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グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

米グーグルのフィットビット買収劇に思う

2021年01月15日 | 経済

米国グーグルが健康管理に特化したウェアラブル端末を手掛けるフィットビットを21億ドル(邦貨換算2200億円)で買収したとのニュースがあった。

フィットビットは以前筆者が利用していたウェアラブル端末だったからいささか興味を持っていた。

1つはグーグルほどの豊富な事業資源を有する企業が司法省の反対を抑してまで同社の買収に乗り出す必要があったのか、という疑問だ。

とにかくグーグルが食指を伸ばす分野は他方面に及ぶ。

ゆえに資本力で補完できる分野は極力M&Aに委ねるというのも1つの戦略だ。

21億ドルなんて同社にとって安い買い物かもしれない。

もう1つは最新技術動向だ。

今は歩数や消費カロリーの把握に限定されているが近いうちに血圧がかなり正確にウェアラブルで測定可能といわれている。

そのうちに血中酸素量や血糖値なども把握できるようになるかもしれない。

となれば健康ウェアラブル端末は相当のポテンシャルを持つことになる。

グーグルはそんなところに着目しているのかもしれない。

ちなみに米司法省は未だ判断を明確にしていない。