ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『サンシャイン2057』

2007-03-15 22:23:13 | 新作映画
(原題:sunshine)

----ダニー・ボイル監督のSF?
なんか『28日後…』を思い出しちゃうな。
「あ~。ちょっと似ているところあるかな。
あの作品はゾンビ映画のように始まり、
途中から生き残った人間の恐ろしさにスポットを当てていた。
この映画も『レッドプラネット』など
これまでにもよくあった地球を救うためのミッションを帯びて
深宇宙へ飛び立った飛行士たちを描くように見えながら
途中からホラー的な要素が入ってくる」

----宇宙を舞台にしたホラーと言うと
『エイリアン』が有名だよね。
「う~ん。それだけじゃないんだな。
消えた宇宙船からのメッセージ(『イベント・ホライゾン』)、
人間に背く指令コンピュータ(『2001年宇宙の旅』)、
そして何よりも嬉しいのは
『サイレント・ランニング』にも出てきた
オキシジョン・ガーデンが出てくること」

----うわあ懐かしいニャあ。ブルース・ダーン。
監督が特撮のダグラス・トランブルだっけ?
でも、そもそもこれはどんなお話ニャの?
「これはもう一言で説明できちゃう。
西暦2057年。太陽は消滅しつつあり、
人類は滅亡の危機にあった。
地球にとって最後の望みは
男女会わせて8人の乗務員が乗るイカロス2号。
彼らは衰えつつある太陽を活性化するための
核爆弾を太陽まで運ぶ任務を帯びていた」

----また、核爆発ニャの?
それってどうよ?
「確かに、この手のディザスター・ムービーは
いつも最後の手段が核。
大地震を扱った某テレビ映画でさえ、
核で解決しようとしていた。
ただ、オモシロいのはこの映画の中のことが実行されれば、
まず地球では核戦争は起きないこと」

----えっ、どういう意味?
「地球のすべての核物質はこのプロジェクトのために使われて
もうまったく残っていないんだね(笑)。
ま、それはともかく
このプロジェクトは7年前にも一度試みられながら失敗に終わっている。
太陽に近づいたその時、
そのイカロス1号から遭難信号が入る。
ミッション優先か、彼らの救助か?
ここからドラマは大きく動く…」

----ニャるほどね。
そう言えば、これ真田広之が出ているんだよね。
あれっ、ミシェル・ヨーも…。
「真田広之は船長役。
他にもキリアン・マーフィ、
クリス・エヴァンスなどなど。
なかなか国際色豊かな顔ぶれだよ」



  (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「猫も滅亡するのかニャ」小首ニャ

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
■TATSUYAさん (えい)
2007-05-05 21:08:26
こんばんは。

なるほど、
絶対的太陽神ですか……。
ゴールデンウィークならではの東京、恒例のことですが、
昨日、今日と、
空気がきれいで太陽が眩しく、
車を運転しながらずっと見ていました。
この太陽がすべての命の源なのだなと……。
おかげで目が少し変になりましたが…。(笑)
返信する
神≦太陽 (TATSUYA)
2007-05-05 10:38:44
えいさん、オハヨウです。
GWに『サンシャイン2057』を観ました。
結構誤解されそうな感じですね。
色んなSF映画へのオマージュも感じられますが、
ダニー・ボイル監督の狙いは、別の所にあるようで。
人間が作り出した人格神(キリスト)を否定した、
絶対的太陽神の神秘性こそ救いと言っているような・・・。
だから日本人の真田広之をキャプテンに起用?
でも、シンプルに、映像は実に見ごたえがありました。
返信する
■ノラネコさん (えい)
2007-04-22 18:07:04
こんばんは。

『クライシス2050』-----リチャード・C・サラフィアンですね。
最近のアメリカ映画は、あのレベルの監督がいなくなりましたね。
B級監督の作品の中から、
ときどき思いもかけぬ映画が出てくると言うことが
まだ70年代まではあったと思うのですが…。

リチャード・C・サラフィアンにも
『バニシング・ポイント』(僕はあまり好きではありませんが)
ありましたね。
返信する
こんばんは (ノラネコ)
2007-04-22 00:56:28
私はこれ、「クライシス2050」のリメイクかと思ってたんですよ(笑
リメイクではなかったものの、いろんなSF映画の要素が入っててデジャヴしまくりでした。
結構好きな映画なんですけど、読後感としては微妙な映画ですね・・・。
返信する
■メビウスさん (えい)
2007-04-16 23:02:12
こんばんは。

>キャプテンカネダが真っ先に死んじゃったので、

あらら、言ってしまっちゃった(笑)。
実はぼくはそれを知ってから観に行ったので、
心の用意はできていました。
でも、早くっていつだろうと、
その方が今度は気になったものでした(汗)。


返信する
■kazuponさん (えい)
2007-04-16 22:56:21
こんばんは。

レビュー拝見しました。
『サイレント・ランニング』、懐かしいですよね。
ダグラス・トランブルって、
最近名前聞かなくなったけど、どうしているんだろう。
あの頃は、ジョン・ダイクストラと
SFXの両雄だったのに……。
返信する
オマージュのような (メビウス)
2007-04-16 17:02:12
えいさんこんばんわ♪

う~むなるほど、『2001年宇宙の旅』などは知ってても観た事がないのですが、この映画にはそういった往年のSF映画の色々なオマージュが込められているんですね。そういう風に観ると確かにこの映画は面白いのかもしれませんね。

真田広之目当ての鑑賞もあったのですが、キャプテンカネダが真っ先に死んじゃったので、なんか肩透かしを食らったかのようでした(^^;)
返信する
サイレント・ランニング (kazupon)
2007-04-15 12:56:14
えいさん、うわぁまっ先に「2001年宇宙の旅」と
「サイレントランニング」を思い出してしまいました
(苦笑)
もちろんいまの技術で作られた映画なんですけど、
なんだか60年代~70年代のSF映画のイメージ
を感じる作品でした。
賛否分かれそうですが、自分は気に入っております。
返信する
■プリシラさん (えい)
2007-03-26 00:59:34
こんばんは。

ダニー・ボイルは『ラストサムライ』を観て
彼を抜擢したらしいです。
日本では公開日が急に早まり
宣伝サイドも「てんてこ舞い」のようです。

あれっ、この言葉、
字面が「てんこ盛り」と少し似てますね(笑)。
返信する
えっ! (プリシラ)
2007-03-25 21:39:01
こんにちは、えいさん。

予告編観たんですが、

「あれ、日本人っぽい発音の人だなぁ」

と思っただけで 真田さんとは 気づかなかった・・・。
ダニー・ボイルだし キリアン・マーフィだし これは見逃せません!
貴重な情報 ありがとうございます!

あ、関係ないのですが 「イベント・ホライゾン」 大好きで 自分では「てんこ盛り」ジャンル と 呼んでいます。
監督が とにかく好きなもの てんこ盛りにしちゃった・・・という 理由からです。
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