ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

倉本聡の「走る」2

2017年03月16日 21時16分40秒 | 最近の出来事

開催されるのは富田林の



「すばるホール」です。



ここの大ホールで
観客数は806席に
臨時で簡易チェアも
置かれてましたね。



この劇を教えてくれたbabiさんは、
奈良から車でやってきました。

いまは、南阪奈道もできてるから
便利ですねえ。

劇場に到着し、待っていますと、
スタジオの方から
黒いネクタイに地味なスーツを着た
一団が出てきます。
なんかラフな服装の中に
変な一段です。

あれ?きょうはどこかの結婚式でも
重なってるのかなと思っていたら、
その中に俳優顔をしたジダンがおりました。

そう、そのスーツの一団は
出演者の皆さんだったのですね。

「地味なスーツとネクタイで、
革靴はいて走ってもらいます」
という注文だったそうです。



出演方法の打ち合わせは
ドラマが始まる1時間ほど前に
あったそうで、

「あのさあ、倉本さん。
走るってこういうことじゃないですか」
と注文付けた?

って聞いたら、倉本さんとは
顔も合わすことはなかったそうです。
ああ~ここまでは来てないんですかねえ。

俳優デビューは難しそうですなあ。

幸いジダンの風貌から、
日本人のサラリーマンは
年をとっても頑張って
走っているという雰囲気を
出すために、最前列で
走ってくれと言われた
そうですからよかったですね。

出演は、全部で一時間半の
ドラマの、始まって一時間後くらいに
50人くらいが
全員で1分ほど走るそうです。
さあ果たしてどうなりますことやら。

とまあそうしているうちに
babiさんも無事に到着し、
さあいよいよ客席入りです。

ホームページで見てみますと、
この「走る」のドラマは
どこのホールの観客も
すべて満席になっていましたね。

我らは2階席に座りました。

出演者の顔はちょっと遠いけど、
全体はよく見えていいかもしれません。

さあ、では開園です。

出演者はすべて走った格好で出てきます。

ピッチや走り方はよくできていて、
選手は全力で走っているように見えて、
動かずにいます。

大勢で走るときは
歩数もあわせて
リズムよく見せています。

聞いたところ、
この練習がやっぱり
大変だったようですね。

みんなリズムよく走っているので、
走ってる感はよく出ていましたね。

劇はレースの一部を見せたりしながら、
ランナーの群像劇みたいに
進んでいきます。

中には笑ってしまうような
セリフを言うランナーがいたり、
おかまのランナーもいたようです。

中身は詳しくは言えませんが、
ところどころ楽しかったです。

そして一時間、
ぼちぼち一般ランナーの出番です。

これまでの出演者は、
みんな歩数があって
きれいに走っていましたが、
この一般参加の人たちは
歩数を合わせることなく
「ザワザワ~」と走っていましたね。

まあ、いろんな姿勢で
人生を走るという意味で
それでいいんだ
ということだったそうです。

さあ、出て来ましたよ。

ジダンはどれだ?
と目を凝らしてみましたが
わかりません。
ステンドグラスを持ってきたら
よかったかなあ。

で、やく1分半で出番は終わり。
劇は続いていきます。
怪我をしても頑張って
走っている姿なんかも出てきて、
盛り上げようとしています。

でもねえ、欲を言えば
やはりこれは走る人が作った
芝居ではないような気がしたなあ。

劇を作る人が走って作った芝居
という感じがぬぐえなかったです。

そもそもスポーツと演劇を
比べるなんてちょっと
無理があるよねえ。

それぞれの走っている人の
後ろにある膨大な日常が
やっぱり全然違うんだもん。

倉本氏の気持ちもそうだったのでしょう。

それでもドラマとスポーツを
近づけようとする、
そのどこか無理のある取り組みを
何とか埋められないか
と苦悩した彼の気持ちが、
このドラマのあちこちに
見られたのはよかったかなと思いました。

続く


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