クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

10-06 No.15-1

2010年06月16日 22時22分16秒 | Weblog
<Profil>
=エディション・シュターツカペレ・ドレスデン=
PH 10031(SACD-Hybrid) 2枚組 \4250
ブルックナー:
交響曲第8番ハ短調WAB.108(ハース版)
クリスティアン・ティーレマン(指)
シュターツカペレ・ドレスデン
録音:2009年9月14日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
ファビオ・ルイージの後任として、2012年よりシュターツカペレ・ドレスデ
ンの首席指揮者に就任する予定のクリスティアン・ティーレマン。これに先
立って、2009年9月にゼンパーオーパーで行われたブルックナーの第8交響曲
の模様を収めたアルバムがProfilよりリリースされます。




<HUNGAROTON>
HCD 32661 \2080
MONO
ハンガリー歌劇場のスターたち 第1集
レオンカヴァッロ:「道化師」
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
プッチーニ:「トゥーランドット」
マイヤベーア:「ユグノー」
グノー:「ファウスト」
ドリーブ:「ラクメ」
オッフェンバック:「ホフマン物語」
サン=サーンス「サムソンとデリラ」
モーツァルト:「後宮からの誘拐」,「コジ・ファン・トゥッテ」,「魔笛」
ベートーヴェン:「フィデリオ」
ワーグナー:
「ローエングリーン」,「トリスタンとイゾルデ」,「ラインの黄金」
エルケル:「バーンク・バーン」
ムソルグスキー:「ホヴァーンシチナ」
からのアリア
エルジ・シャーンドル(S) マーリア・ネーメト(S) アンナ・バーティ(S)
マーリア・バシリデス(A)
ベーラ・クルニェイ(T) フェレンツ・セーケリヒディ(T) 
ヤーノシュ・ハルモシュ(T) シジスムンド・ピリンスキ(T)
ゾルターン・ザーヴォジュキ(T) コロマン・フォン・パタキ(T) 
パール・フェケテ(T)
ラヨシュ・ローザ(Br) イムレ・パロー(Br) オスカール・マレツキ(Br) 
アンドル・レンドヴァイ(Br)
ネイ・ダーヴィド(Bs) オスカール・カールマーン(Bs) 
ミハーリ・セーケリ(Bs)
録音:1905-1958年
HUNGAROTON社が4巻に渡って、ハンガリー国立歌劇場で活躍した名歌手たちの
記録をCDにします。これは第1巻で、活動記がほとんど19世紀という録音に残
された最も早い世代の歌手になりそうなネイ・ダヴィド(1842-1905)から、
1901年生まれまでの歌手を扱っています。おそらく最も有名な歌手は、バイロ
イト音楽祭でトスカニーニの指揮のもとタンホイザーを歌ったピリンスキ・ジ
グモンド(ドイツではシギスムント・ピリンスキ 1884-1960)でしょう。その
他の歌手も皆ブダペストを中心に活躍した人たちばかりです。

HCD 32625 \2080
プレイエル:2つのヴァイオリンのための二重奏曲Op.23(1789)
第1番変ロ長調 / 第2番ニ長調 / 第3番イ長調 / 第4番ヘ長調 / 第5番ハ長調
/ 第6番ホ短調
ヴィルモシュ・サバディ、ベーラ・バーンファルヴィ(Vn)
録音:2009年10月16-18日フンガロトン・スタジオ(セッション)
低地オーストリアのルッパースタール生まれで、モーツァルトよりちょうど一
つ年下のプレイエルはパリに定住後、音楽出版者、サプライヤー、ピアノ製作
者として、マルチに音楽シーンをリードする存在でした。後世のパリジャンた
ちによって、その功績に感謝と敬意を表して名付けられたコンサートホール
(サル・プレイエル1927年落成)にも名残りがあります。
18世紀後期、マンハイム楽派の作曲家たちによる活動のおかげで、時代遅れ
の通奏低音をカットしたバロック・ソナタの簡易版としてのデュオに大流行が
訪れます。ヨーゼフ・ハイドンに学び、生涯に2000もの作品を書いた作曲家プ
レイエルもまた、中産階級のサロンでのごく一般的な演奏行為に供されるべく、
さまざまな楽器の組み合わせのために64曲ものデュオ作品を書いています。
作品23のヴァイオリン二重奏曲(1789年)は、すでにHUNGAROTONよりリリースさ
れている、ヴァイオリン協奏曲とセレナード(HCD.32241)や弦楽四重奏曲
(HCD.32593)、弦と管のための室内楽作品(HCD.32572)などと同じく、プレイ
エルが30 代前半の最充実期、ストラスブール時代に作曲されたもの。これら
は、激しいパッセージや効果的なスタッカート装飾楽句、驚異的なアクセント
や跳躍、そして数少ない緩徐楽章での、いくつかのたまらなくチャーミングで
エモーショナルなカンティレーナを備えたもので、卓越した構成が印象的な仕
上がりとなっています。世界初録音。

HCD 32679 \2080
C.H.グラウン:受難カンタータ「イエスの死」(1755)
マーリア・ザードリ(S)、マールタ・フェルシュ(S)、
マルティン・クリートマン(T)、クラウス・メルテンス(Bs)
ドロテア・ケーラー(合唱指揮)、ハレ・カンタムス室内合唱団
パール・ネーメト(指)カペラ・サヴァリア
*ドイツ語歌唱
録音:1991年10月ハンガリー、ケーセグ、セント・ジェームズ教会
(デジタル・セッション)
C.H.グラウンはフリードリッヒ大王に仕えた、ハッセと並ぶイタリア・オペラ
の大家で、この受難曲はバッハの死後、18世紀後半を通じて、最も上演された
作品です。
18世紀後半の宗教観は、イエスを人の友、手本として、受難を人にとっての救
いがもたらされた喜びとするもの。また、上演場所も、それまでの教会中心か
ら、劇場中心へと変化しており、多感様式による優美で叙情的な旋律が時代の
趣味を物語っています。
聖書の原文ではなく、ラムラーの自由詩を歌詞として用い、印象的な場面を瞑
想的に描き、感傷的に追想することで、宗教的な感情を喚起させるこの曲は、
時代の趣味を反映し、バッハなどの受難曲が持っていた劇的性格は省察的なも
のへと変化しています。

HCD 32659 \2080
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90「ドゥムキー」
ヴィルジニー・ロビヤール(Vn)
ペーテル・サボー(Vc)
フレデリク・ヴァイセ=クニッテル(P)
録音:2009年7月21-24日フンガロトン・スタジオ(セッション)
世界的に活躍する3つの個性が集い、それぞれ傑作として名高いブラームスと
ドヴォルザークのピアノ三重奏曲に取り組みました。2009年のセッション録
音。
ヴィルジニー・ロビヤール…1970年リヨン生まれのヴァイオリニスト。1987
年に、17歳でロン=ティボー国際コンクール第5位、1990年インディアナポリ
ス国際コンクール第4位入賞。1993年にドロシー・ディレイ奨学生としてジュ
リアード音楽院を卒業。使用楽器は1869年製作ジャン=バティスト・ヴィヨー
ム(Jean-Baptiste Vuillaume)。
ペーテル・サボー…1963年ルーマニア出身のチェリスト。ブダペスト音楽院で
ラースロー・メジェー、フェレンツ・ラドシュ、ジェルジ・クルターグに師事。
1993年以降ブダペスト祝祭管第1チェロ奏者。
フレデリク・ヴァイセ=クニッテル…1975年生まれのポーランド系フランス人
ピアニスト。13歳でパリ国立高等音楽院に入学。ピアノと室内楽でプルミエ・
プリを取得。1989年から継続的にクリスティアン・ツィメルマンに助言を受け
る。ジェルジ・シェべクとアレクシス・ワイセンベルクのマスタークラスに参
加。レオン・フライシャー、フー・ツォン、ディミトリ・バシュキロフにも学
ぶ。





<RELIEF>
CR 3007 \1980
カール・テルカル アリア集
キーンツル:「福音伝道者」
マイヤベーア:「ユグノー」
モーツァルト:「魔笛」
オッフェンバック:「ホフマン物語」
プッチーニ:
「マノン・レスコー」,「ボエーム」,「トスカ」,「トゥーランドット」
ヴェルディ:「リゴレット」,「トラヴィアータ」
ワーグナー:「リエンツィ」、さまよえるオランダ人」
からのアリア,場面
カール・テルカル(T)
リヒャルト・ミュラー=ランペルツ(指)
ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団
クレメンス・クラウス(指)
バイエルン国立歌劇場管弦楽団
ヴィルヘルム・シュヒター(指)北西ドイツ放送交響楽団
エメリヒ・ズモラ(指)南西ドイツ放送管弦楽団
マリオ・ロッシ(指)ケルン放送交響楽団
ほか
録音:1951-1957年
カール・テルカル(1919-1996)はウィーン生まれのテノール。若い頃は家具職
人として働いたり、兵役についたりと苦労し、デビューは30歳を過ぎた1950年
という遅咲き。しかしウィーン国立歌劇場を中心に、リリックテノールとし
て、オペレッタ歌手として、また後年は名脇役として、息の長い活動をしまし
た。このCDには1950年代の瑞々しい歌声が集められています。




<POLYMNIE>
POL 110168 \2080
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27
第1番ト短調(シゲティに献呈)
第2番イ短調(ティボーに献呈)
第3番ニ短調「バラード」(エネスコに献呈)
第4番ホ短調(クライスラーに献呈)
第5番ト長調(クリックボームに献呈)
第6番ホ長調(キロガに献呈)
本田早美花(Vn)
アンサンブル・モンソロ(オンスロー 弦楽五重奏&Pf五重奏 POL550162)の
ヴァイオリニスト本田早美花は1984年高知市生まれ。幼少、少女時代、父親の
転勤で英国に暮らし、ヨーロッパの伝統、風土の中、豊かな教育を受け育った。
ヴィオリンとの出会いは3歳のとき、黒沼ユリ子氏のTV番組に興味を持ったこ
とがスタートするきっかけとなった。習い始めて1ヵ月後イギリスの教会コン
サートでソロ演奏をした。帰国後,鈴木嵯峨子氏の指導のもと、9歳にて日本
クラシック音楽コンクール小学生の部で最高位を受賞。10歳より再び渡英し
た後は、エスター・カトーナ氏に師事。各地の音楽祭で優勝し、12歳で英国
ナショナルコンペティション「フェスティバル・オブ・フェスティバルズ」
でゴールドメダルを受賞。13歳でAudi コンペティションの弦楽器部門ファイ
ナリストとなり、BBC・FM放送された。ロンドンのセント・ジョーンズにてヨ
ーロッパの名門、イングリッシュ・チェンバーオーケストラとの共演や、ユー
ディ・メニューヒン基金のサロンコンサート、病院、老人ホーム、スマトラ
沖地震の被災者のための支援コンサートなど、英国、フランス、日本にて、
少女時代から多くのチャリティー演奏活動をしている。




<ORFEO>
ORFEO 810102 2枚組(1枚価格) \2450
[CD 1]
ブラームス:
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83/コンスタンチン・リフシッツ(P)
[CD 2]
ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団(旧称:ベルリン交響楽団)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(指)
録音:2002年12月14日ベルリン・コンツェルトハウス(ライヴ・ステレオ)
収録:アルヒーフ・フィッシャー=ディースカウ
2010年5月に85歳の誕生日を迎えた大歌手ディートリヒ・フィッシャー=ディ
ースカウ。1973年には指揮者としてのキャリアをスタートさせていますが、ま
もなく‘自らの指揮を封印’して、ほとんど20年間指揮台には上ることがあり
ませんでした。
そのようななかで急遽、フィッシャー=ディースカウが当時のベルリン交響楽
団(2006年ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団に改称)を指揮したブラーム
ス・プログラムが、ゆかりの深いORFEOからリリースされることになりました。
2002年12月におこなわれたライヴの目玉といえるのが、リフシッツをソリスト
に迎えたピアノ協奏曲第2番。切り出した塊のようなピアニズムが力強くその
個性を主張しており、どの瞬間をとっても、神童からみごとに本物の天才へと
変貌を遂げつつある姿が刻印されています。
つづく交響曲第4番も渾身の力演。かつて指揮することにほとんど歓びをおぼ
えず、失望を味わったというフィッシャー=ディースカウですが、ここでの姿
に迷いや蔭はありません。なお、ピアノ協奏曲の終演後には拍手が入ります。

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10-06 No.15-2

2010年06月16日 22時21分50秒 | Weblog
<Glossa Cabinet>
GCD C81106 \1780
ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):管弦楽組曲集Vol.2 ――
組曲《ナイス》/組曲《ゾロアストル》
フランス・ブリュッヘン(指揮)、18世紀オーケストラ
ブリュッヘン&18世紀オーケストラ!ラモーの管弦楽組曲集、完全復活!
古代ペルシャ、拝火教(ゾロアスター教)の始祖ゾロアストル(ツァラトゥスト
ラ)が巻き込まれた権力争いと恋を描き、フランス・オペラでは初めてクラリ
ネットが用いられた「ゾロアストル」。
そしてスコアのタイトル・ページに"平和のためのオペラ"と記され、当時のフ
ランスで隆盛を誇った"音楽悲劇(抒情悲劇/トラジェディ・リリック)"とはま
ったく違ったパストラルのスタイルで作曲された「ナイス」からの組曲が、
ブリュッヘン&18世紀オーケストラのコンビによるラモーの管弦楽組曲集第2巻。
オペラを作曲するにあたってラモーが守っていた2つのルール。「音楽はオペ
ラの演技内容をそのまま伝えるものでならなければならい」&「音楽は聴衆を
退屈させてはいけない」。
このラモーが守り続けた2つのルールを、自らの演奏で完璧に表現してみせた
ブリュッヘン&18世紀オーケストラの"ラモー"。「アカントとセフィーズ」&
「エベの祭典」を収録した第1集(GCD C81103)に続き、「ナイス」&「ゾロア
ストル」の名演も完全復活です!
録音:1998年9月&2000年11月、ユトレヒト、フレーデンブルフ音楽センター
(ライヴ録音)

GCD C81604 \1780
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704):ルソン・ド・テネブル
聖水曜日のための3つのルソン/四旬節のための瞑想(メディタシオン)
ティボー・ルネール(カウンターテナー)、
シリル・オーヴィティー(カウンターテナー)、
ピエール・エヴルー(テノール)、イアン・ハニーマン(テノール)、
アラン・ビュー(バリトン)、ロナン・ネデレック(バリトン)、
エルヴェ・ニケ(指揮)
コンセール・スピリチュエル
構想5年&採算度外視で実現させたヘンデルの「水上の音楽&王宮の花火の音
楽」と、奇想天外で全く新しいパーセルの「アーサー王」で古楽演奏に革命を
起こしたフランス・バロックの鬼才エルヴェ・ニケとコンセール・スピリチュ
エル。
古楽界に旋風を巻き起こしているニケとコンセール・スピリチュエルが結成か
ら現在まで最も大切にしてきたもの、それはマルカントワーヌ・シャルパンテ
ィエの音楽。
他の作曲家たちの世俗的な要素を加えた「ルソン・ド・テネブル」とは一線を
画し、宗教的内容を重んじ、キリスト教の精神を音楽に込めたシャルパンティ
エの「ルソン・ド・テネブル」は、「テ・デウム」などと並び立つ最高傑作と
しても名高い。
ニケ&コンセール・スピリチュエルの素晴らしき演奏で「聖なる3日間」に暗
闇で行われる朝課、崇高な「テネブレ」の世界へ ――。
録音:2001年3月、パリ・ノートルダム教会(フランス)

GCD C80601 \1780
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
セレナード第11番変ホ長調K.375
《魔笛》ハルモニームジーク(木管六重奏) - 序曲と13のアリア
ナハトムジーク〔エリック・ホープリッチ(バセット・ホルン&クラリネット
&ディレクター)、アルフ・ヘルベルク(バセット・ホルン&クラリネット)、
ダニー・ボンド(ファゴット)、ドンナ・アグレル(ファゴット)、クロード・
モーリー(ナチュラル・ホルン)、トゥーニス・ファン・デア・ズヴァールト
(ナチュラル・ホルン)〕
ナハトムジークは、主宰のクラリネット奏者エリック・ホープリッチ、ナチュ
ラル・ホルンの天才トゥーニス・ファン・デア・ズヴァールトや、ファゴット
のダニー・ボンド、ドンナ・アグレルといった18世紀オーケストラの名手たち
が名を連ねるピリオド楽器によるスーパー木管アンサンブル。
時のオーストリア皇帝ヨーゼフ2世も自分のアンサンブルを持つなど、モーツァ
ルトが活躍した時代のウィーンで流行したハルモニームジーク(管楽合奏)。
モーツァルト最後のオペラ「魔笛」のハルモニームジーク版と、現在演奏され
ている八重奏版ではなくオーボエを含まない珍しい六重奏版の「セレナード
第11番」は、名盤「グラン・パルティータ」(GCD C80605)に比肩するナハトム
ジークの代表的名演である。
古楽管楽器の世界的名手たちが演奏する"ハルモニームジーク版"モーツァルト
が18世紀ウィーンの"音楽"を現在に届けてくれます。
録音:1996年2月、 レンスヴァウデ改革派教会(オランダ)

GCD C80304 \1780
ティエントとバターリャ - 17世紀スペインのヴァイオリン音楽 ――
アンドレア・ファルコニエロ(1585/6-1656):バラバーゾのバターリャ
パブロ・ブルーナ(1611-1679):聖母のための連祷による第2旋法のティエント
作曲者不詳:2つのソプラノのための第1旋法の作品
トマス・ルイス・デ・ビクトリア/ジョヴァンニ・バティスタ・ボヴィチェッ
リ:わたしは急ぎ、市民を包囲しよう(第1部)
パブロ・ブルーナ:第1旋法のティエント
トマス・ルイス・デ・ビクトリア/ジョヴァンニ・バティスタ・ボヴィチェッ
リ:わたしは急ぎ、市民を包囲しよう(第2部)
エンリコ・ボテレーロ(アンリ・バトラー):
ヴァイオリンとヴィオラのための2声のソナタ
アンドレス・ロレンテ(1624-1703):
2つのソプラノのためのメディオ・レジストロ
アンドレス・デ・ソラ(1634-1696):第1旋法のレジストロ・アルト
作曲者不詳:シャコンヌ、エスパニョレータ、ハカラ
ラ・レアル・カマラ〔エミリオ・モレーノ(ヴァイオリン&ディレクター)、
エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)、ワウター・メーラー(チェロ)、ジュゼ
プ・ボラス(ファゴット)、セルジ・カサデムント(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
レオン・ベルベン(チェンバロ&オルガン)、フアン・カルロス・デ・ムルデ
ル(バロック・ギター&アーチリュート)、ペドロ・エステバン(打楽器)〕
イタリアのリチェルカーレ的なスペイン特有の鍵盤楽器のための形式"ティエ
ント"と、戦いの戦闘場面を描写した"バターリャ"がテーマとなった「17世紀
スペインのヴァイオリン音楽」では、バロック・ヴァイオリンの神様エンリコ
・ガッティと18世紀オーケストラの首席ヴィオラ奏者であり高名な音楽学者で
もあるエミリオ・モレーノの豪華共演が実現!
エミリオ・モレーノの緻密な研究、17世紀のヴァイオリン音楽に絶対の自信を
持つガッティ、レオン・ベルベンやフアン・カルロス・デ・ムルデルなどの強
力な低音陣、打楽器のエステバンなど、17世紀スペインの知られざるヴァイオ
リン音楽復興のための役者は揃った!
録音:1999年3月、サン・サルバドール教会(スペイン)

GCD C80902 \1780
アゴスティーノ・ステッファーニ(1654-1728):
デュエット・ダ・カメラ(室内二重奏曲) ――
美しい瞳よ、もう泣かないで/私の心は恋に燃え尽くされる/教えておくれ、
キューピットよ/目よ、なぜ泣いているのか/冷酷な愛の神よ、私は死にそ
うだ/愛しい人の瞳の中にだけ/最も緩やかな束縛
ロッサーナ・ベルティーニ(ソプラノ)、
クラウディオ・カヴィーナ(カウンターテナー)、
アンサンブル・アルカディア〔アッティリオ・クレモネージ(ディレクター&
チェンバロ)、マラ・ガラッシ(ハープ)、ドロレス・コストヤス(テオルボ)、
フアン・マヌエル・クインターナ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)〕
生まれはイタリア、活躍の場はドイツ。音楽家としてだけでなく、司教や外交
官としても活躍するなど多彩な才能の持ち主でもあったイタリア・バロックの
作曲家、アゴスティーノ・ステッファーニ。
イタリア・バロックの様式などをドイツへと持ち込んだステッファーニの作品
の中で特に高く評価された「デュエット・ダ・カメラ」を歌うのは、元コン
チェルト・イタリアーノのメンバーであり、現在はラ・ヴェネクシアーナの中
心メンバーとして活躍し、古楽系歌手として不動の地位を築いたロッサーナ・
ベルティーニとクラウディオ・カヴィーナの強力デュオ!
バロック・ハープの第1人者マラ・ガラッシも参加するアンサンブル・アルカ
ディアの調べに乗ったベルティーニとカヴィーナの歌声が、甘く切ない愛の物
語を描きます。
録音:1994年6月、サン・マルティーノ教会(イタリア)

GCD C80909 \1780
ルカ・マレンツィオ(c.1553-1599):5声のためのマドリガーレ曲集第6巻 ――
行けばわたしは死ぬ、されど行かねばならぬ/クローリはわが旅立ちに/我が
魂の我が命の婦人/残酷な魂、だがそれゆえに美しい/聞きたまえ、涙する冥
界の魂たちよ/魂は涙を滴らせ/ああ悲しき旅立ちよ/いとしい人の音沙汰も
なく/愛よ、おまえが正しいのなら/幸福なクローリ、おまえの金髪を巻き毛
にするのはだれ/ああティルシ、我が魂のティルシ、許しておくれ/わがクロ
ーリ、優しきクローリ/泉のごとく涙あふれるうちに/わたしに死ねといわれ
るか/わがクローリ、優しきクローリ/しずかにここにいて/さわやかな五月
ぞ来る、鮮やかな緑に黄に装わせしはたぞ/美しきクローリを歌わん
ラ・ヴェネクシアーナ
クラウディオ・カヴィーナ(指揮)
モンテヴェルディのマドリガーレ集全曲録音という快挙を成し遂げ、古楽界に
とどまらず世界を代表するラテン系ヴォーカル・アンサンブルへと飛躍を遂げ
たクラウディオ・カヴィーナ率いるラ・ヴェネクシアーナ。
モンテヴェルディの音楽の深層部へと進み続けるラ・ヴェネクシアーナにとっ
てグロッサでのレコーディング第7弾となったのがこのマレンツィオの「マド
リガーレ集第6巻」。
マドリガーレに大きな関心を寄せ、約20年の作曲家人生の中で膨大な数のマド
リガーレを作曲したマレンツィオは、その作品数、完成度からイタリア後期ル
ネサンス時代を代表するマドリガーレ作曲家と称される。
次世代のモンテヴェルディへと繋がるイタリアのマドリガーレの系譜をたどる
という視点からも重要な録音と言える。
録音:2001年2月、ロレット(イタリア)

GCD C80801 \1780
ジャック・マルタン・オトテール(1674-1763):
フラウト・トラヴェルソのための作品集 ――
《前奏の技法》(1719)より 前奏曲ニ長調、前奏曲ト長調、前奏曲ト長調/
《組曲第1巻》より 第3番ト長調/《前奏の技法》(1719)より 前奏曲ロ短調
/2つの旋律楽器のための《パッサカイユ》/《エールとブリュネット》より
エール/《前奏の技法》(1719)より 前奏曲ハ長調、前奏曲ハ短調/《組曲
第2巻》より 第2番ハ短調/《エールとブリュネット》より エール/《前奏
の技法》(1719)より 前奏曲ト短調、前奏曲ト短調/《組曲第2巻》より
第1番ト短調
ウィルベルト・ハーツェルツェット(フラウト・トラヴェルソ)、ヤープ・テル
・リンデン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、コンラート・ユングヘーネル(テオルボ)、
ジャック・オッホ(チェンバロ)
フランス・バロック時代の楽器製作者、史上初のフルート教則本の著者、そし
て太陽王ルイ14世の宮廷でフラウト・トラヴェルソ奏者を務めるなど、フルー
トの歴史に欠かせぬ重要人物ジャック・マルタン・オトテール。
1708年と1715年に出版された「組曲集第1巻&第2巻」、また1719年の「前奏の
技法」といった先進的な内容を持つ作品が、フルートの発展に与えた影響は非
常に大きい。
ウィルベルト・ハーツェルツェットは、ムジカ・アンティクヮ・ケルンなどで
活躍したオランダの名手。リンデンやユングヘーネル、オッホなど、強力な共
演者たちと奏でるオトテールの音楽からは、フランス・フルートのルーツが聴
こえてくることだろう。
録音:1996年5月、サン・ミゲル教会(スペイン)

GCD C80306 \1780
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):
チェンバロとオブリガート・ヴァイオリンのためのソナタOp.5 ――
ソナタ第1番/ソナタ第2番/ソナタ第3番/ソナタ第4番/ソナタ第5番
ソナタ第6番
ジャック・オッホ(チェンバロ)、エミリオ・モレーノ(ヴァイオリン)
五重奏曲、弦楽四重奏曲はそれぞれ100曲以上作曲を行っており、"室内楽作品
=作曲家人生"とも例えることが出来るほど多くの室内楽作品、しかも傑作を
生み出した18世紀イタリアの巨匠ボッケリーニ。
イタリアからパリ経由でマドリードへと向かった1696年に作曲された「ソナタ
集Op.5」は、同世代のモーツァルトのヴァイオリン・ソナタと同じく、ヴァイ
オリンが鍵盤楽器の伴奏的な役割を担うスタイルのソナタ。
エミリオ・モレーノは、エンリコ・ガッティ、ガエターノ・ナジッロと組ん
だ「6つの弦楽三重奏曲Op.14」(GCD 920308)の名演を送り出しており、ボッケ
リーニの演奏にも定評がある。
またジャック・オッホの弾く楽器がチェンバロというところもこの演奏のポイ
ント。
録音:2000年9月、サンタ・マリア教会(スペイン)

GCD C80101 \1780
騎士の歌 - ビウエラのための音楽 ――
ルイス・ベネーガス・デ・エネストローサ(c.1510-c.1557):
牛を見張れによる5つの変奏曲、では話してくれぬのか、クラーロス伯爵によ
る5つのディフェレンシアス、パバーナとその変奏
ミゲル・デ・フエンリャーナ(c.1500-ca.1579):
《花咲く日々に生きるかぎり》のグローサ、音階的パッセージのファンタシ
ア、何で洗いましょう、ムーア人はアンテケラから馬に乗って去っていく小
麦色の肌の少女よキスしておくれ
ディエゴ・ピサドール(1509/10-a.1557):
騎士に告げよ、マドナ・マラ・ヴォストラ、ラ・コルテシア、演奏容易なパ
バーナ
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):
《婦人の望み》によるディフェレンシアス、《騎士の歌》によるディフェレ
ンシアス
エンリケス・デ・バルデラーバノ(c.1500-a.1557):
ソネット第27番、ソネット第27番、ソネット第8番、カンシオン第7番
ルイス・ミラン(ca.1500-1561):
ファンタシア第8番、ファンタシア第12番、ファンタシア第1番、愛は誰が持っ
ている?(ビリャンシーコ)、話して恋人よ(ビリャンシーコ)、ファンタシア
第11番、パバーナ第4番、パバーナ第5番
シマンカスの写本:牛を見張れによる変奏曲
ホセ・ミゲル・モレーノ(ビウエラ)
スペインが誇るギター、リュート、ビウエラ、テオルボの世界的名手、ホセ・
ミゲル・モレーノがビウエラで奏でる16世紀スペインのビウエリスタたちの音
楽。"7人のスペインのビウエリスタ"からフエンリャーナやバルデラーバノ、
ミラン、盲目のオルガン奏者カベソンのパバーナやディフェレンシアス、ファ
ンタシアなど様々な形式の作品を網羅。
録音:1992年5月、エル・エスコリアル修道院(スペイン)

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