blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

日本ボランティア学会2012年度北浦和大会

2012-06-29 | 共生社会のデザイン
 田舎でもない。大自然はないが、緑は残る。
そんな東京郊外のベッドタウン、 北浦和――。
 障害のある人とない人の交わりのなかで、
変わっていく町の情景

 どこにでもあるような町の小さな営みに、
目を凝らし、 耳を澄ませて向き合えば――
 大学の住民と地域の住民との出会いから、
編まれていく市民知..

 悩みながら動き始めた若者たちの蠢き 都市と農村、
人間と自然とを、しぶとく結 うとする日々の営み……
 立場や経験の違う人々の交わる〈境界〉で生まれた〈身振り〉があり、
社会システムの問題を乗り越えるために
刻まれた運動の〈リズム〉があることを知ります。
 東日本大震災・福島原発事件に直面した私たちは、
社会のシステムが崩壊を感じています。

 生活感にあふれた手触りのある町を歩き、車座になって語り合 う。
そして町の片隅に潜む〈小さな営み〉 を掘り、
あらゆる場所につながる市民知
――境界を創造的に生き抜く〈身振り〉―― を探ります。

会期 2012年6月30日(土)─ 7月1日(日)
会場 埼玉県立近代美術館
   埼玉県立浦和高校麗和会館
   北浦和ふれあい商店街 ほか
主催 日本ボランティア学会2012年度北浦和大会
   実行委員会
共催 日本ボランティア学会
協力 浦和北ロータリークラブ
   明治学院大学教養教育センター付属研究所
   明治学院大学国際平和研究所

■第1日目 6月30日(土)

10:30-  北浦和まち歩き
(受付/集合10:15:北浦和駅西口ロータリー前)
10:45-16:00 総会・全体会
(会場:埼玉県立近代美術館2階講堂)

13:00-13:15 全体会 オープニングパフォーマンス
▼「(仮)きょうせいする」 こまどり社feat.いのせりょうた
 埼玉を拠点によろづ小間取稼業を展開する「こまどり社」仮屋崎健氏。
しょうがいしゃりょうた氏との関係を日常を紙芝居で描きま す。
13:15-15:15 境界対談
「境界を生き抜く ―自立でも、管理でもなく」
越谷・ 春日部の地に「わらじの会」が生まれたのは1978年。
30年以上にわたって旧―新住民、
障害の有る無しを越えた活動の推進者山下浩志氏の語りに、
水俣・東北を歩き思索を重ねた研究者栗原彬氏。
二人の会話から、
境界を生き抜く闘争(ふれあい)の身振りが現れます。
▼山下浩志+わらじの会の人々(春日部・越谷)
▼栗原彬(日本ボランティア学会代表/東京)



15:30~17:00 グループトーク
「この場所で市民知を編む ―今、これまで、これから」
 私的空間と公共空間の境界に注目し、
人と人との結び付きを多様に切り取り、
結び付けてきたアサダワタル氏。

見沼で、福島で、農業者・住民と協働しながら、
環境への放射能汚染への取り組みを市民科学として組織する石井秀樹氏。

全国を放浪する日常編集家、福島を拠点とする研究者、
それぞれの活動と想いを受けて、
市民知 の組織化を、知の拠り所〉は何かを考えます。
▼放浪する日常編集家の立場から
 アサダワタル(日常編集家)
▼福島の市民科学者の立場から
 石井秀樹(福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任助教)
▽応答者 菅波完(高木仁三郎市民科学基金)
▽コーディネータ
 槇ひさ恵(日本ボランティア学会副代表)
 猪瀬浩平(北浦和大会事務局) 
17:30-    懇親会
(会場:埼玉県立浦和高校麗和会館内学生食堂)


■第2日目 7月1日(日)
10:00     受付
■一般演題:カルタスホール
■分科会1:北浦和駅西口ロータリー
※演題発表と分科会1は並行して行います。
演題発表後、分科会1への途中参加も可能です。
(直接会場へお越しください)
10:10-12:00 一般演題(会場:カルタスホール)
事前にエントリーいただいた方の研究発表・実践報告を行います。
▼発表者 (予定) ※各発表時間は後日掲載します。
岩満賢次(聖カタリナ大学人間健康福祉学部)
綱島洋之 (神戸大学都市安全研究センター研究機関研究員)
田中光一(NPO法人環人ネット副理事長)
※昼食販売はありませんので、近隣の店舗で各自ご用意ください。
※カルタスホール、浦和高校内では飲食可能です。

10:10-15:00 分科会1 「若者が境界を壊す
(会場:ふれあい通り商店街和光湯前、団子屋となり建設中の家)
※途中で昼食を調達、食事時間を設けます。
「若者 (ならずもの)が境界を壊す―商店街の未完成の家で住み開く」

▼口火 高村直喜(宿「ホトリニテ」当主/山梨)
▼参加する人々
蛇谷りえ(うかぶLLC  /複合滞在スペース「たみ」準備中/鳥取 )
土田真(見沼・風の学校/埼玉)
田中良+前川紘士(半外プロジェクト/京都)
中川竜太(東京) 仁藤夢乃(Colabo代表/東京―女川)
#その他、近所遠方から集まった若者や、様々な年代の人々
▽コーディネータ
アサダワタル(日常編集家/『住み開き』著者/大阪)
鈴木拓也(見沼・風の学校/埼玉)

▽知恵袋
山梨通夫(山梨みかんトラストファーム農園主/静岡)
中村陽一(立教大学21世紀社会デザイン研究科/東京)
      
13:00-15:30 分科会2グループトーク(会場:浦和高校麗和会館)
「3.11 分断を越えて―つくる、食べる、つながる」
 食べ物を通してつながってきた、埼玉の町と東北宮城角田。
平成の米騒動から交流が始まり、
20年にわたって様々な活動を生み出してきました。

 3,11東京電力の原発炉心溶融による放射性物質の拡散は
日本とその海域を汚染した。
この事態に、
農や食をめぐる私たちの経験や想いを分かちあうことから、
私たち自身の暮らしをみつめなおします。

▼グループトーク・スピーカー
東北の農村から/堀米荘一
  (肉牛肥育繁殖・稲作農家/角田市)


埼玉の町から/ブティック「ぶあく」の皆さん
(障害のある人とない人が共に働く店/ 春日部市)
古澤建治(浦和北ロータリークラブ/さいたま市)

全国から/湯浅正恵(広島市立大学教員/広島市)など
▽コーディネータ
楠原彰(学会運営委員)
小松光一(学会運営委員/あぶくま農学校副校長など)
15:45-16:30  クロージング・ディスカッション
(会場:浦和高校麗和会館)
▼報告 分科会から/鈴木拓也 ほか
分科会から/楠原彰 ほか
次回大会開催地(鳥取)から
16:30-16:45  まとめにかえて
▼猪瀬良一(北浦和大会実行委員長)
▼栗原彬(日本ボランティア学会代表)
***********************
■参加費
◆両日参加
4,000円 未会員  3,000円 学会員  2,000円 学生
◆いずれか1日参加
2,000円 未会員  1,500円 学会員  1,000円 学生


◆懇親会  2,000円
***********************
■参加申込方法
◎申し込み締め切り 6月25日(月)
(1)申し込みフォームにご記入のうえ、学会 事務局までお送りください。
 FAX:0742-49-5501  E-mail:vgakkai@popo.or.jp
  参加申し込みフォームをダウンロード(word)
http://popo.or.jp/vgakkai/2012/06/04/sankaform2012.doc
(2)参加費をお振り込みください。 (振り込み手数料はご負担願います)
   [郵便払込口座] 00980-3-94307
   [加入者名] 日本ボランティア学会
・新規ご入会ご希望の方は、年会費もあわせてお振り込みください。
・払込用紙の通信欄には「払込内容(内訳)」をご記入ください。
・払込用紙の受領票をもって領収証に代えさせていただきます。
(3)お申し込み完了です。当日は受付でお名前をお知らせください。
日本ボランティア学会事務局
〒630-8044 奈良市六条西3-25-4
Tel.0742-43-7055  Fax.0742-49-5501


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1 コメント

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Japanese (noga)
2012-06-10 21:27:10
日本は独特の文化により経済的にも発展を遂げだ。
我が国は、東西文化の橋渡しになるべき国であり、世界もそれを期待している。
しかるに、我が民族は、思考力と表現力に乏しい。

英語は、自分の考えを伝える言葉である。内容がある。正確に伝わっているかが問題になる。
日本語は、相手に考えを委ねる言葉である。内容がない。どう見られるか (考えられるか) が問題である。浪花節のようなものか。

日本人が英米流の高等教育を習得できれば、自己の考え方を全世界に伝えることが可能になる。
ただし、フィリピン流の英語の普及では、我々は12歳のメンタリィティを脱することはできない。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/

我が民族の長所については多くの識者がすでに語っている。
だから、私は自己慶賀はやらないことにする。

日本人の短所
意思がなくて恣意 (私意・我儘・身勝手) がある。
個人主義がなく、意思決定に難渋して、未解決の問題が山積している。

成案がなくて腹案がある。
「お前らに、俺の腹の底が読めてたまるか」といった隠蔽体質者である。

‘それは、教育の問題だ’ と済ましていられない。
この問題を克服すれば、我々日本人は、さらに世界中から尊敬を集めることになる。

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