物流企業のヤマト運輸がネット通販利用者に対する代金立替えサービスを今月から開始するという。
このサービスによりネット取引利用者(購買者)は注文した商品を確認したり試着をすました後での代金支払いが可能となりかつ返品が容易になるなどより安心して買い物ができることになる。
この種のサービスはネット通販の萌芽期よりいくつかの専門事業者が手掛けていたが何分BtoC取引では1件当たりの金額が少額のため採算割れとなっており必ずしも普及していたとは言えなかった。
ところが今回は大手物流事業者が差別化戦略の一環として当サービスを直接手がけるということだからネット販売の拡大にも弾みがつくだろう。
小売・サービス市場における直近のEC化率は3%前後と推定されているがポテンシャルはこんなものではないと思う。
今春には消費税率の改定があるがネットの世界はポイント制度の拡充や納期の短縮化、それにこのエスクローの新規参入もあって規模拡大は止まらないだろう。