ミヤコ蝶々をモチーフに、
三谷幸喜が書き下ろした独り芝居
「なにわバタフライNV」
の関西公演が始まっている。
テレビ、ラジオ等でしきりに宣伝しているので、
一度は耳にしたこともあるでしょう。
主演(というか出演者は独りだけど・・)は
多才な演劇をこなす戸田恵子だ。
doironお気に入りの三谷さんの脚本
ということで話題になっているが、
実際にみてもかなり面白いらしい。
映画と違って、
後でビデオで見てみよう
と思っても見ることができない。
もしかしたらDVD化されたりするかもしれないが、
基本は芝居である。
現場で生をみてこそ
値打ちがあるってもんだ。
ただ、いろいろ忙しいdoironには
そんな時間はなく、
評判やメイキング秘話を聞きながら
想像をするほかはない。
実際に見た人によると、
舞台には戸田恵子ただ一人で、
まず彼女が会場設営をしながら
お客さんに話しかけるところから始まるらしい。
それがいつのまにか、
本編に入ってしまっている
という仕掛けが施されているとのこと。
この舞台は2004年に
一度書き下ろされた脚本に
今回さらに手を加えて
6年後の今年、
NVすなわちニューバージョンとして
上演されることになったものである。
三谷氏と戸田さんは
息もピッタリで、
前回も公表だったらしいが、
今回の上演にあたって、
三谷氏が戸田さんに出した注文はひとつ。
お客さんに「がんばったね」と
言われないようにしようということだと、
三谷氏はその著書で語っている。
そういう感想は、
観客を疲れさせていることになる
ということだろう。
そのことを知った後で、
毎朝聞いているFM802で
ヒロTさんが、今朝番組の中で
この芝居の宣伝をしているのを聞いた。
その感想の中で、
「主演の戸田さんがとっても頑張っています」
と言うではないか。
これは、脚本家の意図とは違う宣伝文句だぞ
と思っていると、
そのあとすぐさま
「いや、見ているときには思わないけど、
後で振り返ったら、
ものすごい頑張ってた
という余韻が残る」と言い換えていた。
やはり、
このあたりはエンターテイメント界の
横のつながりやプロモーションの掟を
わきまえた発言となっているなあ
とひとりで感心していた。
なにわバタフライの
モチーフとなったミヤコ蝶々は
doironの記憶の中には
かすかに存在しているが、
彼女は
2000年に享年80歳で亡くなっている。
そんな彼女をモチーフに、
一体芝居はどんな風に演じられるのか、
気にはなっているところである。
そこで、doironをモチーフにした場合、
どんな芝居になるだろうかと考えてみた。
芸名を「ミヤコ蝶々」に対抗して
「田舎トンボ」と名づけてみても、
これはどう考えても
走ったりしているだけの
退屈な芝居にしかならないでしょうな。
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