blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

2008年1月27日 水路の護岸作業

2008-01-28 | 農作業
27日(日)晴天
今日は第2農園と第3農園の間の水路の護岸作業を行いました。
けっこうな力仕事でありました。
またプレハブ裏の薪置きの小屋の解体中に小屋が自壊してしまいした。
ケガ人がでなかったのが幸いで、日頃から危険に対する注意は改めて大切だと思いました。
(byクラシ)
護岸用の材木の塗装、護岸用のヒノキの丸太の運搬:護岸工事
昼食準備、そして昼食。して午後の作業。
今日の護岸工事は無事終了。今後も護岸工事は続く。
護岸の補修が終わらないと第2農園から第3農園への耕耘機やハンマーナイフモアーの通行が不能にくなる。

見沼田んぼ福祉農園通信

雨漏りの危険が予想されるプレハブ小屋の屋根

2008-01-28 | 農作業
久しぶりにプレハブ小屋の屋根に上がる
防水ペイントが剥がれていて補修の必要を痛感。

下の写真は2005年5月に行ったプレハブ屋根の補修作業の様子。
サンダーで錆をそぎ落とし、防錆ペンキで下塗した後、防水ペンキを上塗りした。
お金も人手でもいる作業だった。
プレハブ小屋は、開園時に県が設置した物なので、
こうした補修工事も本来は
福祉農園の設置者である県が行うべきことなのだが・・・。

読売新聞1月20日社会面『人・物語』 読売新聞 1/20付け

2008-01-22 | 様々な農
 『人・物語』 
最初は渋々 『人つなぐ喜び』を知った10年≫  

作業着姿の猪瀬浩平さ(29)が足元をまじまじと見つめた。床板の所々に穴が開いている。
今月12日。さいたま市の「見沼田んぼ福祉農園」で、倉庫として使っている小屋の修繕作業が行われた。
全体が傾き、出入り口の戸も開けにくくなっていた。『こんなに腐っていたなんて』―。
そうつぶやいた浩平さんの後ろで、父、良一さん(58)の声がした。
『これほど長く続くとは思わなかったもんな』―。父が開いた農園は今年、10年目を迎えた。

浩平さんの兄の良太さん(34)には知的障害がある。
農業ジャーナリストだった父が、地元の農家から小さな土地を借りたのは20年前。
良太んに農作業を経験させるのが目的だった。  
浩平さんが小学校だった時は、週末ごとに家族と通った。深い森には別世界があった。
だが、中学に入ると、部活動や友人との付き合いが忙しくなって足が遠のいた。
家族との距離を感じ始めたのは、高校に進んだ頃からだ。
同級生から、父の仕事や兄について聞かれると、どう説明していいか分からなかった。
家族とほとんど口を聞かなくなり、生まれ育った土地から離れた大阪大の人間科学部への進学を決めた。

大学2年になった1999年5月。父は農場を1ヘクタールに広げて福祉農園を始めた。
それまでは家族けで農作業をしていたが、障害者やボランティアを受け入れるようになった。  
夏休みに帰省すると、『農園で草むしりをやれ』と父に言われた。
避けてきた相手だが、有無を言わせぬ口調に従うしかなかった。その後も帰省の度に農園の仕事を手伝わされた。
初めの何年かは苦痛でしかなかったが、渋々手伝ってるうちに、農業というものが少しずつ違って見えるようになっていった。  

 そんな自分を初めて意識したのは、大大学院に進むため埼玉に戻った2001年の春だった。  
ジャガイモを作ろうと、種芋を4分の1に切って植えた。
本当に芽が出るのかと半信半疑だったが、2週間、緑の葉がぽつぽつ顔を出し始めた。
畑が新芽で埋まったのは、その1週間後だ。あんな切れ端から、こんなに多くの芽が育つとは・・・。
生命の神秘を目の当たりにした思いだった。  
 失敗も繰り返した。雨の翌日に耕運機をかけ、すっぽりと泥に埋もれたことがある。
農薬を使わずに枝豆を育てようとして、新芽を全て青虫に食べられたこともある。  
そんな経験を重ねながら、苗が実った時の感動は何物にも代え難いと知った。  

 翌年の1月。子供らにも農業に触れてもらおうと、農園の一区画で農作業の体験教室を開き始めた。
しかし、教室の準備に追われるどして本来の農作業がおろそかになり、畑は雑草だらけになってしまった。  
 この時に意見したのは父だった。『知識も技術も十分じゃないのに、子供を受け入れるのは 早過ぎる。
 まずは地道に農業と向き合うべきなんじゃないのか』―。  その通りだと思った。
農業だけでなく、父を見る目も徐々に変わっていった。  
 農園から発電機や耕運機がごっそりと盗まれたのは一昨年5月のことだ。
揃え直す経済的余裕がなく、『もうダメかもしれない』と気持ちは沈んだ。  だが、思いがけないことが起こった。
地元の農家や企業から、中古品や現金を寄付したいという申し出が、約40件も寄せられたのだ  
 父とお礼に回り、地域の人々が障害者や若い農業者に向けるまなざしの温かさを実感した。
農園のことで、父と一緒に怒ったり笑ったりしている自分がいた。  
昨春からは明治学院大で『ボランティア学』を教えている。秋には学生を農園に連れて来て農作業を体験させた。
若い人に伝えたいのは、『人と人をつなぐ農業の素晴らしさ』だ。  
 
農園では今、約200人の障害者や若者が汗を流す。10年目を迎え、父にこう提案した。
『これから採算のとれる方法も考え、 農園を何世代にもわたって続けられる体制にしたい』―。  
 小屋の床板を張り替えた後、農園の釜戸でおでんを作った。具のジャガイモや大根は農園で採れたものだ。
汁をすすると、冷えた体がほんわり温かくなった。鍋から立つ湯気の向こうに、満足そうに笑う父見えた。               
~読売新聞 1/20付け 朝来野祥子~

見沼田んぼ福祉農園通信

2008年1月20日 福祉農園 読売新聞全国版社会面トップに

2008-01-21 | 様々な農
年明けからは相次ぐ事件、事故の取材に追われています。
8日から1週間の冬休みをもらったので帰省しましたが、
9日、八戸で事件が発生。
翌日から農園に行こうと思っていましたが、休みはなくなってしまいました。
毎日、早朝から深夜まで、氷点下5度の雪国を動き回っています。
埼玉も今日、雪が降るみたいですね。
本日の読売新聞社会面を読みました。写真がいいですね。
年明けてからは、事件や偽装、インサイダーなどで紙面をにぎわしているので、
社会面の半分を埋める福祉農園の記事を読んでうれしくなりました。

昨春、農園を卒業し新聞記者になった風の学校OBからの便り

2008年1月20日 雪雲迫る

2008-01-21 | 農園作り
本日の作業内容:
チェーンソーのメンテメンテナンス、檜の丸太の移動、つつじの植え替え

今日は人数が少なかったのですが、「力丸」を使って檜の丸太を移動させたり、
つつじの植え替えをしたり、清水さんと立ち話をしたりと、充実した、何だか楽しい一日でした(^o^)
予報では今夜から雪が降るとのことで、寒さを覚悟して農園に行ったのですが、昼間は晴れていて、
さほど寒くなく、植え替えをしてすがすがしい汗をかくことができました☆
清水さんからアメリカのトチの木の根を分けていただきました。
☆根からちゃんと芽が出てきてくれるのか楽しみです☆
(byEIEI)
チェーンソーのメンテメンテナンス 檜の丸太の移動
つつじの植替え作業
隣の畑の清水さんと懇親
夕刻、雪雲迫る

2008年1月19日

2008-01-20 | 様々な農
本日の作業:
テーブル移動、設置、薪運び、堆肥場で焼却処分、道具小屋の整理

去年1年お世話になった女体さんのお札を焼き、見沼の大地にもどす
今日は作業の後半、焚き火を見ながら時間を過ごしました。
火っていきているんだなぁと感じました。なんだかいい時間でした。
(by植松)