夏場は暑いので、
なかなか遠方まで行って
しっかりと歩くという機会が減っている。
そりゃあ北海道に行ったり、
高い山に行ったりというのも
ありなのだが、まあ近頃の
年齢増加と運動不足を考えたら
やんわりと近辺を歩く
というのも織り交ぜながら、
まったりと暮らしているのが
似合っているんだろう。
でもねえただ近辺を歩くだけ
というのも、まあこれだけ歩き癖が
付いてきた身としては
ちょっと何か物足りないんだよね。
なので、世界遺産の古墳を訪ねて歩いたり、
西国三十三所を選んで歩き旅したり、
時には近郊区間の電車に乗って
楽しんだりもしているのだ。
そうそう少し前は水間鉄道や
おおさか東線の線路線沿いを
歩いたりといろんな付加価値を求めたなあ。
そこで、今回は近くを歩くということと、
昔の趣味でよく走ったということをくっつけて、
近辺のマラソンコースを
歩いてみるかということを考えたのだ。
全力で走ったコースを歩いてみたらどうなるか、
というのはなかなか面白い企画だ。
だとするとやはりまず歩いておきたいのは
泉州マラソンのコースやね。
もちろんあの3時間すこしで
走り回ったコースを一日で
歩きとおすわけではない。
暑いからね。
午前中位をゆっくり歩いて、
お昼過ぎにはもう帰宅という
ペースでのんびり歩いてみる
という旅をすることにした。
のんびり行きましょう。
ここを歩くのはもちろん
コース通りに歩くことに
しているので、まずは
スタート地点である浜寺公園へと
行くことになります。
あ、言っておきますけど、
コースは今走っている泉州マラソンですからね。
昔みたいに大浜公園がスタートだったり、
岸和田の公園がスタートだったりする頃
ではないですからね。
南海電車の浜寺公園駅の海側の
公園内をスタートし、
府道204号(旧国道26号)を北上、
堺の大浜中町交差点でUターンし、
そのままずっと南下して
空連道側道まで行く。
そこからりんくうをちょろっと走って
臨海道路に出て「樽井浜口北口」まで行き、
そこをおり返して、
りんくう公園高架下までの
42.195キロが標的となるのだ。
途中コースが変わっていることも、
それらを紹介しながら歩いていくが、
基本はそういう今のコースを
歩いていくというわけだ。
では歩いていきましょう。
まずは浜寺公園駅まで電車で行って、
そこから浜寺公園内に入っていきます。
この公園の駅は古いですよ。
水間観音駅に行った時に紹介しましたが、
この駅舎も国の登録有形文化財になっています。
明治40年に建てられた駅舎です。
駅舎としては今は使われておらず、
カフェであったりします。
ちなみに今はこういう駅です。
そこから公園向いて歩いていきますと、
右手に今度は阪堺電気軌道の再南端駅があり、
そこの道路を渡ると浜寺公園の
中に入っていきます。
ここは大阪府の中でも最も古い
公園のひとつで、5000本の松があって
日本の名松100選になっていますし、
もちろん大阪みどりの百選の
一つでもあります。
ここを訪れた大久保利通の惜松碑が
建っています。
そしてここには与謝野晶子の歌碑もあります。
この歌碑のところにはむかし
寿命館という施設があって、
ここで晶子と鉄幹が出会ったんだ
といわれていますね。
歌碑の建設には晶子の孫も
立ち会ったんだそうです。
そういえば、doironが子どもの頃には、
この公園にヘルスセンターが
あったのを思い出しますねえ。
今はこんなコンビニが
会ったりします。
とまあ浜寺公園の概要はそんなところです。
この公園の真ん中あたりが
ちょうどマラソンのスタート地点ですねえ。
そのあたりに向かって歩いていくと
道にTの字のマークがありましたよ。
きっとあのしるしがスタート地点なんでしょう。
続く
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