ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

嵐の四十九日

2014年10月13日 21時15分41秒 | ウォーキング

今年8月10日に執り行った
義父さんの四十九日は
嵐の直後でありました。
近所の公園の木を折り、
列島各地にもいたましい傷跡を残して
消えていった台風11号の
さなかにお経を唱えていただいた。

そして今日は実父の四十九日。

今朝がた九州に上陸した台風19号が
まともに近畿にやってきているさなか
お経が始まった。
窓をたたく雨の音、
吹きすさぶ強風の声が渦巻く中
「南無阿弥陀仏」が
静かに唱えられた。

お参りに来ていただいた人のために
玄関にタオルを何枚も重ねて置いたり
準備してあった「お下がり」の
袋の中にもビニール袋を入れ
一応の雨対策はしてあったものの
本当に気の毒な法事の開催を
してしまいました。

「doiron」さんのお父さんの時は
えらい嵐やったなあと
語り継がれるんでしょう。

どうぞ語り継いでやってください。
それも何よりの供養です。

義父さんは嵐のように生きた人だったから
それにふさわしい四十九日だと思ったが
実父の場合は
穏やかに穏やかに生きた人なのに
最後の最後に自己主張をしたのかもしれない。

それにしてもここ数週間は
祭の準備があるかと思えば
合間に週ごとのお参りがあり、
街道歩きをしたかと思えば
四十九日の準備があり。
そして究極には祭りの翌日に
四十九日本番と
慶事と弔事を交互にこなしてきた。
まるでトライアスロンの
トランジッションで写経をするような気分。
doironにとってそんな振幅の大きい日々は、
本当に嵐のような数週間であった。

今日が終われば
また静かな日々に戻るだろう。

朝方台風接近の西の空に
虹が出ていた。



親父は台風が作った
あの虹を歩いて西方浄土へ向かい
永遠に静かな世界へと
旅だって行ったのだと思いたい。

合掌


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