マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

麗しのホットケーキ

2009-02-28 16:51:50 | 

ホットケーキには子供の頃のあこがれが詰まっている。



昭和7年創業のスマート珈琲店。
昼間は2階で洋食のランチがとれる。
ふっくらとして香ばしいキツネ色の肌。すりすりしたくなる。



間にバターを挟む。そしてメイプルシロップをたっぷり



ナイフを入れるとしっとり感あり。これでなくてはいけない。



昔風の濃いコーヒーでないと、負けてしまう。
スマートのは言うことなし。しかも仕事が丁寧。
二人で行くと、ちゃんと二人分フォークが出てくる。

しかし・・・周りは全員女性。しかもスパスパ喫煙。
決めつけるようだが、女の喫煙者の方がたちが悪い気がする。



一方、こちら千日前で昭和9年から、丸福珈琲店。

シロップのピッチャーはもう一回り大きいので、たっぷりかけたい。
それと粉がちょっとパサつく。ナイフの通りが悪い。それはそのまま
舌ざわりと変わる。でもカウンターの中でおじさんが一所懸命焼いている。

神田須田町の「万惣」までが冷凍に変わったとのお噂。しかとマコトか?
今からでも遅くはない、銅板使って手焼きにしたまへ。
客は待たせればいいぢゃないか。旨ければ文句などあろうはずありません。



バターを塗りたくると汚いが、月にむらくも・・・に見えなくもない。

ちびくろサンボが虎のバターで百数十枚食べたのがホットケーキ。

ポケットを叩くとビスケットが次々出てくる童謡と、ちびくろサンボは
実にどうも、腹をすかせたガキには、あこがれの物語だった。

しかし、家でフライパンで焼くとこうはいかない。
ありゃあ、なかなかどうして高等技術ですぜ。

ピザからホットケーキ・・・
どうも粉もんづいてるな。



      スマート珈琲店  京都市中京区寺町三条上ル

      丸福珈琲店    大阪市中央区千日前1