ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

四国巡礼十二番焼山寺

2017年05月28日 21時28分50秒 | ウォーキング

さあ、遍路ころがしと言われる
12番焼山寺へと向かいましょう。

「遍路ころがし」とは、
山岳寺院札所への厳しい登りの遍路道を、
遍路をころげ落とすような
道の意味でこのように呼んでいます。

まあこのお寺がそう呼ばれるのは、
順周りの11番から来るときの
長い山道をいうのですが、
逆回りなので厳密にいえば
私たちはちょっと違いますがね。

でもまあ山の上に方にあるお寺ですから、
逆回りでも観光バスは入れず、
このお寺にはこんなマイクロバスに



乗り換えて進んでいくことになります。

2台と普通車に乗り換えて出発です。
こういう山道を進むタクシーは
みなすごい運転をしはりますねえ。
何度も何度も往復しているのですから、
撃速で進んでいきます。

おっ、藤の花が・・・梅の実が・・・
桐の花が・・・あっという間に
通り過ぎてゆきます。

約20分ぐらい乗ったかなあ。
ようやく駐車場に到着です。

ここからしばらく山道を
歩いていきます。

この焼山寺はなんとあの
役小角が開いた山だそうです。

へ~追放された葛城族が一時、
高知に住んでいたのですが、
役小角はここまで来ていたんですねえ。

何せ彼の関連する山は1000山を
越えるというくらいです。
え~doironも近隣の小さな山など
いろいろ行きましたが、
全部でいえば100山
あるくらいですよねえ。

彼の十分の一くらいには
なれたでしょうか。へへ。

そうして彼が開いた山へ
空海さんがやってきます。

もともとこの山には毒蛇が住むといわれ、
空海さんがそれを鎮めよう
としたところ山が火を放ち焼けたそうです。

ところが彼がのぼって行くと
火は鎮まったといいます。

そこで彼はこの寺に一宇を築き、
焼山の寺と名付けたのが
この焼山寺の始まりだといわれています。

参道にはいろいろな仏像の
石像が置かれています。



山の中なので、斜面には
すみれもいっぱいです。



谷川には石碑が並んで立っており、
その石碑のなかに
こんな鳥がくっついていましたな。



最後に急な階段を上がっていきますと、
ようやく山門が現れます。



順周りなら前のお寺から
6時間ほど山道を歩いて
到着するお寺ですから、
ここにたどり着いたら
ホッとするでしょうね。

なんかそんなホット感が
漂う山門ですから、
ここではここを絵に描いておきましょう。



境内に入っていきますと、
さすがにここの古刹には
立派な杉の木が林立していましたね。



「焼山寺山杉並木」は
県指定の天然記念物で、
幹回りは5~6メートルで
樹齢300年以上の杉が
並んでいるそうです。

そして、心洗われるような
開けた景色の中、
山々を眺める展望地も
気持ちのいいところです。



その奥に本堂があります。



ここの本尊には空海が刻んだという
虚空蔵菩薩が祀られています。

「のうぼう あきゃしゃ きゃらばや
 おん ありきゃ まりぼり そわか」
という難しい真言を唱えつつ
お参りしていきます。

参道の左には大師堂もあり、



ようやくこれで
本日最後となるお参りを済ませます。

ああ~今回はこのお寺で打ち止めです。
なかなかいろいろと
景色や雰囲気を味わいながら
今回もいいお参りができましたね。

元来た道をあるいて戻り、
マイクロバスに乗り換えて
下っていきましょう。

帰りはゆっくりと運転してくれました。
色んな木の花を眺めながら
くだっていく途中では、
衛門三郎が空海さんと
最後に出会った像なんかのある



「杖杉庵」なんかの前も
ゆっくりと通ってくれました。



そしてバスに乗り変えたら、
もう食事も終わっていますから、
そそくさと帰阪に向かいます。

さあ、あと残すは11寺のみとなりました。

次回の最後の第1番霊山寺では
結願の感動するのかなあ。

なんでも講和があったり、
満願書と言われるものを
配っていたりと楽しそうです。
掛軸もここまでたまりましたよ。



では、また絵とともに
四国結願ブログアップしますからね。

第11回、これで終わり。


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