国会の委員会等におけるやりとりを見ていて感じることがある。
答弁者が質問者に対し「〇〇先生」を多用することがあることだ。
相手が年長者であったり大ベテランである場合はまだしも自分よりもはるかに若い、当選回数の少ない相手にも「〇〇先生」などの尊称で呼ぶことにはいささか違和感を感じてしまう。
どう考えても相手に敬意など抱いていないのに「〇〇先生」と呼ぶのは「おだてる見返りに(質問に)手心を加えてほしい」と言っているように見える。
あの慶応義塾でも先生と呼べるのは福沢諭吉さんだけでそれ以外にはどんなに実績のある教授であっても先生とは呼ばれない。
それに比して国会での「先生」は何と軽いことか。
やっぱり国会内での呼び名は「〇〇議員」や「〇〇大臣」がいいのではないか。
尊敬もしていない「〇〇先生」の乱用は聞き苦しい。