隣国台湾の総統選挙で民新党候補が8年ぶりに勝利し政権交代が実現した。
新政権は「一つの中国」を認めてはいないしその支持者も「台湾人」の自覚が強いため徐々に独立路線を強めていくのだろう。
これだけ明確に民意を示されれば一体化を目論む中国も認めざるを得ない。
ウィグル族やチベットなどの動向に影響があるのではないかとひそかに危惧しているのかもしれない。
台湾新政権が中国本土と一定の距離を置くようになればその分日本に近づく可能性はあるだろう。
尖閣諸島問題ももしかしたら大きく改善するのかもしれない。
一方で中台の経済関係は既に緊密なパイプで結ばれており新政権がこれを断ち切れば台湾は深刻な不況に見舞われるという見方もある。
日本がこれを肩代わりして新しい日台関係が構築できれば日本にとってベストシナリオなのだがことはうまく進むかどうか・・・。
今我が国の外交力が問われる。