------『エレクトラ』って『デアデビル』のスピンオフだよね。
ベン・アフレックも出ないし、ジェニファー・ガーナーだけじゃ
いくらボブ・サップが出てるとは言っても、
あきらかにスケールダウンにゃのでは?
「う~ん、そう言われると困るんだけど、
でもほらB級アクション映画の楽しみってあるでしょ」
------B級なの?SFXバンバン使ってるみたいだけど?
「そこなんだ。これだけCGやVFXが発達しちゃうと、
どんな映画でも当たり前のようにそれを取り入れてしまう。
つまり『チープだけど、その心意気いいじゃん』的な映画が
なかなか生まれにくくなってるのが今の時代という気がする。
B級というよりも『A級になりそこねた』映画っていうのばかり」
------この映画もそうなの?
「監督がロブ・ボウマン。
あの怪作『サラマンダー』でもそうだったように、
ちょっと変わった趣向を織り込み
『B級でもやってやろうジャン』の意地が窺える。
設定は『善の組織』VS.『悪の組織』の闘い。
いかにもマーベル・コミックスだよね。
で、それぞれのリーダーに名優テレンス・スタンプと
日系アメリカ人のケリー=ヒロユキ・タガワ。
テレンス・スタンプは『スーパーマン』でゾッド将軍という悪役だった。
今度はそれが180度逆の立場......というわけだ」
------わざわざ日系の人を選んだ理由あるの?
「うん。悪の組織は『忍者』を使う。
こちらは黒い服で、組織名は“ザ・ハンド”。
一方、善の組織は白服の忍者姿。組織名を“キマグレ”という」
------変にゃの(笑)。
「彼らはいずれも東洋の武道を生かした術を操り、
その修行風景も出てくる。
ロケーションはバンクーバーで行われたらしいんだけど、
前半の主要舞台となる島もどこか日本の離島を思わせるんだ」
------なんだか、周辺の話ばかり。まだ本筋を聞いてにゃいよ。
「これは簡単。このザ・ハンドはある『宝物』を狙っている。
その『宝物』とは13歳の少女アビー。
彼らは高い戦闘能力を持つ彼女を自陣営に引き入れようとしているんだ。
そのアビーに、自分を見たエレクトラは
迫りくる刺客から彼女を守るというわけさ」
-----あれっ、思い出した。エレクトラって死んでるはずじゃ?
「うん。キマグレのリーダー、スティック(テレンス・スタンプ)が
彼女を蘇生させてんだね」
-----キマグレな話だ。
「そう、言わないでよ。
この刺客が結構オモシロいんだから。
黒魔術を操る男、ナイフを跳ね返す強靭な体を持つ大男、
人間には不可能なバランス感覚で攻撃を仕掛ける男。
なかでも、身体に彫ったタトゥーの猛獣が飛び出し
実体化して相手を襲う術を持つ男と、
キスをすると相手の精気とエネルギーを吸い取る怪女。
このふたりは視覚的にも見モノだよ。
この怪女が歩くだけで周りの木々が枯れていく。
あと、彼ら個性的悪役を途中で簡単に殺さないのもよかったね。
一度は劣勢に立ったエレクトラたちが
クライマックスでどう挽回するか、
楽しみを最後まで引っ張れたからね」
(byえいwithフォーン)
※悪役いろいろ度人気blogランキングにもいらっしゃいませ。
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリックすれば検索できます→)
ベン・アフレックも出ないし、ジェニファー・ガーナーだけじゃ
いくらボブ・サップが出てるとは言っても、
あきらかにスケールダウンにゃのでは?
「う~ん、そう言われると困るんだけど、
でもほらB級アクション映画の楽しみってあるでしょ」
------B級なの?SFXバンバン使ってるみたいだけど?
「そこなんだ。これだけCGやVFXが発達しちゃうと、
どんな映画でも当たり前のようにそれを取り入れてしまう。
つまり『チープだけど、その心意気いいじゃん』的な映画が
なかなか生まれにくくなってるのが今の時代という気がする。
B級というよりも『A級になりそこねた』映画っていうのばかり」
------この映画もそうなの?
「監督がロブ・ボウマン。
あの怪作『サラマンダー』でもそうだったように、
ちょっと変わった趣向を織り込み
『B級でもやってやろうジャン』の意地が窺える。
設定は『善の組織』VS.『悪の組織』の闘い。
いかにもマーベル・コミックスだよね。
で、それぞれのリーダーに名優テレンス・スタンプと
日系アメリカ人のケリー=ヒロユキ・タガワ。
テレンス・スタンプは『スーパーマン』でゾッド将軍という悪役だった。
今度はそれが180度逆の立場......というわけだ」
------わざわざ日系の人を選んだ理由あるの?
「うん。悪の組織は『忍者』を使う。
こちらは黒い服で、組織名は“ザ・ハンド”。
一方、善の組織は白服の忍者姿。組織名を“キマグレ”という」
------変にゃの(笑)。
「彼らはいずれも東洋の武道を生かした術を操り、
その修行風景も出てくる。
ロケーションはバンクーバーで行われたらしいんだけど、
前半の主要舞台となる島もどこか日本の離島を思わせるんだ」
------なんだか、周辺の話ばかり。まだ本筋を聞いてにゃいよ。
「これは簡単。このザ・ハンドはある『宝物』を狙っている。
その『宝物』とは13歳の少女アビー。
彼らは高い戦闘能力を持つ彼女を自陣営に引き入れようとしているんだ。
そのアビーに、自分を見たエレクトラは
迫りくる刺客から彼女を守るというわけさ」
-----あれっ、思い出した。エレクトラって死んでるはずじゃ?
「うん。キマグレのリーダー、スティック(テレンス・スタンプ)が
彼女を蘇生させてんだね」
-----キマグレな話だ。
「そう、言わないでよ。
この刺客が結構オモシロいんだから。
黒魔術を操る男、ナイフを跳ね返す強靭な体を持つ大男、
人間には不可能なバランス感覚で攻撃を仕掛ける男。
なかでも、身体に彫ったタトゥーの猛獣が飛び出し
実体化して相手を襲う術を持つ男と、
キスをすると相手の精気とエネルギーを吸い取る怪女。
このふたりは視覚的にも見モノだよ。
この怪女が歩くだけで周りの木々が枯れていく。
あと、彼ら個性的悪役を途中で簡単に殺さないのもよかったね。
一度は劣勢に立ったエレクトラたちが
クライマックスでどう挽回するか、
楽しみを最後まで引っ張れたからね」
(byえいwithフォーン)
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>-----キマグレな話だ
って、お腹がよじれるほど笑いました('-'*)
つぼにはまっちゃって(笑)
いつも対話形式のレビュー方法が楽しく読ませて頂いております。
エレクトラのキャラはわたし的には結構好きです♪
でわ^^また
MoonDreamWorksさん。
いや、まじに「キマグレ=気まぐれ」かと(笑)。
語学はほんと弱いんです。
あれ、どういう意味なのか、
ご存じの方いらっしゃったら、お願いします。
刺客たちのバケモノぶりには「無敵か!?」と思いましたが、やられ方があっさりしててさらにビックリでした。
ボブ・サップは笑いを取るために出てきたとしか思えませんね。
倒木で・・・ってアンタ。
こんにちは。
変な日本語が出てくると背中がむずがゆくなってしまいませんか?
でも「あちゃ~っ」と重いながらも、
結構それを楽しんでいる自分は、
もしかしてMなのかも(笑)。
「キマグレ」は、そのまんまじゃないでしょうか? 「気紛れ」で。(爆)
どなたかがブログで「ロシ」っていうのは「老師」のことかもって。いや~、こういう日本のイメージを持った映画を観たのは、本当に久しぶりだったから、それだけでも楽しくなっちゃいました。
実は今度の『バットマン ビギンズ』も
かなり変....というか、懐かしい「勘違い」日本が出てきます。
でも大作という名の下に適当にやりすごされてしまうかも...。
『007は二度死ぬ』とか、映画に出てくるヘンな日本、
ぼくは嫌いではないです。
ボブ・サップのハリウッド進出、個人的に応援しております。
先日この映画の記者会見で「次回作はフットボールの映画を撮影予定です」なんていってましたが、もう全米公開されてるではないか!しかも大ヒットときている。これで知名度アップするかな?この新作「ロンゲストヤード」はリメイクですが、オリジナルが傑作だっただけに期待大です。
こんばんは。
オリジナルはロバート・アルドリッチの大傑作ですね。
彼は『フライト・オブ・フェニックス』
(『飛べ!フェニックス』)もリメイクされ、
再評価の気運が高まってますね。
今回のリメイクはどうでしょうか?
私もハリウッドやフランス映画で描かれる「間違った日本」、嫌いじゃないです(笑)
あれはあれでパロディみたいで楽しいですね♪
ただ真剣に描いている「間違った日本」はやっぱりイヤですけど・・・「パールハーバー」とか「ライジング・サン」とか
昔に比べて日本人の監督や俳優、日系人のキャストも多くなってきているのは嬉しいです
映画以外でもスポーツやアートの世界でがんばってる日本人多いですよね!
自分が何もできない分、応援していきたいです☆
まじめに作った映画で、日本がいい加減に描かれると、
そこでその映画は「あらら....」ってなってしまいます。
そういえば、このどっちの映画にも
ケリー=ヒロユキ・タガワが
出てましたね。
もしかして彼が、アメリカ人の抱く日本人イメージなのかも?