blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

2009年3月28日 年度最後の週末作業

2009-03-30 | 農作業
作業内容
第1農園 ジャガイモの植え付け パクチー+中国大根+えごま植え付け
エシャロット周り除草 社会人区画里芋予定地耕運
遊水地工事  排水改善のために第1農園にも池を掘りはじめている。
  掘り出た土は畑にもどす。
プルーンの花咲く

4月から小学校の先生になるEIEIが
摘みたての蓬で蓬餅を作ってくれた
夕暮れ迫る               作業後、夕日を楽しむ。
 夕暮れの中で欅の剪定材を搬入する隣の畑の清美園    

2009年3月25日 榛の木が伐採される

2009-03-28 | 龍神伝心
2009年3月26日タイ北部のエイズシェルター バーンサバイで活動していた
風学校のスタッフが帰郷し、久々福祉農園農作業に来るので農園に向かう。
車を降りると加田屋川の雰囲気が違う。
気がつけば加田屋川の対岸、聳えるようにたってい榛の木がない。
昨日、25日業者が河川改修工事のため伐採しにきたことを藤枝さんから聞く。

農園が開園以来11年、
我々の活動を見守るように聳え立っていた榛の木が伐採されたことに言葉を失った。
加田屋川に自生していた榛(ハン)の木。見沼の固有種だと聞いている。

見沼田んぼ福祉農通信

2009年3月26日 堆肥の投入 土作り

2009-03-27 | 農作業
風は冷たいが陽光は春
堆肥場にて
梅の実が稔り始めた 福島千年桜が咲き始める
堆肥を入れる藤枝さん
作業を終えて晴彦氏
タイ北部のエイズシェルター バーンサバイで延べ4年間活動していた風の学校のスタッフが帰郷し、
春から東京大学の大学院で公衆衛生を学ぶことになった。
今日は、久々農園にタイで出会ったパートナーと共に農作業に来た来てくれた。
バーンサバイは、2002年7月7日、タイの北部、チェンマイに開設された
HIV感染者とAIDS患者のためのシェルター=緊急避難場です。
タイ語でバーンは「家」、サバイは「快い・平安な」という意味。

見沼田んぼ福祉農園通

2009年3月24日 福祉農園の日々

2009-03-25 | 農作業
農道の除草作業をするぺんぎん村の二人
      今日、朝から「わらじの会」の農園班がジャガイモの作付けをやっていた。
 ジャガイモの種芋
車椅子に乗っていても一緒に耕してる

若者が集まり、とかく注目が集まる週末。本来の福祉農園の姿は日々の営農活動にある。

2009年3月22日 風強く 驟雨の中

2009-03-23 | 共生社会のデザイン
第3農園 砂ちゃんの指導で耕運作業とジャガイモの植え受け準備を同時に行う明治学院の卒業生たち
堆肥の切り替えし作業
ハーブ園の除草や整備作業をする港区白金の人達
どくだみ荘の畑で大根の収穫と除草を同時に行う
明学大ボランティアセンター学生スタッフを送り出す追い出しコンパが福祉農園で行われた。
「学生だけの集まりにとどまらず今年度お世話になった学外の方々もお招きし、
交流の場とすることで、学生×教職員×外部の方々という「三者」が出会う会にしたいと思います。
今回の出会いを来年度につなげ、さらなる『三者協働』の形が発展できればと思い企画しました。
見沼田んぼという場所で自然と触れ合い福祉農園で共同作業を行うことで、
有意義な交流の場にしたいと考えています」。

2009年3月20日 今年もスタッフの卒業を祝う

2009-03-21 | 季節の便り
  4月から中学生
実行委員長A 2年前の卒業生現在記者として報道の前線にいる
歌のプレゼント
  左から、4月からさいたま市内の小学の先生になるEIEI。
一人置いて、埼大に進学するユキヒロ。大学院に進むスナちゃんの3人。
 卒業を祝ってプレゼントを
最後はいつもの大団円

先日、長崎に帰りブドウ農家を継ぐ岳野君の農業者大学校の卒業を祝った。
彼は既に帰郷しブドウ作りに励んでい。

そして、さいたま市の小学校の先生になるEIEI。埼大に進学するユキヒロ、
東大大学院に進学するスナちゃん卒業を祝う。

3人と地元埼玉に住み、見沼田んぼを拠点に活動をする。次につながる旅立ちで心強い。

2009年3月18日 埼玉県庁へ

2009-03-18 | 共生社会のデザイン
要綱と事業計画書について県庁の土地水政策課へ
社団法人埼玉障害者自立生活協会の八木下浩一さんと介助者の内田さんも同席する。
八木下さん、代表や県庁担当者の話に割り込み、
障害者、高齢者にとっての見沼田んぼの意味、そして福祉農園の存在意義について熱く語る。
67歳になった八木下さん
埼玉障害者自立生活協会は開園当時の農園メンバー。
八木下さんは当時の理事長。喧嘩仲間でも、飲み仲間でもある。
今度飲もうといって先に部屋を後にした。やはり当事者の参加は励ましになる。
要綱と事業計画書についての交渉の要点
農業の本質は資源循環であり、福祉農園は土作りを重視し、
障害者と共に優良農地として持続可能な圃場の構築を行ってきた。
「見沼たんぼの公有地化された農地の適切な管理及び効果的な利活用を推進するため
NPO等の民間団体に公有地化された農地の管理及び農業を体験するイベントの実施を委託る」。
こんな条項のある要綱が2月6日、県の見沼担当からメールで送りつけれれた。
この要綱の説明を求まると「そこを耕してもらうとうのは、作物をつくるというのではなく、
見沼の景観を維持してもらうため」と説明があった。
土作りを基本とした福祉農園で行われている農業を否定することなので、
県に説明を求めまた、意見を言う場を設定して交渉を行った。
農地は農業を行うための場、作物を育てる場である。
農地はイベント会場ではない。

今日は、その詰の話をしに県庁に行ってきた。
そこで、4月初旬開催の話し合いで要綱の改定を行うことを確認。
⇒各団体個別ではなく団体を集めてやるよう要請を確認。
要綱の改定案として、
見沼田んぼは農業によって生み出された農村景観であり、単なる景観ではない。
「景観を形成」を「農的もしくは農村景観の形成」へ変更するように要請。
「イベントの実施に必要と認められる経費を支払」を削除するよう要請。
主査より「農業イベント」ではなく、「農業体験事業」に言い換える旨提案あった。
「主たる構成員の1人以上が農家又は農業に従事した経験者であること」との要綱もあるが、
見沼田圃公有地化事推進事業は埼玉県知事の事業であり、
農地法の許可権者である知事なのでこの要綱の不要なので削除を求めた。
また要綱にもとづく審査委員会について、実際現地に来て審査するように提案
⇒土地水担当者前向きに検討すると回答

2009年3月16日 春めく見沼 春野菜の出荷始まる 

2009-03-16 | 農作業

 ぺんぎん村 春野菜の出荷始まる
ねぎを紙で包み ガムテープで止める
出荷準備完了
今日の見学者神奈川の津久井湖の近くで宅老所スタッフ
 藤枝さんの苗作りを学ぶ見学者
農業も福祉の仕事とあわせてしたいので、藤枝さん作苗作りに興味深々津
神奈川の津久井湖周辺の自治体で福祉農園作りの話が進んでいとのこと

2009年3月15日 春めいた見沼。 近所に住む大田尭先生来園。

2009-03-16 | 農作業

作業内容
大田堯さん農園案内
第1農園 耕運、植え付け(サニーレタス、カブ、ネギなど)
第3農園 ネギ間の除草


午前中、近所に住む大田尭先生来園。

農園を案内する石井君と事務局長


91歳の青年 見沼に夢を見るの意気込みを感じた。
略歴 大田堯さんは教育学者。専攻は教育史、教育哲学。
東京大学名誉教授、都留文科大学名誉教授。日本子どもを守る会名誉会長。 
東京帝国大学文学部教育学科卒業。東京大学教育学部教授、
日本子どもを守る会会長、都留文科大学学長、日本教育学会会長なを歴任。

著書は多数。主なものは。
「教育の探求」(東京大学出版会)「教育とは何かを問いつづけて」(岩波新書)
「教育とは何か」(岩波新書) 「教育研究の課題と方法」(岩波書店)
「地域の中で教育を問う」(新評論)「子は天からの授かりもの」(太郎次郎社)
「生命のきずな」(偕成社) 「わたしたちの教育基本法」(埼玉新聞社)


見沼田んぼ福祉農園通信

福祉農園の働き手、晴彦君の今

2009-03-11 | 龍神伝心
どの子も地域の公立高校へ・埼玉連絡会から皆様へ
さる4日(水)夜、大宮商業高校へ斉藤夫妻、連絡会メンバーで話し合いに出かけた際、
校長、教頭、教務、担任に対して、晴彦くんの父・晴一さんが語りかけた言葉を、
3月9日(月)夜、
ぺんぎん広場での連絡会事務局会議に参加した晴一さんが文章化して渡してくれました。
以下、ご紹介します。

単刀直入なお願いです。
息子は特例で入学したようですから、特例で卒業させてください。
先日は、卒業生を送る会で、記念品までいただきました。
本人も皆と一緒に卒業できると信じていましたが、まわりの状況を察してか、
しきりに身の処し方を尋ねてきます。どう返答していいのでしょうか。
4年間一生懸命通学した事に、学校側は何の理解も示さず、
ゼロという回答です履修と修得は違い、結果ゼロです。
全てとはいいませんがゼロです。
卒業できませんとの事です。
非常に不満です、卒業させて下さい。
だめの場合は、時間とお金を返して下さい。

先日、作家の村上春樹が、イスラエルの講演で、卵と壁の話をされました。
その中で卵は壁の圧倒的な強さの前ではなすすべもなく打ち砕かれるが、
卵は小さな力を合わせる事で、それに対抗できるとの旨を述べています。

今回の晴彦の置かれている状況を、それに照らし合わせてみると、
何故か事々が一致するように感じられます。
優しい支援の方々に励まされながら、何の力もない個が、
学校生活の中でただ一つの武器である出席数で戦おうと、精一杯努力し、対抗しました。
ですが、不当な力の前で、あっという間にその殻は打ち砕かれ、中身を出そうとしています。
力の無い個々の結集が、何の意味も持たない有様です。悲しい事です。
あたたかさの無い現実です。

学校では、生徒たちに共存とか共生という社会生活のあり方を教えているはずです。
しかし、それは空しい言葉遊びの様です。
教える側にその意識のまるでない言葉遊びの様です。

社会はいろいろの人達の集合体です。
その中には、当然生まれながらに障害を持つ人、
不慮の災難から障害を持った人達も含まれます。
旧社会時なら、それらを見捨てて、社会の維持は図られたでしょう。
けれど、私達が暮らす今は、近代社会です。
差別を無くして全てが平等の権利を有する事をめざす
真の社会秩序を創り上げる近代社会です。

出来ない人に武器を振りかざす教育は、間違っている。
共存・共生を教える資格はない。

15日(日)伊奈町の県民活動総合センターで開かれる
「こども★夢★未来フェスティバル」で、
「共に学び・育つ」をテーマにしたブース(2階セミナーホール1)をもちます。
そこで、社団ブックレット「子どもたちは、いま」の著者の一人
である門平公夫さんをパーソナリティーとして、連続トークを行いますが、
斉藤晴彦くん親子も登場の予定です。
ほかにも、車椅子アクセス探検隊、ぶあくの店、笑い爺、おみくじ、
射的などを企画しますので、お手伝いや、参加できる方、ぜひおいでください。
詳細は山下まで。

山下 浩志
〒344-0021 埼玉県春日部市大場690-3 谷中耳鼻科内
048-737-1489 FAX 048-736-7192
e-mail: waraji@muf.biglobe.ne.
黄色い部屋HP : http://members.at.infoseek.co.jp/TOKOnews/
職場参加をすすめる会http://www5b.biglobe.ne.jp/~yellow/HP :

見沼田んぼ福祉農園通信

2009年3月5日 ひたすら堆肥を運び寒肥を鋤きこむ1日

2009-03-08 | 農作業
午前作業はひたすら堆肥運びでした!
汗をかきながら作業をしていました☆
久しぶりの快晴☆何度も畑と堆肥場の往復をします♪
良太さん、晴彦さんが堆肥を運び、藤枝さんは石灰を蒔く☆
お昼過ぎに常君が風の学校の畑の作業をしに農園へ♪

午後は耕耘作業!
晴彦さんの耕耘作業藤枝さんも「晴彦、上手くなったなぁ」と褒めていました♪
一人でどんどん耕耘する良太さん☆さすが!!
トイレのドアが修理中です!!

2009年3月1日 休日の農作業

2009-03-01 | 農作業
曇天
小川の落ち葉拾どくだみ荘の畑の除草作業
休日の良太氏
昼食準備


作業内容
 土を運んだ場所に石灰を入れ耕運機がけ
 キャベツに寒冷紗がけ←防鳥対策
 どくだみ区画:除草
 第3農園:除草、耕運機がけ

今日は見学者の稲垣さんとともに、畑の草を抜き、耕す一日でした。
先週のイベントで暗渠工事という大きな作業をしましたが、
農園を回ると雑草が伸び散らかっていたり、収穫できる野菜が少ないという状況です。
イベントの場合、その時点で優先順位の高いものをやり、
後回しにできるものはやらない傾向があります。
イベントだけではやりきれない作業をする、今日みたいな日が大切だなぁと思いました。By純三