ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

ドジ旅日記巨木棲息の陰謀6

2018年04月14日 21時13分37秒 | ウォーキング

門真大橋からしばらく進んでいきますと、
立派な巨木が見えてきました。



このクスノキは枝ぶりが
なかなか見事な、男前な
クスノキですねえ。

どこかのお寺か神社にというわけではなく、
民家の庭先に生えていました。
まあ赤い鳥居が置かれて、
それなりに大切にされているようです。



そのくすのきの隣のマンションが
「楠ノ木」と名付けられていました。



ああ~巨木棲息の陰謀によって
つけられた名前ですねえ。

もしかしたらこのクスノキの奥の方に
お寺でもあるのかと
「ごめんなさいよ~」
と踏み込んで確認してみましたが、
普通の民家でしたね。

もし捕まったら
「巨大クスノキの陰謀だあ~」
と叫んでやろうと思っていました。
「本当に悪いのは、あのおっさんです」
といったら信じてもらえたやろなあ。

この古川ぞいには、
他にも旧跡があります。
それがこの先にある「元総理の旧跡」です。



それがここ。



第44代内閣総理大臣の
幣原喜重郎の屋敷跡です。
かつて女性の参政権を
認めた人だそうです。

ちなみに今の安倍内閣総理は
98代です、念のため。

この辺り町名が「一番町」になっています。



昔の河川の水運の名残なんかが
こんな名前の町を残しているんでしょうね。

その旧跡から出たあたりから、
右手には運転免許試験場が
見えてきます。



ああ、16歳の頃、ここに
原付免許をもらいに行ったなあ。
もう半世紀近くたつんですねえ。

ここへ免許をもらいに行った時からは
想像できないような老後生活ですなあ。

さあてその頃よりトイレの
要望が増えてまいりました。

北島大橋のところにも
コンビニは見当たりません。

うう、もう巨木よりも
トイレだあという
ドジの心の叫びが聞こえてきそうです。

すると、古川の川沿いに
こんな立て看板が・・



ぎょぎょぎょ~
もう我々の気持ちを先読みされて
いますねえ。

もう少しやから我慢して行こうと
自分にうそをつきながら、
コースは堤根神社の御旅所に
さしかかりました。



一瞬この神社と公園にトイレがあるかなあ
と思っていたのですが、
ありませんねえ。

「え~ここの御旅所は
先ほどの堤根神社の御旅所です」
といおうと思っていたのに・・・
「で、ここの巨木はイチョウなんですが」
というのもあまりしゃべれません。

こりゃあ、まずいぞ。
せっかくトイレまで記載した地図を作ったのに、
役に立ってないじゃないか。
このままじゃ大変なことになってしまう。

歩いている途中に、河川の工事現場に
トイレがあって、千里ちゃんが
「トイレをかしてもらえませんか」
と聞いてくれたのですが、
ガードマンの答えは
「いや、それは無理です」とのこと。

「このままじゃ、工事中の河川が
偉いことになってしまうよ」と
横から言おうとしたのですが、
もうそんな余裕もなく
歩く速度は上がっていきます。



実はこの先、道は少しややこしいのです。

ひょっとして間違えてはいかんと思い、
膀胱とともに心の緊張も上がります。

狭い生活道路を血相変えて歩き
さっきまで横を流れていた古川から
分かれて小さな水路が
続く道へと入っていきます。

この川も水運に使われるんやねえ、
小さな船が浮かんだりしていますよ、



とかいいながらトイレはないかと
視線はさまよいますね。
むむ~ありませんなあ。

うう~、これこそが
今回最大の陰謀に巻き込まれています。
もうまるでゴジラが
火のオシッコを飛ばしそうです。
「きょ、巨木なんかかれてしまえ~」

そしてまもなく今回最大の見せ場である、
大阪一のクスノキ「薫蓋楠」に
さしかかるので、この辺りで
いろいろとうんちくを
説明してやろうと思っていたのですがねえ。

資料によってはこのクスノキが、
野間のケヤキも抜いて
大阪最大の樹木かもしれないのです。
いやあそれにしてもでかい木ですよ。
横に立ったらびっくりして
巨木棲息の陰謀でオシッコちびりそうです・・
なあんて絶対行ってはいけませんね。

さあてどうしようとおもいつつ、
コースの横にあった「安通寺」の
中を見たら、ウヒャー、
あの日本庭園の片隅に
トイレがあるではないですか。



もうまるでエイトマンに間違い電話です
チビ太におでんです。
って古いたとえですが
まあ、喜び勇んでお寺の中に
駆け込んでいく信心深い二人です。

ああ~そういえばもうその時は
般若心経を一心に
唱えていたかもしれません。

続く


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