goo blog サービス終了のお知らせ 

グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

中国のデジタル・シルクロード構想に思う

2019年10月21日 | 国際政治
中国政府が主催する世界インターネット大会が昨日より浙江省・烏鎮で開幕した。
中国は以前から「リアル一帯一路構想」を掲げて主にアジアから中東、ヨーロッパに向けた経済覇権を唱えてきたのだがここにきてリアル一帯一路構想は評判が芳しくない。
曰く、返済能力に乏しい途上国に開発資金を貸し付け返済が滞れば借金のカタに港湾などの物流施設を乗っ取るという強引な手法が目につくということなのだ。
おかげでこのリアル一帯一路構想は急ブレーキがかかってしまった。
そこで登場したのが「サイバー一帯一路構想」だ。
中心的な役割を担うのはGPSや5G、顔認証など中国が持つITそのものである。
しかし「リアル一帯一路政策」と同様にあまりに自国の利益だけを追求すればまたしても頓挫するかもしれない。
ものごとは全て適度な「ギブ&テイク」で上手くいくのであって「テイク&テイク」は必ず失敗することを中国は理解するべきだ。