blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

2008年6月29日 食べること、生きること、つながること

2008-06-30 | 共生社会のデザイン
    2008年度青森大会 饗 あえ─あたたかさの交感
現代の社会は、便利さや快適さを追求する中で、
何処に行っても同じ風景を目にするようになりました。
地域固有の文化や自然、私たちの肉体すらもが、
いつしか市場における消費の対象となり、
国家の管理の対象になっています。.
その背後で、社会の分断が進行しています。
複雑化する市場システムによって莫大な富が一部に集まる一方で、
そこからから落伍した人々、そもそも参入すらできなかった人々は、
国家による保護からも取りこぼされて、
「あたりまえ」の生活もままらない状況に置かれています。
今、私たちの暮らしに均質化と画一化を迫り、分断と相互不信をたらす市場・国家システムに抗して、
私たち自身の身体や、私たちの足場となる大地に根ざした、
限りなく多様な土着の文化を生み出すことが、求められているのではないでしょうか。
地域の様々な人々や生き物を排除しないこと、大いなる存在や死者との交わりの方法を持つこと
生々流の中で喜怒哀楽を生きること、何処にもない〈私たち〉の場所を無限に生み出すこと。
そのための語り合い、交じり合いの場を青森の地に持ちたいと思います。
私はグループセッション「食べること、生きることつなること」に参加。
食と地域と自然について、青森でユニーク実践を展開する3人の話を聞かせていただいた。
左から、三上公子さん(NPO法人活き枠あさむし事務局/浅めし食堂)宮桂子さん (菜の花トラストin横浜町事務局長) 
木村秋則さん(弘前/りんご農家)
化学的に合成された農薬や肥料を一切使わない木村のりんごづくり。
不可能と言われた栽培を可能にした秘密は、畑にある。
木村の畑では、あえて雑草を伸び放題にしている。
畑をできるだけ自然の状態に近づけることで、そこに豊な生態系が生まれる。
害虫を食べる益虫も繁殖することで、害虫の被害は大きくならない。
さらに、葉の表面にもさまざまな菌が生息することで、病気の発生も抑えられる。
木村がやることは、人工的にりんごを育てるのではなく、
りんごが本来持っている生命力を引き出し、育ちやすい境を整えることだ。
害虫の卵が増えすぎたと見れば手で取り、病気のまん延を防ぐためには酢を散布する。
すべては、徹底した自然観察から生まれた木村の流儀だ。
「私の栽培は目が農薬であり、肥料なんです」(NHKプロフェショナルより)
6月29日 見沼は終日雨。 
本日は福祉農園会員の浦和北ロータリークラブのバーベキューが農園で行われた。
雨の中、澤さん一人が準備していたので、急遽みんなで手伝うことに、設営後は、ビニルハウスで麦の脱穀を行った。
風の学校のスタッフもバーベキューを楽しんだ。
本日、喜寿になったロータリークラブ会員がいたので皆でハッピーバースデーを歌って祝う
昼食後、ハウス内で東大大学院新領域創成科専攻の留学生2人と英語で自己紹介したあと、
午前に続き野菜の手入れと小麦の脱穀をする。

日本ボランティア学会・.青森 饗あえ あたたかさの交歓

2008-06-30 | 風の備忘録 
青森 饗あえあたたかさの交歓
学会1日目 28日の親会場は、森の中のチャペル
           津軽味線、ねぶた、ラップ、オーケストラと盛りだくさん。
写真は、農園スタッフの矢澤秀範君と
財団法たんぽぽの家
の播磨理事長

二人は同じ新聞社の先輩後輩。

青森駅で新聞を買うと、青森版の記事に矢澤署名があちこちにあった。
仕事をこなしながら、旅人である僕ら面倒を見てくれた。

矢澤君は記者になっていた。
  29日学会を終えて東北三大舞踏家の一人である福士正一さんの家反省会。
山の上の青森の街が一望きる素晴らしい家。
突如、たんぽぽの家の岡部の太鼓に合わせて、福士さんが即興で踊り始める。

2008年6月28日の作業報告です

2008-06-28 | 農作業
第1農園 :芝刈り、じゃが芋掘り(メークイーン)、麦刈り、ハーブ園横の道刈り払いがけ、ハーブ園整備
第3農園 :じゃが芋掘り(男爵・北あかり)、除草作業
今日は曇りで暑すぎず、7時過ぎまでしっかり作業ができました。
今日は来週にまわすと腐りそうなじゃが芋掘り、麦刈り、第3農園の除草を中心に作業しました。
雑草はどんどん生えてくるので、雨の降らないときにしっかりやりたいとの想も出ました。
作業をしながらも、休憩の時にアイスを食べながら、
ミミズやカラスについてなどのくだらない話しをしたりと笑いの多い一日でした☆(^o^)お疲れ様でした!(by EIEI)
ズッキーニ
私は学会のために青森へ
明治大学の農学部のゼミ生たちと同宿だった。彼らは農村調査に来ていた
浅虫温泉から青森市街を望む

2008年6月27日~29日まで学会で青森へ

2008-06-27 | 風の備忘録 
29日のグループセッションのコメンテーターをつとめます。
「食べること、生きること、つながること」
食べることは生きることそのものであり、自然とつながり人をつなげることでもあります。
食と地域と自然について、ユニークな実践を展開する3人の話をもとに、さまざまな角度から考えます。
▼三上公子(NPO法人活き枠あさむし事務局/浅めし食堂)
▼宮桂子 (菜の花トラストin横浜町事務局長)
▼木村秋則(弘前/りんご農家)
[コーディネータ] 小山内誠(NPO法人青森NPOサポートセンター副理事長)
[コメンテータ] 猪瀬良一(見沼福祉農園代表)



見沼田んぼ福祉農園通信

2008年6月25日 東京板橋 大山商店街視察へ

2008-06-26 | 様々な農
「立ち上がる農山漁村」選定証授与式のサブイベントで東京板橋のハッピーロード商店街の視察に行ってきました。
「地方の魅力」を商店街の魅力づくりに活用する大山商店街振興組合によるプレゼンテーション
真剣に視察する全国から集まった「立ち上がる農山漁村」のメンバー



見沼田んぼ福祉農園通信

2008年6月22日 千の時計プロジェクト+ダジャー・モンスーンコンサート無事終了

2008-06-23 | 様々な農
21日から22日まで
農的若衆宿・千の時計プロジェクト+
キャンドルナイト=ダジャー・モンスーンコンサート
を実施。

時計なし、携帯なしで農園で過ごす。最終的に何時なのかのあてっこをしたが、
全員が実際の時間よりも先の時間を出していた。
一番近かったのが僕で、それでも13時15分を13時45分と言った。
夜更かししたつもりが意外と早く寝ていて、朝寝をしたつもりが早起きしていた。
天気が悪かったので、ますます時間が分かりづらく、色々なものの音に耳をすませた。
もっと多くのものに対して、耳を済ませて、表現しなければならないなというのが、終わっての感想。
                                                (by 事務局長)
雨模様の朝作業
昼食準備 去年の今頃は、まだ少ぽかったクライがすっかり炎の料理人に
飯は見沼産の彩のかがやき、浅子玉子を使った天津飯と玉葱と鶏肉の炒め物 うまし
雨中の後片付けトイレ、カマド、水周りの清掃を徹底的に行う
二日間のプロジェクトを終えて充実した表情の実行委員長  最後に取り纏めを行う。
わかば塾の藤本さんの紹介で、さいたま市議会議員の土井さんがやってきた。
「一緒に汗をかきたい」とのこと。来るものは拒まないのが福祉農園の流儀。

農園で良い汗かいて、その汗が市政に反映するようなことになればと思う。

2008年6月21日 夏至・キャンドルナイト・農的若衆・見沼風の学校

2008-06-22 | 龍神伝心
          100万人のキャンドルナイト2008 ダジャー・モンスーンコンサート
   
20日の夕刻、お世話になっている農家から電話があった。
畑への流入を規制するために置いた土嚢を外した者がいる。
「福祉農園の人間の仕業ではと噂を流している人がいる、そお言うことはないかいうのが電話の趣旨だた。
福祉農園は畑作しかやっていなので、地下水位の上昇は作物が根腐れを起こすし、
ちょとした雨で耕耘機が回らなくなるので我々も困る。確かに第2農園と第3農園を流れる小川の流量は多いし
第2農園の池の水かさは上がっている。梅雨で降雨量が増えたのでそれが原因と思っていたがそうではないらしい。
ひとまずは現場を確認する必要があるので良太氏と探索すと、
市道三室野田線の向こう側まで見に行くと代用水から農業用水を引き込む水口に置かれていた土嚢は取り外され脇に置かれていた 
水かさが上がった池   水かさをます溝 スタと共に現場を確認
誰がこんなことをしたのか 誰が福祉農園がやったと噂を流すのか、怒りがこみ上がる確認を終え農園に戻る
百姓先生 久々郡上から来園。
汗をかくところから始める我々の流儀を自然に実践する百姓先生。

作業法、植物の生理に関する知識を分かりやすく伝え百姓先生。

徹夜で郡上からやってきて、農園で農作業の後
休まず東京青山に赴き郡上を踊る百姓先生。
   第1農園の堆肥置き場撤去作業 堆肥置き場は畑に、よくえた畑が広がった。
ラッキョウの選別をする3人    草木染用に春菊の花を収穫する草木染工房「優舎・やさしや」の優美さん
見沼田んぼ福祉園通信

2008年6月15日 埼玉農業普及学会研究会へ

2008-06-16 | 農作業
終日快晴
 夏草の勢いが増してきて、雑草との戦いの 季節になりました。
 今日は、以前からの懸案だった、第三の大麦 を刈り終えることができ、
これから、麦間に植えた里いもに十分に陽が入りので里芋も勢いが増してくるはずです。

作業内容
第農園 社会人区画 トマト、ナスの芽かき、支柱の補強 除草
 堆肥場わきの除草  芝刈り 今泉さん境界刈り払いかけ
第2農園  ハンマーナイフ モアーで除草作業
第3農園。大麦刈、ハンマーナイフで除草作業、そして里芋間の耕耘
刈った麦わらを燃やして鰹のたたきをつくりそれを主菜にで昼食。
大麦は、最初ハンマーナイフモアーで叩いていたのですが
収穫して焙煎すると麦茶にすることができることを代表に教えてもらったので、
やってみたら香ばしい麦茶がでできた。

わかば熟の藤本さん。
 突然ふらりとやってきて、
 麦茶を飲んで、またふらりと去っていく。
私は午前中に芝生広場の芝刈りをすませて昼食の後、
午後は、大宮で開催される埼玉農業普及学会の研究会へ
見沼田んぼ福祉農園10年の中で見えてきた農業の価値について語る
反響がダイレクトで手応えを感じる講演が出来た。
農でつながる、土でつながる人の前で話をすることは
通じるものが大きいので文句なく楽しい
左端の女性は、福祉農園に百姓先生を送ってくれた農業者大学校の事務局長
以前、園芸福祉普及協会の会合で東京農大の進士先生の紹介で会った時は
農水省の婦人課長として生活改善運動の最前線にいた。
次に見かけたのは、BSE問題で農水省のスポークスマンとしてマスコミの前に立っていた。
そして今は独立行政法人農業者大学の事務局長。
農業後継者の育成の最前線にいる。食料自給率の向上が最近言われるが、
自給力が下がったのが原因なのに数字ばかりが一人歩きしている。
自給力をつけるためには農業後継者、新規参入者をどれだけ養成できるかにかかっている。


2008年6月11日 福祉農園のコンパニオンプランツ=共栄作物

2008-06-12 | 農作業
コンパニオン・プランツ(Companion Plant)
植物どうしをうまく組み合わせると、病害虫や雑草の被害をなくしたり減らすことができます。
この相性のよい植物のことをコンパニオン・プランツ共栄作物)と呼んでいる。
福祉農園では、コンパニオン・プランツ(Companion Plant)を活用し農薬に頼らない農業に挑戦していす。

Companion Plant
ナスを囲むマリーゴルド・ネギ・ソルゴーの組み合わせ
コンパニオンプランツ(Companion Plant)には、
野菜と野菜・野菜とハーブ・花・。ハーブとハーブなど様々な組合せがあり、期待できる効果も色々で楽しい。
木嶋 利男 著
農薬に頼らない家庭菜園
コンパニオ
ンプランツ
福祉農園の周りはプロの苗木栽培農家が苗木を栽培している。
虫食いの苗木は販売できないので必要な殺虫や消毒を行う。
そうした農薬の飛散から福祉農園を守るために

ソルゴー障壁栽培
を行っている。
生産現場では「ソルゴ巻」ともよばれる。
防風を兼ねて作物の圃場の周りにソルゴーを植えて囲むことにより、
農薬飛散(ドリフト)を防止するほか、
ソルゴーは土着天敵を住まわせるバンカープランツとして、
害虫
(主にアブラムシアザミウマ)の発生を抑える。

1,000,000人のキャンドルナイト 農的若衆宿2008 千の時計プロジェクト

2008-06-12 | 風の備忘録 
1,000,000人のキャンドルナイト

農的若衆宿2008 千の時計プロジェクト
2008年6月21日 午前9:30集合、22日まで
見沼田んぼ福祉農園にて
時計も携帯もない生活を考えられますか?
現在当然のように使われている時計や携帯電話。
これらが使えなくなったらどうなるのだろうか?
農作業を通じ、自然の時間に耳を澄まし
時計の時間ではない自分時間を取り戻す。
そして、
時計の呪縛から解放されたこの場所で
生きるということや自由であることの意味を問う。
料金 全日参加 2500円(途中から参加する人はご相談ください) 
◇参加申し込み・問い合わせ◇
見沼・風の学校事務局:Tel 048-886-5754
 Email rusukaze@hotmail.com 
 Mobile 090-1702-2026 担当:植松
※参加希望者、質問等は担当まで連絡をお願いします。
※参加者は受付の際に、
持参している時計と携帯その他時間がわかるものを
預からせていただきます。
ご了承ください。
若衆・サバキャン2008Blog:http://blog.livedoor.jp/minukaze2008/
見沼・風の学校 若衆・サバキャンブログ2008 - livedoor Blog(ブログ)



2008年6月11日 農林水産省1階「消費者の部屋」の様子

2008-06-11 | 風の備忘録 
福祉農園で学生時代農園ボランティアをしていたK君からのメール。
代表へ 農林水産省1階にある「消費者の部屋」の様子です。
既にご覧になっているかもしれませんが、別添のように展示されておりました。
携帯で撮影したので画像は良くありませんが、送付します。
K君、26歳で霞ヶ関の係長だそうで、元気に活躍しているようでなりよりです。
農林水産省1階にある「消費者の部屋」
「立ち上がる農山漁村」に選定された福祉農園
「見沼学」やぺんぎん村が農園の野菜を漉き込んだ紙を使ったカレンダーや栞、コースター。
福祉農園のフキや春、ペパーミントを染めたゆみさんの草木染。
埼玉県が作成した見沼の地図や公有地化推進事業のパンフレットを展示。