コロナ対策専門分科会会長の昨日の発言が気になっている。
曰く「1都3県の感染状況は深刻で1月中に緊急事態宣言を解除することは難しい、それまでにステージ3相当まで下げるのは至難だろう」とまぁこんな内容だったように記憶している。
ごく最近まで前首相や現首相と並んで記者会見に臨み「今はまだ緊急事態宣言を発する段階にはない」と言っていた同一人物の発言とは思えないのである。
いくら新規感染者数が急増したからといっていきなりこの豹変ぶりには驚きと同時に気がかりでもある。
暮れのいつだったか、医療関係者8団体が揃って記者会見を開き医療現場の困窮ぶりや危機感を訴えた際にも分科会や会長個人として表だった言動はなかった。
たしかに感染者数の動向は読みづらいかもしれないが専門家で構成される分科会がこんなにブレるようでは国民の十分な信頼を得られないのではないか。
分科会は政府方針の追認組織でもなければ応援団でもない。
それは経済対策の専門家が加入した現体制でも変わらないはずだと思うが如何だろう。