マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

月休会 うどんの聖地へ

2009-02-17 23:30:44 | 

09年のまんでぃさんでぃ会、第一弾は釜たけうどん、武ちゃんプロデュース、うどんの聖地さぬきツアー。
朝8時に梅田を出発。首謀者のH氏が急遽仕事となり、見送りに来ただけなのは気の毒だった。
武ちゃんの心遣いで麺通団の別府さんがナビ役を買って出て頂いた。
有難うございました。阪神高速~中国道~山陽道~瀬戸大橋のルート。参加者は飲食のプロばかりだが讃岐うどんは素人同然、車内で別府さんからのブリーフィング。



坂出市に到着。一軒目は典型的な地元密着型のうどん屋へ。



ああ、田圃のすぐそばにあるなんて、讃岐に来た雰囲気充満!



「がもううどん」 行列はあっても、回転が速い。



11時頃だったが、すでに行列が出来ていた。
並んでいる間に注文方法などを再確認する。



見えるだろうか、うどん一玉130円。
メニューに書いてはあるが、主人は玉子を頼まれることを好まないらしいので、郷に従うことにする。あげ80円を追加。



意外や釜前に立つのは若い夫婦だった。うどんは熱々と冷たいのがあるが、そのまんまを頼む。つまり、冷めたのん。



左手前で麺をもらい、左奥で天ぷらやあげ、玉子を乗せてお金を払い、奥のだしの鍋へと進む。

飯蛸の天ぷらがあるそうだが、この日はなかった・・・残念。セルフであげを乗せて、熱いだしを満たし、小口の葱をパラリ。



この先を考えて一玉だけ。なつかしい味。こんなのがどこの食堂にもあったなぁ、最近巡り合わないなぁという味。麺もさほどコシがあるわけではない。スルッと食べられる、スナック、おやつ感覚だな。
天気が良かったので、外で食べる。



目を挙げれば讃岐の低い山。こりゃあ気持ちがいいわ。

続いては、坂出駅近くの製麺所へ。
製麺所発祥のうどん店は多いが、ここは正真正銘の製麺所で、
工場の片隅に申し訳程度に食べるスペースがある。



「日の出製麺所」 讃岐美人が注文をきいてくれる・・・



営業はお昼の1時間のみ、というのもすごい。



ここでは釜玉を。アツアツの麺にポンと生卵を落として混ぜる。



そこへ葱をハサミで切り落とし、オリジナルのうどん醤油をかける。
もう~バカうま。あっという間になくなった。これで150円。
今回の月休会、なかなかお金が減らない。
ここは製麺所だけあって、麺や醤油を販売しててそっちで金を使う。


次は「スタート」という、うどんを出す喫茶店に行こうとするも、あいにく休み。
そこで、次の一軒へ。田舎の住宅街へと入って行く。すれ違う人などなく、むろん観光客の姿などない。



「彦江製麺所」 彦江さんが自宅前にプレハブ建ててやっている。



右奥でお父さんが麺を打ち、釜に入れ、左のおばあちゃんらしき人が
ダイナミックにうどんを洗い、手早く玉にまとめ丼に入れてくれる。
蛇口を開き、だしを注ぐ。葱とおろし生姜を乗せて。



だしがいりこでしっかり取られている。
うどんも店々で少しずつだがちがう。ここは手打ちだけにこしあり。
しかし、うどんに対する認識が我々とは明らかにちがう。
しっかり食事というのではなく、関西弁でいうところの虫養いに近い。



予定にはなかったが、綾川町の道の駅からほど近い一軒「松岡」へ。
ここは珍しく、ゆだめがあった。小280円。



なんでこの値段で合うのか。家族経営が多いので人件費の安さ。
そしてうどん玉がせいぜい50円程度。薄利であっても出し続ける、
根づき方が半端ではない。



ゆだめカンタービレ・・・なんちって。

まだ胃の方は隙間がある。次行ってみよ~! (つづく)



   がもううどん      香川県坂出市加茂町    

   日の出製麺所     坂出市富士見町1

   彦江製麺所      坂出市横津町3

   手打ちうどん松岡    綾歌郡綾川町滝宮
   

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余芸にあらず、ちゃんこ鍋

2009-02-17 01:22:00 | 

ちゃんこ鍋屋というと座敷があって、相撲甚句が流れ、手形の色紙がそこらじゅうの壁を飾り・・・というイメージ。だが、ここはそんな固定イメージを払拭し、テーブルに黒を基調にした店内。女性好みのオシャレな空間にしてある。エレベーターで一緒になったのはOLのグループ。女性ファンもついているとみた。



お通し 数の子山葵漬け

テーブル席にしたのには、花田勝氏、おにいちゃんの育った花田家は
畳の生活をしたことがないんだそうだ。洋風一家だった。


お造り ぶり、まぐろ、烏賊


自家製さつまあげ


濃厚チーズ豆富(梅肉・蜂蜜) 蜂蜜をかけるとクレームブリュレのよう


技能賞!若のぶり大根   見事なべっこう色。
若、なんていっても、名前貸ししてるだけじゃないのと思ったら大間違い。単品メニューにも、おにいちゃんの意見が随所に反映されている。

そして、いよいよお目当てのちゃんこ鍋・・・



普通はソップと味噌ぐらいだが、ここは種類が多い。

塩鍋、味噌鍋、醤油鍋のほか、コラーゲン鍋、銀だらおろし鍋、胡麻坦坦鍋、豚々レタス鍋、北海ちゃんこ鍋・・・

女性に一番人気のコラーゲン鍋は3年ほど程前に考え、早すぎたので一旦引っ込めたのだが、他がやり出したので復活させた、と勝氏。
銀だらおろし鍋なども藤島部屋の味だったとか。



元祖を名のる塩鍋をたのむ。

サービスのおねえさんが手際よく鍋を作り、取り分けてくれる。
これにも理由があって、男女で来ると、必ず女性客がが取り分けさせられるのがイヤ…そんな意見をふまえてのこと。



あっさりしているので、稽古でクタクタに疲れて食欲のない時でも
食べやすいのが、この塩ちゃんこだったという。
そういえばおにいちゃん、小兵だったので食べることには苦しめられた。




だしには柚子胡椒、胡麻、ネギを加えて。
もう、まちがいなく旨い。



シメは中華麺。スルスルと入って行く。



女性ターゲットなので、別腹のデザートはもちろん選択肢をもたせてある。



ミルクプリン?



おにいちゃんの好みで、年中食べられる、きなこ黒蜜氷。

タレントやスポーツ選手が名前だけを貸してロイヤリティを取るビジネスは多々あるが、おにいちゃんは料理の中身やオペレーションに関してもかなり突っ込んで参画している。かなりのアイデアマンでもある。
経営感覚も非凡なものを感じさせた。
優しい笑顔で笑ってらっしゃるが、並のおにいちゃんではございませんぜ。



          Chanko Dining 若    大阪市北区堂島1 



コメント (5)
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