クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-04 No.9-1

2007年04月09日 18時33分33秒 | Weblog
<WARNER>
2564.69978 \1980
サン=サーンス:白鳥(「動物の謝肉祭」より)
ドビュッシー:
月の光(「ベルガマスク組曲」より)、月の光(艶なる宴第1集より)、
レントより遅く、美しき調べ
プーランク:ハートのクィーン
デュパルク:旅への誘いラヴェル、ため息、恍惚
フォーレ:エレジー
マスネ:タイスの瞑想曲
ラヴェル:
カディッシュ(2つのヘブライの歌)、亡き王女のためのパヴァーヌ、
ハバネラ形式の小品
アンリ・ドマルケット(チェロ)
ブリジット・エンゲラー(ピアノ)
全編よき時代のフランスの香りで満たされた珠玉の一枚
フランスの作曲家の珠玉の作品をチェロとピアノに編曲、全編癒し効果満点
の名曲集。エンゲラーとドマルケット共に今年のラ・フォル・ジュルネ・ジャ
ポンに来日。このCDとほぼ同内容のコンサートを行ないます。

2564.63946 \1980
「アルメニア」
アルメニア人によるアルメニアのためのCD。
ハチャトゥリアンを中心にアルメニア及びそれに縁する作曲家によるなんと
もマニアックなCD。ジャン=マルクとグザヴィエ共今年のラ・フォル・ジュル
ネ・ジャポンに来日します。
ハチャトゥリアン:
剣の舞、アイシェの踊り(ガイーヌより)、ノクターン(仮面舞踏会より)、
エギナのヴァリエーションとバッカス祭(スパルタクスより)
コミタス(1869-1935):チャント
バーバジャニアン(1921-1983):ピアノ・トリオ
ガスパロフ(1961-):
アルメニアン・ラプソディー、ヴァリャベディアン・ラプソディー
マルディロッシアン:2台のピアノのためのノクターン、他
ジャン=マルク・フィリップス=ヴァリャベディアン(Vn)
グザヴィエ・フィリップス(Vc)
ワハン・マルディロッシアン(P)

7559.79988 \1980
ノンサッチ・エクスプローラー・シリーズ:東アジア/日本
尺八音楽:ア・ベル・リンギング・イン・ザ・エンプティ・スカイ
本調べ、山谷、鶴の巣籠、鹿の遠音、秋田菅垣
宮田耕八郎(尺八)
2002年以来、同シリーズ92タイトルからリマスタリングによる最新のジャケッ
トとオリジナル・ライナーノーツで再発売を進めてきました。1976年の日本音
楽集団のアメリカ公演の際、宮田耕八郎のソロで録音されました。30年前にレ
コードで発売して以来、日本の伝統音楽と現代の音楽に対して西洋の聴き手の
知識と興味が飛躍的に深化してきた中での発売です。




<TESTAMENT>
SBT1410 \1850
R.シュトラウス:《4つの最後の歌》
1.眠りにつくとき
2.9月
3.春
4.夕映えに
ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》
5.前奏曲
6.愛の死「穏やかに、静かに」(第3幕)
ワーグナー:楽劇《神々の黄昏》
7.ジークフリートのラインの旅(プロローグ)
8.ブリュンヒルデの自己犠牲 ラインの岸辺に、大いなる薪を (第3幕)
キルステン・フラグスタート(S)
フィルハーモニア管弦楽団 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
録音:1950年5月22日(ライヴ) 
ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール
“音質良好”フルトヴェングラー初出音源となるワーグナー待望のリリース!
このコンサートの3ヶ月前、フルトヴェングラーはミラノ・スカラ座にて、フラ
グスタートがブリュンヒルデを歌う3回のリング・ツィクルスを行いました。そ
れから彼はブエノスアイレスに飛び、1ヶ月滞在。そこで、「ドイツ語歌唱によ
るバッハのマタイ受難曲」を含む10のコンサートを行いました。このロンドン
でのコンサートは、彼がブエノスアイレスから戻った最初のコンサートにあた
ります。
この時の「4つの最後の歌」だけは様々な形で市場に出回っていましたが、その
時演奏されたワーグナーの録音(これまで全て消失したと思われていた幻の音
源)も最近になってロンドン、バービカン・ホール内Music Preserved に保管
(Chris Philip氏に寄贈)されていることが判明したのです。状態の良いアセ
テート盤からの復刻による世界初発売となります。当日の演奏曲目のうち、
「ジークフリート牧歌」と「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲は
ディスク損傷の激しさにより復刻が叶いませんでしたが、その他は良好な音質
で蘇っており、フルトヴェングラーの芸術を存分に堪能することができます。
他方、「4つの最後の歌」は、(本稽古であるとしばしば不当に主張されていま
す)長い間、ひどい音質でしか聞くことができませんでした。なぜならこのア
セテート盤の録音はスクラッチ・ノイズと歪み、そして恐ろしいほどの擦り切
れた状態だったからです。今回のディスクも決して理想的な音ではありません
が、以前のものよりははるかに優れた音として仕上がっています。多くの歴史
的録音を聞きなれた人の耳には何も障害がないでしょう。音は基本的に明確で
す。多くのオーケストラ・パートの細部を聴くことができるでしょう。なによ
りもフルトヴェングラーがオーケストラから引き出した音の素晴らしさを一瞬
のうちに感じ取ることができるはずです。もちろんフラグスタートの歌も若々
しく新鮮です。彼女の息のコントロールはいつもの通り奇跡的なもので、この
「4つの最後の歌」でも安定した歌唱を聞かせ、オーケストラとの信頼関係も
完璧なものです。

SBT1381 \1850
モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調 K.622
ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調 op.115
バーナード・ウォルトン(cl)
【1】フィルハーモニア管弦楽団 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
【2】ヒュー・ビーン(vn)、フランシス・メイソン(vn)
クリストファー・ウェリントン(va)アイリーン・クロフォード(vc)
録音:1955年6月
ほとんど一般には知られていないけれども、バーナード・ウォルトン(1917-72)
はこの頃の最も素晴らしいオーケストラ演奏家の1人でした。彼は同時期の名
手ジャック・ブライマー(1915-2003)とは違い、メディアの接触を避けたた
めほとんどソロのレコーディングを残していませんが、「プロ中のプロ」とし
て他の音楽家たちからは崇拝されています。イギリスの近代的クラリネット奏
法の創始者であるチャールズ・ドレーパー(1869-1952)と彼の甥のハイドン
(1889-1934)、そして彼らの弟子であるフレデリック・サーストンとレオナル
ド・ケルなどの伝統的な流れを受け継ぐ名手です。ウォルトンはロンドン交響
楽団とフィルハーモニア管の2つのオーケストラで35年間も活動しました。ベル
リン・フィルの首席奏者のポジションも希望すれば手に入ったかもしれません。
とりわけカラヤンは彼を高く評価し、彼がベルリン・フィルの首席指揮者兼芸
術総監督の地位についた1955年には、フィルハーモニア管の創始者、ウォルタ
ー・レッグに対してこのように言ったのです。「もし我々が旧友ではなかった
なら、私はベルリン・フィルのために即時にウォルトンを引っ張るでしょう」
なぜなら彼は6年間、フィルハーモニア管を指揮して、事実上ウォルトンほどの
奏者がヨーロッパにはいないことを知っていたからです。いかなる場合でも作
品の最良の面を引き出す能力、そして会場での絶妙なバランスの取り方、ウォ
ルトンはこれらを兼ね揃えた稀有な演奏家として認められていたのでしょう。
1954年から亡くなるまではロイヤルカレッジ音楽院で教鞭をとり、更なるテク
ニックの分析と理解の探求により国際的に影響を与えました。




<MD+G>
3313292 \2080
ヴィラ=ロボス:
チェロ協奏曲第1番(1915)
チェロ協奏曲第2番(1953)
ウルリヒ・シュミット(vc)
北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ドミニク・ロッゲン
1887年にブラジルに生まれたヴィラ=ロボスにとって、2007年は生誕120周年。
これを記念してMDGレーベルはチェロ協奏曲をリリースした。チェロはヴィラ
=ロボスが子供の頃に弾いていたので、彼にとっては慣れ親しんだ楽器。とは
いえ、ヴィラ=ロボスは多作家の割には協奏曲作品が多いとは言えず、チェロ
のためにも協奏曲も2作を遺すのみである。実に貴重なのだ。これら2曲が生ま
れるには38年もの時間が空いている。この時間が作風にどのような変化を与え
たのかも是非実際に耳で確認してほしい。
ソロを弾くウルリヒ・シュミットはベルン生まれのスイスのチェリスト。トル
トゥリエやナヴァラに師事し、ビーレフェルト・フィルハーモニー管弦楽団の
第1ソロ奏者やダルムシュタット州立劇場の同ポストを歴任して、現在はソリス
トとして活躍している。指揮のドミニク・ロッゲンは、ケンペ、バーンスタイ
ンや小澤征爾にも学んだ。作曲家としても知られる。

3356612 \2080
ライヒャ:
フルート、ヴァイオリンと管弦楽のための協奏交響曲ト長調
交響曲変ホ長調作品41
序曲ニ長調
イダ・ビーラー(vn)、ジャン=クロード・ジェラール(fl)
ヴッパータル交響楽団 指揮:ペーター・ギュルケ
室内楽、特に木管楽器を嗜む方にはよく知られたライヒャ(ボヘミア出身なの
で、正しくはアントニーン・レイハ)。しかし、彼のオーケストラ作品となる
と「よく知られている」とは言い難いだろう。今回のアルバムは知られざる交
響作品作家としてのライヒャの姿に触れることが出来る好企画である。収録さ
れたのは《協奏交響曲》《交響曲》《序曲》の3作品。自身が宮廷楽団でフルー
ト奏者だったこともあってか、独奏楽器にフルート(とヴァイオリン)をチョ
イスした《協奏交響曲》、1824年作曲の《序曲》、1799?80年頃に書かれたと
考えられている《交響曲》である。
独奏にフィーチュアされたイダ・ビーラーは、ジュリアード音楽院でシュムス
キーやリッチに、またケルンでロスタル、ロンドンでミルシテインに師事した
ヴァイオリニスト。以前はメロス弦楽四重奏団の第2ヴァイオリン奏者だった
が、現在はハイネ弦楽四重奏団の第1を務めている。かたやフルートのジャン
=クロード・ジェラールは、ハンブルク州立歌劇場の首席奏者を経て、シュ
トゥットガルト・バッハ・コレギウム、アンサンブル・ヴィラ・ムジカで活躍
している。ペーター・ギュルケは音楽学者、特にベートーヴェンやシューベル
トの校訂者としても有名。ヴッパータルは、ピナ・バウシュの本拠地としても
知られるが、当地の交響楽団は、現在上岡敏之が音楽総監督を務めている。

94010336(SACD-Hybrid) \2950
シューマン:
ピアノ協奏曲イ短調作品54
序奏とアレグロ・アパッショナート ト長調作品92
序奏と協奏的アレグロニ短調作品134
クリスティアン・ツァハリアス(p&指揮)
ローザンヌ室内管弦楽団
MDGから、D.スカルラッティ(エジソン賞受賞)やモーツァルトのピアノ協奏曲
シリーズ、管弦楽作品集など好調にリリースを続けているツァハリアス。今回
は、2000年9月から音楽監督兼正指揮者を務めているローザンヌ室内管弦楽団
を弾き振りした、シューマンのピアノとオーケストラのための作品集である。
代表作ピアノ協奏曲をメインに、シューマンの創作活動が最も旺盛だった時期
の作品が揃えられた。
常にフレッシュでありながら考え抜かれたツァハリアスのピアノ演奏の魅力と
ともに、オーケストラにも注目したい。このローザンヌ室内管は、ジャン=
ジャック・カントロフやトン・コープマンを客演指揮者陣に擁し、多様なスタ
イルに対応可能な柔軟性を持っている団体。さらに最近では、首席オーボエ奏
者のルカス・マシアス・ナバーロが、2006年10月に行われた第8回日本オーボ
エ・コンクールで優勝するなど、充実が著しいオーケストラなのである。なお、
本ディスクはSACDでのリリースである。

31612902 \2080
マルセル・デュプレ:オルガン作品集Vol.8
組曲 作品39
聖母への捧げもの 作品40
トリプティク 作品51
8つのグレゴリオ聖歌に基づく前奏曲集 作品45
ベン・ヴァン・オーステン
ビューシェ・ドビエール・オルガン(アングレーム)
マルセル・デュプレ(1886-1971)はヴィドールやヴィエルヌらに師事したフラ
ンスの名高いオルガニスト。彼のもとからもメシアンやマリー=クレール・ア
ラン、ヴァージル・フォックス、ピエール・コシュローなど錚々たるオルガニ
ストが輩出されており、モーリス・デュリュフレはデュプレのパリ音楽院時代
の作曲科アシスタントでもある。ポール・パレーがデトロイト交響楽団を指揮
したサン=サーンスの交響曲第3番でオルガンを担当したのもデュプレである。
パリ音楽院の院長まで務めた彼は作曲家としても多くの作品を遺している。そ
れらを集大成しようとするのが、このシリーズ。その第8弾となる今回は、デュ
プレの中期の作品を集めており、教え子だったジャンヌ・ドメッシューの才能
にインスパイアされて書いたオルガン練習曲の作品39や、聖母マリアに捧げた
作品40、さらに聖母マリアへの祈りを表現した《8つのグレゴリオ聖歌に基づ
く前奏曲》と《トリプティク》が収録されている。
演奏するベン・ヴァン・オーステンは1955年オランダ、ハーグ生まれのオルガ
ニスト。アムステルダムのスウェーリンク音楽院で学び、オルガニストとして
活躍する一方、ロッテルダム音楽院の教授も務めている。MDGレーベルには、
フランス・ロマンティック・オルガン作品集の他、ヴィエルヌ作品全集や、
全7枚におよぶヴィドールのオルガン作品全集がリリースされている。
なお、今回の録音にはフランスのアングレームのサン・ピエール教会にあるオ
ルガン(1965年ビューシェ・ドビエール製作:3つの手鍵盤、55のストップ)
を使用している。

34113052 \2080
モーツァルト:鍵盤作品全集Vol.5
クラヴィーア・ソナタ イ短調 KV 310 (300d)
9つの変奏曲 ハ長調 KV 264 (315d)
アンダンテ ハ長調 KV1a
アレグロ ハ長調 KV1b
アレグロ ヘ長調 KV1c
メヌエット ヘ長調 KV1d
メヌエット KV1e&KV1f ト長調
クラヴィーア小品 KV9a (5a) ハ長調
クラヴィーア・ソナタ KV 6
アレグロ ハ長調
アンダンテ ヘ長調
メヌエット I ハ長調&II ヘ長調
ピアノ・ソナタ ハ長調 KV 330 (300h)
ジークベルト・ランペ(チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノ)
モーツァルトが「鍵盤」のために書いた作品を集めた全集企画の第5弾。今回
は、モーツァルトのきわめて初期の小品と青年期のソナタで構成されている。
最も初期のものは、ケッヒェル番号からも容易に想像できるようにKV1である。
1761年の作品と言われているので、モーツァルトが5歳の時に書いたものとい
うわけだ。そして、当アルバムで最も後になって書かれた作品は最後に置かれ
たソナタKV330。1783年、27歳での作であり、旧番号で第10番、有名な《トル
コ行進曲付き》のひとつ前にあたるものである。このアルバムで、幼きモー
ツァルトの才能の萌芽を聴くと同時に、天才の恐るべき進化ぶりに驚愕してい
ただきたい。また、これら作品が3種の鍵盤楽器を使い分けて演奏されるとい
うのもおおいに楽しみだ。
ジークベルト・ランペは1964年ドイツ生まれの鍵盤奏者。ケネス・ギルバート
やトン・コープマンらに師事した(ヘルムート・ラッヘンマンのもとで作曲も
学んでいる)。1988年にピリオド・アンサンブルの新ストラヴァガンツァを結
成し、精力的に活躍している。1998?2002年にはケーテン城のバッハ音楽祭の
音楽監督も務めた。教育活動にも積極的で、エッセンやザルツブルクの音楽院
を経て、現在はアリゾナ州立大学で教鞭をとっている。

30313612 \2080
プロイセン皇太子ルイ・フェルディナント:
ピアノ三重奏曲全集Vol.2
ピアノ三重奏曲変ホ長調 作品3
ピアノ四重奏曲ヘ短調 作品6
トリオ・パルナッスス
ヤーメイ・ユー(vn)、ミヒャエル・グロース(vc)、チア・チョウ(pf)
トーマス・ゼルディツ(va)
ルイ・フェルディナント(1772-1806)はプロイセン王国の皇太子。小さい頃か
らピアノに才能を発揮し、それを認めたベートーヴェンはピアノ協奏曲第3番
を献呈したほどだった。また、フェルディナントは、早世したため遺された作
品は少ないものの、作曲も手掛けており、それらはシューマンらに高く評価さ
れている。しかしながら、現代では知名度も高いとは言えないので、このトリ
オ・パルナッススによる全集はきわめて貴重である。なお、ここに収録された
《ピアノ三重奏曲》作品3は、ある公爵夫人に、その娘との結婚を望んで捧げ
られたらしい。また《ピアノ四重奏曲》作品6は数人の作曲家の音楽を引用し、
それを変奏するという興味深いものだ。逆に後年にはリストやシューマンらが
その主題を引用している。
トリオ・パルナッススは1982年結成のピアノ三重奏団。メンバーのヤーメイ・
ユーは中国天津出身のヴァイオリニスト。ミュンヒェン国際コンクールやレオ
ポルト・モーツァルト国際コンクールで入賞し、2005年からトリオに参加。ピ
アニストは台湾生まれでカナダ育ちのチア・チョウ。ベルリンで行われたメン
デルスゾーン・コンクールに入賞し、1989年からメンバーに加わった。ドイツ
出身のチェリスト、ミヒャエル・グロースはオリジナル・メンバーで、シュ
トゥットガルト州立歌劇場管弦楽団員も務めている。
ピアノ四重奏曲に参加しているトーマス・ゼルディツは、1967年生まれにして、
既にベルリン交響楽団のソロ奏者、ベルリン州立歌劇場管弦楽団の第1ソロ奏
者を歴任。現在はゲーゼ三重奏団でヴァイオリンを弾いている(ちなみにゲー
ゼ三重奏団のヴィオラは現在のベルリン州立歌劇場の第1ソロ首席)。

93713666(SACD-Hybrid) 3枚組 \8850
リスト:
独唱、合唱、管弦楽とオルガンのためのオラトリオ《キリスト》
フランツィスカ・ヒルゼル(ソプラノ)
ブリギット・レンメルト(アルト)
ドナルド・カーシュ(テノール)
ラルフ・ルーカス(バリトン:キリスト)
チェコ・ブルノ・フィルハーモニー合唱団
クリストフ・アンゼルム・ノル(org)
ボン・ベートーヴェン管弦楽団 指揮:ローマン・コフマン"
リストが1853から構想を始め、1862年から66年にかけて作曲したオラトリオ。
キリストの生涯を、「降誕」「救世主」「受難」の3つの側面から描いた全14
曲から成る作品で、リストの最も重要な宗教作品として知られる。1873年に作
曲者の指揮でヴァイマールで初演された。100人近い演奏者を要する大作で、
第6、7、8曲は他の自作からの編曲ではあるが、リスト自らが「私の音楽によ
る遺書」と呼ぶほどに、この音楽家のエッセンスの集大成といえる作品である。
キリスト役を担うラルフ・ルーカスは、バイロイト生まれのバリトン歌手。
ウィリアム・マレイに師事し、後にアリベルト・ライマンやディートリヒ・
フィッシャー=ディースカウ、ハンス・ホッターにも学んだ。2004年のルツェ
ルン音楽祭で《トリスタンとイゾルデ》のメロート役、06年にはバイロイト音
楽祭で《ラインの黄金》のドンナー役を歌い成功を収めた。今後ますます期待
される注目株である。SACDリリース。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

07-04 No.9-2

2007年04月09日 18時32分44秒 | Weblog
32214222 \2080
92214226(SACD-Hybrid) \2950
ブルックナー:モテット集
グラドゥアーレ《正しき者の唇は知恵を語る》WAB30(1879)
グラドゥアーレ《我らがためキリストは死のもとに》WAB11(1884)
モテット《アヴェ・マリア》ヘ長調WAB6(1861)
オッフェルトリウム《乙女たちは王の前に招かれん》WAB1(1861)
(トロンボーン3本による)
5つのタントゥム・エルゴWAB41、42(1846)
モテット《王の旗は翻る》WAB51(1892)
グラドゥアーレ《エサイの枝は芽を出し》WAB52(1885)
グラドゥアーレ《この場所を創り給うたのは神》WAB23(1869)
モテット《アヴェ・マリア》ヘ長調WAB5(1856)
(ソプラノ独唱、アルト独唱、オルガンによる)
モテット《舌もて語らしめよ》WAB33(1868)
アンティフォナ《愛する者よ、あなたはすべてに美しい》WAB46(1878)
(テノール独唱とオルガンによる)
アンティフォナ《見よ、大いなる司祭を》WAB13(1885)
(トロンボーン3本とオルガンによる)
モテット《主よ、我を解き放ち給え》ヘ短調WAB22(1854)
(トロンボーン3本とオルガンによる)
エヴァ・ダネロヴァ(S)、パヴラ・ズボリロヴァ(A)、
ペトル・ユリチェク(T)、イジー・ヴィドラ、ヤロスラフ・ゾウハル、
パーヴェル・ヴィドラ(tb)、マルティン・ヤクヴィチェク(org)
チェコ・ブルノ・フィルハーモニー合唱団 
指揮:ペトル・フィアラ
これまでベートーヴェンの《荘厳ミサ曲》やショスタコーヴィチの交響曲第13
番、クジェネク《カール5世》などのディスクで、MDGでは既にお馴染みのチェ
コ・ブルノ・フィルハーモニー合唱団の新譜は、ブルックナーの17のモテット
集。ブルックナーがほぼ生涯にわたって書き続けたモテット作品が広くカヴァ
ーされているので、この上なく美しい音楽を味わえるのと同時に、この作曲家
の作風と宗教観を追体験できる好企画である。なお、1870年代前半の作品が収
録されていないのは、この時期(ウィーン時代初期)、ブルックナーはモテッ
トを殆ど書かなかったため。

60314232 \2080
「無伴奏オーボエ」
J.S.バッハ:
無伴奏パルティータ ト短調 BWV 1013
[原曲:フルート]
シルヴェストリーニ:6つの練習曲
C.P.E.バッハ:無伴奏ソナタ ト短調 Wq 132
ピアソラ:無伴奏オーボエのための《タンゴ・エチュード》
カク・ヨンヒ(ob)
バッハ親子からピアソラまでを採り上げて、オーボエという楽器の魅力と、表
現能力の可能性を広く知らしめようというアルバム。正統派としてのバッハは
もちろんだが、オーボエ1本で吹き切ってしまおうというピアソラも是非お聴
きいただきたい。最後に置かれたジル・シルヴェストリーニは1961年生まれの
若き作曲家。《6つの練習曲》は97年にフランソワ・ルルーが初演した作品であ
る。シルヴェストリーニは元々はピエルロ門下の優れたオーボエ奏者なので、
実験的な要素がふんだんに盛り込まれており、オーボエ・ファンならば必聴で
ある。
演奏しているカク・ヨンヒは、1970年ソウル生まれで、現在はドイツ在住の女
性オーボエ奏者。第5回日本オーボエ国際コンクールで第2位に入賞した逸材で
ある。MDGではドラティやアイヴズの室内楽作品集で既にデビューしている。

60114252 \2080
90114256(SACD-Hybrid) \2850
アルバン・ベルク:
7つの初期歌曲
《抒情組曲》から3つの小品
アントン・ウェーベルン:管弦楽のための変奏曲作品30
アルノルト・シェーンベンルク/シェーンベルク編曲:
弦楽四重奏曲第2番作品10[弦楽合奏版]
クラウディア・バラインスキー(S)
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム管弦楽団 
指揮:ヤック・ヴァン・ステーン
新ウィーン楽派の3人の重要な作品を集めたアルバム。
シェーンベルクの作品10(1908年作曲)は、無調や12音主義で知られるこの作
曲家がまだ「嬰ヘ長調」と記しているもの。シェーンベルクはこの作品で調性
作品の総決算を行ったとされており、音楽史上きわめて重要な作品である。変
奏曲の第3楽章を経て、ついに第4楽章で調性の放棄が行われる。第3、4楽章で
はゲオルゲの《連祷》と《恍惚》の2つの詩が引用され、ソプラノで歌われる
のも大きな特徴のひとつである。このアルバムでは、1929年に作曲者自身が編
曲した弦楽合奏版によっている。
ベルクの《抒情組曲》は、1928年に第2?4楽章が弦楽合奏用に編曲された。
ツェムリンスキーの《抒情交響曲》からの引用があるため、ツェムリンスキー
に献呈されているが、実はフランツ・ヴェルフェルの姉であるハンナ・フック
ス=ロベッティンという女性との遂げられぬ愛が隠された作品でもある。《7
つの歌曲》は1908年には完成していたピアノ伴奏版を、1928年にオーケストラ
伴奏用に作り直したもの。
ヴェーベルンの作品はヴィンタートゥールに直接的な関係がある。1943年にこ
の地で初演、有名なパトロンのヴェルナー・ラインハルトに献呈された。
当アルバムでフィーチュアされたバラインスキーは、ドイツ出身のソプラノ歌
手。ドレスデンやハンブルクの歌劇場他で活躍しており、新国立劇場には2001
年の《ラインの黄金》ヴォークリンデ役でデビューしている。同劇場には2008
年5月にも《軍人たち》のマリー役で出演する予定。
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム管弦楽団は1875年創設。ヘルマン
・シェルヘンやフランツ・ウェルザー=メスト、ヤーノシュ・フュルスト、ハ
インリヒ・シフらがシェフを務めてきた。MDGでは既にフランク・マルタンの
協奏曲集(MDG 601 1280-2)をリリースしているので、そちらでも彼らの実力
を聴くことが可能だ。ヤック・ヴァン・ステーンは1956年生まれ。2002/03年
のシーズンからこのオーケストラの首席指揮者を務めている。

61814262 \2080
ジョアッキーノ・ロッシーニ:ピアノ作品集第7集
老いのいたずら(老いの過ち)
音階と見本
「パッシーからクルベヴォワへの小道」(  )半音階のすべての音で
「悪夢/悩みの種)」
「半音階上のtourniquet」
「旧体制の見本」
「上向下向の音階 2つの中国音階、類似した旋律が続く」
「第1の上向下向」
「第2の上向下向」
「中国音階第1、上向下向」
「中国音階第2、上向下向」
「北京への愛、中国音階による旋律」
「現代の見本」
「三全音をどうぞ、上向下向」
「もう少し冗談を、上向下向」
「未来の見本」
「中世の繰り返し」

シュテファン・イルマー(pf)
《老いのいたずら》は、ロッシーニが晩年の1857年から没年にあたる1868年に
わたって書き綴った小曲集(あるいは《老いの過ち》の訳もある)。全13巻
150曲にもおよぶ中から、今回は音階をテーマに収録している。ロッシーニが
偏愛した中国音階が登場するのも楽しい。
シュテファン・イルマーは1962年ドイツ、パーダーボルン生まれのピアニスト。
歌曲の伴奏も手掛け、クルト・モルをはじめとする名高い歌手と共演を重ねて
いる。1992年から母校のひとつ、ケルン音楽院で教えてもいる。MDGからはこ
のロッシーニのシリーズの他にも、クレメンティのピアノ作品集(2007年3月
現在全3枚)や、アルゼンチン・タンゴ・アルバムをリリース中。

61314282 \2080
フィリップ・グラス(* 1937):作品集
ダンス第2番(1979)
3部作ソナタ(2000)
ダンス第4番(1979)
シュテファン・シュライエルマッハー(el-org、pf)
シュライエルマッハーのグラス作品は既にMDGレーベルから初期鍵盤作品集が
リリースされているが、今回はオルガン独奏のための2つの《ダンス》と、ピ
アノのための《3部作ソナタ》である。前者は5作からなるバレエのための作品
で、偶数番号がオルガン・ソロで書かれている。また後者は彼の初のオペラ
《浜辺のアインシュタイン》の素材をサンプリングしてピアノ用としたものを
含んでおり、主要な登場人物であるアインシュタインやガンジー、アクナート
ンらは、それぞれ「科学」「政治」「信仰」を表し、白鍵ばかりを用いている
のは、ガンジーの知恵と純粋さを意味していると考えられている。

60614322 \2080
タリーナ・トームキルク(タリン大聖堂)
ホイヤー:
前奏曲とフーガ作品61
アダージョ ヘ短調
リスト:導入部とフーガとマニフィカト
ブラームス:
11のコラール前奏曲集作品122より
我が心の切なる願い
おおこの世よ、私は汝より去らねばならぬ
カルク=エラート:8つの短いオルガン小曲集作品154
カリンディ:子守歌変ニ長調
トビーアス:
すべての森は静寂の中に
前奏曲とフーガ ハ短調
レーガー:キリエとグロリア
マルティン・ロスト(org)
ラデガスト=ザウアー=オルガン(タリン大聖堂)
MDGの名作オルガンを紹介するシリーズ。今回はエストニアのタリン大聖堂に設
置されているオルガンが登場。当時製作された中でも最もすぐれたものとして
知られているこのオルガンは、1878年にヴァイセンフェルト・フリードリヒ・
ランデガストによって設立され、1914年にヴィルヘルム・ザウアーが再建した
もの。98年にも大改修されている。
収録作品はリストやブラームスなどの19世紀から、カルク=エラートやレーガ
ーなど20世紀のものまでを含み、この楽器の多彩な可能性を楽しむことが出来
るように配慮されているのも嬉しい。さらに、ホイヤーやカリンディらはノー
・ギャラでこの楽器を演奏したことがあるそうだ。ここで演奏しているマルティ
ン・ロストは1963年に生まれ、ライプツィヒのメンデルスゾーン高等音楽学校
で学んだオルガニスト。

61314332 \2080
新ウィーン楽派、師とその弟子たち/教師とその精華たち
アルノルト・シェーンベルク Vol.1
アルノルト・シェーンベルク:
3つのピアノ小品作品11
エゴン・ヴェレシュ、ヨーゼフ・コフラー、ハンス・アイスラー
ヴィクトル・ウルマン、ハンス・イェリネク、ロベルト・ジェラード
シュテファン・シュライエルマッハー(pf)
前作の「(新)ウィーン楽派アルバム」は、ウェーベルンを中心にヴォルペや
エルストンなどで構成されたものだったが、今回は大御所シェーンベルクが中
心である。シェーンベルクと、彼が影響を与えた後輩作曲家たちの作品を集め、
その作風の拡がりを音によって検証しようという試みは興味深い。ハンガリー
出身のヴェレシュ、ドイツのアイスラー、チェコのウルマン、ポーランドのコ
フラー、スペインのGerhard(カタラン語ではジェラード?)、オーストリア
のイェリネクなど、国籍も多彩。ちなみに、ウルマンには《シェーンベルクの
主題による変奏曲と二重フーガ》というピアノ作品もある。
シュテファン・シュライエルマッハーは、1960年生まれの現代ドイツの作曲家
兼ピアニスト。

60314422 \2080
ジョルジュ・オンスロー (1784?1853):
ピアノ五重奏曲作品79bis
ピアノ六重奏曲作品30
ジャンルカ・ルイージ(pf)
アンサンブル・コンチェルタント・フランクフル
ジョルジュ・オンスロー(1784?1853)はフランスの作曲家件ピアニスト(オー
ヴェルニュ生まれだが父親はイギリス人であるし、綴りも英語風のGeorgeなの
で、ジョージ・オンスロウと表記するのが正しいかも知れない)。メンデルス
ゾーンやシューマンにも高く評価され、「フランスのベートーヴェン」と称さ
れる。1825年に書かれた《ピアノ六重奏曲》作品30は、ピアノの他にはフルー
ト、クラリネット、ファゴット、ホルンの4つの管楽器とコントラバス、また
《ピアノ五重奏曲》作品79bisの方は、シューベルトの《鱒》と同じ、ヴァイ
オリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス各1で書かれており、共に編成がユ
ニークなのも特徴的だ。
アンサンブル・コンチェルタント・フランクフルトは1987年結成の弦楽五重奏
団。メンバーはフランクフルト放送交響楽団員が中心である。MDGから既にオ
ンスローの弦楽五重奏曲作品33と74(MDG 603 1233-2)をリリースしているが、
今回収録されたのはイタリア出身のピアニスト、ジャンルカ・ルイージを迎え
てのピアノ入り室内楽作品2曲である。ちなみに、「bis」の付かない作品79は
ピアノ七重奏曲で、編成はピアノの他は、オーボエ、クラリネット、ホルン、
ファゴット、コントラバスである。

64214432 \2080
マックス・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲作品26
ハンス・プフィッツナー:ヴァイオリン協奏曲作品34
ヴォルフガング・フォルトナー:ヴァイオリン協奏曲
ゲアハルト・タシュナー(vn)
シュトゥットガルトSDR交響楽団
指揮:ハンス・ミュラー=クライ
ベルリンRIAS交響楽団 指揮:ルドルフ・ケンペ
バーデン=バーデンSWR交響楽団
指揮:ハンス・ロスバウト
1954年9月29日、1955年4月17日、ライヴ(ラジオ放送音源)、1950年6月19日
1922年に生まれ、フーバイやフーベルマンに師事したゲアハルト・タシュナー
は、13歳で既にウィーンの聴衆を魅了する腕前を発揮し、その後19歳の若さで
ゴールトベルクの後任としてフルトヴェングラー/ベルリン・フィルのコンサ
ートマスター(1941?45年)を務めたほどの伝説的ヴァイオリニスト。このア
ルバムは、没後30年を過ぎ、いっそう注目が集まるタシュナーの遺した貴重な
協奏曲録音盤。中でもフォルトナーの協奏曲は彼に捧げられており、フルト
ヴェングラー指揮ベルリン・フィルとの1949年のライヴ録音もMDGレーベルか
らリリースされているので、是非聴き比べていただきたい。





<MAMATI>
AMI2401 \2180
シューベルト (1797-1828):
弦楽四重奏曲第15番ト長調 D 887 Op.posth.161
弦楽四重奏曲第12番ハ短調 「四重奏断章」 D. 703
ロダン四重奏団
ソーニャ・コルケアラ(vn)、ゲルハルド・ユルバン(vn)
マルティン・ワンデル(va)、クレメンス・ヴァイゲル(vc)
シューベルトの弦楽四重奏曲は2つの全く異なった時期に書かれました。初期の
四重奏は1812年から1816年の間に書かれ、主に仲間内で楽しむためのもの、そ
してハイドン、またはモーツァルト風な作風で書かれています。それから8年を
経た1824年から1926年の間に、彼はイ短調、ニ短調、そしてト長調の3曲を作曲
しています。これらの後期の作品は本当に素晴らしいものです。公開の演奏会
でえんそうされることを前提に、そして完璧なアンサンブルが可能な四重奏団
のためにかかれています。(彼の弟であるフェルナンドが軽い気持ちで演奏し
ようとしたところ、シューベルトは「それはやめてほしい」と警告したそうで
す)しかしもっと重要なことは、彼の後期の四重奏はそれまでのこのジャンル
の作品とは全く違ったものであるいうことです。シューベルトの中期、及び後
期の作品はベートーヴェンの作品をモデルとしてはいますが、当時のウィーン
音楽とはかけ離れており、演奏もほとんど誰もが不可能でした。もちろんシュ
ーベルトは早いうちから、交響曲も含め、ベートーヴェンの作風をコピーする
ことなく自らの作風を作りあげなくてはいけないことを理解していました。ベ
ートーヴェンに代わる選択肢、これを達成することに成功したのが後期の弦楽
四重奏です。1820年、ウィーンで書かれたハ短調の四重奏断章(D 703)はシュ
ーベルトのその2つの時期をつなぐ作品です。1816年に書かれたホ長調四重奏
曲(D353)以降はシューベルトは弦楽四重奏のために作品を書いていません。
この四重奏断章は後期の四重奏曲へ至る道への新しいスタートと、初期の作風
からの転換を図る重要な作品なのです。
ミュンヘン音楽院の学生によって1993年に結成されたロダン弦楽四重奏団(団
体名は彫刻家のオーギュスト・ロダンに由来している)の溌剌とした演奏で。
彼らは多数のCDコーディングや、ラジオ、テレビ出演、そして国際的な演奏会
など活発な演奏活動を行っています。彼らの若い息吹は、いかなる音楽にもダ
イナミックな解釈を与え、卓越した技術とアンサンブルで調和の取れた音楽を
作りだすのです。その力強さから、名前の由来となったロダンの彫刻との類似
性を感じられるのではないでしょうか。




<CRD>
CRD 5009 5枚組 \5340
王政復古期とジョージ朝のアンセム集
[CD-1: CRD 3504]
ヘンリー・パーセル(1659頃-1695):ヴァース・アンセム集
My heart is inditing / O sing unto the Lord / Rejoice in the Lord
alway Organ Voluntary in D minor / Praise the Lord O Jerusalem /
My beloved spake
[CD-2: CRD 3491]
ウィリアム・クロフト(1678-1727):アンセム選集
O Lord God of my salvation / We will rejoice in thy salvation /
O Lord I will praise thee / Organ Voluntary in A minor / Hear my prayer
God is gone up with a merry noise / I will sing unto the Lord /
Organ Voluntary in D / We wait for thy loving kindness /
O Lord rebuke me not
[CD-3: CRD 3484]
モーリス・グリーン(1696-1755):アンセム選集
Lord let me know mine end / O clap your hands / Thou visitest the
earth / God is our hope and strength / How long wilt thou forget me,
O Lord / Let God arise / The King shall rejoice / Have mercy upon me
/ Organ Voluntaries 1, 8 & 11
[CD-4: CRD 3483]
ウィリアム・ボイス(1711-1779):アンセム選集
O where shall be wisdom be found / Wherewithal shall a young man /
I have surely / Voluntary IV (organ) / O praise the Lord / Turn thee /
O give thanks / Voluntary I (organ) / By the waters of Babylon /
The Lord is King / Voluntary VII (organ)
[CD-5: CRD 3510] ジョージ朝のアンセム集
サミュエル・ウェスリー(1766-1837):
Exultate Deo / Constitues eos principes
ウィリアム・クロッチ(1775-1847):How dear are thy counsels
ジョナサン・バッティシル(1738-1801):Call to remembrance
トマス・アトウッド・ウォルミスリー(1814-1856):Remember, O Lord
トマス・アトウッド(1765-1838):Come, Holy Ghost
サミュエル・ウェスリー:All go unto one place (Funeral Anthem)
ジョナサン・バッティシル:O Lord, look down from heaven
ウィリアム・クロッチ:The Lord, even the most mighty
トマス・アトウッド・ウォルミスリー:Evening canticles in D minor
エドワード・ヒギンボトム(指揮)
オックスフォード・ニュー・カレッジ聖歌隊
ポール・プラマー、ティモシー・モリス、ゲイリー・クーパー、他(オルガン)
既発売盤をスリムボックス・セット化。5枚組で3枚分の価格となります。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする