マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

アナタも蕎麦のチョイ通に

2012-06-12 14:42:45 | 




今でこそ石臼自家製粉で、打ち立て、茹でたてを食べさせる蕎麦屋は増えましたが

20年前には関西にはほとんど数えるほどしかなかった。 驚くほどの変わりようです。

それまではうどん・そば両方あり、大半は機械打ち。一度茹で置きされた麺を、

注文が入ってから、さっと茹で直す店がほとんどでした。 



 


蕎麦の前に、ちょっとお酒をいただく。

そんな文化も根付くようになったのはまだ最近。

酒と蕎麦は昔から引き合うものとされてきました。

反対にどうも大阪のうどんと酒は余り合わない気がしてなりません。

だし(つゆ)の具合なんでしょうね。







二八蕎麦なんていいますが、なぜかご存じ?

8割の蕎麦粉に2割の小麦粉を加えて喉越しをよくするからと言います。

一方、江戸時代、長らく16文という価格が続き、2×8=16 から来てる気もいたします。


蕎麦はルチンが含まれ、血管を強くする。 ダイエットにもいいなどなど・・・

蕎麦ってのは話の種が尽きない食べ物ですな~。



NHK文化センター今月の講座は 「蕎麦チョイ通入門」。

ミシュラン星付きの蕎麦店で、ふだんは見ることのできない主人の蕎麦打ちを

実際に拝見しながら、蕎麦文化の神髄にチョイとふれていただきます。



北区老松町の名店「なにわ翁」の3代目、勘田拓志さんの蕎麦打ち。

師匠高橋邦弘氏ゆずりの、妥協のない、生真面目な蕎麦で定評のある店です。

通常、公開していない蕎麦打ち。木鉢~のし~切り の作業を包み隠さず見せてもらいながら

蕎麦の生態、歴史、そして食べ方などにこだわってみたいと思います。

チョイと通になって、日常の蕎麦席での知ったかぶりネタに使うなんてのも一興ですぞ。
(度が過ぎるとキラわれます)







もちろん、打ち立ての蕎麦を二種類など、お楽しみ頂こうと思って準備しております。

この際、日本酒と蕎麦との相性をお試しになるのもいかがでしょうか。(お酒は別料金ね)

弁士は不肖、私。 毎度冷や汗かきかき、ご案内役を努めさせていただきます。 ではお会いできることを。



6月27日(水) 「蕎麦チョイ通入門」 13:30~16:00 (お勤めの方は来にくい時間帯ですいません)

たぶん淀屋橋駅上、集合。 受講料一般 3465円(会員 3150円) 食事代別途 2500円まで。

お問い合わせ・お申込み  NHK文化センター 梅田教室  06-6367-0880


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釣りはへら鮒、山は富士に尽きる

2012-06-12 00:24:24 | 音楽

ビールをごちそうになり、夜の出番のために合わせなんぞをする。

東京時代の音楽仲間にごあいさつ。 久しぶり過ぎて、ちょっと浦島気分。


  


ね、こんな近くに富士山があるなんて。こんなぜいたくなことあるかい?





あしゅら紅丸、 槙原邦暁、 須貝重太、 クリーミー早川らのOッKブラザース。

ボクは重太、早川、あしゅらさんの・・・あれ?3人そのまんまやん・・・Tahiti Clubという

会員制海外リゾートのようなバンドにゲストで入れてもらう。

折角、ハットにブーツの衣裳で来たのに、インドアなのねん。

ウェスタンルックスにスリッパではどうも勝手がちがわい。

あっちこっちのテントサイトなどで喋ったり、少し楽器を触ったり(ほとんど触らずが正しい)

酔って、有田純弘くんにバンジョーなどを聴かせてもらったりして、

心地よろしく、ふと気付くと白々明けていた。









お~い、みんな楽器なんか弾いてる場合やないぞ。

空を見よ、富士がきれいだぞ!

大騒ぎしているのは、関西人のオレ一人だった。

おっ他にもいたぜ、有田になっちゃん。

バンジョーのワークショップに来た有田純弘。 マンドリンの手嶋夏っちゃん。

みんなしぶといね、腹話術人形のような早川流吉。 ボクがブルーグラスフェスに行き出した頃、

雲の上の人だった、茂泉ジローは酔っ払い。 飲めないがナチュラルドランカーの豹柄あしゅら紅丸画伯。

あしゅらさ~ん、いつか出世したら、ボクのバンドのイラストも描いてね。

出世はしそうにないかぁ。





有田も最後まで、富士山に向かってカメラを向けてた。

こういうところで、関西人ばれる。






ずっと見ていたいが、気付いたら一人だし寝なきゃ。

そっと寝静まった部屋の布団に潜りこんだ。

部屋の電気を消そうと探したが、屋根の明かり取りから差し込む、朝の光だった。






刻一刻と姿を変え、色を変え、だから人を魅了するのだなぁ。

富士を撮り続けたり、描き続ける人は少なくないが、

そういうことなんだなぁ。 緑からのグラデーションが見事だ。

改めて、霊峰の実力を思い知った。









ベストショットがこれ。





ああ、胸がすきっとして、身体がしゃんとする。

いくらスカイタワーが高いかどうか知らんが、こんな気分にはなりますまい。

また傷んだ時にでも来ようっと。

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朝霧高原へいらっしゃい

2012-06-11 21:07:52 | Weblog




  
富士の裾野をめざして、静岡で乗り換え富士宮で初めて降りる。
なんでも初めてやることは気分がいいや。





車でピックアップしてもらう迄の時間、駅に近い「Ten Cafe」へ。
富士宮焼きそばをとも思ったが、どうも今まで感心したことなく、
つかの間、ぼ~っとする道を選ぶ。





珈琲の焙煎機の音がするが、まぁのどかな店内。

ピーカンの下、歩いたので軽く汗ばんだ身体に、ハイボールを流し込む。





エスプレッソもいただく。

富士宮も大したもんですなー。 いい珈琲が飲める街は文化度が高いと思う。

東京の重太夫妻にピックアップしてもらい、富士宮から30分!






朝霧ブルーグラスフェスティバルが行われたのは、朝霧高原にあるYMCA。

元々は個人の持ち物だったという、広大な土地。

この辺の土地持ちは想像を絶する。

富士山の見える日本で最高のブルーグラスフェスティバルではあるまいか。





何十年ぶりかに会った、ブルースハーピスト諏訪ちゃん。 ちょっと年上だけどちゃん付け失敬。

ルックスも体型も変わらぬ彼に比べ、私は・・・ああ。

生まれたばかりの赤ん坊だった子が、もう二十歳を越えている。

写メを見せる親爺は親バカではあるが、ほんとに美形だった。


水はいいし、空気はうまいし、何より富士山はそこにあるし、言うことなし。

実は富士周辺に群発地震が続いていて、富士山もいつまであの優美な形で

いられるか、そんな気がして、とにかく朝霧からの富士を目に焼き付けておきたかった。 

フェス開始以来、今まで一度も晴れたことがなかったが、今回初めて晴れたという。

こいつは有難い!  

音楽そっちのけで見た、富士山の姿を次に。



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赤味噌禁止の青春さ

2012-06-05 03:31:44 | Weblog

9日は名古屋へ。バンドで行く名古屋めしツアー(小さく演奏付)。
「Pickin Club SteelGuitar Meeting 前夜祭」でコソッと演奏してきます。

そう、スチールギターのバディ内藤兄の顔を立てて、行くついでに赤味噌三昧してやるんだ。



ここだけの話、いくらか名古屋人の血も流れているので、
ひとさまが「げ~!」なんて言うほど、赤味噌に抵抗なし。むしろ、好き。
見た目だけで判断するなって言うんだ、この河童野郎。
昔からの食生活を守る保守的な県民性が面白きである。


「名古屋なんて、大いなる田舎だからぁ~」なんて自嘲的に言う名古屋人もいるかもしれぬが、
不用意に「ほんとだな~」なんて相槌を打ってはいけない。
自分らが言うのはいいが、他人から言われるとムカッとするのがなごやんである。


よ~し、首洗って待っていやがれ!
大名古屋ビルヂングめがぁ!



Live House アルマジロ 東山線本郷駅下車スグ 052-771-2600 Fee\2000
http://download.mediasoft.ne.jp/armadillo/




 

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談論風発、鯨飲馬食

2012-06-03 10:58:19 | Weblog


忘月忘日  学生時代の友人たちと久々に顔を揃えたのは、北新地の酒亭。

思えば、養老の滝だとか正宗屋だとか専門だったが、北新地だとさ。歳をとるとはこういうことか。

顔を揃えたのは、映画監督に女性編集マン、照明屋、大学教授、ホン屋・・・

これだけ集まればインチキな番組の1本や2本作れる。





アバンザの裏、立ち飲みの「スーリール」で待ち合わせして、ビルの階上へ。
久々の酒亭「酒肴人」。

映画監督といっても怪しい奴もいっぱいいるが、この夜、同席したのは怪しくない部類の監督。
長年撮れていない“自称監督”が多いが、
彼はコンスタントに撮れているのが素晴らしい。 
進行中のシナリオも見せてくれたが、これはまだ載っけられる段階にない。



ここは大阪の酒好きには知られた店。プレミアム的な酒も多い。空豆の塩うでなどを。
ここでは「空豆のゆがきたて」。こう書かれると、ノドが鳴ったりするではないか。

空豆が出たら、いよいよ初夏という感じだあねぇ。
ちょっと暑いぐらい、分厚い着物をまとってらっしゃるが。



太アスパラゆがきたて 和風タルタルソース

野菜ものが多くなるのは、どこか身体を気にしてるつうことかいね。やだやだ。




山菜うるいと姫みつ葉サラダ   料理のネーミングに注目を。





厚く切った蓮根の酒焼き  蕗のとう味噌かな

厚く切ったと添えることで、ザクッとした歯茎を持ち上げる食感が浮かんでくる。

ネーミング一つで注文機会につながる。

 



あおりいか下足塩焼き  酢橘

歳をとると、ひねくり回したものより、こうした素材そのものの味がよくなる。





大山地鶏 レバーにんにく醤油焼き

にんにく醤油焼き、と書くだけで美味そうな味が浮かぶ。

ここの親方がのんべえなので、どれもこれもエッジのきいた酒飲みの鼻がピクリと
するような酒肴ばかり。

「鯛白子しょうゆバター」、「筍丸ごとロースト」、「焼き魚ほぐし辛味大根おろし」、
「ほたるいかポンポン揚げ」、「塩豚ねぎまぜとん平焼き」、「鴨なんばん蕎麦チヂミ」、「塩辛チーズおこげ」


一言酒飲み心を動かす言葉を付け加えるテクニックは参考になる。


「フォアグラねぎめし」、「コンニャクゴルゴンゾーラ」・・・
聞いたことがある高級素材に、馴染みのある庶民的なものをぶつけてくる。
味が判りそうで判らない。頼んでみようということになる。実に巧みである。


こちらの極め付きがこちら。





酒の友・にぎやか玉手箱  1900円~

どれから箸をつけようか、迷いまくる・・・





左上から、アオリイカ・カンパチ・鯛・ボタン海老の造り。モツ煮。酒盗。炊き合わせ。カツオたたき。
たこの醤油焼き。いかのすり身大串。馬肉さいぼし。燻製たまご。ほんまもん漬物。





特厚!海老かつバーガー  990円

塩サバかつバーガーというのもある。
鯖サンドをメニューに加える酒場はあるが、これを換骨奪胎してバーガーに。

ちょいと頭を使った、端々にセンスが光るメニュー構成。

酒場行脚の中から、親方高村氏がみつけた方法論なのだろう。
見習うべき点は多いぞよ。
オレが見習ってもしょうがないけどね。

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