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グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

戦火の絶えないシリア情勢に思う

2019年10月18日 | 国際政治
全くシリアという国はどんな国だと思ってしまう。
ついこの間まで政府軍と反政府軍、イスラム国勢力の三者が三つ巴状態で戦火を交えていた。
それぞれが二つの武装勢力と戦闘を行うなんてなんと複雑で悲惨なことだと考えていたがイスラム国がほぼ壊滅状態になって一見戦火は収まったように感じたものだ。
ところが今度は政府軍とクルド武装勢力、そしてロシアから支援を受けたトルコ軍がまた三つ巴状態で戦乱を繰り広げるようになった。
ここまで来ると戦争をすることが手段ではなく目的ではないかと思ってしまう。
為政者に平和主義など微塵もない戦争を行っていないと気が済まない何かがあるとしか思えない。
ごく最近も米国副大統領がトルコを訪問し同国の大統領に停戦を働きかけていたがこれもいかほどの効果があるのか全く未知数である。
シリアの国土は長年の内戦で荒廃が進んでいるが依然終息する気配はない。
悲惨なのは大多数の一般庶民だ。
国外に難を逃れるルートもない。
一体人類は進歩しているのだろうか、それとも滅亡に近づいているのか、・・・シリアを思うと本当に暗澹たる気持ちに襲われる。