blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

2000年7月 颱風3号

2017-07-20 | 風の備忘録 
 颱風3号が去った、2000年7月8日土曜日。

農園に向かう車の中でラジオが
「前夜、関東地方に接近した颱風3号の影響で
見沼田んぼを流れる芝川が氾濫した」と報じていた。 
農園の西北には芝川の支流の加田屋川が流れている。
芝川が氾濫した以上、加田屋川の氾濫は避けられない。

果たして農園までたどり着くことができるのか不安がよぎった。 
幸い浦和の中心街から見沼田んぼを越えて浦和の東部に抜ける市道三室野田線は
水没を免れ農園までの道は確保されていた。
三室野田線の下を流れる芝川はラジオが伝えたように冠水していた。 

市道から農園に農道を下りていくと農道の先の方が水没して
第1農園の加田屋川に沿う一体は川のようになっていた。

農園の農機具倉庫のあたりは3㌢位まで水没していて
農作業は何もできない状態になっていた。

農園内は冠水や強風により果樹と樹木に被害が出ていた。
 
農園スタッフが「畑を掘り返したが、
水位が上がってしまっているので水が引くのを待ってからしか仕事にはならない」と。
 農園ボランティアの浜田さんは
水をかぶっていない第2農園入り口脇の畑にハーブの苗を植え始める。
 浜田さんが個人的に借りている芝川の近くの畑が
「完全に水に被われて、
置いてあった耕耘機のハンドルの部分が水の上から見える状況だ」と話してくれた。
その後合流したスタッフと強風で倒された果樹や木々の手当をして夕方まで時間を過ごした。

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