「ゆっくりでいい」とは、まあ正直なこと。まだ、再選選挙までには時間があるから急ぐことはないということらしい。コメントも、大統領選挙のことが念頭にあるのだなということが丸わかりである。
日本との同盟関係も、大分様子が変わってきた。日本は、もう二度と立ち上がれないように、雁字搦めにしてきたのだが、もういいだろう、ということだろうか。
完全な独立国にして、軍隊も自前のものを持ち、あっという間に、核武装などしようものなら、日本の立ち位置は相当変化する、と安部さんたちは考えているかもしれない。同意したとの報道もあるようだ。
あれこれと、外から言われることはないと、どうしてもぶつかるようなら、武力の行使もやむを得ない、そのための軍備であると、愛国心をうえつけ、非国民には弾圧を加える、そんな動きが始まるのかもしれない。
トランプ氏は、大統領選挙のことが頭にあり、北朝鮮は、核を手放すことは、決してないだろう。福沢諭吉が言ったように、必ず、彼らは裏切るのではないだろうか。素直に核武装を解くことはない。
核武装をやめたときには、体制維持は不可能だと思っているだろう。身内を殺し、粛清をやりまくってきた国である。存続させるわけにはいかないと考える勢力に、まわりは、取り囲まれている。
なんど話会おうと、変わることなどない。ロシアもそうだ。武力で獲得したものは、交渉でかえしたりしない。力関係が変わらなければ、返す必要などない。
国内政治は、選挙というルールで、トランプ氏は政権をいつまでも持つことはできない。だが、金正恩は、選挙などない。革命でも起こされな限り、弾圧と監視社会をつづけておれば、政権は安泰である。
無法千万の国が、まともなことを言っても、信用することなどできない。裏切るとみてほぼまちがいがない。いままで、何度も、アメリカは騙されてきた。
おかしい国は、やはり変わって貰わなくてはならない。変えようとしないならば、変わらざるをえない状況を作り出さなければならないのだろう。それが人道主義ということだろう。
選挙さえすればいいのかといえば、そうではない実例を人類は経験している。選挙の結果、監視社会を作り、とんでもない国家を作ってきた経験もある。
さて、これから、どんな風に世の中が変化していくのか。よくよく注視していかなければならず、また、できる行動をしていかなくてはならない。