この慌てぶりはどうしたことだろう。今まで、日本が何と言おうと、なしのつぶてですべて、無視の姿勢を貫いてきた韓国政権が、重要三品の輸出手続きについて、今まで、優遇されていたやり方を「普通に」する、といっただけで、まるで輸出禁止の処分を受けた如くに大慌てである。
そして、急遽、徴用工問題について、新たな提案をしてきたという。今までの日本の言い分について、理解しているとも思えない、稚拙なものである。話が食い違ったことに気付かないのか、わざとなのか。
これでは、話になるはずもない。それでも原告分については、折半にして、それ以外は韓国側が、もつという。なんだか譲歩したようにみえる。しかし、みんな原告になればいいのだから、原告になることを制限するつもりだろうか。いずれにしても、何もいってこなかったのが、とにかく、口を開いたのだから、「前進」というべきかもしれない。
なぜ、3品の、輸出手続きをかえることになったかの理由について、韓国の輸入管理の杜撰さを指摘しているらしいが、これに対する、言い分が、一切誤りを認めないことでは全く変わりはない。
事態を突き付けられても、言い抜けしようとする。このあたりが全く理解に苦しむ。そして、今まで、日本側からの不明な点を問い合わせても、3年間これに応じなかったという。これについても、担当者の人事異動がどうのこうの、と言っているらしい。そんなこと理由になるか。 まるで、答えになっていない。
しかし、この日本側のアクションが効果的であったことは間違いない。日本を舐めて、軽視してきたふるまいに、ちょっと日本がアクションを起こしたら、反応してきたのだから、まずは、よかったのではないか。 たまには、怒ってみせるということも必要なことかもしれない。
市民運動のようなパフォーマンスをしてみせて、不買運動などやってみせているが、政権の息のかかったものが、運動組織の中心にいるとなれば、なんとも程度の低いことである。