blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

2009年4月30日千葉の鎌ヶ谷市、白井市、印西市の市議さん視察

2009-04-30 | 農作業
千葉の鎌ヶ谷市、白井市、印西市の市議さんが視察にうやってきた。
藤枝さんがボカシを見せながら肥料と堆肥の違いを説明
熱心に話を聞く市議さんたち
いつも通りの仕事を続ける良太氏と晴彦氏
純三氏は農機小屋の改善工事
before after

見沼田んぼ福祉農園通信

2009年4月30日 晩霜の被害を確認

2009-04-30 | 農作業
霜の被害にあったいんげん

こっちはトマト。芯がまだ丈夫なものはもう少し様子を見る

ダメになったものは新しく苗を買い、植え替え。
すこし横にして植えるとよく根が張るという藤枝さん。

ジャガイモも少し害にあっていた。
左半分は霜がおりていなかった。桜の木があったおかげ。

イチゴいびつな形。でも色づいてきた!!

育ち過ぎた小松菜の撤収。その後、堆肥入れと耕運機。
菜の花にミツバチ発見!
次はイチゴにいくといいなぁ

この日は来園者が多く賑やかでした。

見沼田んぼ福祉農園通信

2009年4月29日「昭和の日」快晴 晴耕雨読の見沼

2009-04-29 | 農作業
休日出勤の良太氏 
祝日の出荷準備
農作業はカレンダー通りという訳には行かない世間は「昭和の日」祝日ながら耕すに休みなし
隣の畑も苗木の植付け
ジャガイモの麦間栽培
除草した雑草は堆肥場へ集められる積上げれれた雑草の山に除草の季の到来感じる。
スタッフを駅まで送る時、差間の自然の家と通船堀を回った。
川口差間の見沼・自然の家ではグランドワーク川口が苗床作りを行っていた。
      アスパラの成長を確認⇒お昼に食べました。

藤枝さん、ショウガを植える。
作業内容: 駐車所近辺の除草プレハブの整理
刈り払い機のメンテナンス
トイレ掃除 ハウス横の木の切り倒し 
午後5月2・3日に行う農的若衆宿の打ち合わせ。

見沼・風の学校 農的若衆宿&サバイバルキャンプブログ2009

2009年4月26日 さいたま新都心ファーマーズマーケト 出店

2009-04-28 | 共生社会のデザイン
さいたま新都心にあるケヤキ広場で毎月行われるファーマーズマーケットに始めて出店する
26日の出展には福祉農園からはぺんぎん村、風の学校が参加。
写真は野菜を売ていた他の方のブース

出店数も少なく、開催広報もほとんどなかったので、客がまばら。
今回は競合少ないが、客が少なすぎました。
隣で山芋だけを出しているお店の店主は、
「毎回お客がすごいからすぐ完売だよ」とは言っていたのですが・・・。by潤

2009年4月25日 雨の週末

2009-04-26 | 農作業
加田屋川、川岸にあった榛の木がなくなって見晴らしは良くったが・・・
雨の週末、クラシと農園の様子を観に見沼へ      雨の中の緑のアーケード
雨中に花をつけたブルーベリ 麦秋を待つ
ニンニクの生育も順調 ジャガイモも雨の中
雑草予防マットを張ってあるところ、
農園の片隅にまたゴミが棄てられた そうでないところの差は歴然
      蕗が雨に美しい
雨中につつじが咲き始める

20094月23日 平日作業そして夜は農園会議

2009-04-23 | 農園作り
良い天気
藤枝さんに「雑草をすきこんでおきな」と言われ晴彦氏も耕運作業
作業を終えて
夜は農園会議
農園会議議題(抜粋)
報告1:農村景観・自然環境保全再生パイロット事業 (水質検査・土壌分析)について。
報告2:要綱の改正に関して
3月18日県庁へ:要綱の改定を行うことを確認。
要綱の改定案として、見沼田んぼは農業によって生み出された農村景観であり、単なる景観ではない。
「景観を形成」を「農的もしくは農村景観の形成」へ変更するように要請。
「イベントの実施に必要と認められる経費を支払」を削除するよう要請。
主査より「農業イベント」ではなく、「農業体験事業」に言い換える旨提案あった。
「主たる成員の1人以上が農家又は農業に従事した経験者であること」との要綱もあるが、
見沼田圃公有地化事推進事業は埼玉県知事の事業であり、
農地法の許可権者である知事なのでこの要綱の不要なので削除を求めた。
また要綱にもとづく審査委員会について、実際現地に来て審査するように提案⇒担当 前向きに検討する回答
4月16日県の見沼担当 副課、主査、主事を伴って関根主幹来園。

県より要綱に関する話し合いを行いたいと打あり。
報告:2月21・22日 
プレブ小屋周り暗渠排水工事を行う。



4月11日、見沼堆肥(8車11㎥)の搬入。
次回は7月頃になる予定。
3月5日、浦和北ロータークラブ古澤さんの事務所の方が、車椅子利用用トイレの修理を行っていただく。
2004年に更新設置された車椅子利用者用トイレは仮設であり、恒久的なものへ建替える必要を県に要請する。
農園の環境整備
1、第2農園ハウス裏の農具小屋の整備。清水さんの畑と第2農園の畑の境の排水路作り。


2、第1農園プレハブ裏の整備。薪が散乱しないように。

3、農具の管理について
第1農園農具小屋内の鍬やかけや等の置き場が乱雑なっている。改善を要す。
4、車椅子の方でも畑に入ることのできる農園づくり。福祉農園のバリアフリー化
福祉農園は県が設置者である県は福祉の街づくり条例を率先して守るべきである。
第1農園バリアフリーパネルと除草シートが古くなっている。
⇒県に改善を要望する。
5、メンテナンス講習開催に関する検討
メンテナンスのプロのスタッフが千葉で帰農したためプロのメンテナンスが受けられなくなっている。
耕耘機などのエアクリーナー、オイルどの点検。燃料タンク内に土が入らないようなどチェック。
⇒日常的な点検をしなければ意味がない。⇒チェックスト表を作る。
⇒チェック表を参考にして新しいメンテナンス体制も作っていくことが大切。

チェーンソウの目立てなども含めて、機械のメンテナンス等きちっと見直ていければと思う。
6、加田屋川の改修工事でハンノキが伐採された。
福祉農園の対岸のハンノキが切られ、「見沼自然公園」付近で現在行われている護岸工事が、
もうすぐ福祉農園の周辺に押し寄せてくることは必至なのですが、改修工事中は、福祉農園の様々なアメニティが阻害されることは必至で、
具体的には、
①浚渫工事でヘドロが上がって、臭くなる
②工事によって、農園横の道路が閉鎖される
③騒音が発生する。景観が乱れるといったことが予想されます。
また完成後は、どの様に生態系との共存が図られるのかも不明です。
いずれにしろ現状の計画を把握し、場合によっては、きちんと要望なり、意見を出して行く必要がる。


見沼田んぼ福祉農園通信

2009年5月2・3日 農的若衆宿2009春 はじまりのたね

2009-04-23 | 風の備忘録 
2009年5月2・3日
農的若衆宿2009春 はじまりのたね
52 1日目(土)
開会式 農園案内 午前作業 昼食 午後作 夕食 夜の勉強会
5 2日目(日)
朝作業 朝食  午前作業 解散
※途中参加途中帰宅OK
作業内容
里芋の植え付け 夏野菜の植え付け
雑草抜き 薪割りなど
参加費
完全参加(2日間)2000円 初日午前~昼食まで500円 午後~夕食まで500円、
勉強会500円、2日目午前から正午500円 ※食費込み
参加希望時間を申し込みの際に連絡ください。
持ち物
作業できる服装・靴・軍手 (泊まられる方は防寒具、寝袋をお持ちください。)
※作業内容は天候により変更なる場合があります。
※参加の申し込みや不明な点のお問い合わせは
以下の連絡先からお願いします。
<問い合わせ先>担当:倉島 Tel:090-9666-5377 Email:rusukaze@hotmail.com

2009年4月19日 クラシと2人の日曜日

2009-04-19 | 農作業
赤い実のなる木も白い花を咲かせた
イチゴとニンニク コンパニオンプランツ
朝、北与野の高層マンションに住む人から、
「無農薬で野菜作りをやっている福祉農園なら芋虫がいるのだろうと思いうので、芋虫を採取させて欲しい」
と言う内容の電話があった。学校へ芋虫を持って来るようにといった宿題が出たらしい。
午後1時半頃小学3年の女の子と両親がやってきて、
親子で風の学校のキャベツ畑で芋虫の採取を1時間くらいやって帰っていった。
無農薬栽培を続ける福祉農園にとって、
何気なく福祉農園へやってきた、親子は新しい形の農園ボランティアなのかも知れない。

見沼田んぼ福祉農園通信

2009年4月18日 芝刈り作業本格始動  里芋の芽だし作業も始まる

2009-04-19 | 農作業
芝刈り作業本格始動。先週も行った芝刈り、通年より2週間以上作業の始動が早い。
里芋の芽だし作業も始まる
福祉農園 春野菜生育好天を受けて順調。雑草の成長も早い。除草作業も一気に本番。
作業内容:
除草作業 ほうれん草の間引き(第1農園) 
里芋の芽出し じゃがいもの土寄せとマルチがけ(第3農園)
苗づくり(カボチャ、ピーマン、ししとう、とうもろこし、レモンキウイ)
堆肥入れと耕運機がけ 芝刈り 薪の整理
おやつ:よもぎ団子・バースデイケーキ
ジャガイモの麦間栽培  ジャガイモが芽く
薪備え
お八つは蓬餅、多摩川の蓬は香りと味がしない。見沼の蓬は味と香りが良いと東京に住むスタッフが

見沼田んぼ福祉農園通信

2009年4月16日 季節が変われば

2009-04-16 | 季節の便り
季節が変われば人も変わる。
昨日、県の担当から連絡があり
新任の副課長、主査、主事さんが今日午後2時頃に福祉農園に来るというので、午後から農園へ
農園に着くと加田屋川の対岸の川岸に菜の花が咲いていた。誰かが種を播いてくれたのだろうか。
  加田屋川では鯉が産卵をしていた。
      
  耕耘を終えたサキさん晴彦・良太氏。
次の作業はそれぞれの畑で除草作業
  麦が穂を結び始めた
ブルーベリーやハーブ類が咲き始めた
クヌギ、栗、ギンドロなども芽吹きを迎えた


スタッフが作業を終えて帰路に着いたころ県庁の見沼担当スタッフが来園。
対応したのは私と藤枝さんの二人だった。
そのため県の見沼担当の新スタッフの写真を撮るゆとりがなかった。

2009年4月15日 共生の場の有り様

2009-04-15 | 龍神伝心
福祉農園の仲間、「わらじの会」の山下さんから届いたメール。
いかがお過ごしすか。つい先日ふきのとうを刻んで味噌汁に入れたり、
ふきのとう味噌にしてご飯にのせて楽しんだと思ったら、もうびっしりとふきの葉が出揃っています。
春の楽しみはいろいろですが、春の苦しみ、悲しみもまたさまざまにありました。
今日、雨の中、見沼田圃の福祉農園の近くを車で通ったのですが、
八重桜や花蘇芳 (はなずおう)、はなみずきが風景を華やかにしていました。
花蘇芳 (はなずおう)
少し前は、桜や桃の花で、見沼田圃全体がぼうっとパステルカラーでした。
見沼田圃の花の季節は、県立高校で共に学ぶことを拒否され、
中学浪人を強いられた障害のある生徒達の記憶と結びついています。
もちろん、合格し、卒業していった生徒達もたくさんいるのですが、
また不合格を許してしまったという悔しさが、見沼田圃の花のイメージにつながっているのです。

2月7日、TOKO主催で行ったゆみ幼稚園の園長先生・鈴木一義さんの講演のあらました。

視覚障害の子を、足をひっかけて転ばせた子の話が書かれています。
先生が障害について、関わり方について、話をしてくれたけれど、
ほんとうにそうなのか、その子は自分で試してみたのでした。
ほんとうに転んだことで、卒園するまで、いすを運んだりお手伝いをしたといいます。
(鈴木先生の講演の全記録は、別途パンフにします。)

私たちが求める生活は、障害について理解のある人々に囲まれ、支援の行き届いた生活ではありません。
あたりまえのこととして、一緒にそこにいるから、いやおうなく足を出し、
手を出して、たしかめ合わざるをえないような関係の中にいることを求だから、
学力がなくとも、しゃべれなくても、「どの子も地域の公立高校へ」なのです。
そして、たとえ雇用・就労対象からははずされていたとしても、
雇用・労の場である職場に、訪問、見学、体験、実習、施設外就労、
グループ就労など、あらゆる形をとって入り込んで一緒にいる「職場参加」なのです。

支援に囲まれた生活をめざすのではなく、あたりまえに学校・職場・地域にいることを進めるために、
そしてい続けるために、いることを共有するために、支援を活用できるようにしましょう。
なんのために、支援をつくってきたのか、私達は問い直す必要があります。

TOKO
NO.153 2009.4.10
ど子も地域の学校へ!公立高校へ!東部地区懇談会
連絡先・Tel 048(737)1489
ホームページ:
http://members.at.infoseek.co.jp/TOKOnews/http://members.at.infoseek.co.jp/TOKOnews/TOKO.htm

「堂々と胸はって共に生きよう」(あゆみ幼稚園園長・鈴木先生)
育ち合い・育て合いの草分けがいま熱く語る――2月7日(TOKO講演会)


(お話の概要)
70歳を過ぎているので園長をやめるつもりだったが、
後縦靭帯骨化と線維筋痛症という二つの病気で、障害を負ってしまったため、
こういう体になったからやめるというのでは共に生きようと言ってきた自分の考えに反すると思い、続けている。
40年前にあゆみ幼稚園を作ったとき、人間として生まれてきた子供は、障害があろうがなかろうが全て受け入れようと、
若い先生達と話し合った。

ある時、目の見えない一美ちゃんが明かりを頼りに歩いているとき、男の子が足を出し、
一美ちゃんはが言っているように目が見えないんだろうかと思って、足を出した。ほんとうに見えないんだと知って、
その子は一美ちゃんが卒するまで、いす運びとかお手伝いをした。転んでしまった。
その子は、一美ちゃんはほんとに先生達
足に障害があり家で過ごしていた子どもは、最初笑顔がなかった。
先生が声をかけても変化がなかったが、子どもたちが入れ替わりそばに行って、○○くん、と声をかける。
返事が返ってこなくても、声をかける。大人だと、返事がないと、次の言葉が出てこない。

子どもはたくさんいるから、次から次へといろんな子どもたちが声をかける。
大人が食事を食べさせようとすると拒否するが、子どもたちがスプーンで食べさせようとすると、喜んで食べるようになった。
学校とは何を学ぶのか。2+2が4になるとか、この字はなんなのかという知識だったら、家庭でもできる。
あるいは、訪問教育として、家に来てもらって教えてもらうことだってできる。
けれど、ほぼ同じ年齢の子どもたちがみんな集まって、相互に刺激し合って、心を育てていく、
学校とはそういう場所だと理解していただければ、どの子もも受け入れたくなるはずなんだ。

今年4月から学習指導要領が変るので、文科省が各ご家庭に「生きる力」という冊子を配っている。
私は、「共に生きる力」とてほしい。
健康な人達でもひとりで生きていけるのかといえば、身の回りのことはできるだろうが、心は育たない。

昔、障害があるとか、他と違いがあると、種族が違うとか、悪魔に取り付かれているのではといって、差別した。
科学文明が発達しても、さまざまな差別がある。
障害者差別もその一つ。

文部科学省が進めている特別支援教育の推進のために、知的の発達の遅れとか、
発達障害の早期発見をということで、いろいろ言ってきている。

幼稚園への指導資料にも、「こんな子はありませんか?」というのがある。
「他のことに気をとられて着替えがなかなか進まない」、「極端な偏食」、
「持ち物をよくなくす」……こんなことは、大人にもよくあること。
人は雑穀米。16種類とかある雑穀米を播いたら、16種類の芽が出る。100人いれば100通りの生き方がある。

幼稚園、小学校、中学校、高校、あらゆる場面で共に生きることを大切にしていかないと。
どこかで分けていくと、お互いに違った人種のようなまなざしで見るようになってしまう。
聴こえる・聴こえない、話す・話さない、そんなことは関係なく、共に生きていくために何ができるか、
お子様をお預かりしたときに、そこから考えていけばいい。

日本人が一番得意な言葉、万が一という言葉。万一っていうのは、万分の一の話。
そのことにおびえて、校長先生も教頭先生も、ああでもないこうでもないと理由をつけて、拒否しようとする。
先生に、万一のことがあったらどうしますって言われたら、万分の九千九百九十九は大丈夫なんで受け入れてくださいと、
堂々と胸を張って、普通小学校、普通中学校、高校、そして社会に出て、共に生きていきましょう。