大震災で多くの寄付がよせられている。インターネットで検索すると、誰がナンボ、というデーターがでてきたりする。本当の数字かどうかは知らないが、この寄付行動は、もっと展開されるべきだし、その実態が毎日新聞に出てきてもいいのではないか。
どう集められ、どう使われているか、が解れば、余裕があるときは寄付することに意欲がわく。それこそ、ポイント制度があってもよい。いいときに、たくさん寄付をしていた人が、なんらかの事情で困窮したときに、今度は、救ってもらえる、のもいいではないか。
また、事情で、ずっと援助を受けなければならない境遇であったにしろ、それは、人が助けるという行為ができる対象になって「あげている」ぐらいに考えて、それもまた、人助けである。
多様な人生、価値観のなかでも、基本的にはキチンと助け合っている仕組みがあることは、人間社会のめざすべき方向である。
孫さんや、石川遼さん、の多額の寄付に驚いたが、その後のニュースがない。マスコミエリート諸君は、おそらく寄付などしていないのではないか、関心がないのではないか。それとも無視を決め込んでいるのか。
寄付は、国内のみならず、全地球上で展開されるべきであろう。アラブの長期独裁者達は、のきなみ自己資産をためこむのに熱心だったことが明らかとなった。生活に心配があったのか。恥かしい実態!これこそ人間の屑だ!
資産ができれば、もっともっととなり、他人がどうなろうとかまわない、こんな浅ましい人間が、「自由を求める」。もっともっとの自由である。規制をするな、もっと儲けさせろという。
アメリカの抗議行動の行く末が気になる。解決の方向は、「寄付」である。恒常的な仕組みを作ることが解決の道である。さあ、金持ち連中はどうするのか、弾圧するのか、吐き出すのか、有り余る金をどうするのか。