明治学院大学国際平和研究所(PRIME)国際シンポジウム
「原発危機下の分断を越えて―〈私〉とフクシマをつなぐ」
セッション2:原発災害を生きるための思想を創り出す
福島原発での事故によって生じた災害はただちに終わるものではありません。
これまでの災害を生み出した社会をふまえて、
現在、そしてこれからの社会を生きていくための思想について討議。
「足尾から福島へ―『デンキ開ケテ、世見暗夜トナレリ』」
菅井益郎氏(國學院大學)
「原発危機の政治学│福島と水俣をつなぐ」
栗原 彬氏(日本ボランティア学会代表)
「フクシマ後に築く分かち合いの社会」
マルク・アンベール氏(フランス・レンヌ大学)
コメンテーター 五十嵐暁郎氏(立教大学)
司会 浪岡新太郎(国際平和研究所所員)
セッション3:原発危機と大学―〈知の拠点〉は存在しうるか
原発危機は、これまでの研究や教育の在り方を問い直すべき契機です。
原発事故後に大学で展開されている研究・教育・社会貢献活動を振り返り、
これからの知の在り方を探ります。
「3・11後の福島大学の取り組み」
塩谷弘康氏(福島大学)
「放射能汚染をめぐる研究の組織化」
小山良太氏(福島大学)
「3・11後の大学とボランティア―何を見ようとしなかったのか」
仁平典宏氏(法政大学)
取り返しの付かない事態に向き合い、
根底か問いを自らに発し道を探る福島の研究者達
研究者達のこうした、深く緊張した表情を見るのは私にとって、
60年代後半、
学生、研究者が孤立の中で自らを根底から問い闘った全共闘以来だ。
コメンテーター
石井秀樹氏(法政大学・見沼田んぼ福祉農園スタッフ)
司会 国際平和研究所主任 見沼田んぼ福祉農園スタッフ 猪瀬浩平
[PRIME] プロジェクト紹介