blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

12月29日 望年会 3枚の写真コンクール

2012-12-30 | 共生社会のデザイン

見沼・風の学校の望年会の時
スタッフがそれぞれ3枚の写真を持ち寄って、この1年を振り返る。
今年は8名が写真を見せてくれた。

春、農園に馬が来た日。


福島猪苗代の春。福島に生きる決意。



                              ボランティア学会 浦和の街角の記憶

東京湾洋上の記憶。 

見沼田んぼ福祉農園 2012の夏。

  夏の日の父達。

 見沼サバイバルキャンプ2012住処  水の回廊を作る。

夜の見沼サバイバルキャンプ2012住処  

秋の農作業。

再会の記憶。

11月23日収穫祭の朝。四国高知窪川原発を止めた百姓と農園を回る。

収穫祭 日曜日の使者たち

収穫祭の夜、


2012.12.29見沼・風の学校納会に参加

2012-12-30 | 季節の便り


年齢のためか年末を感じる事に疎くなったように思う。
それでも、見沼・風の学校の納会「寄り合い望年会」に参加していると年の瀬を感じる。

福島から千葉から、神奈川から到着合流


スタッフが、今年への感慨と意見をそれぞれ述べ合う年末「寄り合い」

茨城の梨生産の百姓先生到着

寄り合いを終えて「望年会」へ




 


12月23日 師走らしい1日

2012-12-24 | 農作業
【作業内容】
・馬糞堆肥搬入

・イチョウの木の移植


・トラスト1号地から竹搬入


小カブ種まき・寒冷紗がけ:天地返し

・シャッター小屋内整理

【そのほか】
・今日は大人数で、
馬糞+移植+竹搬入と人手のかかる作業を一気にこなすことが出来ました。
整備の仕事もまだまだあるので、引き続き作業参加して欲しいと思います。
・トラストの竹搬入、竹林の奥から竹を運ぶ作業からやっていましたが、
輪っかにした縄を梶間さんが貸してくれて、
それを使うと簡単に運ぶことが出来ました。
1周1m半ぐらいある縄で、
何本か束にした竹の先を輪っかのままくくり上げて
引きずっていくと作業効率が俄然上がりました。

梶間さんは「山仕事の必需品」と言っていて、
農園の中でも使える知恵だなと思います。


双葉町町長のメッセージ

2012-12-21 | 風の備忘録 
 町民の皆様、皆様の苦しみは計り知れないものです。
毎日、皆様と話し合いができれば良いのですが、なかなか叶えられませんことをお詫び申し上げます。

 私が一番に取り組んでいますのが、一日も早く安定した生活に戻ることです。
双葉町はすぐには住めませんが、どこかに仮に(借りに)住むところを準備しなければなりません。
そこで、国と意見が合わないのは避難基準です。
国は年間放射線量20mSvを基準にしていますが、チェルノブイリでは悲惨な経験から年間5mSv以上は移住の義務と言う制度を作りました。
 私たちは、この事故で最大の被ばくをさせられました、町民の皆様の健康と家系の継承を守るために、国に基準の見直しを求めています。この基準がすべてです。仮に住む場合は安全でなければなりません。
子供たちには、これ以上被ばくはさせられませんし、子どもたちが受ける生涯の放射線量は大きなものになります。事故から25年が経ったウクライナの子供たちには働くことができないブラブラ病が多く発生しているそうです。
 私はこのようなことが一番心配です。町は絶対に事故を起こさないと言われて原発と共生してきました。
しかし、今は廃虚にさせられ、町民関係も壊されました。
自然も、生活も、生きがい、希望やその他すべてを壊されました。
一方どうでしょう。これほど苦しんでいる私たちの思いは、皆さんが納得いくものになっていないのです。
これを解決するのが先だと訴えています。

 私が皆さんに多くの情報を出さないと叱られていることは十分承知しています。
出したくても出せないのです。納得のいくような情報を国に求めていますが、出してこないのです。
国とは隠し事のない交渉をすることを求め続けてきています。
町民の皆様を裏切ることは決していたしません。これから多くの情報を出していきます。

 放射線の基準に戻りますが、ICRP(国際放射線防護委員会)勧告を採用していると国では言いますが、国際的に採用している訳ではありません。
ヨーロッパには独自の基準があり、アメリカでも自国の基準を作って国民を守っています。
最近のICRP勧告では日本を非難しています。
もう1~20mSvを採用しなさいと言っています。
これは大変なことで、区域見直しも賠償の基準も変わってきます。
 このような中で冷静にと言っても無理かもしれません。
このような環境に置かれているのだから、皆さんの要望を常に政府、与党には伝えてきました。政争に振り回されて進んでいません。
 福島県内に避難している町民を県外に移動してもらう努力はしましたが、関係機関の協力は得られずにいます。しかも盛んに県内に戻す政策が進行しています。
県に理由を聞いても納得のいく返事は来ません。
町民(県民)の希望を国に強く発信して頂きたいと思います。

 町民の皆さん、損をしないでください。
財産には目に見えるものと見えないものが有りますので、区別しなければなりません。
目に見えるものは形や重みのあるもの価値が直ぐに判断できるものです。
見えないものは未来です。
一番心配なのは健康で、被ばくによる障がいであります。ウクライナでは障がいに要する費用が国家の財政を破綻させるような事態になっています。
今のウクライナが25年後の日本であってはならないのです。
子供に障がいが出ればとんでもない損害です。この見えない、まだ見えていない損害を十分に伝えきれていないもどかしさがあります。
まだ発症していないからとか、発症したとしても被ばくとは関係がないと言われる恐れがあります。
水俣病のように長い年月をかけて裁判で決着するような経験を町民の皆さんにはさせたくありません。
 昨年の早い時期から町民の皆さんの被ばく検査を国、東電、福島県にお願いし、被ばく防止も合わせてお願いしてきました。
しかし、思うようになっていません、原発事故による放射能の影響下に住むことについて拒むべきです。

 損について一部しか言いきれていませんが、一番大きなこと、何年で帰れるかについて申し上げます。
今は世界一の事故の大きさのレベル7のままだということ。溶けた核燃料の持ち出し終了が見通せないこと。処理水をどうするのか、核物質の最終処分はどのようにいつまで終わるのかなど多くの要因を考慮して、木村獨協大学准教授が最近の会議の席上、個人の見解として双葉町は場所によっては165年帰れないと発言しました。
私には可か不可の判断できませんが、大変重要な言葉だと思います。
半分としても80年だとしたら、この損害は甚大なものです。
 また、被ばくの影響についても責任者に対して担保をとっておく必要があります。

 中間貯蔵施設については、議論をしないまま、調査だから認めろと言いますが、この費用の出どころを確かめることが重要です。この施設は30年で県外に出すと国は言っていますが、約束は我々とはまだ出来ていません。
この施設の周りには人が住めません。
六ヶ所村では2km以内には民家がないようで、双葉町では町の中心部が殆ど入ってしまいます。
では、どうするのかの議論が先です。ボーリング調査を行うのは着工です。
予算の構成を見ますと、整備事業の下に調査費が付いています。
これは行政判断としては着工になります。着工の事実を作らせないために、私は非難覚悟で止めていることをご理解ください。
 十分すぎるほど議論して町民の皆さんの理解の下に進めるべきです。日本初の事業です。
双葉町最大の損害で、確かな約束を求める事をしないまま進めてはやがて子供たちに迷惑をかけます。
新政権とじっくり話し合いをして、子供たちに理解を貰いながら進めます。
このように、私たちには大きな損害があることをご理解ください。

 寒さが一段と厳しくなりました、風邪や体力の低下に気をつけて予防を心がけてください。これからもお伝えします。
平成24年12月20日             
                  双葉町長 井戸川 克隆

12月16日 選挙の日の農作業

2012-12-18 | 農作業

[作業内容]:
小豆とホウレン草の撤去、白菜収穫 

ピーカンナッツ採り、樹木剪定 

第2農園の竹小屋の扉組(途中)

 雲ひとつなく晴れて暖かい日でした。

畑からだいぶ作物がなくなってきましたが、
葉物など、まだ植えれば生えてくるそうです。
 人参は、野ざらしで葉が枯れかけていましたが、
わくわくの方は寒冷紗がけしてたので、
まだ葉が青々としてました。 

昼過ぎに佳子さんと良太さんが来て、
明日出荷する分の野菜の収穫をしていました。


明日は霜が降りて、
朝から作業できないから・・・ということでした。
明日のダンドリ感覚。
 選挙も終わりました。今年もあと2週です。byまこと


選挙の夜の呟きを聞く

2012-12-17 | 風の備忘録 

呟きを聞く
投票から帰って間もなく、除染に取り掛かる主人。
「自分たちは今までと変わらず、子どもたちのために動き続けるだけ。」
背中がそう言っていました。ありがとう。(>_


呟きを聞く
脱原発派が〈選挙で〉大惨敗した真因を探ろうともせず、
マスメディアの操作によって負けたんだと主張する人が多い。
確かに影響はあっただろうが、
それが自民大勝、猪瀬圧勝の決定的要因ではないだろう。

呟きを聞く
いままでより、もっと食べ物のこと、子供達の環境、
エネルギーのこと、教育のことに関心を持ち、
発信していこう、って今朝 気持ちを切り替えました。

呟きを聞く

昨日の選挙の結果を受けて、「この笑顔を絶対に守るんだ。
自分た
ちの手で。」という思いをますます強くしました。
がんばっていこう!


 


 


12月15日 6年ぶりの再会

2012-12-15 | 農作業
井戸が凍り、芝生広場は真っ白。      落ち葉も真っ白

でも 一時間もたつと、霜は消えます。ただ 野菜たちは凍ったまま・・・・
収穫できる時間が 遅くなりました~出荷がおくれます~byのらペン

昼過ぎに農園に着くと梅の植え替え作業は終わっていた。

乾燥小屋の修理をしようと準備に取りかかると寒い中、
作業を始める私を気遣って早紀さんがストレッチをコーチしてくれた。



6年前まで農園に来てた新座の凌也君がやって来た。

久々、農園作業を始めた凌也と小学校以来の友人幸宏。

大学4年生になった凌也君、卒業を控えて障害者の就職活動にチャレンジした。
作業を終えて火を囲んで、障害者の就職活動の厳しい現実を語ってくれた。



昨日官邸前でもらったポスターを自宅の外壁にはる事務局長
ポスターには「原発のない未来のために」の言葉が。

作業終了後、農園代表、リョウヤ、幸宏がうちにやってきて、
ニカイで茶をすすりながら語る。
代表、リョウヤの卒後の人生相談に応じつつ、
彼とユキヒロとの関係を評して、「のっぴきならない関係」と称する。

互いに迷惑かけたり、面倒さを共有し、一緒に生きている。
この三要素があることが大事。 
のっぴきならない関係」はスマートでないので拒否されるが、
のスマートでなさの先にこそ、分かち合いとか、
シェアとか、脱成
長の思想があるようにも思う。
そしてまた、スマートでない、
この
都会の果てのまちだから「のっぴきならさ」が、
いち早く顕在化し
ているようにも思う。
以上、なかなか多くの人には伝わらないと思うが、備忘録として。
そして、来年の農園にしろ、風の学校にしろ、
あるいは教員として
の仕事にしろ、
あるいは研究にしろ、自分にとって焦点になるのは、
この「のっぴきならなさの中に生まれる世界」だろうな、と予期
する。
                                  by事務局長

郡町村会長の辞職井戸川双葉について

2012-12-15 | 龍神伝心
井戸川双葉郡町村会長の辞職について
井戸川町長はいま孤立しています。
彼を追い込むのは、誰
のためにもなりません。
                by Atsushi Funahashi
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「郡町村会長の辞職井戸川双葉について」
12月10日 井戸川双葉町長が、双葉郡町村会長を辞職しました
その後、井戸川町長に直接聞いたり、
福島県内の他の市町村の方々
にきいた情報を元に、
僕の見解を書きたいと思います。

中間貯蔵施設建設の議論に際し、井戸川町長は、
国に対し、放射性
廃棄物を生み出すことになった
今回の事故の責任がどこにあるのか

(言い換えると、誰のせいでこの汚染が引き起こされ、
その犠牲
として双葉郡の一部が中間貯蔵施設を背負わされるのか)、
最終処
分場はどうなるのか、をはっきり示すようにと何度も求めてきました。
それには応答せず、国は他の市町村の囲い込みを進め、
さらに
佐藤県知事、広野町長など直接施設に関係はしない市町村が
「復興
をおくらせるな!」という流れに乗っかっている。
空気だけで物事
が進められ、
「誰の責任なのか」(=もちろん国・東電であり、そ
れを国は明確には認めたくない)と
ロジックを突きつける町長のよ
うな人物は煙たがられる、というのが現状況です。

たしかに対話の輪を打ち切った町長にも非はあると思います。
しかし、日本の歴史上初めての原子力災害で、責任者が明確にされることなく、
地方都市がそのゴミ処理を背負わされる、というのは
正しいのでしょうか。
これは国に都合がいいばかりでなく、
その町
で生きる権利を剥奪された人々の、生存権を侵しています。

求められているのは、
まず第一に、双葉郡の人々の生きる権利を確保して
(事故の責任者
(加害者)による仮の町設置・賠償)

第二に、その故郷に、
申し訳ないが核のゴミ溜めを作らせてもらう
交渉を始める
ことだと思います。
それが物事の順番ではないでしょうか。
それをうやむやにされ、ロジックもなく「復興」の名目の元に、
染・中間貯蔵施設建設が進めるのは、
双葉郡の他の市町村にとって
も自らの生存権を侵す、
つまり自分の首を絞めていることになりま
す。

井戸川町長は「混乱を避ける」ため辞任した、と言いました。
町村会の和を乱すことは、良くないのでしょう。
しかし、集団がなんとなく空気に流され、自らの権利を冒涜し、
滅してゆくときは、どうすればいいのでしょうか。

成熟した大人として、ロジックに基づいて、対話が開かれることを望みます。
これがまた、「空気」としてマイナスイメージを生み、
双葉町長の
辞任要求へ悪影響を及ぼすようなことがないよう、祈ってます。
by Atsushi Funahashi 舩橋淳
(映画「フタバから遠く離れて」監督) 
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001212110001
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12月10日 氷点下の見沼で農作業

2012-12-10 | 農作業
  氷点下ですよ!

今朝は井戸も凍り、小松菜も凍り、ホウレンソウも、
ねぎも、ミックスレタスも 畑中が凍ってました。


野菜の収穫は 9時前にはできませんでした~
 来週から ひき売りは 午後からになりそうです。

あすの ネギの皮むきに備えて、
水をタンクにいっぱい入れてきましたよ。
凍っていないことを祈るのみです。
 手が凍るだろーなー。
こういう時は皮むき機があればいいのに、と思ってしまいます。
byのらんど

12月8日 初冬の農作業 農園作り

2012-12-08 | 農作業

水が澄む冬の加田屋川


鷲神社の杜と見沼田んぼ福祉農園

梅の木の植えかえ

梅の植え替え作業を終えて。

第3農園

第3農園 桜の木お選定作業 

剪定作業を終えて薪にした剪定材の搬入。そして作業後チェーンソーをメンテ。

堆肥の切り返しと堆肥場の整備作業
作業内容
第1農園秋ジャガ収穫、まんのう入れ
・堆肥場、境界線の復活作業(はみ出た堆肥を押し戻す)
・枯れたヒバ2本を抜く→薪にしました
・木の移植(芝生→乾燥小屋前に)
第2農園・竹小屋、壁作り
第3農園・桜の枝剪定→薪・粗朶にしました

◆野菜たち
・秋ジャガ、かなり立派に出来ていました。乾燥小屋に若干あります。
・白菜も食べごろです。
・小松菜、ほうれん草、ニンジンなど食べごろです。 

◆感想
・改修中の竹小屋、今日代表が木材を使って壁をつくり、
"ダダイズムの壁"と名付けました。

・日が落ちるのが早くて(16時半で結構暗い)、作業時間もあっという間でした。


12月7日夕刻、大きな余震 それぞれの呟き

2012-12-07 | 龍神伝心
スッキリしたいい天気が続かない。
田んぼの耕うん作業を急ぐ。

 一年で今の時期が 最も昼の時間が短い。
夕方は 本当にあっという間に暗くなる。
 またもや 大きな地震があった。
被害は なかったが、 大きな地震が来ると 身構える自分がいる。
暗くなっていたが 田んぼにいた。
直ぐに家に帰って作業場等の点検をする。

宮城角田の呟き
だんだん強くなる揺れ・・いやでも思い出します。
体に刻み込まれ<WBR />た記憶はこうした形で噴出してくるんですね。
沿岸部の津波警報を<WBR />見て、出会った方々を想わずにいられませんでした。
警報解除にな<WBR />ってよかったです。


福島二本松の呟き
皆さんご心配いただきありがとうございます。
地震がおきたとき、
東京で官邸前に抗議に向かう途中でした。
夫に電話をすると、何か
あったらすぐ逃げられるように準備をして、
原発周辺のモニタリン
グポストの数値を見張っているとのこと。
とりあえず親戚、友人ら
に逃げる準備をしておくよう連絡し、
新幹線が動き出すのを待って
福島へ。
在来線が止まっていたので、隣の福島市まで車で向かえに
来てもらい、
何とか帰宅。新幹線も駅も大混雑でした。
官邸前から
はとんぼ返りだったけど、
ちゃっかり言いたいことは叫んできまし
たよ~(^_^)v