いのちの森の日

「自然観察」や「自然遊び」を通して、自然の大切さやいのちの大切さについて、遊びながら学んでいます。

311 と レオトープ

2020-03-11 16:40:24 | ライオン株式会社千葉工場ビオトープ
東日本大震災が発生したのは、9年前の2011年(平成23年)3月11日14時46分。
ちょうどその時、たまたま、いのちの森にいました。
15:00にライオン千葉工場の方が、いのちの森を見学に来ることになっていて、それを待っていたからです。
実は、地震が発生する前、不思議なことがありました。
いつもなら、この時間になると、野鳥が水浴びをするために、いっぱいいのちの森に来るのですが、今日は来ない。どうして? と思っていたら、いきなり、立っていられないほどの揺れ、プールから津波のように水がばしゃーんと飛び出し、校庭には対角線にひびが入り、プールと校舎沿いに、液状化のヘドロが吹き出してきました。
 たまたま、校庭にいた子どもたちは、どっちの地面にいたら、助かるの!? とパニックになって、泣き叫びました。

あっという間に、校庭の半分はヘドロで埋め尽くされました。

いのちの森も、たいへんなことになったのではと走り寄ると、まったくの無傷。
井戸水も、濁ることなく、その後の水質検査でも、適飲料の結果が出ました。
コンクリートなどの人工的な素材をいっさい使わず、土や木などの自然素材だけでできているいのちの森だから、あの激しい揺れを吸収し、受け流したのかもしれません。
クロメダカも、ヘイケボタルも無事で、今でもその命を繋いでいます。
やっぱり、「いのちの森」は、守られているとしか思えません。

ライオン千葉工場のビオトープは、この311を乗り越え完成しました。
今では、ヘイケボタルも自生するビオトープになりました。
当時の思いを引き継ぎ、部会活動で整備を続けています。



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