ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

安土だ城 1

2014年10月21日 21時41分31秒 | ウォーキング

えー、doiron世代の人なら
タイトルを正しく読んでくれるでしょう。

安土だじょー

おそまつクンのはた坊を知らない世代の人には
ちょっとわからないかな。



さて、「安土」は以前から行ってみたかった地のひとつだ。
織田信長が天下ににらみをきかせるために
城を築いた場所であり、
琵琶湖最大の内湖である
「西の湖」のある地。

安土桃山時代などの言葉があるので、
「安土」の名前を知らないものはいないだろうが、
行ったことがあるかというと
さほどいないにちがいない。

それは、様々な歴史的背景を持つ地であるとはいえ、
わざわざ観光で出かけていく
というほどのところではないというような場所だからだろう。

実際駅前に宿泊施設が並んでいたりすることもないし
JRの新快速も止まらないしね。

平成の大合併の際には、
そんな「安土」の名前を残そうと
大きな反対運動があったそうだが、
紆余曲折を経て平成10年に
合併から10年の期限付きで
近江八幡市の「安土町地域自治区」として
新たな行政が動き始めることになった。

その時の反対運動の機運を感じさせるものが、
駅前から少し歩いたところに残っている。



旧安土町の名前を冠した
公共施設の看板や道路標識を集めた
「想い出の壁」だ。(チャリンコで見づらいけど・・・)

歴史に名高い「安土」という名称を
しっかりと残したいという地元の人たちの
気概を感じる施設である。

とまあ、前置きが長くなったが
そんな「安土」を祭りの前に歩いてきた。

まずJR安土駅に秋晴れの下、
車を約二時間運転して到着。
そこに車を停めて、ぐるっと歩いて巡る旅だった。

駅前に入っていく道は狭く、
車でコーナーも曲がりにくいほどであったし、
すれ違いも難しかったが、
駅前は結構整備されている。
しかも、駅横にはなんと観光客用の



無料駐車場も整備されており、



旅人の好感度は高い。

そして道には、この導き石も描かれている。



歴史観光の町らしく、
安土山を模したような山のマークが描かれていた。

駅前で一番目をひくのが、
この相撲やぐら。



安土は近代相撲発祥の地といわれている。
相撲発祥の地は、前に歩いた
山の辺の道にある、相撲神社といわれているが、
ここは織田信長が相撲興業を
この地で開催したことに由来して、
近代相撲発祥の地といわれているのだ。

駅前で幼稚園の子供たちが
そのやぐらで楽しそうに遊んでいるという景色からも、
この街ののどかさが伺える。

その駅も新快速も止まらないというのに、
結構広々とした駅構内であるように見えた。



そして、駅の外観がかなりユニークだ。

駅舎そのものはよくある建物だったけど



目をひくのが、駅の南北をつなぐ地下道の建物。



安土城の天主を意識しているようだ。

doiron的には駅前駐車場の「びゃくしん」も
捨てがたかったけどね。



まずは、早く歩きはじめたいという気持ちを抑えて、
駅前にある「安土城郭資料館」で予習することにした。



ここには、幻の安土城の断面が見れる施設がある。



3年かけて築城し、完成後また3年で焼失した安土城を、
発掘調査や様々な資料に基づいて復元したものである。





ユニークなのが城の中が大きな吹き抜けになっており、
その中にお堂が建っていることと、
最上部に八角形の天主が設けられていることだ。

この時の建築技術のノウハウや
石垣造成の技術が、
これ以降の城郭建設の範になったそうだ。

この資料館には他にも内装の屏風や
天井画なども展示されていたが、
それらは消失しているはずなのに、
どうしてわかったんでしょうねえ。

展示物の中には、
外国の宣教師が描いた「信長」の肖像画もあった。



ふむふむ、「信長」という人物に対して持つイメージとは
さほどかけ離れてはおらんね。

そうしてひととおり予習をして、
さあ歩きはじめよう。
今回はこんなコース。



果たしてどんな出会いがあるのだろうか。
ナビをセットして、地下道を渡り駅の北側に出た。

続く。


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