クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-03 No.4-1

2007年03月05日 17時53分40秒 | Weblog
<TAHRA>
TAH 624 2枚組 \4160
1952年11月8日の演奏会
ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 Op.93
ワーグナー:「タンホイザー」序曲とバッカナール
ヴェルディ:「運命の力」序曲
1953年1月31日の演奏会
シューマン:「マンフレッド」序曲
ロッシーニ:「ウイリアム・テル」-バレエ音楽「パッソ・ア・セイ」
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC交響楽団
トスカニーニの二つの演奏会を丸々収録。いずれもかつてCDが出たことのある
音源ばかりですが、入手難だったものも多く、またコンサート単位でまとめら
れているのがありがたいものです。「新世界」交響曲は、2月1日のRCAへのセッ
ション録音の二日前のライヴ。ベートーヴェンの第8交響曲も、11月10日のRCA
へのセッション録音の二日前のライヴ。「ウイリアム・テル」のバレエ音楽と
「マンフレッド」序曲は、どちらも珍しい音源。ことに「マンフレッド」序曲
は他に1946年の録音しか残されていません。いずれもトスカニーニの厳しい造
型によるキリリと引き締まった演奏です。





<CASCAVELLE>
REF 65620 \2080
ビクトリア:モテット集(1572年刊)
[聖母マリアの]
ビクトリア:1「サルヴェ・レジナ(めでたし、元后)」(6声)、
2「恐れるな、マリア」(4声)、3「老人は幼子を抱き」(4声)、
7「喜べ、処女マリアよ」(5声)、
8「なんと美しいことか、あなたの足は」(4声)、
12「アヴェ・レジナ・チェロルム(幸あれ天の元后」」(5声)、
13「皆わたしをほめなさい」(6声)、14「アヴェ・マリア」(8声)
[降誕節]
ビクトリア:
4「だれを見たのか、羊飼いたちよ」(6声)、
5「オ・レジナ・チェリ(おお、天の元后よ)」(4声)、
6「おお、大いなる神秘よ」(4声)
[そのほかのモテット]
ビクトリア:
9「わたしたちの病を」(4声)、10「主の天使が下って」(5声)、
11「聖霊降臨祭の日が来て」(5声)
アドリアーノ・ジャルディーナ(指)アンサンブル・ラ・セスティーナ
録音:2006年8月スイス、ソロトゥルン州、ゼーヴェンのカトリック教会
1572年に刊行された、このモテット集は、この後、連綿と出版が続くビクトリ
アの作品集、最初のものであり、彼の作品の魅力を全て包括しています。曲集
は全33曲から成りますが、この録音ではその中から、聖母マリアに関連するも
のを中心に14曲が選ばれています。どの曲も、神々しいまでの清澄さに満ち溢
れており、ラ・セスティーナは、その魅力を十分引き出すのに成功しています。

REF 65477 \2080
「マルグリット・ドートリッシュの楽譜集」
ピエール・ド・ラ・リュー:
1(伝ド・ラ・リュー)モテット「めでたし、いとも聖なるマリア」(6声)、
4シャンソン「何で死にたくないのだろう」(4声)、
7モテット「あなたを思ってわたしは悲しむ」(4声)、
12シャンソン「そのために、後悔し続けることはけっしてない」(3声)、
14シャンソン「それは当てにならない空約束だ」(4声)
作曲者不詳:
2シャンソン「大変なことが起きた時は」(5声)、
10シャンソン「わたしは一言も発しない」(6声)、
11ロンドー「災難に見舞われたなら」(4声)、
15ロンドー「私はつらい」(3声)
ジョスカン・デプレ:3シャンソン「悲嘆に満ちて」(5声)、
5シャンソン「もはやいかなる哀惜もなく」(4声)、
8(伝ジョスカン・デプレ)モテット「ああ、何たる悲しみ/ピエ・イエス
(いつくしみ深き主、イエスよ)」(7声)、
9(スピナチオ・リュート編曲)「平和のうちに身を横たえ」
カピローラ(リュート編曲):
6(アグリコラ原曲)「眠りを与えず」、
13(ハイネ・ファン・ヒーゼヘム原曲)「行けよ悲しみ」
アドリアーノ・ジャルディーナ(指)
アンサンブル・ラ・セスティーナ
録音:2004年7月スイス、ソロトゥルン州、ゼーヴェンのカトリック教会
当時の経済的先進地域である低地地方(現在のベネルクス諸国)を総督として
治め、甥である、後の皇帝カール5世を養育したことでよく知られるマルグリッ
ト・ドートリッシュは、この地方の文化振興を先導したことでも知られていま
す。彼女の楽譜集は、この時代の音楽を知る上で第1級の史料であり、ジョス
カン・デプレとド・ラ・リューの作品が数多く収録されている点でも貴重な
ものです。この録音では、その中から2人の作品を中心に曲を選び、当時の音
楽生活を偲ばせてくれます。





<ORFEO>
ORFEO 678062 2枚組 \4500
ドヴォルザーク:「王様と炭焼き」
ダリボール・イェニス(Br マチャーシュ王)
リーヴィア・アーグホヴァー(S リドゥーシュカ)
ミカル・レホツキ(T イェニーク)
ペテル・ミクラーシュ(Bs マチェイ)
ミシェル・ブリート(Ms アンナ)
マルクス・シェーファー(T インドジフ)
ゲルト・アルブレヒト(指)
ケルン放送交響楽団,ケルン放送合唱団,プラハ室内合唱団
録音:2005年4月29日,5月1日
ORFEOから、アルブレヒトのドヴォルザーク・シリーズの新刊!ドヴォルザー
クの「王様と炭焼き」です。
「王様と炭焼き」は、数奇な運命を辿ったオペラです。元々1871年に作曲され、
リハーサルされたものの、初演はキャンセル。1874年に、ドヴォルザークは台
本だけを救い出し、ここに完全に新たな音楽を付け直しています。この二つ目
の「王様と炭焼き」は1874年11月に初演、好評を得ました。その後、ドヴォル
ザーク自身が二度改訂、さらに1914年にカレル・コヴァジョヴィチが手を加え
たものが、現在の決定版となり、それがここでも用いられています。狩りで道
に迷ったマチャーシュ王は、炭焼き職人マチェイの家に泊まることに。家の娘
リドゥーシュカは、イェーニクという若い炭焼き職人と愛し合っていますが、
両親に反対されています。王は娘の恋に協力しようと相談しますが、イェーニ
クは二人が逢い引きしていると誤解、軍隊に入ってしまいます。1年後、王は
偽の裁判を行い、炭焼き一家を前に、イェーニクを殺人の容疑で処刑すると宣
告。リドゥーシュカは、彼の命の代わりに自分の命を奪って、と訴えます。彼
女の真の愛が証明され、お芝居が明かされ、リドゥーシュカとイェーニクが結
ばれてハッピーエンド。SUPRAPHONに、1989年にプラハで録音されたものがあ
りますが、半分近くにまで短縮された事実上の抜粋でした。つまり今回が初の
全曲録音。近年ヨーロッパで幅広く活躍するスロヴァキアのバリトン、ダリボ
ール・イェニスを始め、充実したキャスト。そして何といってもアルブレヒト
の精緻な音楽。ドヴォルザークの珍しい傑作に大満足です。




<AMBRONAY>
AMY 005 \2300
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):
オラトリオ「荒野に燃え立つ蛇(Serpentes ignei in deserto)」
ジェローム・コレアス(指)レ・パラダン
ヴァレリー・ガベイユ(天使/Sop)、
イザベル・プルナール(ヨシュア/Sop)、
ステファニー・ドゥストラック(エリヤ、ナタナエル/Ms)、
アンネッテ・マルケルト(モーゼ/コントラルト)、
ロバート・エクスパート(エレアザル/カウンター・テナー)
本格的古楽の祭典、アンブロネー音楽祭レーベルより、ハッセの名曲「荒野に
燃え立つ蛇」の初録音の登場。1735~6年か、1739年に作曲されたとされており、
当時ヴェネツィアでよく行われていた慣習として、ラテン語のテクストで、詩
篇51のミゼレーレの序章として書かれたと考えられています。そのため、この
作品はアリアの途中で終わっています。ハッセ自身が当時大人気の歌手と結婚
していたということもあり、彼は歌のことを知り尽くしていました。技巧的に
華やかなアリア、それを引き立てる凝った器楽パートなど、実に贅沢な作りの
作品です。歌詞台本は、旧約聖書の民数記21章4-9節を題材としています。
(モーセがエジプトから民を引き連れて脱出した旅の途中で、民がモーセに対
してあまりの旅の辛さについて不服を申し立てると「主は民の中に燃える蛇を
送られたので、蛇は民にかみつき、イスラエルの多くの人々が死んだ」という
くだり)。歌唱陣も、クリスティやコルボとの共演で活躍しているガベイユ、
他にもミンコフスキとの共演も多いドゥストラック、コープマンのカンタータ
録音にもたびたび登場のマルケルト・・・アンブロネー音楽祭だからこそ実現
した、実に壮観な顔ぶれとなっています。

AMY 009 2枚組 \3100
J.S.バッハ:
オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのための6つのソナタBWV1014-1019
ミラ・グロデアヌ(Vn)、
フレデリク・アース(Cem)
【使用楽器:1604年Groblicz(Vn)、1751年Hemsch(CEM)】
クイケン、マンゼ、サヴァール・・・錚々たる顔ぶれが揃って認めるルーマニ
ア出身の名手グロデアヌと、スコット・ロスの愛弟子にして、ヘレヴェッヘ指
揮のカンタータでは通奏低音をつとめ、インマゼールも太鼓判を押す1968年ベ
ルギー出身のフレデリク・アース。二人の出会いは音楽を愛する者にとって格
別なものとなりました。完璧なバランス、尽きることのない創造性・・・。
バッハの書いた、静寂から生まれ静寂に戻る哲学的な音楽の中にもふとした喜
びや輝き、生命力が漲った名演奏の登場です。




<CALLIOPE>
CAL 9364 \1980
バルトーク:ヴィオラと弦楽オーケストラのための協奏曲
ヒンデミット:ヴィオラと弦楽合奏のための葬送音楽
マルティヌー:ラプソディー・コンチェルト
ウラジミール・ブハッチ(Va)
ウラジミール・ヴァーレク(指)
プラハ放送交響楽団(現チェコ放送交響楽団)
3人の大作曲家による、詩的で自伝的ともいえるヴィオラ音楽作品集。名手ブ
ハッチの心にしみる美音のヴィオラも魅力ですが、ヴァーレク指揮というのも
聴きもの。彼らがどのようにこれらの名曲を演奏するか、興味津々です。

CAL 9365 \1980
W.A.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番、第5番、ロンド、アダージョ
ヤン・ターリヒ(Vn)、
ターリヒ室内管弦楽団
ターリヒ室内管弦楽団は、大指揮者ヴァーツラフ・ターリヒの甥、ヤン・ター
リヒによって1992年に設立されました。「ターリヒ」というと大音楽家一族、
というイメージに結びつきましたが、それだけに、この名前を冠するというこ
とは音楽的な面での責任も大きいものとなってきます。メンバーはプラハ音楽
アカデミーの卒業生を中心に構成されており、世界のトップクラスの室内管
弦楽団のひとつに数えられています。彼らによるモーツァルトの馥郁たる香
りはどこか懐かしさを感じさせるものに仕上がっています。

CAL 4305 \1350
ジョスカンのミサ曲「戦士」(第6旋法)とシャンソン集
ジョスカン・デ・プレ:
ミサ曲「戦士」(第6旋法)/「笑ったり、涙を浮かべたり」/ モテット
「神をはぐくむ汚れなき処女」,
作曲者不詳:「愛する者よ、さようなら」(バイユー出身の)他3曲,
アグリコラ/ギゼリン(フェルボネット):題名のない二重奏曲,
アグリコラ:「ため息をつくアモルは」,
オブレヒト:「鳩」,
イザーク:「じゃんけん」,
ビュノワ:「絶望した幸福の女神」,
フィンデルス:「おお避けがたき死」
エマニュエル・ボナルド(指)
オプシディエンヌ 
録音:2000年7月
CAL 9305の再発売。実に表情豊かで感情の起伏に富んだ名演奏です。聴いてい
るとなんだか心がかきむしられるような不思議な力に満ちています。




<Profil>
PH 06015 \2180
モーツァルト:
(1)ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調KV.282
(2)幻想曲ハ短調KV.475
(3)ピアノ・ソナタ第14番ハ短調KV.457
(4)ピアノ・ソナタ第11番イ長調KV.331「トルコ行進曲つき」
エフゲニ・コロリオフ(P)
1949年生まれ、ネイガウス、ユージナ、オボーリンらたる顔ぶれに師事し、ロ
シア・ピアニズムの流れを汲む世界的ピアニスト、コロリオフ。昨年のアニ
ヴァーサリーに合わせて、hr musikからはショスタコーヴィチ(HRMK 03306)
を、ここProfilからはモーツァルトをそれぞれリリース。同じくネイガウスに
師事したギレリスを思わせる硬質のタッチと透徹した響きが印象に残る一枚
です。

PH 04032 3枚組 \6540
モーツァルト:弦楽四重奏曲集
第14番ト長調KV.387 / 第15番ニ短調KV.421 / 第16番変ホ長調KV.428 /
第17番変ロ長調KV.458「狩」/ 第18番イ長調KV.464 /
第19番ハ長調KV.465「不協和音」
クレンケ四重奏団
アンネグレート・クレンケ(Vn1)ベアーテ・ハルトマン(Vn2)
イヴォンヌ・ウーレマン(Va)ルート・カルテンホイザー(Vc)
録音:2003年-2005年
それぞれ分売でリリースされていたクレンケ・カルテットのハイドン・セット
がひとつになりました。クレンケ・カルテットは1994年結成の若い団体。メン
バーすべてがワイマールのフランツ・リスト音楽大学で学んだ魅力的な女性た
ち。甘い音色としなやかな感性が光るモーツァルトです。

=クレンケ四重奏団のハイドン・セット分売=
PH 04028 \2180
モーツァルト:弦楽四重奏曲集
第17番変ロ長調KV.458「狩」/ 第16番変ホ長調KV.428
クレンケ四重奏団

PH 04029 \2180
モーツァルト:弦楽四重奏曲集
第18番イ長調KV.464 / 第19番ハ長調KV.465「不協和音」
クレンケ四重奏団

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

07-03 No.4-2

2007年03月05日 17時53分12秒 | Weblog
<HOMA DREAM>
HR 1135 \2730
田中順子-甘い檸檬
(1)ディアンス:弦楽四重奏の響き、甘いレモン、フォーコ 
(2)ニャタリ:ブラジリアーナ第13番 
(3)ブローウェル:黒いデカメロン 
(4)アルカス:椿姫の主題による幻想曲 
(5)クレンジャンス:オブラック風組曲より 
(6)メルツ:ハンガリー幻想曲、
(7)早川裕貴:フライング・フリー、木もれ陽
田中順子(Gt)
『十分満を持して、もはや成熟した芸境を聴きてに味わわせるのだから(遅す
ぎたCDデビューも)かえって素晴らしいことかもしれない。中略。ギターの
世界では飽きるほど聴いてきたものなのだが、瑞々しい感興を伴って響くの
は、この奏者の完成の豊かさと、それを十全に生かし得る技術の秀抜さゆえに
ほかならぬであろう。』(レコ芸より)





<DISCMEDI>
DM 4229 \2080
(1)マイ・ウェイ
(2)ナイト・アンド・デイ他
リュイス・リャック、ジョアン・マヌエル・セラッ、の歌、全12曲
ホセ・カレーラス(Tn)
ダヴィッド・ヒメネス・カレーラス(指)
カタルーニャ国立バルセロナ管
録音:2006年
20年前の白血病発症以来、病と闘い続けている、カレーラスの最新盤。本田美
奈子さんにも聴いてもらいたかった!





<harmonia mundi>
HMC 901972 \2250
R.シューマン:
(1)交響曲第1番 変ロ長調「春」op.38 
(2)交響曲第3番 変ホ長調「ライン」op.97
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャンゼリゼ管弦楽団
遂に遂に、ヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管による至高のシューマン交響曲集が
完成しました!第1弾の第2番と第4番がリリースされてから長い月日がたち、
ようやくヘレヴェッヘがシューマンの交響曲の残り2曲を録音。第1番の冒頭か
ら高らかに鳴り響く管楽器は、ピリオド楽器だからこそ味わえる鮮烈さに満ち
ており、またたくまに聴く者をシューマンの世界に引きずり込みます。第2楽
章も、シューマンの叙情たっぷりな世界を、一音一音磨きあげられた玉のよ
うな音色で展開しています。一音一音の息を呑むような美しさにここまで感
動できるのは、やはりヘレヴェッヘ・マジックとしかいいようがありません。
第3番の冒頭も、比較的厚めの響きが強調されがちな演奏が多い中で、一音一
音のまばゆいばかりの輝きとエネルギーがひときわ異彩を放っています。ピ
リオド楽器オーケストラの風雲児は未だ健在、心踊る内容となっています。

HMC 901957 \2250
ヘンデル:
(1)麗しのアマリッリHMV82
(2)カンタータ「優しい時に」HWV135b
(3)カンタータ「愛の神が見て」HWV175
(4)トリオ・ソナタop.2-1ロ短調
(5)カンタータ「私の心は騒ぐ」HWV132c
アンドレアス・ショル(C-T)、エレーヌ・ギユメット((1)、Sop)
オッターヴィオ・ダントーネ(指&Cem)
アカデミア・ビザンチーナ【ステファノ・モンタナーリ(Vn)、フィオレン
ツァ・デ・ドナティス(Vn)、マルチェッロ・ガッティ(フラウト・トラヴェ
ルソ)、マルコ・フレッツァート(Vc)、ティツィアーノ・バニャーティ(ア
ーチリュート、テオルボ)、マルタ・グラツィオリーノ(Hrp)】
アンドレアス・ショルがハルモニア・ムンディで活動再開です。再登場第1弾
は渾身のヘンデル。やわらかさ、深さとハリのある強さを併せ持つ摩訶不思議
な魅力的美声は健在、いやむしろますます磨きがかかって他の追随を許さない
ものとなっています。バックは今をときめくアカデミア・ビザンチーナ。ショ
ルの美しい声と比類なき技巧に触発されたのか、極めてハイテンションの演奏
を繰り広げており、ヘンデル作品のもつ力強い描写、劇的な変化、アンサンブ
ルの妙、すべてが極上の仕上がり。至福の時を味わうことができます。今後も
ショルはムンディ・レーベルで続々リリース予定、ますますの充実ぶりに目が
離せません。
まるでオペラのように劇的かつ豪華な音作りの「麗しのアマリッリ」は、1708
年頃に完成されたとされています。1994年に初めて出版されており、後に傑作
オペラ「リナルド」や「フラーヴィオ」にも転用されることとなる2曲目のア
リアをはじめ、どの曲も宝石のような輝きを放った名作です。他にもヘンデル
の最初期の頃のカンタータとされる「愛の神が見て」など、ショル・ファンの
みならず全ての方に聴いていただきたい絶品の一枚です。





<MIRARE>
MIR 034 \2300
マヌエル・デ・ファリャ:「恋は魔術師」(1915年版)
J.F.エッセール(指)
ポワトゥ=シャラント管弦楽団
アントニア・コントラレス(フラメンコ歌手)
ジェローム・コレアス(B)シャンタール・ペロー(S)
エリック・ウシエ(T)
スペインの誇る作曲家マヌエル・デ・ファリャの代表作である「恋は魔術師」。
この作品はメゾソプラノの独唱を加えているのがひとつの魅力。これはファ
リャの故郷アンダルシアの民謡風の旋律が歌われており、クラシック歌手が
歌うとどこか違和感があるものですが、今回は一流のフラメンコ歌手アント
ニア・コントラレスが歌いフラメンコ音楽の情熱、アンダルシアの雰囲気を
満喫できます。このアルバムでは、1915年の初版が使用されていますが、今
年のフォルジュルネではこの版を演奏。またCDと同じフラメンコ歌手アント
ニア・コントラレス、エッセールもポワトゥ=シャラント管も来日し、この
「恋は魔術師」を演奏します!

MIR 026 \2300
グリーグ:ピアノ協奏曲、抒情小曲集
シャニ・ディリュカ(P)
エイヴィン・グルベルグ・ イェンセン(指) 
ボルドー・アキテーヌ国立
シャニ・ディリュカはスリランカ人の両親を持つモナコ出身のピアニスト。日
本ではまだ知名度はないですが第1回のフォルジュルネには来日し、繊細で魅
力的な演奏を聴かせてくれました。このアルバムでは、今年のフォルジュルネ
で演奏予定のグリーグのピアノ協奏曲と抒情小曲集。グリーグは2007年没後
100年の記念年。お馴染みの印象的なイントロで始まる協奏曲で非常にロマン
チックな作品。彼女は豊かな感性と強い個性、強靭な技術で華麗に演奏してい
ます。

MIR 029 \2300
バルトーク:弦楽四重奏第1、2&3番
エベーヌ弦楽四重奏団
ミュンヘン・コンクールの弦楽四重奏部門で優勝した、フランスの若手実力派
四重奏団。昨年のフォルジュルネでは初来日を果たし、確かなテクニックと鋭
敏な音楽性、息の合った演奏で聴衆を熱狂させました。この度のフォルジュル
ネで再来日をします。ハイドン「ひばり」(MIR013)に続くこのアルバムでは、
今年演奏予定のバルトークの弦楽四重奏曲。瑞々しく鋭角的な演奏で魅了しま
す。活躍、成長著しいエベーヌ弦楽四重奏団、見逃せない存在です。




<Opus蔵>
OPK 2066 \2250
アメリカ盤SPより復刻
(1)リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S124 <rec.1938>
(2)ベートーヴェン:11のウィーン舞曲集 (前半)  <rec.1940> 
(3)リスト:ピアノ協奏曲第2番イ長調S125 <rec.1938>
(4)ベートーヴェン:11のウィーン舞曲集 (後半) <rec.1938> 
(5)リスト:交響詩「レ・プレリュード」<rec.1940> 
(1)(2)(3)エミール・フォン・ザウアー(P)
フェリックス ワインガルトナー(指)
(1)(3)パリ音楽院管弦楽団 (2)(4)ロンドン・フィル (5)ロンドン交響楽団
もしオーパス蔵がオリジナルのSP盤から復刻してくれたら…。初出時にかなり
良い条件で聴いて魅了されたザウアーの、あの燦然ときらめいて充実感たっぷ
りだったピアノの美音に再会できるのではないか。いや絶対、あのピアノの音
は、SP盤の音溝に刻み込まれたすべての情報をとりだすことに成功して来たオ
ーパス蔵にしか不可能な、ディスクに秘められた音の宝石に違いないと確信し
つつも、なかば諦めかけていたところに届いたのがこのディスク。
マルカート(アクセントをつけてはっきりと)・デチーゾ(明確に)と指示さ
れた冒頭の第1主題を弾くフォルティシモの弦のユニゾン。これまでに聴いて
きたどの復刻盤よりも、ぐっと低めの音だ。「オーパス蔵の音!」との直感。
これまでの復刻盤ではついぞ聴きとりにくかったピアノの左手(低音)の和音
が、超高域で動く右手の活躍をしっかりと支えて“完璧にピアノらしい音の響
き”を構築する。もうここまで聴いただけで勝負は決まり。(小林利之氏)
ザウアーのリストはこれほどしっかりした演奏とは思っていませんでした。
歳をとって音が出ないのではなく、音を取り出せてなかっただけなんですね。
「レ・プレリュード」は同時発売のメンゲルベルク盤とかち合ってますが、
演奏は全く対照的で比べるのも楽しいです。リストづくしでは疲れると思い
ベートーヴェンの愛すべき舞曲集を挿みこみました。(相原 了)

OPK 2067 \2250
(1)ベートーヴェン:
「プロメテウスの創造物」序曲 (US Capitol SP使用) <rec.1942>
(2)リスト:交響詩「レ・プレリュード」 <rec.1929> 
(3)ブラームス:交響曲第3番ヘ長調作品90 <rec.1932>
(4)マーラー:アダージェット <rec.1926>
ウィレム メンゲルベルク(指)
アムステルダム コンセルトヘボウ管弦楽団
(1)US-Capitol SP (2)(3)JP-Columbia SP (4)UK-Columbia SP
マーラーは電気録音最初期のものだけに音の悪いのは仕方がないが、既存盤は
大いに物足りなく、オーパス蔵からの復刻CDを今や遅しと待ちかねていたのだ
が、やっと実現の運びとなった。正直に嬉しい。26年のSPをこれ以上の音で再
生するのは無理であろうから。
ブラームスの三番は1932年の録音で、野村光一の「名曲に聴く」にも、録音が
古い、の一言で無視されているし、ぼく自身もワルターがあれば必要ないと考
えていた。しかしオーパス蔵の復刻CDはそんな偏見を見事にくつがえしてしま
った。本CDに収められた全四曲中、最も楽器のバランスが良く、音質が良く、
歪みの少ないのはこのブラームスだからだ。あのSPの情報量の少なさがウソの
ようにいろいろな音が聴こえてくる。 (宇野功芳)
マーラーのアダージェットは日本、イタリア、ドイツ、フランス、英国と各国
の盤が集まりました。音はフランス盤が明瞭でしたが、雰囲気で優れていたの
は英国Columbia盤でした。幸い英国盤特有のスクラッチノイズはなくこれを用
いました。「プロメテウス」はテレフンケンの発売はなくアメリカのキャピト
ルがSPとして出したものです。原盤が悪く発売しなかったのかもしれません。
貴重な録音です。(相原 了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

07-03 No.3-1

2007年03月05日 17時52分25秒 | Weblog
<TELARC>
CD80657 \2080
SACD60657(SACD-Hybrid) \3350
「ロシアの夜」
ミハイル・グリンカ(1804-1857):
歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ミハイル・イッポーリト=イワノフ(1859-1935):
組曲「コーカサスの風景」より“酋長の行列”
セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953):
歌劇「3つのオレンジの恋」より“行進曲”
アレクサンダー・ボロディン (1833-1887):
歌劇「イーゴリ公」より“だったん人の踊り”
ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844-1908):スペイン狂詩曲
アナトール・リャードフ:魔法にかけられた湖
アラム・ハチャトゥリアン (1903-1978):
バレエ「スパルタクス」より“愛のテーマ”
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (1840-1893):  
組曲「くるみ割り人形」より“ロシアの踊り”
モデスト・ムソルグスキー (1839-1881):
歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」より“ポロネーズ”
リャードフ:オルゴール Op. 32
チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」より“チャールダーシュ”
シンシナティ・ポップス・オーケストラ
指揮:エリック・カンゼル
カンゼル&シンシナティ・ポップスの83番目(!)の録音はロシアの血沸き肉
踊る壮麗な音楽集です。この「ロシアの夜」はカンゼルの最新アルバムで、ロ
シア音楽の中でもとりわけ人気の高い魅惑的な作品ばかりを集めたものです。
「このアルバムにはチャイコフスキーのくるみ割り人形や、白鳥の湖などの踊
りの音楽から、20世紀を代表するハチャトゥリアンやプロコフィエフの作品、
そしてとりわけ素晴らしいR-コルサコフの“スペイン狂詩曲”などを録音しま
した。」とカンゼルは語ります。
41年という長いキャリアを誇るカンゼル。彼のシンシナティ・ポップスにおけ
る業績はあまりにも偉大です。1965年にマックス・ルドルフに招聘され指揮者
に任命された彼は、1977年からTELARCレーベルに録音を重ね、4年連続でビル
ボードマガジンに「クラシック・クロスオーヴァー・アーティスト」として紹
介されました。カーネギー・ホールで10回演奏、3回の日本ツアー、そして歴史
的な偉業である中国へのツアーも行っています。

CD80672 \2080
SACD60672 \3350
アート・オブ・ギター
アルベニス (1860-1909):マラゲーニャ
アルカス (1832-1882):
ヴェルディ“椿姫”のテーマによる幻想曲
ヴィラ=ロボス (1887-1959):2つの前奏曲
マイヤース (1930-1993):ディア・ハンターから“カヴァティーナ”
グリーグ(1843-1907):叙情組曲より
春の踊り、エレジー、ワルツ、子守唄、ノルウェーのメロディ
ドビュッシー(1862-1918):亜麻色の髪の乙女
カルレヴァーロ(1918-2001):アメリカ風前奏曲より“カンポ”
メルツ (1806-1856):ハンガリー幻想曲
ソル(1778-1839):“魔笛”のテーマによる変奏曲
ヴェネズエラ民謡による5つの小品 
・・・エミリオ・ソヨ (1887-1974) による
ブロカ(1805-1882):スペインの想い
デ・ラ・マーサ:暁の鐘
デイヴィッド・ラッセル(G)
アメリカのレコードガイド誌上でも、デイヴィッド・ラッセルの明快で具体的
な演奏は最大の賛辞を持って迎えられました。全ての聴き手に確実に彼の演奏
の素晴らしさは伝わるのです。伝統的なスペインのギター音楽だけでなく、グ
リーグやドビュッシー、ハンガリー、南米、イギリスの作曲家たちのオリジナ
ル作品や編曲作品までを弾きこなす彼は「このような作品は何年もの長い間、
大切なレパートリーでした」と語ります。
1860年代、イギリスで絶賛を博したアルカスの幻想曲は彼にとっての重要なレ
パートリーですし、ヴィラ=ロボスや、変わったところではマイヤースの「カ
ヴァティーナ」もリサイタルでよく演奏します。他の作品も彼の大好きなもの
ばかりです。
2005年の「ラテンの風」で彼はグラミー賞の「クラシック・ベスト・インス
トゥルメンタル・ソリスト賞」を獲得。「私の長年の仕事に対して、素晴らし
い栄誉を与えてくれました」とラッセルは語ります。このTELARCへの12番目の
新録音も、2007年の大きな話題になることでしょう。

●NEW MID LINE
※カタログNO.の変更はありません。
CD80195 \1350
ヒンデミット:
交響曲「画家マティス」
組曲「気高き幻想」
ウェーバーの主題による交響的変容
ヨエル・レヴィ/アトランタ交響楽団

CD80243 \1350
Movie Love Themes
エリック・カンゼル/シンシナティ・ポップス・オーケストラ/
ウィリアム・トリット(P)

CD80380 \1350
キングス・コート&ケルティック・フェア-ルネサンスの音楽とケルトの歌、
バード:オックスフォード公の行進曲
カッチーニ:アマッリリ、
ラモー:クラヴサン組曲より第7番&第10番 ほか
エンパイア・ブラス・クィンテット

CD80451 \1350
モレノ・トローバ:ギター作品集
ソナチネ、ブルガレーサ、カスティーリア組曲、マドローニョス、
スペインの城、ノクトゥルノ、ラ・マンチャの調べ、
デイヴィッド・ラッセル(G)

CD80508 2枚組 \2700
マーティン・パ-ルマン/ボストン・バロック
寓話歌劇《賢者の石》
マーティン・パ-ルマン/ボストン・バロック

CD80038 \1350
ホルスト:吹奏楽のための組曲第1番・第2番
バッハ:幻想曲ト長調BWV572より
ヘンデル:王宮の花火の音楽
フレデリック・フェネル/クリーヴランド管弦楽団管楽セクション

CD80233 2枚組(1枚価格) \1350
J・S・バッハ:ミサ曲ロ短調BWV232
シルヴィア・マクネアー、デローレス・ツィーグラー、
マリエッタ・シンプソン、ジョン・エイラー、ウィリアム・ストーン、
トーマスポール
ロバート・ショウ/アトランタ交響楽団 & 室内合唱団

CD80265 \1350
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
ズデニェック・マーツァル/ミルウォーキー交響楽団

CD80383 \1350
シンフォニック・スター・トレック
エリック・カンゼル/シンシナティ・ポップス・オーケストラ




<DELOS>
DE1040 \2080
ライヴ・フロム・エルパソ・プロムジカ
エルンスト・フォン・ドホナーニ(1877-1960):
セレナードハ長調op.10
アントン・アレンスキー (1861-1906):
弦楽四重奏曲第2番 op.35
スーヴィン・キム(Vn)、ジオラ・シュミット(Vn)
キルステン・ジョンソン(Vl)、ズイル・ベイリー(Vc)
ドホナーニのみリン・ハレル(Vc)参加
"アメリカ合衆国テキサス州の最西端エル・パソを基点に世界的に活躍するチェ
リスト、ズイル・ベイリーとその仲間たちの2006年1月7日に行われたライヴ。
1996年パガニーニ国際コンクールで第1位を獲得したアメリカのヴァイオリニス
ト スーヴィン・キム、フィラデルフィアやシカゴで高く評価されているパール
マンの愛弟子 ジオラ・シュミット、そして若手注目ヴィオラ奏者キルステン・
ジョンソン。そしてゲストは大物リン・ハレル。
プログラムはドホナーニのセレナーデとアレンスキーの弦楽四重奏曲第2番。熱
いエネルギーと叙情性の自然な放出は聞く者をただただ陶然とさせるでしょう。

DE1041 \2080
リスト: 
ハンガリー狂詩曲NO2&6
ペトラルカのソネット 123番
忘れられたワルツ 第1番
愛の夢 第3番
超絶技巧練習曲 第5番「鬼火」
ショパン:12の練習曲 Op. 10
ディナーラ・ナジャーフォヴァ(P)
毎年、ロシアの音楽学校で優秀な成績を収めた学生には Guzik 財団から奨学金
が授与されます。そしてそれを授与された才能溢れる人物をDELOSレーベルは紹
介しています。今回は16歳のピアニスト、ディナーラ・ナジャーフォヴァです。
1989年にウクライナのハリコフで生まれ、5歳で音楽の勉強を始めた彼女。その
音楽性が卓越していて、1997年からコンクールに出場し、前述のGuzik財団の後
押しでモスクワ、ルツェルン、サンフランシスコなどヨーロッパとアメリカで
の活動を約束されています。このショパンとリストの作品では彼女の卓越した
才能が端的に表現されています。




<Arbiter>
CD151 \1980
ソナタ・リサイタル
モリーニ&フィルクシュニー
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K.481
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 Op. 30/2
(1961年録音 2人のインタビュー付き)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op. 108
モーツァルト:
ヴァイオリン・ソナタ ハ長調  K.296 
アンダンテ・ソステヌート(1959年録音)
ブラームス(ヨアヒム編):
ハンガリー舞曲 第8番 イ短調(1927年録音)
エリカ・モリーニ(Vn)
ルドルフ・フィルクシュニー(P)
ミヒャエル・ラウハイゼン(P)(ハンガリー舞曲)
モリーニとフィルクシュニーによる新発見のライヴ録音集。この演奏に見られ
る大胆さや興奮は、彼らの端正なスタジオ録音では決して味わえないものです。
そして、モリーニ23歳の時の録音である、ブラームスのハンガリー舞曲で伴奏
を努めているのは、ドイツのリート録音史に名を残す名手ラウハイゼンです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

07-03 No.3-2

2007年03月05日 17時51分58秒 | Weblog
<Kleos>
KL5111 \2080
アルノルド・シェーンベルク:浄夜
リヒャルト・シュトラウス:
歌劇「カプリッチョ」より弦楽六重奏曲
メタモルフォーゼン
コンチェルタンテ・チェンバー・プレイヤー
傑出した有能なアーティストたちである“コンチェルタンテ・チェンバー・プ
レイヤー”の3つのロマン派の名作。
レコーディング・プロデューサーはグラミー賞を受賞したこともあるマックス
・ウィルコックス。このコンチェルタンテ・チェンバー・プレイヤーはアメリ
カの若い奏者たちからなる団体で、主に青少年たちへの音楽の普及に力を入れ
て活動、コンサート・ホールよりも学校や図書館、老人ホームなどで演奏し喜
びをわかちあっています。メンバーの中にはエルパソ・ライヴに出演していた
キルステン・ジョンソンの名前も見受けられます。すでにメンデルスゾーンや、
ドヴォルザークなどで高い評価を受けています。

KL5115 \2080
ラフマニノフ:前奏曲Op. 23, Op 32.
Jung-Ja Kim(P)
韓国生まれのピアニスト、Jung-Ja Kimのラフマニノフは、その類い稀な洞察力
と独特なニュアンスで聴き手を魅了します。彼女の多彩な表現力はこの曲のディ
スコグラフィに新たな1ページを付け加えることでしょう。このピアニスト、あ
まり日本では知られていませんが、1961年にCBSテレビの「若い人たちのコンサ
ート」でバーンスタインと共演したという記録があります。

KL5116 \2080
「リチュアル・プロコトル」
ケヴィン・プッツ“キャニオン” マリンバ・ソロ (1996)
ジェイソン・エカード“トランジェンス” マリンバ・ソロ(1999)
田辺恒弥“入り江を巡って” マリンバ&フルート (1995)
ケヴィン・プッツ“リチュアル・プロトコール” マリンバ&ピアノ (1996)
ケンジ・バンチ“パラフレーゾロジィー” マリンバ&ヴァイオリン (2000)
名倉誠人(マリンバ)
デイヴィット・フェデーレ(フルート)
ステファン・ミランコヴィッチ(ヴァイオリン)
このCDに収録された作品の作曲家達は、一人もマリンバを演奏する人はいない
ので、作曲の過程において、共同で作業を進めていくチャンスを得ました。こ
の楽器の表現の可能性や、技術的な特性を作曲家に見せることは、彼らにとっ
て、啓示となり、インスピレーションとなるに違いないと思っています。この
ような形のコラボレーションは、両者に利益をもたらし、マリンバから真の声
を引き出すのに、必要不可欠なことと言えるでしょう。 名倉 誠人 (抜粋)

KL5120 \2080
アパラチアのスケッチ
Gloria Dei Cantores
アパラチアの先住民たちのシンプルで美しい合唱曲。礼拝の時や楽しみの時に
歌われる「神聖なマナ」「ロリーナ」など耳になじむメロディです。
フィドル・ヴァイオリンの第一人者、マーク・オコーナーはこのアルバムのた
めに“Let Us Move”を作曲。素晴らしいオブリガードを披露しているのも聴き
所です。




<BRILLIANT>
ブリリアントレーベルの豊富な音源の中から10枚組のコンポーザーシリーズ
発売!いずれも日本語帯がつき、スリム型 紙ケース仕様。ベスト盤でありな
がら、1曲すべてを収録しているものが多いのも特徴です。

BRL 93162 10枚組 \2700
モーツァルト 名曲集
アイネ・クライネ・ナハトムジーク、交響曲第40番、第41番、ピアノ協奏曲
第20番、第21番、第23番、ヴァイオリン協奏曲第1番-第3番、クラリネット
協奏曲、フルートとハープの為の協奏曲、フルート協奏曲第1番、第2番、ホル
ン五重奏曲、クラリネット五重奏曲、ピアノソナタ第11番-第14番、レクイエ
ム、他

BRL 93161 10枚組 \2700
ベートーヴェン 名曲集
交響曲第5番「運命」、第6番「田園」、第9番「合唱付」、ピアノ協奏曲第1番、
第2番、第3番、第5番「皇帝」、ヴァイオリン協奏曲、ヴァイオリンソナタ
第5番「春」、第6番、第9番、第10番、ピアノソナタ第8番「悲愴」、第14番
「月光」、第15番、第21番「ワルトシュタイン」、第23番「熱情」、第26番
「告別」、ディアベッリ変奏曲、11のバガテル、他

BRL 93164 10枚組 \2700
メンデルスゾーン 名曲集
交響曲第1番、第3番-第5番、ピアノ協奏曲第1番、第2番、ピアノ三重奏曲
第1番、第2番、ピアノ六重奏曲、弦楽八重奏曲、詩篇42番、95番、98番、
無言歌集、真夏の夜の夢、フィンガルの洞窟、静かな海と楽しい航海、
ヴァイオリン協奏曲、他

BRL 93165 10枚組 \2700
ブラームス 名曲集
交響曲全曲、ピアノ協奏曲第1番、第2番、ヴァイオリン協奏曲、ヴァイオリ
ンとチェロのための二重協奏曲、ホルン三重奏曲、ピアノ五重奏曲、ヴァイ
オリンソナタ全曲、ドイツレクイエム、ハンガリー舞曲集全曲、他

BRL 93163 10枚組 \2700
シューベルト 名曲集
交響曲第8番、第9番、第3番、第5番、ミサ曲第6番、弦楽四重奏曲第9番、
第13番「ロザムンデ」、第14番「死と乙女」、五重奏曲「ます」、弦楽五重
奏曲、八重奏曲、ピアノソナタ第9番、第21番、即興曲集作品90、142、美し
い水車小屋の娘、他

BRL 93168 10枚組 \2700
ヘンデル 名曲集
王宮の花火の音楽、水上の音楽、合奏協奏曲作品6全曲、戴冠式アンセム、
オルガン協奏曲作品7-1、フルートソナタ集、エジプトのイスラエル人、
メサイア

BRL 93167 10枚組 \2700
テレマン 名曲集
ターフェルムジーク全曲、オーボエ協奏曲集、3つのトランペットと2つのオ
ーボエの為の協奏曲、フルート、シャリュモー、オーボエ、2台のコントラ
バスの為の協奏曲、フルートとオーボエダモーレとヴィオラの為の協奏曲、
フルートとリコーダーの為の協奏曲、ヴァイオリンとトランペットの為の協
奏曲、組曲イ短調、組曲ハ長調、トランペット協奏曲集、マタイ受難曲全曲、


BRL 93166 10枚組 \2700
ドヴォルザーク 名曲集
交響曲第9番「新世界より」、第8番、弦楽の為のセレナード、ピアノ協奏曲、
ロマンス、マズルカ、森の静けさ、ロンド、ヴァイオリン協奏曲、チェロ協
奏曲、弦楽五重奏曲第2番、第3番、第12番「アメリカ」、第13番、スラヴ舞
曲全曲、チェコ組曲、わが故郷、フス教徒、自然の中で、オセロ、謝肉祭、
水の精、真昼の魔女、金の紡ぎ車、野鳩、英雄の歌、他

BRL 93160 10枚組 \2700
J.S.バッハ 名曲集
ブランデンブルク協奏曲全曲、ヴァイオリン協奏曲集、オーボエとヴァイオ
リンのための協奏曲、オーボエダモーレ協奏曲、ゴールドベルク変奏曲、
前奏曲とフーガ、幻想曲とフーガ、「おお神よ汝いつくしみ深き神よ」、
「いざ来たれ異教徒の救い主よ」、「目覚めよと呼ぶ声あり」、無伴奏チェ
ロ組曲第1番、第3番、第5番、ヨハネ受難曲、カンタータより、他

BRL 93169 10枚組 \2700
ヴィヴァルディ 名曲集
四季、リコーダー協奏曲集、ヴァイオリンとオルガンの為の協奏曲集、ファ
ゴット協奏曲集、弦楽合奏の為の協奏曲集、室内協奏曲集、グローリア、ス
ターバトマーテル、他




<Harmony>
●国内盤仕様
HCC 2034 \3000
ガーシュウィン 編曲集
ポーギーとベスによる幻想曲(ガーシュウィン/ワイルド編)全12曲 
【日本初録音】
へ調のピアノ協奏曲 ピアノ・ソロ版(ガーシュウィン) 
【世界初録音】
辰巳 享子(pf)
レコード芸術2007年3月号 準特選盤
東京芸大を卒業後、マンハッタンに拠点を移しマンハッタン音楽院大学院入
学。大学院を演奏成績首席で修了した年、カーネギーワイルホールにて、ニュ
ーヨークソロデビューを果たし高評を得ました。「正確で安定したテクニッ
ク」「深く繊細な演奏解釈」「ダイナミックな音と豊かで魅力的なアゴーギ
ク」「溌剌と輝く躍動感が聞くものに活力を与える」など彼女の演奏
を描写した言葉は豊富で多岐に渡っています。

HCC 2035 \3000
ピアノリサイタル
J.S.バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ、
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、
ラフマニノフ:前奏曲 作品32-13、
ドビュッシー:前奏曲集第1巻 全12曲
中川 賢一(pf)
アンサンブル・ノマドのピアニスト、指揮者として活動のほか、さまざまな
企画のプロデュースにも携わる中川賢一の渾身のアルバム!荘厳なパイプオ
ルガンの響きを思わせる「シャコンヌ」、ドビュッシーの最後の傑作のひと
つ「前奏曲集第1巻全曲」を中心に、ラフマニノフの最後の「プレリュード
変ニ長調」、ラヴェル作曲「亡き王女のためのパヴァーヌ」など、ドイツ、
ロシア、フランスピアノ音楽の集大成ともいえる名曲を2004年のリサイタル
プログラムより抜粋し、新潟県小出郷文化会館にて収録したセッション録音
盤です。




<DISCMEDI BLAU>
DM 4229-02 \2180
ホセ・カレーラス 
T'estim i t'estimare
T'estim i t'estimare (Antoni Mus / Antoni Parera)
Pais petit (Lluis Llach)
Canco de Sants (Guillem d'Efak / Antoni Parera)
Veles e vents (Ausias march / Raimon)
Sota un cirerer florit (Joan Manuel Serrat)
La meva ciutat (Josep Ma Andreu / Antoni Parera)
Se'n va anar (Josep Ma Andreu / Lleo Borrell)
Dia i nit (Night and Day- Cole Porter)(*)
L'arbre (Josep Ma Andreu / Lleo Borell)
Boig per tu (Carles Sabate / Pep Sala / Joan Cpadevila)
Els vells amants (Joan Manuel Serrat)
Com he fet sempre (My Way - Anka / Francois / Treyaux / Thibaut)(+)
ホセ・カレーラス(テノール)
「昼も夜も」(*)、「マイ・ウェイ」(+)の他はカレーラスの故郷カタルーニャ
のポピュラー・ソングと思われます。おそらく全曲カタラン語による歌

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする