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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

立場

2009年01月08日 12時19分26秒 | 思考試行
善良で、欲がなく、譲ることを気にしない人は、側にいてくれるとありがたいし、平和な気分となる。こういう人は、大抵貧しく、人からは利用されるばかりで、大富豪にはないタイプであろう。

年越し派遣村で過ごした人びとのタイプはこんな人が多いのではないだろうか。
よく我慢をされていると思う。

人間としては、ある意味完成の域に達している人だとも言える。みんなこういう人ばかりであれば、悲劇が起こる余地はない。

人より少しでも優位に立ちたいと競争したり、頑張ったりすると、揉め事が起こる。

少しぐらい能率が悪くてもいいではないか、という気分になる今日の事態を迎えて、価値観の転換があってもいいような気がする。

ここへ来て、経団連など大資本の社長連が、ワークシェアを言い出した。雇用を切り捨て、自らは内部留保をためこみ、高みの見物をしていた酷薄無情の連中が、さすがに自分の損をしない範囲でなら、のような雰囲気があるが、弱者に少し目を向けたというところか。

それにしても、新年を迎えた財界の集まりで、一斉にそんなことをクッチャベリ始めたわけだが、そのシレットした顔つき、血色のいい顔を見ていると、猛烈な怒りの感情がこみあげる。

年末年越し村の人達の様子をみて、どう思ったのだろうか。政治と結んで、自由に首切りをできる体制にして、見事にそのアナボコに突き落とした人びとの苦しみ、悲しみをどれだけ理解しているのか。