空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

j自主判断

2009年01月16日 11時14分53秒 | 思考試行
損保会社の若い女子社員の態度が気になる。会社の上司からの命令、言いつけは、絶対と思っていると公言して憚らない。ここに、非常な危機感を覚える。損保が民法の根拠規定に関係しているといっても、そんなの関係ない、上からの指示の言うとおりにやるまで、と断言する。

こういう連中が増えると、世の中暗くなる。自分の考えというのは、上司の言うことには絶対というのだから、なんの、迷いもためらいもない。健康そのものとみえる。

だが、これが、勿論不健康なことは、解る人にはわかることであろう。こんな簡単な価値観に、ドップリ浸っている連中は、いわゆる勝ち組であったり、成功者といわれる連中には多いと思われるが、その実、本当の人生を知らない、そこの浅い、つまらん人生を送ることになるのだと思う。

力学がいろいろ働く中で、表面はともかく、心の中で、あれこれと悩みながら生きているのでなければ、味がないというものである。この機微が解らない連中とは、話もしたくない。

あれこれ、思うから、勉強も必要だし、従うとみせて、実は反対意見があるものだから、それなりの工作もするのである。今の世の中が、すべて正しく、問題がないのであれば、それは、素直に上のもののいうことをきいていればいいのかもしれない。

しかし、それは、いつも検討していなくてはならない。背景には、自分の判断が存在しなくてはならない。そういう姿勢の中で、進歩が生まれるのではないか。といって、いつも、反対ばかりというのではないし、学ぶ姿勢も重要である。学ぶためには、素直でなければならない。だからといって、盲従はいけないのである。