いのちの森の日

「自然観察」や「自然遊び」を通して、自然の大切さやいのちの大切さについて、遊びながら学んでいます。

その28  ムクロジの実

2017-01-23 09:28:17 | いのちの森の秘密
昨日のいのちの森の日の出来事。

男の子が、こんな実が落ちていたんですけど、何の実ですか? と玉ねぎのような形をした小さな実を持って来てくれました。
 
ムクロジの実に似ていろような?
でも、いのちの森に落ちているはずないし、「切ってみたら何が出てくるかも?」と話しました。

しばらくすると、「中から、こんなのが出て来ました。」と持って来てくれました。 真っ黒い種子でした。 やっぱり、ムクロジに似ている、、、。

プログラムの時間がおしていて、そのままになってしまいました。
後で、ネットで確認してみると、間違いなく「ムクロジの実」でした。

あのときに、、、という思いが残り、残念でなりません。
あの男の子に、「君が見つけてくれたのは、ムクロジの実だよ。 羽根つきの羽根に付いているこの黒い種子だよ。」 と話してあげたい。 

皮が付いたままのムクロジの実。 知らないうちに、いのちの森に生えていたのでしょうか? それとも、野鳥が食べようと運んできたのでしょうか?

「ムクロジ(無患子)は、その黒い実108個で数珠を作ると聞きます。
その実がはとても堅く、よく弾むので羽子板の羽のおもりとして利用されます。
また、羽子板の羽はトンボに見立て作られたそうで、お正月の羽子板遊びは、子供が蚊や害虫から伝染病にかからないように、悪い虫を退治して守ってもらう意味があるそうです。

また、実の外皮は水につけて揉むと泡が出て、洗剤にもなるそうです。
これでシャボン玉遊びもできるんです。

ムクロジに木は、お寺に植えられていることが多いので、ムクロジの木を探しに、近くのお寺を訪れてみるのも面白いですね。

          
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