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グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

大学生の授業料負担に思う

2016年03月19日 | 日記
最近よく国会で大学生の授業料負担問題が議論されている。
聞くところによると大学生の半数近くが奨学金受給で発生した借金を背負って社会人になっているという。
実社会への門出がゼロからの出発ではなくマイナスからの出発というのは本当に同情してしまう。
こんな情勢も少子化進行の一因かもしれない。
筆者は以前から中学・高校までの授業料無償化を主張してきたがさすがに大学までの授業料無償化は社会的公平性の観点から言いにくい。(笑)
ただ現下の大学授業料水準はあまりに高過ぎやしないか。
授業料が保護者からの仕送りや学生本人のアルバイト収入で充当できずローンに頼らざるを得ないとすれば考え物だ。
先日も近くの私立大学のキャンパスを訪れたが今だにハコモノ投資が真っ盛りであった。
少子化時代にまだハコモノ投資が必要なのだろうか・・・、つい考え込んでしまった。
入学志願者を増やすために施設を拡充する、それが授業料の更なる高騰を招いているとすればこれは悪循環というものだ。
それに社会全体が学歴偏重からの脱却をさらに進めるべきだとも思うがどうだろう。
そういえば先ごろ某テレビ・コメンテータの学歴詐称問題が発覚した。
これもポジティブに考えれば学歴などなくともそれなりの仕事はできるということだ。
決して「学歴が全て」ではない。