<Chandos>
CHAN 10409 \2080
吹奏楽へのオマージュ ――
マルコム・アーノルド(1921-2006):水上の音楽
ジョン・マッケイブ(1939-):キャニオンズ
ボクストン・オウ(1924-1997):組曲《ジョン・ゲイ》
アダム・ゴーブ(1958-):アウェイデー
ケネス・ヘスケス(1968-):ディアギレフ・ダンス
クラーク・ランデル(指揮)、
ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージック・ウィンド・オーケス
トラ
「イギリス」、「ドイツ」、「フランス」、「北欧」、「ロシア」、「ダン
ス」、「マーチ」など様々なテーマに沿った作品集のリリースを行い、何れ
もベストセラーとして高い評価を獲得しているイギリス随一の吹奏楽団ロイ
ヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージック・ウィンド・オーケストラ
(以下RNCM)。主席指揮者クラーク・ランデルが率いるRNCMが定めた2007年
のテーマはシリーズ2度目となる「イギリス」!ホルストやヴォーン=ウィリ
アムズなど吹奏楽のバイブルとして広く演奏されている作品を集めた前作
(CHAN 9697/MCHAN 9697)に対して、今回は20世紀後半から21世紀にかけて
作曲が行われた魅力あふれる作品をピックアップ。ヘンデルの「水上の音楽」
へのオマージュであるアーノルド版「水上の音楽」、バーンスタインのミュ
ージカルにヒントを見出し独特のリズムを持ったゴーブの「アウェイデー」、
そしてイギリスの人気作曲家ヘスケスがロシア・バレエ団の創設者であるディ
アギレフへのオマージュとして作曲を行った「ディアギレフ・ダンス」など
注目作品がズラリ!
20世紀から21世紀になっても変わらぬイギリス音楽の魅力と吹奏楽の素晴ら
しさを改めて教えてくれる珠玉のアルバムである。
CHAN 10415 \2080
J・N・フンメル:
バレエ音楽《ミュティレネのサッフォー》/バレエ音楽《魔法の城》
/12のワルツとコーダ
ハワード・シェリー(指揮)、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
積極的な姿勢でフンメルの作品の録音に取り組んでいるシェリー&ロンドン
・モーツァルト・プレーヤーズのコンビによる新録音は、今回も非常にユニ
ークな選曲で聴かせてくれる。古代ギリシャの女流詩人サッフォーを題材と
したバレエ音楽「サッフォー」、出版が行われず演奏機会に恵まれなかった
「魔法の城」を収録した天才作曲家のバレエ音楽集であり、今回のリリース
は両作品の貴重な録音となる。ちなみにロンドン・モーツァルト・プレーヤ
ーズはシェリーとのコンビで「フンメル」、バーメルトとのコンビで「モー
ツァルトと同世代の作曲家シリーズ」のリリースを進めており、いま再び脚
光を浴びているイギリスの名門室内オーケストラである。
CHAN 10390 \2080
S・タネーエフ:交響曲第1番ホ短調/同第3番ニ短調
ワレーリー・ポリャンスキー(指揮)、
ロシア国立交響楽団
ロジェンストヴェンスキー直伝のタクトさばきでシャンドスのロシアン・レ
パートリーを支えるマエストロ・ポリャンスキー。現在も好評を博している
交響曲第2番&第4番を収録した第1集(CHAN 9998/MCHAN 9998)のリリース
から数年の時を経て発売される待望の第2集。現在入手可能なタネーエフの交
響曲全曲録音は非常に少ないだけに、今回のリリースで全4曲が勢揃いとなる
ポリャンスキー盤が重宝されることは間違いないだろう。
CHAN 0733 \2080
W・バード:聖歌集第1巻/同第2巻
リチャード・マーロウ(指揮)、
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団
これまでにリリースされたデュリュフレ、メンデルスゾーン、そしてパレス
トリーナのアルバムでその高い実力を改めて証明したマーロウ&ケンブリッ
ジ・トリニティ・カレッジ合唱団。新たに取り上げるのはバードの宗教作品
であり前作に引き続き“シャコンヌ”シリーズからのリリースとなる。カト
リックへの信仰を貫いたバードの聖歌集は、1589年と1591年の2度に渡って
作曲が行われたモテット集である。
CHSA 5048(SACD-Hybrid) \2850
勝利の幻想曲 ――
A・ギルマン:
幻想行進曲、スターバト・マーテルによる瞑想曲、アレグロ、シューマンを
讃えるフィナーレ
M・デュプレ:Cortege et Litanie
C・サン=サーンス:Cypres et Litanie
P・M・デュボワ:勝利の幻想曲
C・グノー:ロシア国歌による幻想曲
E・ジグー:Grand Choeur Dialogue
イアン・トレイシー(オルガン)、
ラモン・ガンバ(指揮)、BBCフィルハーモニック
タンスマンやワイルの作品集、合唱作品集、ヒコックスのライヴなど独自路
線を進み始めたシャンドスのSACDハイブリッド・シリーズ。最新作となるオ
ール・フレンチ・プログラムによるオルガン作品集では、名奏者イアン・ト
レイシーがイギリス最大級の規模を誇るリヴァプール大聖堂のヘンリー・
ウィリス・オルガンを用いて壮麗なサウンドを響かせる!
●Chandos Opera In English
CHAN 3142 \1750
偉大なオペラ・アリア集(英語版)Vol.18 ――
G・ドニゼッティ:歌劇《ファヴォリータ》より
G・シレア:歌劇《アドリアーナ・ルクヴルール》より
G・ロッシーニ:歌劇《タンクレディ》より
R・ワーグナー:歌劇《リエンツィ》より/他
ジェニファー・ラルモア(メゾソプラノ)、
デイヴィッド・パリー(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団、他
お馴染みとなったシャンドスとピーター・ムーア財団の共同制作による英語
オペラの最新盤は、イギリスのメゾソプラノ奏者ラルモアのソロ・アルバム。
<Lyrita>
SRCD.236 \2180
ジェラルド・フィンジ(1901-1956):
チェロ協奏曲Op.40/クラリネット協奏曲Op.31*
ヨーヨー・マ(チェロ)、ジョン・デンマン(クラリネット)、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団*
世界中を飛び回り、クラシックのみならずジャンルの垣根を取り払った幅広い
活躍を続けるチェリスト、ヨーヨー・マ。
そんなヨーヨー・マが約30年前の若かりし時代に録音を行い、自身にとっての
ファースト・アルバムとなった伝説の録音が遂にCDとして復刻!
LPとして発売された以降は完全にお蔵入りとなっていた若きヨーヨー・マの
フィンジ。この録音は、昨年のリリタ(Lyrita)の活動再開以来ファンやコレ
クターの間から特に強く復刻が望まれていたレア音源なのである。
20世紀前半のイギリスに生きたフィンジにとって最後にして最大の大作となっ
たチェロ協奏曲は、数あるチェロのための名作に引けを取らない素晴らしい作
品として高く評価されておりファンも多い。
カップリングのクラリネット協奏曲もフィンジを代表する作品の1つ。ロンド
ン響、ロンドン・フィルといったイギリスの2大オーケストラの首席奏者を歴
任したデンマンがフィンジの魅力を十二分に聴かせてくれる。
ヨーヨー・マのファースト・アルバムの復活、しかもレパートリーは現在のリ
リースからは想像もつかないフィンジなのだから話題必至間違い無し!チェロ
協奏曲は1979年の録音(世界初CD化/ADD)。
(LyritaはCD-Rプレス盤となります。予めご了承下さい。)
SRCD.316 \2180
イギリスのホルン協奏曲集 ――
ゴードン・ジェイコブ(1895-1984):ホルン協奏曲
マルコム・アーノルド(1921-2006):ホルン協奏曲第2番Op.58
ヨーク・ボーウェン(1884-1961):ホルン協奏曲Op.150
ルース・ギップス(1921-1999):ホルン協奏曲Op.58
ギルバート・ヴィンター(1909-1969):狩猟月
デイヴィッド・パイアット(ホルン)、
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
伝説の名手デニス・ブレインの再来と評されるイギリスの天才奏者デイヴィッ
ド・パイアットの録音がリリタから登場!
ロンドン交響楽団の首席奏者としての活躍はもちろんのこと、ソリストや室内
楽奏者としてもイギリスを代表する名手との呼び声に相応しい実力を発揮し続
けているデイヴィッド・パイアット。
ジェイコブやアーノルド、ボーウェンなど20世紀イギリスの名作曲家たちの作
品によるイギリス・プログラムは1994年と1996年に収録が行われた初出音源。
レコーディング・プロデューサーはハイペリオンで辣腕を振るっているアンド
ルー・キーナーが担当するなど、録音面も充実。注目度高し!
SRCD.203 \2180
アーノルド・クック(1906-2005):
弦楽オーケストラのための協奏曲ニ長調/交響曲第1番/バレエからの組曲
《ヤベツと悪魔》
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
第2次世界大戦では戦場に赴きながらも見事に生還を果たしたクックは、ベル
リンでヒンデミットに作曲を師事したイギリスの作曲家である。ちなみにマー
ラーの交響曲第10番を補筆完成させたクックは別人。1988年、1989年、1974
年の録音(全曲世界初出/ADD&DDD)。
SRCD.214 \2180
イギリス軽音楽の宝石 ――
フィリス・テイト(1911-1985):ロンドン・フィールズ
サミュエル・コールリッジ=テイラー(1875-1912):
王妃のワルツ、アンダンテ、アンダンテ・モルト
グランヴィル・バントック(1868-1946):ロシアの情景
セシル・アームストロング・ギブス(1889-1960):
舞踏組曲《ファンシー・ドレス》
エリザベス・ルティエンス(1906-1983):組曲《旅》
バリー・ワーズワース(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、
サイモン・ジョリー(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
19世紀後半から20世紀にかけて作曲が行われた、イギリスの作曲家たちによ
る知られざる作品がたっぷりと収録された管弦楽作品集。37才という若さで
この世を去ったコールリッジ=テイラーの小品が聴ける。1988年&1989年の
録音(全曲世界初出/DDD)。
SRCD.314 \2180
アーサー・ベンジャミン(1893-1960):
序曲《イタリアン・コメディ》/民族舞踊による組曲《コティヨン》/
ノース・アメリカン・スクエア・ダンス組曲/交響曲
マイヤー・フレッドマン(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団、
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、
ロンドン交響楽団、
バリー・ワーズワース(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
晩年のスタンフォードが育成に特に力を入れていたのがこのアーサー・ベン
ジャミン。大規模な作品である「交響曲」から小規模な管弦楽曲までをバラ
ンスよく収録している。1部世界初出(ADD&DDD)。
SRCD.239 \2180
G・フィンジ:
セヴァーン狂詩曲Op.3/夜想曲Op.7/3つのモノローグ/ロマンスOp.11/
前奏曲Op.25/悲歌《落ち葉》Op.20/入祭唱Op.6/エクローグOp.10*/
大幻想曲とトッカータOp.38*
ロドニー・フレンド(ヴァイオリン)、
エイドリアン・ボールト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、
ピーター・ケイティン(ピアノ)*、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)*、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団*
巨匠ボールトとロンドン・フィルのコンビによる演奏が中心となったフィン
ジの作品集。ロドニー・フレンドは録音当時ロンドン・フィルのコンサート
・マスターを務めていた実力者。ケイティンのピアノとハンドリー&ニュー
・フィルハーモニアのコンビの演奏による「大幻想曲とトッカータ」もフィ
ンジの名作の1つ。世界初CD化(ADD)。
SRCD.241 \2180
ボールト・コンダクツ・アイアランド ――
ジョン・アイアランド(1879-1962):
ピアノと管弦楽のための《伝説》/序曲《サティリコン》/ピアノ協奏曲/
These Things Shall Be/2つの交響的練習曲
エリック・パーキン(ピアノ)、
ジョン・キャロル・ケース(バリトン)、
エイドリアン・ボールト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団&合唱団
前出のフィンジに続いてこちらのアイアランドもボールトの指揮によるもの。
リリタからリリースされている数々のボールトの録音は、今は亡き巨匠の自
国の作品に対する情熱の証明である。ピアーズ・レーンの演奏でハイペリオ
ンから新たにリリースされ話題を呼んだ「ピアノ協奏曲」と「伝説」。パー
キンとボールト&ロンドン・フィルによる録音はまさに“元祖”である。世
界初CD化(ADD)。
SRCD.243 \2180
フランク・ブリッジ(1879-1941):
ダンス・ラプソディ/舞踏詩/2つの詩/序曲《レブス》/
アレグロ・モデラート
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
当時のイギリスの作曲家としては珍しい無調や印象主義といった前衛的な手
法を自らの作品へと取り入れたブリッジ。収録曲は全て管弦楽作品で固めら
れており、ブリッジへの入門としてもお奨め。世界初CD化(ADD)。
SRCD.247 \2180
アーネスト・ジョン・モーラン(1894-1950):
シンフォニエッタ/交響曲ト短調/仮面のための序曲
エイドリアン・ボールト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
スタンフォードとアイアランドに作曲を学んだモーランは、同世代のホルス
トやヴォ―ン=ウィリアムズと同じくイギリスの民謡を大切にした作曲家で
ある。代表作「交響曲ト短調」をボールトの演奏で聴けるイギリス音楽ファ
ン要チェックの録音。世界初CD化(ADD)。
SRCD.248 \2180
E・J・モーラン:
狂詩曲第2番/ヴァイオリン協奏曲/ピアノと管弦楽のための《狂詩曲》
嬰へ長調
エイドリアン・ボールト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、
ジョン・ジョージアディス(ヴァイオリン)、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、ロンドン交響楽団、
ジョン・マッケイブ(ピアノ)、
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
モーランの作品の中でも代表作として挙げられる「ヴァイオリン協奏曲」を
収録。3作品ともそれぞれ異なるアーティストたちの演奏が収録されており、
聴き比べも面白い。世界初CD化(ADD)。
SRCD.249 \2180
レノックス・バークリー(1903-1989):
交響曲第1番Op.16/同第2番Op.51
ノーマン・デル・マー(指揮)、
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
ナディア・ブーランジェの下で研鑚を積んだバークリーの交響曲集。第1番
と第2番がカップリングされ1枚のディスクで聴けるところも嬉しい。
世界初CD化(ADD)。
SRCD.255 \2180
アラン・ロースソーン(1905-1971):
交響的練習曲/序曲《街角》/ピアノ協奏曲第1番/同第2番
ジョン・プリッチャード(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、マルコム・ビンズ(ピアノ)、
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、ロンドン交響楽団
クラシック音楽、映画音楽の作曲家として活躍したロースソーン。クラシッ
ク作品の代表作でもある「交響的練習曲」はプリッチャード&ロンドン・
フィルの演奏。世界初CD化(ADD)。
<Prima Voce>
NI 7918 \1680
マファルダ・ファヴェーロ(1903-1981)-録音集(録音:1929年-1946年)
マファルダ・ファヴェーロ(ソプラノ)、様々なアーティスト
「プリマ・ヴォーチェ」は、往年の名歌手たちの歌声が収録された78回転の
SP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、デジタル化を行う復刻シリーズ。
(Prima VoceはCD-Rプレスでのご提供となります。)
NI 7922/3 2枚組 \2580
エミリオ・デ・ゴゴルツァ(1872-1935)-
オペラ・アリアと歌曲集(録音:1903年-1916年)
エミリオ・デ・ゴゴルツァ(バリトン)、様々なアーティスト
NI 7917 \1680
ウラディミール・カストルスキー(1871-1948)-
録音集(録音:1906年-1939年)
ウラディミール・カストルスキー(バス)、様々なアーティスト
NI 7915/6 2枚組 \2580
サンクト・ペテルブルク国立博物館の秘宝音源より-
ロシアと世界の美声(録音:1904-1913年)
レオニード・ソービノフ(テノール)、
レフ・ミハイロヴィチ・クレメンティエフ(テノール)、
オスカル・カミオンスキー(バリトン)、他
CHAN 10409 \2080
吹奏楽へのオマージュ ――
マルコム・アーノルド(1921-2006):水上の音楽
ジョン・マッケイブ(1939-):キャニオンズ
ボクストン・オウ(1924-1997):組曲《ジョン・ゲイ》
アダム・ゴーブ(1958-):アウェイデー
ケネス・ヘスケス(1968-):ディアギレフ・ダンス
クラーク・ランデル(指揮)、
ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージック・ウィンド・オーケス
トラ
「イギリス」、「ドイツ」、「フランス」、「北欧」、「ロシア」、「ダン
ス」、「マーチ」など様々なテーマに沿った作品集のリリースを行い、何れ
もベストセラーとして高い評価を獲得しているイギリス随一の吹奏楽団ロイ
ヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージック・ウィンド・オーケストラ
(以下RNCM)。主席指揮者クラーク・ランデルが率いるRNCMが定めた2007年
のテーマはシリーズ2度目となる「イギリス」!ホルストやヴォーン=ウィリ
アムズなど吹奏楽のバイブルとして広く演奏されている作品を集めた前作
(CHAN 9697/MCHAN 9697)に対して、今回は20世紀後半から21世紀にかけて
作曲が行われた魅力あふれる作品をピックアップ。ヘンデルの「水上の音楽」
へのオマージュであるアーノルド版「水上の音楽」、バーンスタインのミュ
ージカルにヒントを見出し独特のリズムを持ったゴーブの「アウェイデー」、
そしてイギリスの人気作曲家ヘスケスがロシア・バレエ団の創設者であるディ
アギレフへのオマージュとして作曲を行った「ディアギレフ・ダンス」など
注目作品がズラリ!
20世紀から21世紀になっても変わらぬイギリス音楽の魅力と吹奏楽の素晴ら
しさを改めて教えてくれる珠玉のアルバムである。
CHAN 10415 \2080
J・N・フンメル:
バレエ音楽《ミュティレネのサッフォー》/バレエ音楽《魔法の城》
/12のワルツとコーダ
ハワード・シェリー(指揮)、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
積極的な姿勢でフンメルの作品の録音に取り組んでいるシェリー&ロンドン
・モーツァルト・プレーヤーズのコンビによる新録音は、今回も非常にユニ
ークな選曲で聴かせてくれる。古代ギリシャの女流詩人サッフォーを題材と
したバレエ音楽「サッフォー」、出版が行われず演奏機会に恵まれなかった
「魔法の城」を収録した天才作曲家のバレエ音楽集であり、今回のリリース
は両作品の貴重な録音となる。ちなみにロンドン・モーツァルト・プレーヤ
ーズはシェリーとのコンビで「フンメル」、バーメルトとのコンビで「モー
ツァルトと同世代の作曲家シリーズ」のリリースを進めており、いま再び脚
光を浴びているイギリスの名門室内オーケストラである。
CHAN 10390 \2080
S・タネーエフ:交響曲第1番ホ短調/同第3番ニ短調
ワレーリー・ポリャンスキー(指揮)、
ロシア国立交響楽団
ロジェンストヴェンスキー直伝のタクトさばきでシャンドスのロシアン・レ
パートリーを支えるマエストロ・ポリャンスキー。現在も好評を博している
交響曲第2番&第4番を収録した第1集(CHAN 9998/MCHAN 9998)のリリース
から数年の時を経て発売される待望の第2集。現在入手可能なタネーエフの交
響曲全曲録音は非常に少ないだけに、今回のリリースで全4曲が勢揃いとなる
ポリャンスキー盤が重宝されることは間違いないだろう。
CHAN 0733 \2080
W・バード:聖歌集第1巻/同第2巻
リチャード・マーロウ(指揮)、
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団
これまでにリリースされたデュリュフレ、メンデルスゾーン、そしてパレス
トリーナのアルバムでその高い実力を改めて証明したマーロウ&ケンブリッ
ジ・トリニティ・カレッジ合唱団。新たに取り上げるのはバードの宗教作品
であり前作に引き続き“シャコンヌ”シリーズからのリリースとなる。カト
リックへの信仰を貫いたバードの聖歌集は、1589年と1591年の2度に渡って
作曲が行われたモテット集である。
CHSA 5048(SACD-Hybrid) \2850
勝利の幻想曲 ――
A・ギルマン:
幻想行進曲、スターバト・マーテルによる瞑想曲、アレグロ、シューマンを
讃えるフィナーレ
M・デュプレ:Cortege et Litanie
C・サン=サーンス:Cypres et Litanie
P・M・デュボワ:勝利の幻想曲
C・グノー:ロシア国歌による幻想曲
E・ジグー:Grand Choeur Dialogue
イアン・トレイシー(オルガン)、
ラモン・ガンバ(指揮)、BBCフィルハーモニック
タンスマンやワイルの作品集、合唱作品集、ヒコックスのライヴなど独自路
線を進み始めたシャンドスのSACDハイブリッド・シリーズ。最新作となるオ
ール・フレンチ・プログラムによるオルガン作品集では、名奏者イアン・ト
レイシーがイギリス最大級の規模を誇るリヴァプール大聖堂のヘンリー・
ウィリス・オルガンを用いて壮麗なサウンドを響かせる!
●Chandos Opera In English
CHAN 3142 \1750
偉大なオペラ・アリア集(英語版)Vol.18 ――
G・ドニゼッティ:歌劇《ファヴォリータ》より
G・シレア:歌劇《アドリアーナ・ルクヴルール》より
G・ロッシーニ:歌劇《タンクレディ》より
R・ワーグナー:歌劇《リエンツィ》より/他
ジェニファー・ラルモア(メゾソプラノ)、
デイヴィッド・パリー(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団、他
お馴染みとなったシャンドスとピーター・ムーア財団の共同制作による英語
オペラの最新盤は、イギリスのメゾソプラノ奏者ラルモアのソロ・アルバム。
<Lyrita>
SRCD.236 \2180
ジェラルド・フィンジ(1901-1956):
チェロ協奏曲Op.40/クラリネット協奏曲Op.31*
ヨーヨー・マ(チェロ)、ジョン・デンマン(クラリネット)、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団*
世界中を飛び回り、クラシックのみならずジャンルの垣根を取り払った幅広い
活躍を続けるチェリスト、ヨーヨー・マ。
そんなヨーヨー・マが約30年前の若かりし時代に録音を行い、自身にとっての
ファースト・アルバムとなった伝説の録音が遂にCDとして復刻!
LPとして発売された以降は完全にお蔵入りとなっていた若きヨーヨー・マの
フィンジ。この録音は、昨年のリリタ(Lyrita)の活動再開以来ファンやコレ
クターの間から特に強く復刻が望まれていたレア音源なのである。
20世紀前半のイギリスに生きたフィンジにとって最後にして最大の大作となっ
たチェロ協奏曲は、数あるチェロのための名作に引けを取らない素晴らしい作
品として高く評価されておりファンも多い。
カップリングのクラリネット協奏曲もフィンジを代表する作品の1つ。ロンド
ン響、ロンドン・フィルといったイギリスの2大オーケストラの首席奏者を歴
任したデンマンがフィンジの魅力を十二分に聴かせてくれる。
ヨーヨー・マのファースト・アルバムの復活、しかもレパートリーは現在のリ
リースからは想像もつかないフィンジなのだから話題必至間違い無し!チェロ
協奏曲は1979年の録音(世界初CD化/ADD)。
(LyritaはCD-Rプレス盤となります。予めご了承下さい。)
SRCD.316 \2180
イギリスのホルン協奏曲集 ――
ゴードン・ジェイコブ(1895-1984):ホルン協奏曲
マルコム・アーノルド(1921-2006):ホルン協奏曲第2番Op.58
ヨーク・ボーウェン(1884-1961):ホルン協奏曲Op.150
ルース・ギップス(1921-1999):ホルン協奏曲Op.58
ギルバート・ヴィンター(1909-1969):狩猟月
デイヴィッド・パイアット(ホルン)、
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
伝説の名手デニス・ブレインの再来と評されるイギリスの天才奏者デイヴィッ
ド・パイアットの録音がリリタから登場!
ロンドン交響楽団の首席奏者としての活躍はもちろんのこと、ソリストや室内
楽奏者としてもイギリスを代表する名手との呼び声に相応しい実力を発揮し続
けているデイヴィッド・パイアット。
ジェイコブやアーノルド、ボーウェンなど20世紀イギリスの名作曲家たちの作
品によるイギリス・プログラムは1994年と1996年に収録が行われた初出音源。
レコーディング・プロデューサーはハイペリオンで辣腕を振るっているアンド
ルー・キーナーが担当するなど、録音面も充実。注目度高し!
SRCD.203 \2180
アーノルド・クック(1906-2005):
弦楽オーケストラのための協奏曲ニ長調/交響曲第1番/バレエからの組曲
《ヤベツと悪魔》
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
第2次世界大戦では戦場に赴きながらも見事に生還を果たしたクックは、ベル
リンでヒンデミットに作曲を師事したイギリスの作曲家である。ちなみにマー
ラーの交響曲第10番を補筆完成させたクックは別人。1988年、1989年、1974
年の録音(全曲世界初出/ADD&DDD)。
SRCD.214 \2180
イギリス軽音楽の宝石 ――
フィリス・テイト(1911-1985):ロンドン・フィールズ
サミュエル・コールリッジ=テイラー(1875-1912):
王妃のワルツ、アンダンテ、アンダンテ・モルト
グランヴィル・バントック(1868-1946):ロシアの情景
セシル・アームストロング・ギブス(1889-1960):
舞踏組曲《ファンシー・ドレス》
エリザベス・ルティエンス(1906-1983):組曲《旅》
バリー・ワーズワース(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、
サイモン・ジョリー(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
19世紀後半から20世紀にかけて作曲が行われた、イギリスの作曲家たちによ
る知られざる作品がたっぷりと収録された管弦楽作品集。37才という若さで
この世を去ったコールリッジ=テイラーの小品が聴ける。1988年&1989年の
録音(全曲世界初出/DDD)。
SRCD.314 \2180
アーサー・ベンジャミン(1893-1960):
序曲《イタリアン・コメディ》/民族舞踊による組曲《コティヨン》/
ノース・アメリカン・スクエア・ダンス組曲/交響曲
マイヤー・フレッドマン(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団、
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、
ロンドン交響楽団、
バリー・ワーズワース(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
晩年のスタンフォードが育成に特に力を入れていたのがこのアーサー・ベン
ジャミン。大規模な作品である「交響曲」から小規模な管弦楽曲までをバラ
ンスよく収録している。1部世界初出(ADD&DDD)。
SRCD.239 \2180
G・フィンジ:
セヴァーン狂詩曲Op.3/夜想曲Op.7/3つのモノローグ/ロマンスOp.11/
前奏曲Op.25/悲歌《落ち葉》Op.20/入祭唱Op.6/エクローグOp.10*/
大幻想曲とトッカータOp.38*
ロドニー・フレンド(ヴァイオリン)、
エイドリアン・ボールト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、
ピーター・ケイティン(ピアノ)*、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)*、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団*
巨匠ボールトとロンドン・フィルのコンビによる演奏が中心となったフィン
ジの作品集。ロドニー・フレンドは録音当時ロンドン・フィルのコンサート
・マスターを務めていた実力者。ケイティンのピアノとハンドリー&ニュー
・フィルハーモニアのコンビの演奏による「大幻想曲とトッカータ」もフィ
ンジの名作の1つ。世界初CD化(ADD)。
SRCD.241 \2180
ボールト・コンダクツ・アイアランド ――
ジョン・アイアランド(1879-1962):
ピアノと管弦楽のための《伝説》/序曲《サティリコン》/ピアノ協奏曲/
These Things Shall Be/2つの交響的練習曲
エリック・パーキン(ピアノ)、
ジョン・キャロル・ケース(バリトン)、
エイドリアン・ボールト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団&合唱団
前出のフィンジに続いてこちらのアイアランドもボールトの指揮によるもの。
リリタからリリースされている数々のボールトの録音は、今は亡き巨匠の自
国の作品に対する情熱の証明である。ピアーズ・レーンの演奏でハイペリオ
ンから新たにリリースされ話題を呼んだ「ピアノ協奏曲」と「伝説」。パー
キンとボールト&ロンドン・フィルによる録音はまさに“元祖”である。世
界初CD化(ADD)。
SRCD.243 \2180
フランク・ブリッジ(1879-1941):
ダンス・ラプソディ/舞踏詩/2つの詩/序曲《レブス》/
アレグロ・モデラート
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
当時のイギリスの作曲家としては珍しい無調や印象主義といった前衛的な手
法を自らの作品へと取り入れたブリッジ。収録曲は全て管弦楽作品で固めら
れており、ブリッジへの入門としてもお奨め。世界初CD化(ADD)。
SRCD.247 \2180
アーネスト・ジョン・モーラン(1894-1950):
シンフォニエッタ/交響曲ト短調/仮面のための序曲
エイドリアン・ボールト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
スタンフォードとアイアランドに作曲を学んだモーランは、同世代のホルス
トやヴォ―ン=ウィリアムズと同じくイギリスの民謡を大切にした作曲家で
ある。代表作「交響曲ト短調」をボールトの演奏で聴けるイギリス音楽ファ
ン要チェックの録音。世界初CD化(ADD)。
SRCD.248 \2180
E・J・モーラン:
狂詩曲第2番/ヴァイオリン協奏曲/ピアノと管弦楽のための《狂詩曲》
嬰へ長調
エイドリアン・ボールト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、
ジョン・ジョージアディス(ヴァイオリン)、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、ロンドン交響楽団、
ジョン・マッケイブ(ピアノ)、
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
モーランの作品の中でも代表作として挙げられる「ヴァイオリン協奏曲」を
収録。3作品ともそれぞれ異なるアーティストたちの演奏が収録されており、
聴き比べも面白い。世界初CD化(ADD)。
SRCD.249 \2180
レノックス・バークリー(1903-1989):
交響曲第1番Op.16/同第2番Op.51
ノーマン・デル・マー(指揮)、
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
ナディア・ブーランジェの下で研鑚を積んだバークリーの交響曲集。第1番
と第2番がカップリングされ1枚のディスクで聴けるところも嬉しい。
世界初CD化(ADD)。
SRCD.255 \2180
アラン・ロースソーン(1905-1971):
交響的練習曲/序曲《街角》/ピアノ協奏曲第1番/同第2番
ジョン・プリッチャード(指揮)、
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団、マルコム・ビンズ(ピアノ)、
ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、ロンドン交響楽団
クラシック音楽、映画音楽の作曲家として活躍したロースソーン。クラシッ
ク作品の代表作でもある「交響的練習曲」はプリッチャード&ロンドン・
フィルの演奏。世界初CD化(ADD)。
<Prima Voce>
NI 7918 \1680
マファルダ・ファヴェーロ(1903-1981)-録音集(録音:1929年-1946年)
マファルダ・ファヴェーロ(ソプラノ)、様々なアーティスト
「プリマ・ヴォーチェ」は、往年の名歌手たちの歌声が収録された78回転の
SP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、デジタル化を行う復刻シリーズ。
(Prima VoceはCD-Rプレスでのご提供となります。)
NI 7922/3 2枚組 \2580
エミリオ・デ・ゴゴルツァ(1872-1935)-
オペラ・アリアと歌曲集(録音:1903年-1916年)
エミリオ・デ・ゴゴルツァ(バリトン)、様々なアーティスト
NI 7917 \1680
ウラディミール・カストルスキー(1871-1948)-
録音集(録音:1906年-1939年)
ウラディミール・カストルスキー(バス)、様々なアーティスト
NI 7915/6 2枚組 \2580
サンクト・ペテルブルク国立博物館の秘宝音源より-
ロシアと世界の美声(録音:1904-1913年)
レオニード・ソービノフ(テノール)、
レフ・ミハイロヴィチ・クレメンティエフ(テノール)、
オスカル・カミオンスキー(バリトン)、他