴァ・コスケラ(Vn)
ティーラ・カンガス(Va) ウッラ・ランペラ(Vc)
ノルドグレンの最後の弦楽四重奏曲2曲を、シベリウスの弦楽四重奏曲全曲
(BIS1903/05)で名を挙げたテンペラ四重奏団が録音しました。いずれも彼女ら
の四重奏団に献呈された作品。"ショスタコーヴィチへの最後のオマージュ"
第10番は2008年1月のカウスティネン室内楽フェスティヴァルで、第11番は同
年7月25日のクフモ室内楽フェスティヴァルでそれぞれ初演されました。
第11番の最終楽章「後奏曲、ピエトーゾ」には、調和のうちに生を終えたいと
いう作曲家の願いがこめられており、この初演がノルドグレンの臨んだ最後の
コンサートになりました。1ヶ月後の8月25日、ノルドグレンは64歳の生涯を閉
じています。

ABCD 271 \1980
レーヴィ・マデトヤ(1887-1947):私の歌を-混声合唱のための作品集
全き生活 作品72-1/深き淵より 作品56/6つの抒情的な歌 作品13/一輪の花/
幸福/川よ、おまえの面は暗く/青ざめた月/私の歌を誰が叱るだろうか/森の
王に/国民の情景 作品30a/墓の歌/牛飼いの少女/南ポホヤンマーの歌(1918)
/3つの魂の歌 作品30b/トゥオニの舟/われは何も求めず/いと高きところに/
希望と夢 作品50/子守歌/永遠の炎/春の夢/わが故郷/糸杉の門/3つの民謡
作品57/夏の夜わたしは森をとおり/ ああ、早く夕闇が訪れてくれれば/炉か
ら眠りが語りかける/4つのクリスマスキャロル/日々の苦労を忘れ作品20b-5/
天使のキャロル(1932)/クリスマスの伝言(1946)/馬屋に生まれ(1947)/2つの
オネルヴァの歌 作品82/こだまをゆりかごに入れ/古い修道院
タピオラ室内合唱団 カイサ・ランタ(S) トゥオマス・プルシオ(B) 
ハンヌ・ノルヤネン(指)
哀しくメランコリックな気分はフィンランド的、優雅で洗練された味わいは
フランス的。後期ロマンティシズム作曲家、レーヴィ・マデトヤの音楽は20
世紀フィンランドでも際立った魅力をもっています。男声合唱曲集とともに
彼の声楽作品中で重要な位置をしめながら混声合唱のための作品は、もっと
も愛されているキャロルの一曲《日々の苦労を忘れ》など数曲をのぞき、録
音の数が限られていました。この新録音でタピオラ室内合唱団は、マデトヤ
が混声合唱のために書いた音楽の半数にあたる曲を歌っています。マデトヤ
の作品と生涯を語る64ページのブックレット(英語、フィンランド語)をCDと
一緒にスリップケースに収めたアルバムです。

ABCD 287(SACD-Hybrid) \1980
ユッカ・ティエンスー(1948-):
タンゴ・リュネール(1985)
(フルートまたはオーボエ、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとキーボー
ドのための)、
オッドジョッブ(1995)(チェロとエレクトロニクスのための)、
プラス IV(1992)(クラリネット、アコーディオンとチェロのための)、
拍子のない前奏曲(1976)(ピアノのための)、
ビート(1997)(クラリネット、チェロとピアノのための)、
鉱石(2007)(アコーディオンのための)-
「Longing Desire Zeal Swell Forwards!」、
ルバート(1975)(アンサンブルのための)、
アステレツァ(1999)(ウォーキング・バスクラリネットのための回文)、
ベートーヴェンへのトンボー(1980)
(クラリネット、チェロ、ピアノとテープのための)
プラス・アンサンブル  エルッキ・ラヘスマー(Vc) 
ミッコ・ルオマ(アコーディオン)
 クリストフェル・スンドクヴィスト(Cl) ミカエル・ヘラスヴオ(Fl) 
ヤン・セーデルブルム(Vn) ユッカ・ティエンスー(P)
「芸術作品を創った者ではなく、作品そのものが重要だ」と考え、妥協するこ
となくモダニズムの道を進む作曲家、ユッカ・ティエンスーの作品集。プラス
・アンサンブルは、チェロのエルッキ・ラヘスマー、アコーディオンのミッコ
・ルオマ、クラリネットのクリストフェル・スンドクヴィストが、今日の音楽
に光を当てることを主な目的に、2002年に結成しました。ソロ、デュオ、トリ
オから七重奏まで、作品によって編成はさまざま。この作品集ではユッカ・
ティエンスーがピアニスト、キーボード奏者を務めるほか、フルートのミカ
エル・ヘラスヴォとヴァイオリンのヤン・セーデルブルムがゲストミュージ
シャンとして参加しています。

ABCD 302 \1980
スペインの色彩 セビーリャのカフェ
エンリケ・グラナドス:昔風のスペインの歌曲集
トラ・ラ・ラとギターのつまびき/マハの流し目/町をぶらつく/あのいとしい
マホ/ああ、私の命のマホ/控えめなマホ
ホアキン・ロドリーゴ:12のスペイン民謡【馬祭り/デ・ロンダ/アデーラ】
フェデリコ・ガルシア・ロルカ:スペインの民謡と詩
四人のロバ追い/ソロンゴ/チニタのカフェ/ハエンのモーロ娘たち/18世紀の
セビリャーナ/セビーリャの子守歌/巡礼者たち/アンダ・ハレオ(さあ、暴れろ)
ホアキン・トゥリーナ:カンターレス作品19-3
アラセリ・フェルナンデス(S) ハンヌ・シースコネン(G)
スペインのソプラノ、アラセリ・フェルナンデスとフィンランドのギタリス
ト、ハンヌ・シースコネンが共演。詩人、劇作家のガルシア・ロルカの《ス
ペインの民謡と詩》から選んだ8曲をはじめとするスペインのクラシックと
ポピュラーの歌を演奏しています。

ABCD 295(SACD-Hybrid) \1980
星へ(To the Stars)- TBB Live!( Jazz)
Kohti korkeuksia/To the Stars(星へ) 458 R.T. Kontrasteja/Contrasts
(コントラスト) Tethys Makumoka(わるい趣味) Blues 26 Aldebaran
(アルデバラン) Saxlix
タンペレ・ビッグ・バンド(TBB) 
ユハ・ウンタラ(指) ユッカ・エスコラ(Tp)
マサ・オルパナ(Sax) ユッカ・ハンニネン(Sax) 
ペトリ・ニエミネン(Sax)
ラウリ・ハンヌ(G) アキ・リッサネン(P) 室内管弦楽団プロスペロー
結成から21年経った2006年、古巣のタンペレ音楽院に戻ったタンペレ・ビッグ
バンド(TBB)が、"伝説" とまで言われるジャズ作曲家、カリ・コムッパの作品
を演奏したライヴ。

ABCD 304 \1980
ペッペ・ヤラヴァ・バンド - Go to the Beach(jazz)
Rosvon maja/The Robber’s Hut(盗賊の小屋)
Pinnalla ja ajoin alla/On the Surface, Occasionally Below
(水面、ときどき水面下)
Ketju ja portti/The Chain and the Gate(鎖と門) 
Sateinen/Rainy(雨降り) Ulosottomies/The Bailiff(お役人)
Kirpputorilla/At the Flea Market(のみの市で)
Menneen vapun huisku/A Whisk of a May-Day Past(昔のメーデーのポンポン)
Mene rannalle/Go down to the Shore(渚へ行け)
Sukellus/Diving(ダイビング)
ペッペ・ヤラヴァ・バンド  
ヤーコ・マルティカイネン(テナーサックス、ソプラノサックス)
アンティ・ヘルマヤ(トロンボーン) 
エルッキ・フオヴィネン(ギター、半音ハーモニカ)
ミッコ・ムルタマキ(ベースギター、ベース)
ペルッティ・ペッペ・ヤラヴァ(ドラムズ、キーボード、サウンドイフェクツ)
 トイシント ティモ・レヘトヴァーラ(リーダー)
ジャズミュージシャンとしてスタートし、クラシカル音楽の作曲家として、
「自由調性の、時としてネオロマンティックともいえるスタイル」(キンモ・
コルホネン)の2つの交響曲や室内楽曲を書いたペルッティ・ヤラヴァ(1960-)。
「聴き手が情緒的な体験をし、旅をし、言葉のない物語を読むことができるよ
うに」と語るヤラヴァが、みずからのバンドとともに、彼の音楽のライトな面
を聴かせるアルバム。




<Dynamic>
CDS 598 2枚組(1枚価格) \1950
モンテヴェルディ:「オルフェオ」
ディートリヒ・ヘンシェル(Br オルフェオ)
マリア・グラツィア・スキアーヴォ(S エウリディーチェ)
ソーニャ・プリーナ(S 伝令の女)
ルイージ・デ・ドナート(Bs カロンテ)
アントーニオ・アベーテ(Bs プルトーネ)
ほか
ウィリアム・クリスティ(指)
レザール・フロリサン,レ・サクブティエ
録音:2008年5月、マドリッド
DYNDVD 33598で発売され話題となったDVDの音声がCDで発売です。古楽界の巨
人ウィリアム・クリスティが、2008年5月にマドリッドのレアル劇場で上演し
たモンテヴェルディの「オルフェオ」のライヴ収録です。意外なことにこれが
クリスティにとって初めての「オルフェオ」収録。さすがクリスティ、知性が
隅々まで行き渡った「オルフェオ」で、圧倒されます。タイトルロールには、
リート歌手として名高いヘンシェル。エウリディーチェ役は、ナポリ出身で
活躍が大きく広がりつつある若いソプラノ、スキーアヴォ。さらにプリーナ、
アベーテなど、ベテラン歌手が加わり、万全です。音楽だけに集中したい方
には、CDでの発売は歓迎されるでしょう。しかも2CDで1CD価格!

CDS 660 \1950
ロッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集
ソナタ ト長調 Op.9-2
ソナタ イ長調 Op.3-6
ソナタ イ長調 Op.1-4
ソナタ ハ短調 Op.5-2
ソナタ ニ長調 Op.3-4
ソナタ ト長調 Op.3-5
ルカ・ファンフォーニ(Vn) パオラ・デル・ジューディチェ(Cemb) 
エーリヒ・ガッリアーニ(G)
 アントネッラ・タネッティ(Vn) マリアンネ・チェン(Vc)
録音:2009年5月5,14日,パルマ
古典派のヴァイオリン・マニアには逃せないCDが登場です!アントーニオ・
ロッリ(1725-1802)はベルガモに生まれ、18世紀半ばに高い名声を誇ったヴァ
イオリニスト。1758年から1774年までシュトゥットガルトの宮廷管弦楽団の
ソロ・ヴァイオリニストを務め、その後は1783年までロシアのエカテリーナ
2世に仕えたほどの名手でした。ルカ・ファンフォーニは既にDYNAMIC社にロッ
リのヴァイオリン協奏曲全集(CDS 527、3CD)を録音、この作曲家の再評価に
大きな役割を果たしています。今回のヴァイオリン・ソナタ集も、通奏低音
に凝るなど、力が入ったものです。

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