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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

ショック・ドクトリン下巻を入手

2011年10月24日 07時49分51秒 | 思考試行

昨日、天王寺ミオの書店で、購入した。在庫が上下2冊のみと言われて、驚いた。もう少し、売れているのではないかと思っていた。確か、難波の書店では、平積みになっていたように思ったが、店員に持ってきてもらったので、実はみていない。

早速、読み始めたが、やはり結論が気になる。パラパラと後ろから、見始めると、新自由主義のその後の状況がでてきている。民衆の側からの、粘り強い反発の行動で、人間社会のあるべき方向が模索され、成果もでてきているようである。多くの民衆の、本当の意志がなければ、それは、できないことである。

詳しくは、読んでいないから、総合的なことは、書けないが、単なる告発本ではなく、それこそ指南書になっているようで安心した。問題ばかりで展望がなければ、辛いものがあるからだ。

そこで思うのは、橋下知事の動向である。彼は、躍起になって、公務員攻撃をしている。特に、教育関係には、日の丸、国歌など持ち出して、権力の強大化に熱心である。

以前、府庁の別館には、大きな食堂があった。周辺の食堂に比べて、価格が安く、昼時には、府職員のみならず、誰でも利用できたから結構繁盛していた。貧乏人には重宝していたのである。

おそらくは、家賃やなんかについての有利さもあって、周辺より安くできたのであろうし、府職員の福利厚生的な意味もあったと思われるが、橋下知事となって、廃止されている。かなりの人数の人が働いていたし、各方面への影響は、大きいと思えるが、あまり、問題にならないまま、潰されてしまった。

あとのスペースは、特段の有効利用は、されてはいない。理屈がはしっているだけのことのようだ。ショックドクトリンにでてくる新自由主義的色彩がある。都構想についても、そのニオイがする。

弱者や、国民生活についての配慮であるとか、今後の影響などは、語られない。おかしな方向である。

TPPも、医療や農業など、相当な混乱が予想される。そこに、国民生活についての、配慮がないことに留意しなければならない。貧富の差の拡大を目指す方向が、目立つようになっている。国民の側が、それを見抜けるかどうかが、今後の問題になってくる。

これらは、ショックドクトリンを読みはじめて、感じ始めたことである。国民が、民衆が、本当に対抗する意志をもたないと儲け主義どもの策略が、通ってしまうことである。